JP3059592U - 換気率可変空気調節器付耐光候試験機 - Google Patents

換気率可変空気調節器付耐光候試験機

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JP3059592U JP1998010035U JP1003598U JP3059592U JP 3059592 U JP3059592 U JP 3059592U JP 1998010035 U JP1998010035 U JP 1998010035U JP 1003598 U JP1003598 U JP 1003598U JP 3059592 U JP3059592 U JP 3059592U
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信郎 佐藤
伊藤  博
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験槽内空気温度又はブラックパネル温度を
試験槽内空気調節器のダンパー開閉により、外気の吸気
と槽内空気の排気とで行う温度制御に関する。 【解決手段】 試験槽内空気調節器のダンパー開閉動作
にダンパーの閉から開への開き角度を外気の温度範囲に
よって段階的に変化させ、試験槽内空気温度又はブラッ
クパネル温度を一定に調節しうる換気率可変空気調節器
付耐光候試験機。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
材料、製品の耐光性又は耐候性を試験するための耐光候試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すものが従来の促進耐光候試験機の縦断面で、試験槽(20)の中央 に光源(27)があり、これを中心として回転する試料枠(28)が設けられ、 これに試料(22)が試料ホルダー(21)によって掛けられ、光源(27)か らの紫外線を強く含む光を受けて劣化現象を生じる。
【0003】 試験槽(20)の空気温度は光源(27)からの輻射エネルギーで上昇する。 この温度を温度調節器(23)の測温体(24)が受感し、温度調節器(23) の設定温度より温度が高くなると、循環送風機(29)で槽内を循環していた空 気の流れは、循環風路中に設けられた空気調節器(25)のダンパー(26)を 切り換えて破線で示す全開となり、外気を取り入れ槽内の高温空気を外部に放出 する仕組みになっている。その流れを破線矢印(4a)で示す。
【0004】 外気と入れ換えることにより設定温度まで下ると、温度調節器(23)からの 信号で全開であったダンパー(26)は、閉じる方向に回転して全閉となり、試 験槽(20)内空気は実線矢印(4b)で示す流れとなって槽内を循環する。空 気調節器(25)のダンパー(26)が全開か、全閉かの操作で槽内空気の温度 を制御するものであったが、この方法は温度制御の精度が悪い欠点がある。
【0005】 この欠点を改良するものとして、空気混合調節装置付促進耐光・候試験機(特 公平3−62219号)があり、図5及び図6に基づいて以下説明する。
【0006】 試験槽の中央部に設けた光源(31)の回りを回転する試料枠(32)にブラ ックパネル温度調節器(39)の受感部を取り付け、試験槽背面に設けた空気混 合器(36)に、貫通窓(38)を設けて空気調節器(37)と連通し、外気温 度を検知する複数個の温度センサー(5′a,5′b)及び複数個の温度調節器 (5a,5b)を試験槽の外部に設け、空気混合器(36)に設けたダンパー( A,B)の開閉角度を、前記複数の温度調節器(5a,5b)からの信号により 調節自在とし、図6に示すダンパー開閉の駆動モータ(43)の回転と連動する レバー(42)と、レバー(42)によって電気回路を開閉する複数個のリミッ トスイッチ(a,b,c)によってダンパー開閉角度を操作し、槽内空気の循環 と外気との置換の調整を行い、試験槽内温度或いはブラックパネル温度を調節す る方式である。
【0007】 即ち、試験槽内温度或いはブラックパネル温度で空気調節器のダンパーAは開 、閉動作を制御される。例えば、試験槽内の温度が上昇し、温度調節器の設定値 を超えると空気調節器のダンパーAは図5に示す実線の位置、即ち全閉の状態か ら点線で示す全開の位置に移動して槽内からの熱気を排気口(33)より排出さ せる。
【0008】 一方、槽内温度が所定の温度になるとダンパーAは図5の実線の位置全閉の位 置に移動し、槽内空気は循環する。ダンパーAが同図点線の位置の時、空気調節 器(37)と接合する空気混合器(36)は、外気の変化を温度センサー5′a 、5′bで検知し、温度調節器5a、5bの信号により、空気混合器のダンパー Bを駆動モータで動かし、図6に示す駆動モータ(43)と連動するレバー(4 2)が、リミットスイッチ複数個のいづれかと作動してダンパーBを所定の位置 に停止させる機構となっている。
【0009】 例えば、図5に示す空気調節器のダンパーAが点線の位置で外気を導入してい る場合に於いて、温度調節器5aの設定を10℃、温度調節器5bを27℃とし た時、外気温度が10℃以下であれば、図6のレバー(42)はリミットスイッ チaで停止し、ダンパーBの開き角度は例えば1/4となり、また外気温度が1 1〜26℃の間にあれば、図6のレバー(42)はリミットスイッチbの位置で 停止し、ダンパーBの開き角度は例えば1/2となり、更に外気が27℃以上で あればレバー(42)は、リミットスイッチCの位置で停止し、ダンパーの角度 は全開となる。
【0010】 このように外気温度の変化によりダンパーの停止位置が変化し、ダンパーBと 空気混合器(36)のダクトとの隙間が調節され、外気吸気口(34)から導入 される外気の量は外気温に応じて自動的に調節される。
【0011】 一方、試験機架台部に設けられた循環送風機の吸気量は常に一定であるから、 ダンパーBとダクト(35)との隙間を広狭調節することによって、空気調節器 (37)と空気混合器(36)とを連通している貫通窓(38)から導入される 試験槽からの暖い空気の量もこれに対応して調節されて空気混合器(36)に導 入され、外気と混合されて一定の空気温度の空気となり試験槽に入る。
【0012】 また槽内温度が所定温度に達した場合は、ブラックパネル温度調節器(39) の信号によりダンパーAはまた実線で示す全閉の位置で停止する。槽内空気は外 気導入を遮断して循環する。
【0013】 この方式(図5)は導入する空気量を外気温度によって調整し、排出すべき暖 気の一部を戻し混合して調整するために、槽内に導入される空気温度はほぼ一定 温度となるので槽内温度の調節精度は高くなる利点がある。
【0014】 ただ空気調節器の排気口(33)と空気混合器の外気吸気口(34)とが並列 状態にあるために、吸気の際、ここでも排気の一部を吸い込んでしまい外気の風 の状態によっても差が生じるが弊害があった。
【0015】 また構造も空気調節器(37)、空気混合器(36)が接合されているので複 雑で大型となる。加工上の困難さに伴う工数の増大、かなりの材料を必要とする 等で経済上の不利がある。
【0016】
【考案が解決しようとする課題】
促進耐光候試験機で重要なことは、試験結果が屋外暴露との近似性、促進性、 再現性であるといわれる。このためには光源の条件と共に温度特に試料面の温度 を均一状態に保持することが大切と言われ、このためには試験機の設置場所の外 気温度の変動があっても試験槽内空気温度及びブラックパネル温度が一定に調節 される必要がある。
【0017】 この点に於いて空気混合調節装置付促進耐光候試験機はすぐれたアイデアの結 集と評価されるが、先に述べた欠点即ち排気口と吸気口が並列で干渉し合ってし まう。構造が複雑で形状も大きく、制作に難があると言うことである。これ等の 欠点を解消し、その性能の利点のみを追求する新しい方式の開発が要望された。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために以下の手段を採用する。試験槽の中央部 に光源(1)を設け、その回りを回転する試料枠(2)にブラックパネル温度調 節器の受感部(3)を取り付け、また試験槽空気温度調節器(5)の測温体(4 )を槽内に設け、試験槽背面に設けた換気率可変空気調節器(5)と試験機架台 部(12)に設けた循環送風機(11)とを循環ダクト(10)で接続し、前記 ブラックパネル温度調節器の受感部(3)、又は試験槽空気温度調節器の測温体 (4)からの信号で換気率可変空気調節器(5)のダンパー(6)を開閉して温 度制御を行う耐光候試験機に係るもので、
【0019】 換気率可変空気調節器(5)のダンパー(6)の開き角度を取り入れる外気の 温度範囲によって、閉から開へ段階的に変化させ、全閉から全開の中間位置の開 き角度では試験槽内空気の一部は循環し、他は外部に放出し、放出と等量の外気 を導入する仕組みとし、換気と循環空気の比率を外気温度範囲に応じて変えてブ ラックパネル温度又は試験槽温度を制御する換気率可変空気調節器付耐光候試験 機とする。
【0020】 そのために複数の外気温度を予め設定し、検知する温度調節器(8)とダンパ ー(6)の開閉手段としての駆動モーター(14)と、ダンパー(6)開閉と連 動して動くカム(13)及び複数個の光学的又は機械的リミットスイッチ(図3 )によって、前記ブラックパネル温度調節器の受感部(3)又は試験槽空気温度 調節器の測温体(4)からの信号により動作するダンパー(6)の開き角度を外 気温度範囲に応じて変える。また換気率可変空気調節器(5)のダンパー(6) が閉から開への中間位置にあるとき、排気が外気吸気口(16)に逆流するのを 防止する逆流防止壁(15)を付ける。また試験槽空気温度調節器の測温体(4 )を換気率可変空気調節器の換気口(17)ダクト内に取り付けたことも特徴と している。
【0021】
【考案の実施の形態】
本考案の換気率可変空気調節器付耐光候試験機は、試験槽内の試料枠(2)に 取り付けられたブラックパネル温度調節器の受感部(3)の信号、或いは換気口 (17)ダクト内に取り付けた試験槽空気温度調節器の測温体(4)からの信号 を受けて、それぞれの温度調節器が発信する信号で空気調節器の駆動モーター( 14)を動かしダンパーの開閉を行う。
【0022】 このときダンパー全閉の状態、即ち槽内空気が循環のみの状態からダンパーを 全開方向に移動しようとすると、ダンパーと連動するカム(13)も回転を開始 し、図3に示す複数個のリミットスイッチの最初に接するリミットスイッチを動 作させる。このリミットスイッチの電気回路には外気温度を検知する温度調節器 (8)がそれぞれ接続されていて駆動モーター(14)の電源回路のON−OF Fを担っている。
【0023】 この最初のリミットスイッチに接続された外気温度を検知する温度調節器(8 )の設定値に対し、外気温が低い場合は、該温度調節器(8)の電気回路が作動 し、カム(13)が回転し最初のリミットスイッチが作動すると、駆動モーター (14)の供給電源がOFFとなり停止する。この位置では例えばダンパー(6 )は全開に対し、その1/4の開き角度となる。外気の取り込み量は少なく、こ の取り込んだ冷気は槽内循環空気流の中に混入されて試験槽に戻る。
【0024】 そして取り込み量と等量の槽内の暖気が排気口より外部に放出される。この際 、排気の一部が吸気側に逆行しないように逆流防止壁(15)が作用する。
【0025】 外気温がこの温度調節器の設定値より高い場合は、カム(13)が最初のリミ ットスイッチ(図3に示すA〜Eのいずれか)を作動させても駆動モーターの供 給電源はOFFとならず、次のリミットスイッチを作動させて初めてOFFとな り、この位置で駆動モーターは停止し、ダンパーの開き角度は全開の時の例えば 1/2となる。但し、この場合は第2のリミットスイッチに接続されていた外気 温度を検知する温度調節器(8)の設定値より外気温度が低い場合である。
【0026】 外気温度が更に上昇した場合は、カム(13)は第2のリミットスイッチを通 過して第3のリミットスイッチが作動し、ダンパー開き角度3/4で停止する。 但し、この場合も第3のリミットスイッチに接続されていた前記温度調節器(8 )の設定値より外気温度が低い場合、即ち第2のリミットスイッチに接続された 前記温度調節器(8)の設定温度以上で、第3のリミットスイッチに接続された 前記温度調節器の設定温度以下に外気温度がある場合は、ダンパーは全閉から3 /4開の間で試験槽空気温度調節器の受感部(4)かブラックパネル温度調節器 (3)からの信号でダンパーは開・閉の動作を行う。
【0027】 更に外気温度が上昇し、第3のリミットスイッチと接続する温度調節器(8) の設定値を超すと、カムは第3のリミットスイッチを通過して第4のリミットス イッチに達しダンパー全開にして停止する。
【0028】 以上のようにして外気温度に応じてダンパーの開き角度を段階的に違えて外気 との換気量を加減し、試験槽内温度及びブラックパネル温度を微妙にコントロー ルしようとするものである。
【0029】
【実施例】
図1、図2、図3及び配線図に示す一実施例について説明する。条件として外 気温度が10℃以下で、ブラックパネル温度を63℃にコントロールするとして 、ブラックパネル温度調節器の設定を63℃にしたとする。また複数個の外気温 度を検出する調節器(8)の設定値は図9に示すように温度調節器THR1 は1 0℃、温度調節器THR2は20℃、温度調節器THR3は30℃設定とする。こ の場合、試験機運転開始の時は試験槽の温度は外気温度に近く、10℃以下で、 ブラックパネル温度も10℃以下である。
【0030】 従って、図9の配線図上ではブラックパネル温度調節器BPTCの接点は実線 で示すc−a間が接触し、リミットスイッチE(以下LS−Eと記す)を通って リレーRY1のコイルにDC24Vが印加される。リレーRY1の接点RY1は閉 じ換気率可変空気調節器(5)の駆動モーター(14)はダンパー(6)を閉じ る方向つまり図2のダンパー(6)の位置がE−E′になる方向に動く。
【0031】 ダンパーがE−E′の位置に来ると、カム(13)はリミットスイッチEのレ バーを押し上げLS−Eの接点を開とする。このためリレーRY1への通電が停 止されモーターへの供給電源も接点RY1が開いて停止、モーターも停止する。つ まり、ダンパーはE−E′の位置で外気吸気口(16)、排気口(18)は全閉 の状態となる。
【0032】 試験槽内の空気は循環送風機(11)によって、循環ダクト(10)を通って 循環する。光源の点灯による輻射エネルギーによってブラックパネル温度は上昇 する。設定温度の63℃を超えると、図9に示すBPTCの接点はc−aから点 線で示すc−bに切り替わる。
【0033】 外気温度を検出する温度調節器(8)の接点c1−a1を通ってリミットスイッ チ(LS−C)を通り、リレーコイルRY2に通電、リレー作動し接点RY2が閉 じる。
【0034】 この結果図3に示す駆動モーター(14)はダンパー(6)を開く方向に回転 する。即ちダンパー(6)と連動するカム(13)はリミットスイッチCのレバ ーを押し上げる。LS−Cの接点は開となり、リレーコイルRY2への通電を停 止、同時に接点RY2を開くので駆動モーター(14)も停止する。図2のように ダンパー(6)はC−C′の位置になり1/4開の状態になる。つまり、3/4 は循環空気の流れで1/4が10℃以下の外気を導入する状態となる。
【0035】 この外気と循環空気は、循環ダクト(10)循環送風機(11)を通過する間 に攪拌、混合され平均化された温度となって試験槽に入り、ブラックパネル温度 を63℃になるように徐々に冷却していく。
【0036】 このように外気温度が10℃以下である場合は、ダンパー(6)は、前記図9 に示すBPTCからの信号で全閉−ダンパー1/4開の開け、閉じを繰り返す。 従って、外気温度が低い場合は外気導入の空気量を少量にして急激に冷たい空気 で試験槽温度を下げない作用をし、試料に対するヒートショックをなくす効果を もつ。
【0037】 外気温度が10℃を越え20℃以下の条件について考えると、図9に示すよう に、外気温度を検出する温度調節器THR1の接点がc1−b1間で閉じる状態にな るブラックパネル温度が63℃以上になって外気を取り入れる場合には、電気は BPTC接点c−b、THR1接点c1−b1、THR2の接点c2−a2、リミット スイッチLS−Bを通り、リレーコイルRY2に通じ接点RY2を通して駆動モー ター(14)はダンパー(6)を開く方向に回転する。
【0038】 連動するカム(13)はリミットスイッチLS−Cを開き、次いでリミットス イッチLS−Bの接点を開き、リレーコイルRY2への給電を停止。従って、リ レー接点RY2も開いて駆動モーター(14)は停止、ダンパー(6)はB−B′ の位置即ち1/2開となる。1/2の循環空気と1/2の外気導入とし、循環空 気量と外気導入量を1:1の割合にする。
【0039】 同様に外気温度が20℃を越え30℃以下の時はダンパーの開き角度は、C− C′の位置で3/4換気し、残り1/4が循環空気とその比率を変える。外気温 度30℃以上ではダンパー開の時はE−E′の位置即ち全開となり、試験槽内空 気は取り入れる外気で全て置換され排気口から放出される。
【0040】 このように外気の温度範囲に応じてダンパーの開き角度を変え、槽内空気を外 気と換気する割合を段階的に変える事が可能となった。
【0041】 以上説明の例では外気温度の検出器が10℃、20℃、30℃の3個であった が、この数を増してもっと温度範囲を狭くすることや、リミットスイッチに機械 式のマイクロスイッチを図示したが、ダンパーの位置によって駆動モーターの停 止を可能とするものなら、リミットスイッチに光学的方式等を利用可能であり、 これを制限するものではないことは言うまでもない。
【0042】 また試験槽内の空気温度を測定する場所として、試験槽空気温度調節器の測温 体を空気調節器の換気口に設けた場合、光源からの輻射エネルギーの影響も受け ず、空気流速が早いので測温体への熱感知が速く、且つ試験槽内温度の平均化さ れた代表温度を示すことも分かり、槽内温度を正確に制御することが可能となっ た。
【0043】
【考案の効果】
本考案による実験結果と、図4に示した従来方式による結果の比較を図7、図 8に示す。
【0044】 縦軸に経過時間、横軸に温度を示し、Aは外気温度、Bはブラックパネル温度 、Cは試験槽内空気温度を示す。この実施例ではブラックパネル温度を63℃に 設定して行ったもので、図7で明らかなように、本考案では外気温度が変動して も槽内温度がほぼ一定を示している。また当然ブラックパネル温度も63℃±1 ℃内にコントロールされている。
【0045】 これに対し、従来方式では外気温度の変化に伴って槽内温度は変化し、ブラッ クパネル温度は63±3℃がやっとである。空気混合調節装置付促進耐光・候試 験機(特公平3−62219号)による結果との比較図は記載してないが、図8 はその性能を上回る結果を示している。
【0046】 特公平3−62219号に比べ構造を単純化して、制作しやすく材料も軽減し 、組み立てに際しても小型軽量のために女性でも簡単に組み立てが可能で、省資 源、省力化に大きな効果を上げることが出来た。且つ性能は従来のものを上まわ る良い結果を得ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の縦断面図。
【図2】本考案の換気率可変空気調節器のリミットスイ
ッチとカムを説明する断面図。
【図3】本考案の換気率可変空気調節器と駆動モーター
の関係を説明する図。
【図4】従来方式の耐光候試験機の断面図。
【図5】従来方式の空気混合調節装置付促進耐光・候試
験機の断面図。
【図6】従来式の空気混合調節装置の外観を示す図。
【図7】本考案並びに従来方式の試験機の実験例を示す
説明図。
【図8】本考案並びに従来方式の試験機の実験例を示す
説明図。
【図9】本考案の電気回路の一例を示す図。
【符号の説明】
1 光源 2 試料枠 3 ブラックパネル温度調節器の受感部 4 試験槽温度調節器の測温体 4a 破線矢印 4b 実線矢印 5 喚気率可変空気調節器 5a,5b 温度調節器 5′a,5′b 温度センサー 6 ダンパー 7 エアフィルター 8 外気温度を検出する温度調節器 10 循環ダクト 11 循環送風機 12 架台部 13 カム 14 駆動モーター 15 逆流防止壁 16 外気吸気口 17 測温体 18 換気口 20 試験槽 21 試料ホルダー 22 試料 23 温度調節器 24 測温体 25 空気調節器 26 ダンパー 27 光源 28 試料枠 29 循環送風機 30 試料 31 光源 32 試料枠 33 排気口 34 外気吸気口 35 ダクト 36 空気混合器 37 空気調節器 38 貫通窓 39 ブラックパネル温度調節器の受感部 40 循環ダクト 41 循環送風機 42 レバー 43 駆動モーター

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験槽の中央部に光源(1)を設け、そ
    の回りを回転する試料枠(2)にブラックパネル温度調
    節器の受感部(3)を取り付け、また試験槽空気温度調
    節器の測温体(4)を槽内に設け、試験槽背面に設けた
    空気調節器と試験機架台部(12)に設けた循環送風機
    (11)とを循環ダクト(10)で接続し、前記ブラッ
    クパネル温度調節器の受感部(3)又は試験槽空気温度
    調節器の測温体(4)からの信号で換気率可変空気調節
    器(5)のダンパー(6)を開閉して温度制御を行う耐
    光候試験機に係るもので、前記換気率可変空気調節器
    (5)のダンパー(6)の開き角度を、取り入れる外気
    の温度範囲によって閉から開へ段階的に変化させ、全閉
    から全開の中間位置の開き角度では試験槽内空気の一部
    は循環し、他は外部に放出し、放出と等量の外気を導入
    する仕組みとし、換気と循環空気の比率を外気温度範囲
    に応じて変えてブラックパネル温度又は試験槽温度を制
    御することを特徴とする換気率可変空気調節器付耐光候
    試験機。
  2. 【請求項2】 複数の外気温度を予め設定し、検知する
    温度調節器(8)と、ダンパー(6)の開閉手順として
    の駆動モーター(14)と、ダンパー(6)開閉と連動
    して動くカム(13)及び複数個のリミットスイッチに
    よって前記ブラックパネル温度調節器の受感部(3)又
    は試験槽空気温度調節器の測温体(4)からの信号によ
    り動作するダンパー(6)の開き角度を外気温度範囲に
    応じて段階的に変えることを特徴とする請求項1記載の
    換気率可変空気調節器付耐光候試験機。
  3. 【請求項3】 換気率可変空気調節器(5)のダンパー
    (6)が閉から開への中間位置にある時、排気が外気吸
    気口(16)に逆流するのを防止する逆流防止壁(1
    5)を設けたことを特徴とする請求項1記載の換気率可
    変空気調節器付耐光候試験機。
  4. 【請求項4】 試験槽空気温度調節器の測温体(4)を
    換気率可変空気調節器(5)の換気口(17)の内側に
    設置したことを特徴とする請求項1記載の換気率可変空
    気調節器付耐光候試験機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019203828A (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 岩崎電気株式会社 耐候試験装置

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