JP3036935U - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

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JP3036935U
JP3036935U JP1996009221U JP922196U JP3036935U JP 3036935 U JP3036935 U JP 3036935U JP 1996009221 U JP1996009221 U JP 1996009221U JP 922196 U JP922196 U JP 922196U JP 3036935 U JP3036935 U JP 3036935U
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JP
Japan
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head
inner cylinder
cylinder lock
shaft portion
fitting groove
Prior art date
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Application number
JP1996009221U
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English (en)
Inventor
和雄 大島
Original Assignee
株式会社ダイワロックス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動ドリル等による破壊を防止でき、製造加
工が簡単で、低コスト化を図ることができ、無断開錠行
為で内筒の頭部が傷付けられた場合でも内筒の全体を交
換する必要がないようにする。 【解決手段】 ボルト状に形成した内筒1を備えてなる
シリンダ錠において、上記内筒1の頭部2を軸部3と別
体に且つ鋼で形成する。この頭部2の裏面に嵌合用の凸
部2aを径方向に延びて形成する。この凸部2aが嵌合
する嵌合溝3aを上記軸部3の前端面に径方向に形成す
る。上記の頭部2を軸部3に嵌着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本案は、鍵を挿入することによりタンブラがセットされるシリンダ錠に関し、 更に詳しくは電動ドリルによって内筒が破壊され、無断開錠される行為を防止で きるよう形成したシリンダ錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のシリンダ錠としては、例えば図9Aに示されるように、スチール ボールaが内筒bの頭部cの周側面に、一定の間隔をあけて周方向に複数備えて なるものや(以下、従来例Aという)、或は同図Bに示されるように、U字形の スチール製挿し込み片dが頭部cに挿し込まれてなるもの(以下、従来例Bとい う)等がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところでこの種のシリンダ錠は、一つの製品に複数使用されることが多く、又 電動ドリル等で破壊された場合は交換の必要があるから、この点で消耗品として の性格を持つ。 従ってこの種のシリンダ錠は、電動ドリル等による無断開錠行為を防止でき、 且つ安価に提供でき、保守管理上のコストも低廉化できるよう形成されているこ とが望ましい。
【0004】 しかるに従来例Aは、内筒の頭部に複数のスチールボールを組み込む構造であ ったから、部品点数が増加し、従ってその分、組立てコスト、製造コストが増大 するという問題点があった。又この従来例の場合は、電動ドリルで頭部の表面が 傷付くのを避けられなかったから、内筒の交換時は内筒の全体を新品と交換しな ければならない、という不利益があった。
【0005】 又従来例Bの場合は、複数の加工工程を経て挿し込み片を製造し、又この挿し 込み片の形状に合わせた穴開け作業を、内筒の頭部に複数の工程を経て形成しな ければならなかった。従ってこの従来品によると、加工コスト、製造コストがか かっただけではなく、従来例Aと同様、電動ドリルで頭部の表面が傷付けられた ときは、内筒の全体を新品と交換しなければならない、という問題点があった。
【0006】 本案は、このような従来品の問題点を解消しようとするものである。 従って本案の技術的課題は、電動ドリル等による破壊を防止でき、製造、加工 が簡単で、安価に提供でき、又無断開錠行為で内筒の頭部が傷付けられた場合で も内筒の全体を交換する必要がないよう形成したシリンダ錠を提供することにあ る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本案は、上記の課題を解決するために次のような技術的手段を採る。 即ち本案は、ボルト状に形成された内筒1を備えてなるシリンダ錠において、 上記内筒1の頭部2が軸部3と別体に且つ鋼で形成され、この頭部2の裏面に嵌 合用の凸部2aが径方向に延びて形成され、この凸部2aが嵌合する嵌合溝3a が上記軸部3の前端面に径方向に形成され、上記の頭部2が軸部3に嵌着されて なることを特徴とする。
【0008】 この場合本案は、蟻溝フライスで簡単に加工できるよう、上記の嵌合溝3aが 蟻溝状に形成されるのが好ましい。
【0009】 又本案の場合は、嵌合溝3aは径方向の全長にわたって形成されるのが良い。 この場合は、軸部3の周側面の反対位置に嵌合溝3aが夫々開口されるから、凸 部2aを軸部3の何れの側からでも嵌合溝3aに挿し込むことが可能になる。
【0010】 更に本案は、頭部2の硬度をより増大できるよう、凸部2a等を加工した後、 頭部2を焼き入れしてなるのが良い。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本案の実施の形態を添付図面に従って説明する。 1は、ボルト状に形成された内筒である。この内筒1の頭部2は、軸部3と別 体に且つ鋼で形成されている。2aは、頭部2の裏面に径方向に延びて形成され た嵌合用の凸部である。頭部2は、この凸部2a及び鍵穴2b(図2、図3、図 5等参照)が形成された後、この実施形態では焼き入れされてなる。
【0012】 3aは、上記凸部2aが嵌合する嵌合溝である。この嵌合溝3aは、上記軸部 3の前端面に、径方向の全長にわたって形成されている。又この嵌合溝3aは、 この実施形態では蟻溝状に形成されている。尚軸部3の形成材料としては、加工 が容易で侵食されにくいことから、真鍮が好ましい。
【0013】 3b(図2参照)は、タンブラピンの収納孔である。この収納孔3bは、軸部 3の長手方向と直交する方向に開口され、軸部3の長手方向に沿って複数形成さ れている。又3cは、上記の鍵穴2bと連通状に形成された鍵挿し込み溝であり 、3dは軸部3の後部に形成された雄螺子部である。又4は、内筒1が挿し込ま れる外筒であり、5はこの外筒4の前端部に外装されるカバーである。
【0014】 本案のシリンダ錠は、上記の通り、内筒1が頭部2と軸部3とで別体に形成さ れているから、頭部2を軸部3に嵌着し、内筒1が外筒4に挿し込まれてなる。 そして本案は、頭部2が鋼でなるから、電動ドリルで穴開けされても、ドリルの 刃を頭部2が受け付けず、その結果無断開錠が防止される。又頭部2の表面がド リルの刃で傷付いた場合は、頭部2を軸部3から抜き取り、新しい頭部2を軸部 3に嵌着して頭部2だけを交換すれば足りる。
【0015】 以上の処において、本案は上記の凸部2a及び嵌合溝3aの形態は、上例に限 定されるものではない。即ち本案は、例えば図8に示されるように、断面T字状 (同図A参照)、或は断面Ω字状(同図B参照)に形成されるのでも良く、要は 凸部2aが軸部3に嵌合され、頭部2が軸部3に嵌着されるよう、形成されてい るのであれば良い。
【0016】 又本案の場合、凸部2a及び嵌合溝3aは、径方向に延びて形成されるのであ れば、頭部2及び軸部3の径方向の全長にわたって形成される場合には限られな い。更に凸部2aは、例えば鍵穴2bに沿って形成されるのでも良く、上例のよ うに、鍵穴2bと直交方向に形成される場合に限定されるものではない。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本案は、内筒の頭部を軸部と別体に且つ鋼で形成し、頭部 を軸部に嵌着してなるものである。
【0018】 従って本案によれば、鋼製の頭部によって、電動ドリル等による無断開錠を防 止でき、又スチールボール等を備えてなる従来品に比べ、本案は上記の凸部と嵌 合溝の加工で済むことから、加工上の手間暇を軽減でき、加工コスト、製造コス トを安価にできる、という実用上優れた効果を奏する。
【0019】 更に本案シリンダ錠の場合は、電動ドリルを用いた無断開錠行為によって内筒 の頭部が傷付けられても、この頭部だけを交換することが可能である。従ってこ れによれば、従来品のように内筒の全体を交換する場合に比べ、保守管理上のコ ストを低廉化できる。
【0020】 又請求項2記載のように、嵌合溝を蟻溝状に形成する場合は、蟻溝フライスで 軸部を簡単に加工できるという利点がある。
【0021】 更に請求項3記載のように、嵌合溝を径方向の全長にわたって形成する場合は 、軸部の周側面の反対位置に嵌合溝が夫々開口されるから、頭部を軸部に嵌着す る際、上記の凸部を何れの開口側からでも挿し込むことができるという利点があ る。
【0022】 更に又請求項4記載のように、頭部が焼き入れされてなる場合は、頭部の硬度 をより増大できるから、電動ドリルによる無断開錠行為を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案シリンダ錠の要部側面図である。
【図2】同上シリンダ錠の分解斜視図である。
【図3】Aは頭部の正面図、BはAのBーB線断面図で
ある。
【図4】頭部の側面図である。
【図5】頭部の背面図である。
【図6】頭部の平面図である。
【図7】頭部の底面図である。
【図8】A、Bとも内筒の他の実施形態を示す要部側面
図である。
【図9】A、Bとも従来例を示す要部正面図である。
【符号の説明】
1 内筒 2 頭部 2a 凸部 3 軸部 3a 嵌合溝

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルト状に形成された内筒を備えてなる
    シリンダ錠において、上記内筒の頭部が軸部と別体に且
    つ鋼で形成され、この頭部の裏面に嵌合用の凸部が径方
    向に延びて形成され、この凸部が嵌合する嵌合溝が上記
    軸部の前端面に径方向に形成され、上記の頭部が軸部に
    嵌着されてなることを特徴とするシリンダ錠。
  2. 【請求項2】 嵌合溝が、蟻溝状に形成されたことを特
    徴とする請求項1記載のシリンダ錠。
  3. 【請求項3】 嵌合溝が、径方向の全長にわたって形成
    されたことを特徴とする請求項1又は2記載のシリンダ
    錠。
  4. 【請求項4】 頭部が、焼き入れされてなることを特徴
    とする請求項1、2又は3記載のシリンダ錠。
JP1996009221U 1996-08-24 1996-08-24 シリンダ錠 Expired - Lifetime JP3036935U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3375542B2 (ja) 1998-05-13 2003-02-10 美和ロック株式会社 開閉扉用シリンダー錠

Cited By (1)

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