JP3059586B2 - タイヤ探触子 - Google Patents
タイヤ探触子Info
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- JP3059586B2 JP3059586B2 JP4226567A JP22656792A JP3059586B2 JP 3059586 B2 JP3059586 B2 JP 3059586B2 JP 4226567 A JP4226567 A JP 4226567A JP 22656792 A JP22656792 A JP 22656792A JP 3059586 B2 JP3059586 B2 JP 3059586B2
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- tire
- sheet
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスファルト舗装路や
コンクリート舗装路等の土木構造物を超音波を用いて非
破壊検査するタイヤ探触子に関する。
コンクリート舗装路等の土木構造物を超音波を用いて非
破壊検査するタイヤ探触子に関する。
【0002】
【従来の技術】本願発明者等は、超音波を用いたアスフ
ァルト舗装道路やコンクリート構造物等の土木構造物の
非破壊検査に用いる装置として、特願平3−24294
6号や特願平4−4544号で図5に示すように、ゴム
タイヤ3の内部に超音波探触子を水等の媒質液に浸漬し
て設け、検査対象となる土木構造物の表面上でタイヤ3
を転動しながら非破壊検査を行っている。
ァルト舗装道路やコンクリート構造物等の土木構造物の
非破壊検査に用いる装置として、特願平3−24294
6号や特願平4−4544号で図5に示すように、ゴム
タイヤ3の内部に超音波探触子を水等の媒質液に浸漬し
て設け、検査対象となる土木構造物の表面上でタイヤ3
を転動しながら非破壊検査を行っている。
【0003】この場合、土木構造物の検査面は粗い凹凸
があるので、ゴムタイヤ3の外周面に、形状復元性と保
形性を有し、極めて柔軟なセグメントポリウレタンゲル
を用いたゲルシート4を装着している。このようにゴム
タイヤ3の外周面にゲルシート4を装着すれば、検査面
が粗い凹凸となる土木構造物の非破壊検査でも、タイヤ
接地面と土木構造物の間の空隙を満たし、検査面に対し
密に接触するなじみ状態が得られ、測定感度を大幅に向
上し、タイヤ走行中にあっても安定した測定感度を維持
することができる。
があるので、ゴムタイヤ3の外周面に、形状復元性と保
形性を有し、極めて柔軟なセグメントポリウレタンゲル
を用いたゲルシート4を装着している。このようにゴム
タイヤ3の外周面にゲルシート4を装着すれば、検査面
が粗い凹凸となる土木構造物の非破壊検査でも、タイヤ
接地面と土木構造物の間の空隙を満たし、検査面に対し
密に接触するなじみ状態が得られ、測定感度を大幅に向
上し、タイヤ走行中にあっても安定した測定感度を維持
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴムタ
イヤの外周面にセグメントポリウレタンゲルのゲルシー
トを装着したタイヤ探触子にあっては、次の問題があ
る。セグメントゲルのゲルシートは強力な自己融着性を
もっている。このためタイヤ探触子を転動して走行させ
る時に、ゲルシートが検査面に融着し、走行抵抗がかな
り大きくなってしまう。
イヤの外周面にセグメントポリウレタンゲルのゲルシー
トを装着したタイヤ探触子にあっては、次の問題があ
る。セグメントゲルのゲルシートは強力な自己融着性を
もっている。このためタイヤ探触子を転動して走行させ
る時に、ゲルシートが検査面に融着し、走行抵抗がかな
り大きくなってしまう。
【0005】またゴムタイヤの外周面に対してはセグメ
ントポリウレタンゲルの自己融着性を利用してゲルシー
トを装着しているが、タイヤ探触子の走行時にゲルシー
トが検査面と融着した結果として、タイヤ外周面からゲ
ルシートが外れてしまう。更に、ゴムタイヤの外周面に
ゲルシートを自己融着性を利用して装着する場合、ゲル
シートは全面に強い粘着性をもっていることから、装着
作業の際に手のくっつき、作業性が悪いという問題があ
った。
ントポリウレタンゲルの自己融着性を利用してゲルシー
トを装着しているが、タイヤ探触子の走行時にゲルシー
トが検査面と融着した結果として、タイヤ外周面からゲ
ルシートが外れてしまう。更に、ゴムタイヤの外周面に
ゲルシートを自己融着性を利用して装着する場合、ゲル
シートは全面に強い粘着性をもっていることから、装着
作業の際に手のくっつき、作業性が悪いという問題があ
った。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、ゲルシートの検査面への接触側での
粘着性をなくして走行抵抗の低減、検査時のゲルシート
の剥離防止、更にタイヤ外周面に対する装着時の作業性
を向上するようにしたタイヤ探触子を提供することをを
目的とする。
てなされたもので、ゲルシートの検査面への接触側での
粘着性をなくして走行抵抗の低減、検査時のゲルシート
の剥離防止、更にタイヤ外周面に対する装着時の作業性
を向上するようにしたタイヤ探触子を提供することをを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、検査対象
物の上でゴムタイヤを転動しながらタイヤ内部に配置し
た超音波探触子の超音波送受信により検査対象物を非破
壊検査するタイヤ探触子を対象とする。
本発明は次のように構成する。まず本発明は、検査対象
物の上でゴムタイヤを転動しながらタイヤ内部に配置し
た超音波探触子の超音波送受信により検査対象物を非破
壊検査するタイヤ探触子を対象とする。
【0008】このようなタイヤ探触子につき本発明にあ
っては、ゴムタイヤの検査対象物に接触する外周面に、
高分子ゲル状弾性体で形成されたゲルシートを装着し、
更にゲルシートの外周面に高分子シートを装着し、ゲル
シートおよび高分子シートを介して検査対象物との間で
超音波を伝搬させることを特徴とする。ここで、ゲルシ
ートを形成する高分子ゲル状態弾性体としてセグメント
ポリウレタンゲルを用い、高分子シートとしてはウレタ
ンシートを用いたことを特徴とする。
っては、ゴムタイヤの検査対象物に接触する外周面に、
高分子ゲル状弾性体で形成されたゲルシートを装着し、
更にゲルシートの外周面に高分子シートを装着し、ゲル
シートおよび高分子シートを介して検査対象物との間で
超音波を伝搬させることを特徴とする。ここで、ゲルシ
ートを形成する高分子ゲル状態弾性体としてセグメント
ポリウレタンゲルを用い、高分子シートとしてはウレタ
ンシートを用いたことを特徴とする。
【0009】またゲルシートを形成する高分子ゲル状態
弾性体として用いるセグメントポリウレタンゲルを、高
分子シートとして用いるウレタンシートと一体成形した
ことを特徴とする。
弾性体として用いるセグメントポリウレタンゲルを、高
分子シートとして用いるウレタンシートと一体成形した
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】このような構成を備えた本発明のタイヤ探触子
によれば、自己溶着性を有するセグメントポリウレタン
ゲルを用いたゲルシートの検査面に接触する面の粘着性
をなくすことができるので、ゲルシートと検査面が融着
してタイヤ探触子の走行時に走行抵抗が大きくなってし
まうことを防止できる。
によれば、自己溶着性を有するセグメントポリウレタン
ゲルを用いたゲルシートの検査面に接触する面の粘着性
をなくすことができるので、ゲルシートと検査面が融着
してタイヤ探触子の走行時に走行抵抗が大きくなってし
まうことを防止できる。
【0011】またゲルシートが接触面と融着した結果と
して起きるタイヤ外周面からゲルシートが外れてしまう
事故を未然に防止できる。更に、ゲルシートをゴムタイ
ヤの外周面に自己融着性を利用して装着する際にも、粘
着性のない面を持つことで手にくっつくことがなく、作
業性も大幅に改善できる。
して起きるタイヤ外周面からゲルシートが外れてしまう
事故を未然に防止できる。更に、ゲルシートをゴムタイ
ヤの外周面に自己融着性を利用して装着する際にも、粘
着性のない面を持つことで手にくっつくことがなく、作
業性も大幅に改善できる。
【0012】
【実施例】図1は本発明のタイヤ探触子の一実施例を示
した実施例構成図であり、図2に図1のA−Aを示す。
図1において、1はタイヤ探触子の装置本体であり、装
置本体1の内部にタイヤ2を回転自在に設けている。こ
のタイヤ2は図3及び図4に取り出して示す構造を有し
ている。
した実施例構成図であり、図2に図1のA−Aを示す。
図1において、1はタイヤ探触子の装置本体であり、装
置本体1の内部にタイヤ2を回転自在に設けている。こ
のタイヤ2は図3及び図4に取り出して示す構造を有し
ている。
【0013】図3及び図4において、タイヤ2はゴムタ
イヤ3、自己融着性をもつゲルシート4および自己融着
性をもたない高分子シート35で構成される。ゴムタイ
ヤ3はタイヤとしての形を保つための剛性を得るため、
例えば硬質のウレタンゴムで作られている。尚、ゴムタ
イヤ3の両側には軸穴部18が形成されている。硬質ウ
レタンゴムで作られたゴムタイヤ3の検査対象物に対す
るタイヤ接地面となる外周面にはゲルシート4が装着さ
れている。
イヤ3、自己融着性をもつゲルシート4および自己融着
性をもたない高分子シート35で構成される。ゴムタイ
ヤ3はタイヤとしての形を保つための剛性を得るため、
例えば硬質のウレタンゴムで作られている。尚、ゴムタ
イヤ3の両側には軸穴部18が形成されている。硬質ウ
レタンゴムで作られたゴムタイヤ3の検査対象物に対す
るタイヤ接地面となる外周面にはゲルシート4が装着さ
れている。
【0014】このゲルシート4はゲル形成物質と溶媒が
本質的に化学結合されたと言う意味を有する1成分系ゲ
ルである高分子ゲルで作られている。このような高分子
ゲルとしては、例えば特開平1−304109号に開示
された高分子ゲル状弾性体を使用することができる。本
発明のゲルシート4に使用される高分子ゲルの一例とし
ては、セグメントポリウレタンゲルを用いる。このセグ
メントポリウレタンゲルはイソシアネート成分、ポリオ
ール成分の各々の種類、比率、セグメントの構成を変え
ることで多種類のセグメントポリウレタンゲルを得るこ
とができるが、タイヤ探触子のゲルシート4に用いるセ
グメントポリウレタンの有用な組成としては次のものが
ある。
本質的に化学結合されたと言う意味を有する1成分系ゲ
ルである高分子ゲルで作られている。このような高分子
ゲルとしては、例えば特開平1−304109号に開示
された高分子ゲル状弾性体を使用することができる。本
発明のゲルシート4に使用される高分子ゲルの一例とし
ては、セグメントポリウレタンゲルを用いる。このセグ
メントポリウレタンゲルはイソシアネート成分、ポリオ
ール成分の各々の種類、比率、セグメントの構成を変え
ることで多種類のセグメントポリウレタンゲルを得るこ
とができるが、タイヤ探触子のゲルシート4に用いるセ
グメントポリウレタンの有用な組成としては次のものが
ある。
【0015】
【化1】
【0016】この組成をもつセグメントポリウレタンゲ
ルにおいて、ポリオールはブロック型、イソシアネート
はダーンノブ型のプレポリマーである。この両者をOH
−NCO=1.35に配合し、触媒にジプチル−Sn−
ジラウレートを少量添加し、よく撹拌した後に真空中で
十分に脱泡して型に注ぎ、再度よく脱泡して60℃で1
0時間反応させることで、図3のようにゴムタイヤ3の
外周に装着するゲルシート4を得ることができる。
ルにおいて、ポリオールはブロック型、イソシアネート
はダーンノブ型のプレポリマーである。この両者をOH
−NCO=1.35に配合し、触媒にジプチル−Sn−
ジラウレートを少量添加し、よく撹拌した後に真空中で
十分に脱泡して型に注ぎ、再度よく脱泡して60℃で1
0時間反応させることで、図3のようにゴムタイヤ3の
外周に装着するゲルシート4を得ることができる。
【0017】このようにして得られたゲルシート4は均
質な透明体であり、極めて柔軟な粘弾性体となり、ゲル
シート4自体の粘着性により特別な接着剤を必要とする
ことなく外周に押し付けるだけで図3に示すゲルシート
4の装着構造を得ることができる。また、ゲルシート4
は形状復元性及び形を保つ保形性が非常に良く、アスフ
ァルト路面やコンクリート路面の凹凸の激しい路面にタ
イヤ2を走行させてゲルシート4が変形を受けても、そ
の形状復元性と保形性により長期間に亘る使用に耐える
ことができる。
質な透明体であり、極めて柔軟な粘弾性体となり、ゲル
シート4自体の粘着性により特別な接着剤を必要とする
ことなく外周に押し付けるだけで図3に示すゲルシート
4の装着構造を得ることができる。また、ゲルシート4
は形状復元性及び形を保つ保形性が非常に良く、アスフ
ァルト路面やコンクリート路面の凹凸の激しい路面にタ
イヤ2を走行させてゲルシート4が変形を受けても、そ
の形状復元性と保形性により長期間に亘る使用に耐える
ことができる。
【0018】一方、ゲルシート4の超音波伝播による音
響特性は 密度; 1.02×103 Kg/m3 音速; 1459m/s 音響インピーダンス; 1.49×106 Kg/m2 /
s 減衰率; 0.65dB/cm/MHz となる。即ち、ゲルシート4の音響特性は音速と音響イ
ンピーダンスに関しては水に近い値を示し、減衰率も比
較的低い値となる。
響特性は 密度; 1.02×103 Kg/m3 音速; 1459m/s 音響インピーダンス; 1.49×106 Kg/m2 /
s 減衰率; 0.65dB/cm/MHz となる。即ち、ゲルシート4の音響特性は音速と音響イ
ンピーダンスに関しては水に近い値を示し、減衰率も比
較的低い値となる。
【0019】自己融着性の高いセグメントポリウレタン
ゲルを用いたゲルシート4の外周面に装着する高分子シ
ート35としては、例えばウレタンシートを使用する。
高分子シートとして使用するウレタンシートは、例えば
0.1mm程度の厚さであり、土木構造物の粗い凹凸検
査面に押し当てたときに十分に密に接触できる柔軟性を
もつ。
ゲルを用いたゲルシート4の外周面に装着する高分子シ
ート35としては、例えばウレタンシートを使用する。
高分子シートとして使用するウレタンシートは、例えば
0.1mm程度の厚さであり、土木構造物の粗い凹凸検
査面に押し当てたときに十分に密に接触できる柔軟性を
もつ。
【0020】また高分子シート35のゲルシート4に対
する装着は、ウレタンシートを型にセットした状態でゼ
グメントポリウレタンゲルを入れることで、ゲルシート
4と高分子シート35を一体に形成することができる。
次に図1及び図2について、図3,4のタイヤ2を用い
たタイヤ探触子の構造を説明する。
する装着は、ウレタンシートを型にセットした状態でゼ
グメントポリウレタンゲルを入れることで、ゲルシート
4と高分子シート35を一体に形成することができる。
次に図1及び図2について、図3,4のタイヤ2を用い
たタイヤ探触子の構造を説明する。
【0021】図1において、装置本体1内に設けられた
タイヤ2はゴムタイヤ3の外側に高分子シート35を表
面に形成したゲルシート4を装着している。ゴムタイヤ
3の両側の軸穴部18には軸受部5が装着され、軸受部
5にベアリング6を介して探触子取付軸7を装着し、探
触子取付軸7の両端は装置本体1に固定されている。ま
た、ベアリング6の内側にはオイルシール8が設けら
れ、タイヤ2内に充填した水等の媒質液9が外部に漏れ
出さないようにしている。
タイヤ2はゴムタイヤ3の外側に高分子シート35を表
面に形成したゲルシート4を装着している。ゴムタイヤ
3の両側の軸穴部18には軸受部5が装着され、軸受部
5にベアリング6を介して探触子取付軸7を装着し、探
触子取付軸7の両端は装置本体1に固定されている。ま
た、ベアリング6の内側にはオイルシール8が設けら
れ、タイヤ2内に充填した水等の媒質液9が外部に漏れ
出さないようにしている。
【0022】探触子取付軸7の中央部には台座10が取
り付けられ、台座10の下部に送信用超音波探触子11
と受信用超音波探触子12を装着している。更に、送信
用及び受信用超音波探触子11,12からは信号線1
4,15が引き出され、信号線14は図示しない送信回
路に接続され、また信号線15は図示しない受信回路に
接続される。
り付けられ、台座10の下部に送信用超音波探触子11
と受信用超音波探触子12を装着している。更に、送信
用及び受信用超音波探触子11,12からは信号線1
4,15が引き出され、信号線14は図示しない送信回
路に接続され、また信号線15は図示しない受信回路に
接続される。
【0023】ここで、送信用超音波探触子11及び受信
用超音波探触子12としては、検査対象がアスファルト
やコンクリート等の超音波の減衰の大きな構造物である
ことから非破壊検査に使用する超音波の周波数は例えば
30KHzと十分に低く、低周波専用の超音波探触子を
使用している。また、この実施例にあっては、送信用及
び受信用超音波探触子11,12は検査面16に対し垂
直に超音波を送受するように設けられており、垂直探傷
法により被検査物の非破壊検査を行なうことになる。
用超音波探触子12としては、検査対象がアスファルト
やコンクリート等の超音波の減衰の大きな構造物である
ことから非破壊検査に使用する超音波の周波数は例えば
30KHzと十分に低く、低周波専用の超音波探触子を
使用している。また、この実施例にあっては、送信用及
び受信用超音波探触子11,12は検査面16に対し垂
直に超音波を送受するように設けられており、垂直探傷
法により被検査物の非破壊検査を行なうことになる。
【0024】このような送信用及び受信用超音波探触子
11,12の取付け方向は、図1のA−A断面を示した
図2から明らかなように、検査面16に対し垂直に位置
している。更に、装置本体1には補助車輪17が左右に
設けられており、装置本体1の安定した走行を可能とし
ている。
11,12の取付け方向は、図1のA−A断面を示した
図2から明らかなように、検査面16に対し垂直に位置
している。更に、装置本体1には補助車輪17が左右に
設けられており、装置本体1の安定した走行を可能とし
ている。
【0025】勿論、本発明のタイヤ探触子の構造は図1
及び図2の実施例に限定されず、図3及び図4に示した
タイヤ構造を有するものであれば適宜のタイヤ探触子の
構造とすることができる。
及び図2の実施例に限定されず、図3及び図4に示した
タイヤ構造を有するものであれば適宜のタイヤ探触子の
構造とすることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のタイ
ヤ探触子によれば、自己融着性を有するセグメントポリ
ウレタンゲルを用いたゲルシートの検査面に接触する面
の粘着性をなくすことができるので、ゲルシートと検査
面が融着してタイヤ探触子の走行時に走行抵抗が大きく
なってしまうことを防止できる。
ヤ探触子によれば、自己融着性を有するセグメントポリ
ウレタンゲルを用いたゲルシートの検査面に接触する面
の粘着性をなくすことができるので、ゲルシートと検査
面が融着してタイヤ探触子の走行時に走行抵抗が大きく
なってしまうことを防止できる。
【0027】またゲルシートが検査面と融着した結果と
してタイヤ外周面からゲルシートが外れてしまう事故も
防止できる。更に、ゲルシートをゴムタイヤの外周面に
自己融着性を利用して装着する際にも、粘着性のない面
を持つことで手にくっつくことがなく、装着時の作業性
を大幅に改善できる。
してタイヤ外周面からゲルシートが外れてしまう事故も
防止できる。更に、ゲルシートをゴムタイヤの外周面に
自己融着性を利用して装着する際にも、粘着性のない面
を持つことで手にくっつくことがなく、装着時の作業性
を大幅に改善できる。
【図1】本発明の実施例構成図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1のタイヤを取り出して示した説明図
【図4】図3の半断面図
【図5】本願発明者等が既に提案しているタイヤ探触子
のタイヤ構造の説明図
のタイヤ構造の説明図
1:装置本体 2:タイヤ 3:ゴムタイヤ 4:ゲルシート(セグメントポリウレタンゲル) 5:軸受部 6:ベアリング 7:探触子取付軸 8:オイルシール 9:媒質液 10:台座 11:送信用超音波探触子 12:受信用超音波探触子 13:音響導波路 14,15:信号線 16:検査面 17:補助車輪 35:高分子シート(ウレタンシート)
Claims (3)
- 【請求項1】検査対象物上でゴムタイヤを転動しながら
タイヤ内部に配置した超音波探触子の超音波送受信によ
り検査対象物を非破壊検査するタイヤ探触子に於いて、 前記ゴムタイヤの検査対象物に接触する外周面に、高分
子ゲル状弾性体で形成されたゲルシートを装着し、更に
該ゲルシートの外周面に高分子シートを装着しし、前記
ゲルシートおよび高分子シートを介して検査対象物との
間で超音波を伝搬させることを特徴とするタイヤ探触
子。 - 【請求項2】請求項1記載のタイヤ探触子に於いて、前
記ゲルシートを形成する高分子ゲル状態弾性体としてセ
グメントポリウレタンゲルを用い、前記高分子シートと
してウレタンシートを用いたことを特徴とするタイヤ探
触子。 - 【請求項3】請求項1記載のタイヤ探触子に於いて、前
記ゲルシートを形成する高分子ゲル状態弾性体として用
いるセグメントポリウレタンゲルを、前記高分子シート
として用いるウレタンシートと一体に成形したことを特
徴とするタイヤ探触子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4226567A JP3059586B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | タイヤ探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4226567A JP3059586B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | タイヤ探触子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674944A JPH0674944A (ja) | 1994-03-18 |
JP3059586B2 true JP3059586B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=16847189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4226567A Expired - Lifetime JP3059586B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | タイヤ探触子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059586B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2741440B1 (fr) * | 1995-11-20 | 1998-01-30 | Centre Nat Rech Scient | Roue instrumentee pour la mesure dynamique de parametres physiques |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP4226567A patent/JP3059586B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0674944A (ja) | 1994-03-18 |
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