JP3059280U - 介護用授食具 - Google Patents

介護用授食具

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JP3059280U
JP3059280U JP1998008077U JP807798U JP3059280U JP 3059280 U JP3059280 U JP 3059280U JP 1998008077 U JP1998008077 U JP 1998008077U JP 807798 U JP807798 U JP 807798U JP 3059280 U JP3059280 U JP 3059280U
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JP
Japan
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triangular pyramid
mouth
food
pyramid bag
feeding
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Application number
JP1998008077U
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Inventor
良雄 信田
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Taiyo Parts Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Parts Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】被介護者・介護人双方が楽しく食事を与えら
れ、受けることが出来る介護用授食具の提供。 【解決手段】透明か或いは半透明に近く、水分が滲み出
さない加工を施した紙、又はプラスチック・フイルム
で、比較的に硬度を保たせた素材を用い、三角錐袋筒体
1を形設し、大口径部より柔らかい米飯や摺り潰した食
品等々を移し入れた後、市販の密封具4にて封じ、授食
の際には三角錐袋筒体の尖端部を切り落して、被介護者
の口中に尖端部を差し入れ、三角錐袋筒体を絞るように
加圧することで、口腔中に食品を適量自在に含ませるこ
とが出来、しかも食後は使い捨てとすることで、労力を
激減し、なお且つ衛生的である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、介護人の手を煩わさなければ、食事を摂取することが出来 ない状態の被介護者に、授食させる場合において、口周りを汚すことなく しかも非常に安易に取り扱える、介護用授食具を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の被介護者は概ね咀嚼も充分でなく、大きく口を開くことも出来 ないことが多く、そのため食事を与える場合には。 (イ)米飯はやや固い粥状のものとする。 (ロ)惣菜はミキサー又はミルサーを用い、摺り潰すか細かく切り刻み余 り咀嚼を必要としない状態とする。 (ハ)介護人も老齢である場合には、市販のブレンダー食品を購入する。 以上の作業を終え、スプーンを用いて与えるもので、全てのものが柔らか いものであり、被介護者が充分に口を開いてくれなかったり、スプーンよ り滴り落ちるなど、口周りを汚し、その上時間が途方もなく掛かるもので あった。
【0003】
【考案が解決しょうとする課題】
(イ)被介護者が、介護人の語りかけに対して、反応が乏しい又は痴呆の のごとき状態にある場合には、スプーンによる授食は、非常に困難な作業 と云えるものの一つに挙げられ、介護人の忍耐を大いに要求される、しか も常に口周りを拭き取りつゝ与える手間は、体験をしてみなければ想像も 及ばぬ苦労が伴うものである。 (ロ)スプーンを用いずに授食させるためには、どうしても被介護者の口 腔内に注入する方法を取らざるを得ない。その手段として口腔へ安易に含 ませることの可能な介護用授食具がもとめられている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(イ)水分が滲み出ない加工紙又はプラスチックフイルムで比較的硬度 を有する素材にて、平素偏平な三角錐状を呈し、底辺に属する、大口径 の部位を切り開いた三角錐袋筒体を形成させる。 (ロ)配膳に当たっては、夫々品別に分けて授食具に詰める、これは形 はなくとも夫々の味を楽しませる配慮である。 (ハ)詰め終わった三角錐袋筒体は、例えば市販の密封具等々を用いて 密封し配膳する。 (ニ)授食に際しては、三角錐袋筒体の尖端部を被介護者の口腔に合わ せ、又内容物によって適宜の位置で切断したのち、被介護者の口中に先 端部を挿入して適量づつ絞り出すことにより、安易な授食が行なわれ、 口周りや衣服を汚さなく終えることができる。
【0005】
【作用】
(イ)水分が滲み出ないものである。 (ロ)軟弱な腰の無いものでなく比較的硬度を保たせているため取り扱 いが容易であること。 (ハ)口径が大きく食品を詰め替えるに際しての労苦が少ないこと。 (ニ)授食までは密封状態であること。 (ホ)スプーンを用いず三角錐袋筒体の尖端部を被介護者の口腔に差し 入れて注入するため、口に運ぶ間のこぼしは解消され、充分に開くこと の出来ない被介護者の口中へ楽々挿入できるとともに、こぼれ出ること なく、口周りや衣服を汚さずにすむこと。 (ヘ)使い捨ての三角錐袋筒体であるため、後片づけが簡単なこと。 (ホ)食品ごとに分別されているため、夫々の味が楽しめること。 以上(イ)〜(ホ)のように安易に扱えしかも介護人の精神的不快感 を払拭し、被介護者・介護人双方が楽しい食事を提供し、受けることが 出来るものである。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 (イ)図1〜図5において、三角錐袋筒体(1)はプラスチック製の保存 袋のような、薄くて腰のない例えばグニヤグニヤしたような物でなく、透 明若しくは半透明のもので、比較的硬度を保たせ、水分が滲み出ない加工 を施した紙かプラスチック・フイルムを素材として、平素は偏平に使用時 には容易に円錐状を呈するように形成してある。 (ロ)給食介護を必要とする被介護者は、概ね嚥下行為にも支障があると 解釈しても過言でない場合が多く、同時進行の形態で口をも大きく開くこ とが出来ないと云える、従って固形の状態である米飯・惣菜をそのまま、 被介護者に授食させることは、喉を詰まらせる危険がある。 (ハ)喉を詰まらせる危険を防止するためには、これらの食品(2)を細 かく切り刻むか、又はミルサー等々を用いてゲル状に再加工したものを与 える。 (ニ)これらの食品(2)を三角錐袋筒体(1)開口部を介して移し入れ た後、例えば市販の密封具(4)を用いて閉じる。 (ホ)授食に際しては、その直前に三角錐袋筒体(1)の尖端部(3)を 被介護者の口の大きさや内容物に合わせて、鋏等々にて切断する。 (ヘ)(ロ)で述べたように、被介護者は大きく口を開かないので、ゲル 状の食品は、余さずに上手く口腔内に挿入することが出来ず、口周りを汚 すことゝなるが、本案を提供することにより、三角錐袋筒体(1)の尖端 部開口部(3′)を、被介護者の口中に安易に挿入することが出来、三角 錐袋筒体(1)を絞り込むことで適量づつ食品を含ますことが可能となる 。
【0007】
【考案の効果】
本考案は、上述のように構成し、形設されたもので、次のような効果を もたらすものである。 (イ)最大の効果としてとりあげるべき項目は、介護人の精神的イラダチ を解消するにあって、一日三回の作業が延々として続けられる以上、次第 に愛しむ心も失する恐れが生じくるのを防止することが出来る。 (ロ)軟弱な腰の無いものでなく比較的硬度を保たせているため取り扱い が容易であること。 (ハ)口径が大きく食品を詰め替えるに際しての労苦が少ないこと。 (ニ)授食までは密封状態であること。 (ホ)スプーンを用いず三角錐袋筒体の尖端部を被介護者の口腔に差し入 れて注入するため、口に運ぶ間のこぼしは解消され、充分に開くことの出 来ない被介護者の口中へ楽々挿入できるとともに、こぼれ出ることなく、 口周りや衣服を汚さずにすむこと。 (ヘ)使い捨ての三角錐袋筒体であるため、後片づけが簡単なこと。 (ホ)食品ごとに分別されているため、夫々の味が楽しめること。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の、使用前の平面斜視図
【図2】本考案の、使用に際する詳釈斜視図
【図3】本考案の、使用に際する密封状態を表わす斜視
【図4】本考案の、使用直前の入鋏状態を表わす斜視図
【図5】本考案の、授食要領を表わす斜視図
【符号の説明】
1 三角錐袋筒体 2 ゲル状食品 3 三角錐袋筒体の切り落とし尖端部 3′三角錐袋筒体の尖端開口部 4 密封具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月8日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 介護用授食具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水分が滲み出さない加工を施した紙、又は
    プラスチック・シートで比較的に硬度を保たせた素材を
    用い、三角錐袋筒体を形設し、大口径部より柔らかい米
    飯や摺り潰した食品等々を移し入れ、密封具にて封じ、
    授食に際し尖端部を切除して用いるようにした、介護用
    授食具。
JP1998008077U 1998-09-08 1998-09-08 介護用授食具 Expired - Lifetime JP3059280U (ja)

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