JP3059326U - 多重出力型トランス - Google Patents

多重出力型トランス

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JP3059326U
JP3059326U JP1998010437U JP1043798U JP3059326U JP 3059326 U JP3059326 U JP 3059326U JP 1998010437 U JP1998010437 U JP 1998010437U JP 1043798 U JP1043798 U JP 1043798U JP 3059326 U JP3059326 U JP 3059326U
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JP
Japan
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terminal
type transformer
bobbin
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output
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JP1998010437U
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Inventor
一志 阿部
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スミダ電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多重出力型トランスにおいて、隣接する端子ピ
ン間の絶縁距離を充分に大きく取ることを目的とする。 【構成】ボビン1の両端のそれぞれ対向する二辺に設け
た上側の端子台4Aと下側の端子台4Bに端子ピン5を
植設し、ボビン1の胴部外周に巻回した入力巻線2と複
数の出力巻線3の端末をそれぞれ端子台4A及び4Bに
植設した端子ピン5に分散して接続し、入力巻線側と出
力巻線側をそれぞれ別々の回路基板6、7間に接続され
るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する利用分野】
本考案は、各種の産業機器、電子機器などに用いる多重出力型トランスに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器等の小型化、回路配列の複雑化、高密度化に伴って電子部品を回 路基板の両面に実装したり、複数の回路基板に跨って実装することが行われてい る。 そして、同時に前記回路基板に実装される電子部品の端子配列も複雑になってお り、取り分け、トランスの端子数を増加して多出力化することが要求されている 。従来の小型トランスは、例えば、図2に示すように、ボビン11の両端の対向 位置に端子台12を形成して各端子台にそれぞれ端子ピン13を植設することに より、入力側端子と出力側端子が同一の回路基板面14上に接続されるようにし ていた。 なお、15は回路基板面に取り付けられた他の電子部品である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成でトランスを多出力化し、端子数を増加した場合 、各端子台12に配列される端子ピン13の間隔は狭くなり、端子ピン間に充分 な絶縁距離を保つことが困難となる。 電気用品取締法等の安全規格では、線間電圧(対地電圧)の大きさに従って極性 が異なる充電部相互間の空間距離が規定されており、例えば、前記電気用品取締 法では、線間電圧(対地電圧)が50vを超え100v未満の場合の前記空間距 離は、2.5mm以上としてある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、多重出力型トランスにおいて、端子ピンの数を増加した場合でも端子 台の幅を大きくすることなく、各端子ピン間の間隔を大きくして隣接する端子ピ ンの絶縁距離を確保するようにしたもので、胴部外周に入力巻線と複数の出力巻 線を巻回したボビン両端のそれぞれの対向する二辺に端子台を設け、各端子台に 各巻線の端末が接続される端子ピンを植設し、入力巻線の端末と出力巻線の端末 が各端子台の端子ピンに分散して接続されるようにしたことを特徴としたもので ある。
【実施例】
以下、本考案の多重出力型トランスの実施例を図1に従って説明する。 図1(a)は本考案の一例を示す斜視図、同図(b)は前記多重出力型トランス を回路基板に取り付けたときの側面図を示し、1はボビン、2、3はボビン1の 胴部外周に巻回した入力巻線および出力巻線、4A、4Bはボビン1の両端のそ れぞれ対向する二辺に設けた端子台、5はそれぞれの端子台4A、4Bに植設し た端子ピンで、例えば、ボビンの上側に位置する端子台4Aに植設された端子ピ ンには入力巻線2の端末が接続され、また、ボビンの下側に位置する端子台4B に植設された端子ピンには出力巻線3の端末が接続されている。 6、7はそれぞれ一方の面または両面に他の電子部品8を取り付けた回路基板で ある。 この構成で上側の端子台4Aに植設され、入力巻線2の端末が接続された端子ピ ンは上側の回路基板6に接続され、また、下側の端子台4Bに植設され、出力巻 線3の端末が接続された端子ピンは下側の回路基板7に接続される。
【0006】
【発明の効果】
本考案の多重出力型トランスはボビンの両端のそれぞれの対向する二辺に端子台 を設け、各端子台に植設した端子ピンに入力巻線と出力巻線の各端末を分散して 接続したので、トランス全体の端子ピンの数が多くても端子台1個当たりの端子 ピンの数は減少し、従って、隣接する端子ピン相互の間隔は広くなり、充分な絶 縁距離を確保することができる。 また、入力巻線の端子と出力巻線の端子をそれぞれ別の回路基板に接続すること により、入力巻線側と出力巻線側の絶縁を確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案の多重出力型トランスの説明図で、
(a)は斜視図、(b)は2つの回路基板に取り付けた
ときの側面図、
【図2】は従来の小型トランスの説明図で、(a)は正
面図、(b)は回路基板に取り付けたときの側面図、
【符号の説明】
1・・・ボビン 2、3・・・入力巻線及び出力巻線 4A,4B・・・端子台 5・・・端子ピン 6、7・・・回路基板 8・・・電子部品

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビンの胴部外周に入力巻線と複数の出力
    巻線を巻回した多重出力型トランスにおいて、ボビン両
    端のそれぞれの対向する二辺に端子台を設け、各端子台
    に各巻線の端末が接続される端子ピンを植設し、入力巻
    線の端末と出力巻線の端末が2つの基板間に別々に接続
    されるようにしたことを特徴とする多重出力型トラン
    ス。
JP1998010437U 1998-11-24 1998-11-24 多重出力型トランス Expired - Lifetime JP3059326U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114078625A (zh) * 2020-08-19 2022-02-22 株式会社Mst科技 变压器
CN114078625B (zh) * 2020-08-19 2024-10-29 株式会社Mst科技 变压器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114078625A (zh) * 2020-08-19 2022-02-22 株式会社Mst科技 变压器
CN114078625B (zh) * 2020-08-19 2024-10-29 株式会社Mst科技 变压器

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