JP3059496U - 内筒交換式のシリンダ錠 - Google Patents

内筒交換式のシリンダ錠

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JP3059496U
JP3059496U JP1998004666U JP466698U JP3059496U JP 3059496 U JP3059496 U JP 3059496U JP 1998004666 U JP1998004666 U JP 1998004666U JP 466698 U JP466698 U JP 466698U JP 3059496 U JP3059496 U JP 3059496U
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JP
Japan
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inner cylinder
cylinder
head
slit
tumbler
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JP1998004666U
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English (en)
Inventor
和雄 大島
Original Assignee
株式会社ダイワロックス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストップタンブラの挿し込み作業を、簡単且
つ迅速にでき、組立て作業を低コストで能率良くできる
ようにする。 【解決手段】 鍵孔1を形成した内筒2の後端に、この
内筒2の軸線方向と直交する方向にスリット3を形成す
る。スリット3に、内筒2を外筒5に係止させる薄板状
のストップタンブラ4をコイルバネ6で外筒5の側に弾
発して設ける。鍵孔1に挿し込む内筒交換キー7の操作
で内筒2と外筒5の係止状態を解除する。ストップタン
ブラ4を、横方向に幅広に形成した頭部4aと、この頭
部4aの下側に頭部4aの両側から等間隔をあけて立ち
下げた左右一対の脚片4bとで形成する。又各脚片4b
の外側縁の左右対称位置に、係合用の凸段差部4cを側
方に突き出して短躯状に形成する。凸段差部4cの上端
面4dを係止する係止段差部3aをスリット3の対向位
置に内方に突き出して短躯状に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シリンダ錠に関し、更に詳しくは鍵孔に挿し込む内筒交換キーの操 作で、内筒を外筒から抜き取り自在に形成した内筒交換式のシリンダ錠に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のシリンダ錠としては、例えば本出願人の提案に係る特許第264 9893号がある。この従来品は、図9Aに示されるように、内筒aを外筒bに 係止させるストップタンブラcが、コイルバネdで外筒bの側に弾発されてスリ ットeに設けられたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところでこの種のシリンダ錠は、簡単、且つ楽に、又迅速に組立てでき、製造 や組立てコストの低廉化を図ることができるよう、形成されているのが望ましい 。
【0004】 しかるに従来品は、図9Bに示されるように、通常、スリットeの対向する内 壁fが縦方向に長く形成されていた。従って従来、ストップタンブラcを挿し込 む場合は、ストップタンブラcの凸段差部gを内壁fにあてがい、内壁fの高さ Hの全長にわたって押し込む必要があった。この場合、ストップタンブラcの脚 片hは、互いに接する方向に対しては僅かしか撓まないため、従来品によると、 スリットeにストップタンブラcを挿し込みにくく、この種の作業が不便で、そ の結果組立て作業、製造作業の能率が上がらない、という問題点があった。
【0005】 本考案は、このような従来の問題点を解消しようとするものである。 従って本考案の技術的課題は、ストップタンブラの挿し込み作業を、簡単且つ 迅速にでき、組立て作業を低コストで能率良くできるよう形成した内筒交換式の シリンダ錠を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決するために、次のような技術的手段を採る。
【0007】 即ち本考案は、図1に示されるように、鍵孔1が形成された内筒2の後端に、 この内筒2の軸線方向と直交する方向にスリット3が形成され、このスリット3 に内筒2を外筒5に係止させる薄板状のストップタンブラ4がコイルバネ6で外 筒5の側に弾発されて設けられ、上記の鍵孔1に挿し込まれる内筒交換キー7の 操作で内筒2と外筒5の係止状態が解除される内筒交換式のシリンダ錠であって 、上記のストップタンブラ4が、横方向に幅広に形成された頭部4aと、この頭 部4aの下側に頭部4aの両側から等間隔をあけて立ち下げられた左右一対の脚 片4bとで形成されると共に、この各脚片4bの外側縁の左右対称位置に係合用 の凸段差部4cが側方に突き出されて短躯状に形成され、この凸段差部4cの上 端面4dを係止する係止段差部3aが上記スリット3の対向位置に内方に突き出 されて短躯状に形成されたことを特徴とする(請求項1)。
【0008】 本考案の場合、凸段差部4cの形成位置は、例えば脚片4bの下部に形成され るのでも良く、図1に示されるように、脚片4bの胴部に形成される場合には限 られない。又本考案の場合、係止段差部3aの形成位置は、凸段差部4cと対応 する位置に形成されているのであれば良い。
【0009】 又本考案は、内筒交換キー7が係合するストップタンブラ4の開口部4eが、 内筒交換キー7の板厚より僅かに大きく横幅W(図4参照)が選定されて形成さ れるのが好ましい(請求項2)。
【0010】 従来品の場合は、内筒交換キー7を横に寝かせた状態で挿し込み、キー7の板 厚を利用してストップタンブラ4を押し下げるものであった。従って従来品の場 合、ストップタンブラ4を押し下げることができる長さは、キー7の板厚(通常 2ミリ程度)の半分が限度であった。これに対し本考案の場合は、図1Aに示さ れるように、内筒交換キー7を起こして立てた状態で挿し込み、内筒2と外筒5 の係止状態を解除できるものである。従って本考案によれば、内筒2を外筒5に 確実に係止できるよう、ストップタンブラ4を内筒2の外周面から高く突き出さ せても、内筒2内に押し下げることができる。
【0011】 又本考案は、ストップタンブラ4の頭部4aの上端面4fが、頭部4aの横方 向の全長にわたって内筒2の外周面の湾曲率と同じ曲率で、上方に凸湾曲状に形 成されるのが好ましい(請求項3)。
【0012】 この場合は、ストップタンブラ4が、外筒5に頭部4aの上端面4fの全長が 係止するため、係止状態をより確実にできる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好適な一実施形態を添付図面に従って説明する。
【0014】 図1等において、1は鍵孔、2はこの鍵孔1が形成された内筒である。3は、 この内筒2の後端に、この内筒2の軸線方向と直交する方向に形成されたスリッ トである。
【0015】 4は、内筒2を外筒5に係止させる薄板状のストップタンブラである。このス トップタンブラ4は、コイルバネ6で外筒5の側に弾発されてスリット3に設け られている。又ストップタンブラ4は、横方向に幅広に形成された頭部4aと、 この頭部4aの下側に頭部4aの両側から等間隔をあけて立ち下げられた左右一 対の脚片4bとで形成されている。又このストップタンブラ4は、各脚片4bの 外側縁の左右対称位置に、係合用の凸段差部4cが側方に突き出されて短躯状に 形成されている。
【0016】 4fは、ストップタンブラ4の頭部4aの上端面である。この上端面4fは、 頭部4aの横方向の全長にわたって内筒2の外周面の湾曲率と同じ曲率で、上方 に凸湾曲状に形成されている。
【0017】 3aは、上記ストップタンブラ4の凸段差部4cの上端面4dを係止する係止 段差部である。この係止段差部3aは、上記スリット3の対向位置に、内方に突 き出されて短躯状に形成されている。
【0018】 又7は、上記の鍵孔1に挿し込まれる内筒交換キーである。内筒2と外筒5の 係止状態は、この内筒交換キー7の操作で解除される。
【0019】 又4eは、内筒交換キー7が係合するストップタンブラ4の開口部である。こ の開口部4eは、横幅W(図4参照)が内筒交換キー7の板厚より僅かに大きく 選定されて形成されている。
【0020】 なお図2、図6等において、8はタンブラプレートであり、9はこのタンブラ プレート8の収納孔である。タンブラプレート8は、施錠、開錠時に通常のキー で制御されるよう、内筒2の上面に並列状に配設されている。
【0021】 次に本考案の作用を説明する。 作業者は、図1Aに示されるように、ストップタンブラ4をコイルバネ6の弾 発力に抗してスリット3に挿し込む。この場合本考案では、凸段差部4cとスリ ット3の係止段差部3aとが、共に短躯状に形成されているから、ストップタン ブラ4は凸段差部4cが係止段差部3aに、極めて短時間接触しただけで挿し込 まれる。
【0022】 而して、図7、図8に示されるように、内筒交換キー7がストップタンブラ4 の開口部4eに挿し込まれると、ストップタンブラ4はコイルバネ6の弾発力に 抗して押し下げられ(図8参照)、スリット3内に埋没する。この結果、内筒2 と外筒5の係止状態が解除され、内筒2を外筒5から抜き取ることが可能になる 。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ストップタンブラを、頭部と左右一対の脚片と で形成すると共に、この各脚片の外側縁の左右対称位置に係合用の凸段差部を短 躯状に形成し、又この凸段差部の上端面を係止する係止段差部を上記スリットの 対向位置に、内方に突き出させて短躯状に形成したものである。
【0024】 従って本考案によれば、ストップタンブラの挿し込み作業を、簡単、容易、且 つ迅速にできるから、組立て作業を低コストで能率良くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案シリンダ錠の好適な一実施形態を示し、
Aは要部斜視図、Bは図2のIBーIB線における要部
断面図である。
【図2】同上シリンダ錠の要部側面図である。
【図3】内筒交換キーでストップタンブラが押し下げら
れたときの要部縦断面図である。
【図4】同上シリンダ錠の要部分解図である。
【図5】同上シリンダ錠の作用を説明するための要部斜
視図である。
【図6】同上シリンダ錠の要部斜視図である。
【図7】図6のVII−VII線における要部縦断面図であ
る。
【図8】同上シリンダ錠の作用を説明するための要部縦
断面図である。
【図9】従来例を示し、Aは要部縦断面図、Bはストッ
プタンブラの挿し込み状態を説明するための要部縦断面
図である。
【符号の説明】
1 鍵孔 2 内筒 3 スリット 3a 係止段差部 4 ストップタンブラ 4a 頭部 4b 脚片 4c 凸段差部 4d 上端面 5 外筒 6 コイルバネ 7 内筒交換キー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵孔が形成された内筒の後端に、この内
    筒の軸線方向と直交する方向にスリットが形成され、こ
    のスリットに内筒を外筒に係止させる薄板状のストップ
    タンブラがコイルバネで外筒の側に弾発されて設けら
    れ、上記の鍵孔に挿し込まれる内筒交換キーの操作で内
    筒と外筒の係止状態が解除される内筒交換式のシリンダ
    錠であって、上記のストップタンブラが、横方向に幅広
    に形成された頭部と、この頭部の下側に頭部の両側から
    等間隔をあけて立ち下げられた左右一対の脚片とで形成
    されると共に、この各脚片の外側縁の左右対称位置に係
    合用の凸段差部が側方に突き出されて短躯状に形成さ
    れ、この凸段差部の上端面を係止する係止段差部が上記
    スリットの対向位置に内方に突き出されて短躯状に形成
    されたことを特徴とする内筒交換式のシリンダ錠。
  2. 【請求項2】 内筒交換キーが係合するストップタンブ
    ラの開口部が、内筒交換キーの板厚より僅かに大きく横
    幅が選定されて形成されたことを特徴とする請求項1記
    載の内筒交換式のシリンダ錠。
  3. 【請求項3】 ストップタンブラの頭部の上端面が、頭
    部の横方向の全長にわたって内筒の外周面の湾曲率と同
    じ曲率で、上方に凸湾曲状に形成されたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の内筒交換式のシリンダ錠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110185322A (zh) * 2019-06-21 2019-08-30 厦门美科安防科技有限公司 叶片锁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110185322A (zh) * 2019-06-21 2019-08-30 厦门美科安防科技有限公司 叶片锁
CN110185322B (zh) * 2019-06-21 2024-03-29 厦门美科安防科技股份有限公司 叶片锁

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