JP3059277B2 - 外圧型中空糸膜モジュ−ル - Google Patents

外圧型中空糸膜モジュ−ル

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JP3059277B2
JP3059277B2 JP3329983A JP32998391A JP3059277B2 JP 3059277 B2 JP3059277 B2 JP 3059277B2 JP 3329983 A JP3329983 A JP 3329983A JP 32998391 A JP32998391 A JP 32998391A JP 3059277 B2 JP3059277 B2 JP 3059277B2
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fiber membrane
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water
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篤 北川
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Nitto Denko Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超純水を製造する場合に
使用する外圧型中空糸膜モジュ−ルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】原水を透過膜によって処理して透過水を
得る場合、透過水の用途に応じて、微粒子数,溶存酸素
量,溶存炭素量,生菌数等の条件が異なる。
【0003】而るに、半導体ICにおいては、シリコ−
ンウエハ−上に回路を光学的に印刷し、不要な部分を取
り除き、その後に水洗を行なう一連工程の繰返しにより
製造され、その印刷配線上に微粒子が付着していると回
路を正常に作動させ得ず、その水洗に使用される超純水
においては、上記の諸条件中、微粒子数が特に重要であ
る。
【0004】上記超純水を製造するための膜モジュ−ル
には、種々の形式のものが知られているが、外圧型中空
糸膜モジュ−ルによれば、微粒子数を0.1μmレベル
で10個/ml以下にすることができ、外圧型中空糸膜
モジュ−ルが超純水製造用モジュ−ルの主流をなしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近来に
おいては、LSIの高集積化が著しく、微粒子数に一層
のより厳しい条件が要求されつつあり、従来の外圧型中
空糸膜モジュ−ルではこの厳しい条件を充足し難くなり
つつある。
【0006】而るに、本発明者においては、外圧型中空
糸膜モジュ−ルを使用して超純水を製造する場合、問題
となる微粒子は、膜の二次側(透過水側)に付着してい
た微粒子が偶発的に振動等のために脱離し、これが透過
水中に混入する結果であると推察し、モジュ−ル製造
時、極力、微粒子を二次側に付着させないように留意す
ると共にモジュ−ルを充分に水洗することにより、二次
側付着微粒子数の低減を図り、超純水の微粒子数の顕著
な減少、外圧型中空糸膜モジュ−ルの高品質化を可能に
した。
【0007】本発明者においては、超純水の微粒子数の
低減を図るために、更に鋭意検討した結果、従来の外圧
型中空糸膜モジュ−ルにおいては、透過水流速が著しく
低速若しくは実質上透過水が滞留している箇所があり、
これらの部分に付着している微粒子の上記水洗による除
去は容易でなく、この付着微粒子の除去が超純水内の微
粒子数のより一層の減少に有効であることを知った。
【0008】本発明の目的は、外圧型中空糸膜モジュ−
ルの二次側(透過水側)に付着している微粒子を、膜モ
ジュ−ルの運転初期時に透過水でよく水洗除去でき、微
粒子数の著しく少ない超純水(微粒子径,0.1μm以
下で1個/ml程度)をユ−スポイントに供給できる外
圧型中空糸膜モジュ−ルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の外圧型中空糸膜
モジュ−ルは中空糸膜内を透過流体側とし、中空糸膜の
透過流体出口側端を樹脂隔壁外面に位置させた中空糸膜
モジュ−ルにおいて、中空糸膜の透過流体出口側端の近
傍に透過流体乱流部材を設けたことを特徴とする構成で
ある。
【0010】
【作用】中空糸膜の透過水出口での端面においても透過
水を充分な流速で流動させ得て、その端面に付着してい
る微粒子を水洗除去できるから、モジュ−ル運転初期の
透過水水洗を行なうことにより、微粒子数の著しく少な
い透過水をユ−スポイントに送ることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の実施例を示す断面図である。図1に
おいて、1は筒状ケ−スである。2は筒状ケ−ス1内に
収容した中空糸膜束(RO膜,UF膜,MF膜等)、3
は筒状ケ−ス1の一端に注型した樹脂隔壁であり、中空
糸膜束2の一端を埋着し、各中空糸膜の一端開口21を
樹脂隔壁の外面に位置させてある。4は中空糸膜束2の
他端部に被着した樹脂ブロックであり、各中空糸膜の他
端22を閉塞している。5は筒状ケ−ス1の一端に固着
した透過水ポ−トであり、透過水出口51を有し、内部
には透過水流を乱流化するための乱流化部材6を設けて
ある。7は筒状ケ−ス1の他端に固着した原水ポ−トで
あり、原水入口71を有する。72は筒状ケ−ス1の一
端側に設けた原水出口である。
【0012】上記透過水ポ−ト5の透過水流の乱流化部
材には、ポ−ト5内に乱流を生成させ、樹脂隔壁3の外
面に接する透過水を流動させるものを使用し、図2の
(イ)に示すように、絞り61をポ−ト5内に付設する
こと、図2の(ロ)に示すように、バッフル62をポ−
ト5内に付設することができる。この場合、絞り61ま
たはバッフル62の付設によって形成される入隅箇所で
透過水が滞留しないように(水溜りデットスペ−スでの
雑菌の繁殖を防止するため)、例えば、インク液等を使
用しての水流観測のもとでポ−トを設計することが有効
である。
【0013】上記の外圧型中空糸膜モジュ−ルにおいて
は、原水が原水ポ−ト7から筒状ケ−ス1内に供給さ
れ、この筒状ケ−ス1内において原水が中空糸膜2に接
触して流動する間に透過が行なわれ、中空糸膜2内の透
過水が透過水ポ−ト5の透過水出口51から流出してい
く。他方、非透過の原水が原水出口72から流出してい
く。
【0014】上記外圧型中空糸膜モジュ−ルによる超純
水の製造にあたっては、初期のある一定期間、中空糸膜
モジュ−ルの二次側を水洗するために上記した透過水の
流動が行なわれ、その水洗後に、透過水のユ−スポイン
トへの供給が行なわれる。
【0015】本発明の外圧型中空糸膜モジュ−ルにおい
ては、透過水ポ−ト5内に透過水乱流化部材6を有し、
樹脂隔壁3の外面に接する透過水を流動させるようにし
ているから、上記の水洗時に、中空糸膜の内面のみなら
ず、中空糸膜一端21の端面並びに樹脂隔壁3の外面に
付着している微粒子をもよく水洗除去できる。
【0016】これに対し、透過水ポ−トに透過水乱流化
部材を有しない従来の外圧型中空糸膜モジュ−ルにおい
ては、樹脂隔壁外面に接する透過水を充分に流動させ難
く、中空糸膜の一端端面並びに樹脂隔壁外面に付着して
いる微粒子の水洗が困難である。このことは、次ぎの試
験結果からも明らかである。
【0017】試験結果 内径100mmの筒状ケース内に、外径1mmの中空糸
膜を5000本収容した外圧型中空糸膜モジュールの透
過水ポートに、図に示す内部に絞りを有するものを使用
した実施例品と、絞りを有しない通常品を使用した比較
例とを超純水製造システムに並列に取付け、透過水中の
微粒子数(粒子径0.1μm以下)の時間的変化を測定
したところ、図3の通りであった。図3において、矢印
はモジュールに振動を加えた時点を示している。
【0018】この試験結果からも明らかな通り、実施例
品においては第3回目加震時以後、加震による微粒子数
の増加が殆ど無く早期に微粒子が除去されているのに対
し、比較例品においては同上加震による微粒子数の増加
が顕著であり、透過水による微粒子の水洗除去が困難で
ある。
【0019】
【発明の効果】本発明の外圧型中空糸膜モジュ−ルは上
述した通りの構成であり、中空糸膜の透過水出口側端面
を含めてモジュ−ルの二次側に付着している微粒子を透
過水によりよく水洗除去できるから、この透過水水洗を
行なったうえでユ−スポスントに透過水を供給すること
により、微粒子を実質上含まない超純水を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明において使用する、内部に透過水乱流部
材を有する透過水ポ−トの異なる例を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の外圧型中空糸膜モジュ−ルの透過水洗
浄効果を示す図表である。
【符号の説明】
2 中空糸膜束 21 中空糸膜の透過水出口側端 3 樹脂隔壁 6 透過水乱流部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空糸膜内を透過流体側とし、中空糸膜の
    透過流体出口側端を樹脂隔壁外面に位置させた中空糸膜
    モジュ−ルにおいて、中空糸膜の透過流体出口側端の近
    傍に透過流体乱流部材を設けたことを特徴とする外圧型
    中空糸膜モジュ−ル。
JP3329983A 1991-11-18 1991-11-18 外圧型中空糸膜モジュ−ル Expired - Lifetime JP3059277B2 (ja)

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JPH05137972A JPH05137972A (ja) 1993-06-01
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SG10202102258QA (en) * 2016-09-15 2021-04-29 Evoqua Water Tech Llc Method and system for treating ultrapure water
JP7456803B2 (ja) 2020-03-03 2024-03-27 日東電工株式会社 中空糸膜モジュール

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