JP3059608U - 多機能容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アイスペールにもカラフェにも使うことがで
き、また花器や出汁入れ等多用途に使える便利性を考え
た多機能容器を安価に提供すること。 【構成】 手に持ち易い大きさの楕円形状にし、水を注
ぎ易いように楕円形状の口部長軸側にカラス口を付け、
しかもカラス口は口部楕円形の長軸側の両端に付けてあ
り、持つための杷っ手をなくした形状にしたことを特徴
とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、アイスペールにもなり、カラフェ等にもなる多機能性を有する容器 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

オンザロック等に用いる氷を入れるアイスペールは持ち運び用に把っ手が必要 であり、また冷たい水割り用に用いるカラフェは注ぎ易いように口部にカラス口 が付けてあり、それぞれは独立した製品として作られている。

【０００３】 ところが、アイスペールは氷が溶けて水になるとその水は捨てられ、新たに氷 を追加して使われる。溶けた冷たい氷水を水割り用に使いたい場合、アイスペー ルにはカラス口が付いていない為、注ぐのには不向きである。またカラフェにし ても、片口のため利き手に合わせ持ち直すために、カラフェの向きを変えなけれ ばならず便利性を欠いている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記のような課題を解決して、アイスペールにもカラフェにも使うこ とができ、またその他花器や出汁入れ等の用途にも使える便利性を考えた多機能 容器を安価に提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記のような課題を解決するためには、手に持ち易いように楕円形状にし、水 を注ぎ易いように楕円形状の口部長軸側にカラス口を付け、しかもカラス口は口 部楕円形の長軸側の両端に付けて、持つとき左右の利き手を選ぶ必要をなくした 形状にしたことを特徴とする。

【０００６】

【考案の実施の形態】 以下に、本考案の好ましい実施の形態について図を用いて説明する。本考案の 多機能容器は図１に示すように、底面および口部平面形状は楕円形をしており、 内外側壁線Ｄが底部から口部に向けて外側に広がる形状をしており、口部楕円形 状の長軸側両サイドにカラス口Ａを設けてある。楕円形状にしたのは片手で持つ ことができるようにするためであり、手の小さい女性でも持てるように楕円の短 軸径は最大でも１０ｃｍ程度としてある。従って、手に持つことが出来るため持 ち運び用の把っ手は不要のため付けてない。そして底部よりも口部の方を広げて 大きくしたのは、傾けて水を注ぐときスムーズに水が流れ出るためである。そし て口部楕円形状の長軸側両サイドにカラス口Ａを設けてあるのは、水を注ぐのに 左右の利き手を選ぶ必要がなく、どちら向きになっていても、すぐに手に持つこ とが出来る便利性があるためである。また、この容器を両手で持っても良く、左 右の人に水を注ぐ場合、持ち替えたり向きを変えることなく、この容器を左右ど ちらかに傾けるだけで注ぐことができ楽で良い。なお、両サイドにカラス口Ａを 設けてあるため、この容器を花器として使用した場合、カラス口Ａの凹み部分が 花留めの役割をすることができ、花を安定して生けることができる。そしてこの 容器はアイスペールやカラフェの他に、出汁入れ、花器、ドレッシング入れ、ミ ニクーラー等多用途に使うことのできる機能もある。図２に本考案の多機能容器 をアイスペールとして使用した状態を示した。図３に本考案の多機能容器を花器 として使用した状態を示した。

【０００７】

【考案の効果】

以上の説明から明らかなように、一つの製品でアイスペールとして、またある 時はカラフェとして、その他花器や出汁入れ等に使うことができ、多機能容器と して汎用性が有り、それぞれの製品を単独で買い揃えるよりは、より経済的であ り、不使用時の収納性も考えなくとも良い。よって、本考案は従来の問題点を解 決した多機能容器として安価に提供でき、産業の発展に寄与するするところは極 めて大である。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の多機能容器

【図２】本考案の多機能容器をアイスペールとして使用
した実施例

【図３】本考案の多機能容器を花器として使用した実施
例

【００１１】

【符号の説明】

Ａ．カラス口 Ｂ．氷 Ｃ．花 Ｄ．側壁線

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 有底の容器において、底面および口部の
   平面形状が楕円形をしており、口部楕円形状の長軸側の
   両端にカラス口を付けた容器。
2. 【請求項２】 請求項１に記載した容器において、底部
   から口部にかけて外側に広がった側壁形状をもつ楕円形
   状をした容器。