JPH0737009Y2 - シリンダ錠用キャップ - Google Patents

シリンダ錠用キャップ

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JPH0737009Y2
JPH0737009Y2 JP1989124073U JP12407389U JPH0737009Y2 JP H0737009 Y2 JPH0737009 Y2 JP H0737009Y2 JP 1989124073 U JP1989124073 U JP 1989124073U JP 12407389 U JP12407389 U JP 12407389U JP H0737009 Y2 JPH0737009 Y2 JP H0737009Y2
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JP
Japan
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cylinder lock
cap
cylinder
key hole
groove
Prior art date
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JP1989124073U
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JPH0362973U (ja
Inventor
利治 浅野
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Alpha Corp
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Alpha Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シリンダ錠の表面に着脱自在に取付けられる
シリンダ錠用キャップに関する。
〔従来の技術〕
キースイッチで入力した暗証番号により解錠されるドア
用電子錠には、特開昭61-113975号公報記載の技術など
に示すように、停電や故障などが発生した場合の非常用
として、或いは利用客が機械的な解錠も選択することが
出来るようにするために、シリンダ錠が装備されている
ものがある。
然し、シリンダ錠を使用しない場合には、外観上の都
合、或いはシリンダ錠を雨滴等から保護する立場等から
鍵孔のあるシリンダ錠をカバーすることが望まれる。
又、ドア用電子錠に限らず一般的な機械錠においても、
同様な理由によりシリンダ錠の表面をカバーしたい場合
がある。
シリンダ錠用のカバーに関する従来技術は、実開昭56-1
55063号公報、実開昭60-97857号公報及び実開昭62-9645
6号公報に記載された技術がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し、実開昭56-155063号公報に記載の技術は、スライ
ド機構を有する開閉蓋でシリンダ錠の表面とその周辺を
遮蔽するものであるため、開閉蓋全体が大きく複雑にな
る欠点がある。
又、実開昭62-96456号公報に記載の技術は、パットに設
けた突起を丸い鍵孔に押し込んで鍵孔をカバーするもの
で、簡単な構造で且つ小さなものであるが、鍵孔に嵌挿
されたパットをシリンダ錠に係止する機構がないために
外れる虞がある。
実開昭60-97857号公報に記載の技術は、シリンダ錠を被
覆するキャップ装置に、シリンダ錠に係止する爪を設け
たが、シリンダ錠に爪と係合する加工困難な溝を設けな
ければならない問題と、係止した爪を外すことが困難な
問題がある。
本考案は、かかる課題を解決することを目的とするもの
であり、シリンダ錠に、特に係止用の溝を設けることな
くシリンダ錠に着脱可能とし、取付けのみならず取外し
も容易なシリンダ錠用キャップを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、表面に鍵孔を有
し、シリンダケースの外周面に、該シリンダケースの左
右二箇所に長手方向に配列されたドライバーピン孔列に
沿って溝を刻設し、該溝の底面に上記ドライバーピン孔
列を被覆する蓋板を着設したシリンダ錠において、上記
シリンダ錠の鍵孔を被覆する円板状部の周縁部に上記溝
に係脱可能な係止爪を有する可撓性アームを設け、上記
周縁部の下端部に切欠凹部を設けた。
又、上記シリンダ錠の鍵孔に嵌入する位置決め突起を突
設した。
〔作用〕
上記のように構成されたシリンダ錠用キャップの作用は
次のようになる。
(キャップの取付け) キャップをシリンダ錠の表面に軽く押し当てると、可撓
性アームに撓みを生じ、係止爪がシリンダ錠の外周面を
滑り外周面の溝に嵌入する。
かくして、シリンダ錠用キャップがシリンダ錠の表面に
取付けられる。
シリンダ錠の鍵孔は、シリンダ錠の中心に対して上下方
向に偏心しているので、キヤップの円板状部に鍵孔に嵌
入する位置決め突起を有する場合にはキャップに方向性
があり、キャップが正しい向きとなってキャップがシリ
ンダ錠に取付けられる。
キャップが正しい向きになっていないときには、キャッ
プがシリンダ錠に取付かないので、キャップの取付けの
向きの不良が防止される。
(キャップの取外し) キャップの切欠凹部に工具の先端などを挿入すると、係
止爪がシリンダ錠の溝より外れ、キャップが簡単に取り
外される。
〔実施例〕
本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。
第5図は、本考案のシリンダ錠用キャップが使用される
シリンダ錠Aの縦断面図を示し、シリンダケース1の内
周面に回動可能に嵌挿されたプラグ2には、シリンダ錠
Aの表面に差込み口3aを有する鍵孔3が、ラグ2の中心
に対して偏心した位置に設けられる。
プラグ2には、鍵孔3からプラグ2の外周面に向けて左
右方向に貫通する5個のタンブラーピン孔4が、プラグ
2の長手方向に配列して設けられ、シリンダケース1に
は、タンブラーピン孔4に相対するドライバーピン孔5
が配列して設けられ、タンブラーピン孔4にはタンブラ
ーピン6が摺動可能に嵌挿され、ドライバーピン孔5に
はドライバーピン7が摺動可能に嵌挿される。
シリンダケース1の外周面には、第4図に示すように、
外周面に開口するドライバーピン孔5の孔列に沿って、
断面形状がアリ溝形状をした溝8が刻設され、円弧状に
形成された蓋板9が溝8の底面に挿入された後に、平面
状に変形加工されて蓋板9の幅が溝8の底幅に拡張し、
溝8の底面に固着される。
蓋板9とドライバーピン7の間にばね10が挿入され、ば
ね10の押圧力を受けたドライバーピン7の先端がタンブ
ラーピン孔4に嵌入しているので、プラグ2はシリンダ
ケース1の内周面を回動不能の状態にある。
ドライバーピン7に押動されたタンブラーピン6の先端
は鍵孔3に突出しているが(第6図参照)、鍵孔3にキ
ーが差し込まれと、キーに押されたタンブラーピン6の
後端がプラグ2の外周面に一致する位置まで後退し、プ
ラグ2が回動可能となる。
第8図に示すように、キーKの表面には、各タンブラー
ピン6に対応する位置に凹部11が設けられ、凹部11に圧
接するタンブラーピン6の後端がプラグ2の外周面に一
致するように凹部11の深さが定められいる。
キーKは、両面どちらも使用出来るように凹部11が二列
に配列されているので、キーKを差込む鍵孔3の位置は
プラグ2の中心より偏心している。
第6図は、タンブラーピン6の列を、更に一列追加して
三列としたシリンダ錠Aの一部破断側面図で、キーKの
両面で二列のタンブラーピン6を押動し、キーKの側面
でタンブラーピン6aを押動するようにした場合を示す
が、本考案のシリンダ錠用キャップはかかるシリンダ錠
Aにも使用することが出来る。
第1図、第2図及び第3図は、シリンダ錠Aの表面に取
付けられるシリンダ錠用キャップBを示し、シリンダ錠
Aに当接する円板状部12の周縁部に側壁13が周設され、
円板状部12と側壁13とによりシリンダ錠Aに嵌入する凹
部14が形成される。
側壁13は、左右方向の相対する位置に、側壁13より独立
した可撓性アーム15が設けられ、可撓性アーム15の先端
部には、内側に突出する係止爪16が設けられ、凹部14を
シリンダ錠Aの表面に嵌着したときに係止爪16が溝8に
係入するようになっている(第7図参照)。
円板状部12には、下端部に工具の先端部などを挿入出来
る切欠凹部18が刻設され、中心より偏心した位置に位置
決め突起17が突設され、位置決め突起17を鍵孔3に嵌入
するようにしてシリンダ錠用キャップBをシリンダ錠A
に嵌着したときに、位置決め突起17によってシリンダ錠
用キャップBの向きが正しく保持され、切欠凹部18の位
置が人目につき難い下端部にあるので、シリンダ錠用キ
ャップBの外観を損なわない。
以上のように構成されたシリンダ錠用キャップBの作用
を説明する。
(キャップの取付け) ドアに取付けられナット19で締着されたシリンダ錠Aの
表面にシリンダ錠用キャップBを軽く押し当てると、可
撓性アーム15に撓みを生じ、係止爪16がシリンダ錠Aの
外周面を滑り溝8に嵌入する(第7図参照)。
かくして、シリンダ錠用キャップBがシリンダ錠Aの表
面に取付けられる。
シリンダ錠Aの鍵孔3は、シリンダ錠Aの中心に対して
上下方向に偏心しているので、シリンダ錠用キャップB
の円板状部12に鍵孔3に嵌入する位置決め突起17を有す
る場合にはシリンダ錠用キャップBに方向性があり、シ
リンダ錠用キャップBが正しい向きとなっている場合
に、位置決め突起17が鍵孔3嵌入される。
シリンダ錠用キャップBが正しい向きになっていないと
きには、シリンダ錠用キャップBがシリンダ錠Aに取付
かないので、シリンダ錠用キャップBの向きが正しくな
い取付けが防止される。
従って、シリンダ錠用キャップBの表面に商標その他の
マークが表示されている場合に、このマークは正しい向
きとなるので、マークが上下逆になる虞は無く、円板状
部12に設けられた切欠凹部18が目視し難い下側に位置す
る。
(キャップの取外し) シリンダ錠用キャップBの切欠凹部18に工具の先端など
を挿入すると、係止爪16がシリンダ錠Aの溝8より外
れ、シリンダ錠用キャップBが簡単に取り外される。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているので、以
下に示すような効果を奏する。
(1)シリンダ錠に、特に係止用の溝を設けることなく
シリンダ錠にシリンダ錠用キャップを極めて容易に着脱
することができるので、シリンダ錠を使用しないときに
シリンダ錠用キャップの取付けが容易に励行される利点
があり、鍵孔が塵埃,水滴などより保護される効果を生
じる。また、新設のシリンダ錠のみならず既設のシリン
ダ錠にも、シリンダーケースの鍔部1a(第4図参照)に
可撓性アームの通過可能な切欠を設けるだけで、本考案
のシリンダ錠用キャップを使用することが出来るので便
利である。
(2)シリンダ錠に取付けられたシリンダ錠用キャップ
を取外す場合には、切欠凹部に工具の先端などを挿入す
ると簡単にシリンダ錠用キャップが外れる。
(3)位置決め突起を鍵孔に嵌入すると、シリンダ錠用
キャップが正しい向きに取付けられるので、シリンダ錠
用キャップの表面に表示されているマークが上下逆にな
って取付けられる心配はなく、又、切欠凹部が下側にな
るので、シリンダ錠用キャップの外観が損なわれたり、
切欠凹部を通して雨水が侵入する問題が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案の実施例を示し、 第1図はシリンダ錠用キャップの背面図、 第2図は第1図の一部破断側面図、 第3図は第1図のX-X断面図、 第4図はシリンダ錠とキャップの斜視図、 第5図はシリンダ錠の縦断面図、 第6図はシリンダ錠の一部破断正面図、 第7図はシリンダ錠用キャップが取付けられたシリンダ
錠の横断面図、 第8図はキーの正面図である。 A……シリンダ錠、B……シリンダ錠用キャップ、1…
…シリンダケース、2……プラグ、3……鍵孔、3a……
差込み口、4……タンブラーピン孔、5……ドライバー
ピン孔、6……タンブラーピン、7……ドライバーピ
ン、8……溝、9……蓋板、12……円板状部、15……可
撓性アーム、16……係止爪、17……位置決め突起、18…
…切欠凹部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に鍵孔を有し、シリンダケースの外周
    面に、該シリンダケースの左右二箇所に長手方向に配列
    されたドライバーピン孔列に沿って溝を刻設し、該溝の
    底面に上記ドライバーピン孔列を被覆する蓋板を着設し
    たシリンダ錠において、上記シリンダ錠の鍵孔を被覆す
    る円板状部の周縁部に上記溝に係脱可能な係止爪を有す
    る可撓性アームを設け、上記周縁部の下端部に切欠凹部
    を設けたことを特徴とするシリンダ錠用キャップ。
  2. 【請求項2】表面に鍵孔を有し、シリンダケースの外周
    面に、該シリンダケースの左右二箇所に長手方向に配列
    されたドライバーピン孔列に沿って溝を刻設し、該溝の
    底面に上記ドライバーピン孔列を被覆する蓋板を着設し
    たシリンダ錠において、上記シリンダ錠の鍵孔を被覆す
    る円板状部の周縁部に上記溝に係脱可能な係止爪を有す
    る可撓性アームを設け、上記周縁部の下端部に切欠凹部
    を設け、上記シリンダ錠の鍵孔に嵌入する位置決め突起
    を突設したことを特徴とするシリンダ錠用キャップ。
JP1989124073U 1989-10-25 1989-10-25 シリンダ錠用キャップ Expired - Lifetime JPH0737009Y2 (ja)

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