JP3059126U - ローヤルゼリー入りカプセル - Google Patents

ローヤルゼリー入りカプセル

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JP3059126U
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謙二 徳永
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サン・ケン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローヤルゼリー入りカプセルの提供 【解決手段】 内部に、乾燥粉末ローヤルゼリー、賦形
剤および滑沢剤を混合攪拌して形成した顆粒状混合物を
充填したカプセル表面に、シェラック、腸溶性皮膜形成
成分および保水性を有する可塑剤の混合物によりなる腸
溶性皮膜形成と、該皮膜層に対して光沢出し処理を施
す。 【効果】 胃液により溶解されず、優れた腸溶性を
有するとともに、衝撃による崩壊が少なく、長期間にわ
たり保存しても安定した品質を維持できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、酸化によって茶色ないしは褐色に変色することを防止し、胃液によ る含有成分の分解による品質劣化を抑制したローヤルゼリー入りカプセルに関す る。
【0002】
【従来の技術】
ローヤルゼリーは、王乳ともいわれ、働き蜂が頭の部分にある咽頭腺から分泌 する物質で、女王蜂の餌として巣箱の中の王台という部分に貯えられている。 これは働き蜂が花の蜜を集めて巣房に蓄えるハチミツとはまったく別のもので あって、タンパク質のほかビタミン類や各種のミネラルなどを含んでおり、人の 健康維持に必要な栄養成分がバランスよく含まれている。
【0003】 ローヤルゼリーの成分は、水分62〜70%、粗タンパク質12〜15%、粗 脂肪3〜5%、炭水化物約15%、灰分約1.5%で、外観は白色糊状の流動体 で、刺激的な酸味を持っている。微量成分としては各種のアミノ酸、リン酸結合 体、ビタミン類、脂肪酸、ミネラル類が含まれている(平成4年3月25日、同 文書院発行、第6版第8刷、桜井芳人編「ポシェット総合食品辞典」第1020 ページ)。
【0004】 このように、ローヤルゼリーは健康維持に有用であるため、健康食品として使 用されているが、空気中においては含有成分の一部が酸化されることによって、 茶色から褐色に変色してその品質が著しく劣化するので、その鮮度を維持するた めに色々の提案がなされている。
【0005】 すなわち、ローヤルゼリーを保存するために、乾燥して水分を低減すると、取 り扱いも簡単であり、変質も少ないことが知られている。また、服用に便利なよ うにゼラチンなどを使用してローヤルゼリーを粒状化したり、カプセルに封入す ることも提案されている(特公平3−49543号公報、特開平4−36159 号公報、特公平4−39305号公報、特公平5−87216号公報)。
【0006】 また、腸溶性を付与したローヤルゼリー錠についても提案され(特開平10− 191904号公報)、腸溶性をタブレット錠栄養補助食品に付与するコーティ ングにとうもろこしから抽出したたんぱく質製品としての商品名「ツェイン」を 用いることが報告され(平成10年6月11日発行、健康産業流通新聞第5ペー ジ)、腸溶性のカプセルが開発されたことも報告されている(平成10年8月1 3・20日合併号;日本流通産業新聞、第34ページ)。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、単に粒状化したり、カプセル化したものは、空気中における酸 化による品質の劣化が避けられず、また服用した際、胃液によりローヤルゼリー に含まれる成分の一部が分解されてその栄養価が減少するいう問題があった。 また、腸溶性コーティングとして知られている前記ツェイン(商品名)をカプ セルに施した場合、特にハードカプセルでは、カプセルが脆くなって壊れてしま うものが多く実用的ではなかった。 本考案は、前記従来技術における問題点を解消し、長期間保存をしても品質の 低下がなく、服用しても栄養価の損失がないローヤルゼリー入りカプセルを提供 することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案者は、鋭意研究を重ねた結果、ローヤルゼリ ーの処理を低湿度かつ低温度下で行うこと、ならびに原料をカプセル化後、シェ ラック、腸溶性皮膜形成成分および保水性を有する可塑剤の混合物によって形成 された腸溶性皮膜を施すことが有効であることを知見し、本考案を完成するに至 った。
【0009】 すなわち、前記知見に基づいてなされた本考案は、内部に、乾燥粉末ローヤル ゼリー、賦形剤および滑沢剤を混合攪拌して形成した顆粒状混合物を充填したカ プセル表面に、シェラック、腸溶性皮膜形成成分および保水性を有する可塑剤の 混合物による腸溶性皮膜形成と、該皮膜層に対して光沢出し処理が施されてなる ことを特徴とするローヤルゼリー入りカプセルを要旨とするものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案の構成と作用を説明する。 本考案は、健康食品としてのローヤルゼリーの品質の低下を防止することを目 的としている。品質の低下としてあげられるものは、酸化による錠剤の褐色変化 を防止することと、服用にあたり、胃液による栄養成分の分解防止である。 本考案者が大阪市立大学医学部に依頼した、ローヤルゼリーに対して胃液がど のように作用するかの実験結果によれば、ローヤルゼリー中のタンパク質の一部 が分解され、その分の栄養価が低下することが明らかとなった。
【0011】 高品質のローヤルゼリー製品を製造するためには、原料採取の段階から成分の 変質に注意しなければならない。 本考案に使用される原料主成分のローヤルゼリーは、その成分品位が低下しな いように、通常に養蜂箱の王台から採取される場合よりも1〜2日早く採取する 。採取されたローヤルゼリーは直ちに氷水で冷却し、ローヤルゼリーが氷水の温 度(ほぼ0℃)となった段階で、変質を防ぐため−5〜−20℃に急速冷凍し、 工場に搬入される。 工場では冷凍されたローヤルゼリーをいったん自然解凍したのち、−30〜− 40℃の超低温で凍結乾燥し、水分を除去して粉末化する。 ついでカプセルに充填するための前処理として、ローヤルゼリーに賦形剤およ び滑沢剤を配合し、混合攪拌する。
【0012】 賦形剤としては乳糖が使用される。乳糖以外にも、結晶セルロースやコーンス ターチも使用可能であり、これらの2種以上を混合して使用してもよい。また、 滑沢剤には、植物性硬化油脂が配合される。大豆油を硬化させたものなどが適し ているがこれに限定されるものではなく、蔗糖や糖エステルまたは脂肪酸エステ ルも使用可能である。滑沢剤はその特性に応じて賦形剤と同時に加えて顆粒状に してもよく、充填の際に添加してもよい。
【0013】 使用割合はローヤルゼリー100重量部に対し、賦形剤が150〜180重量 部、滑沢剤が0.5〜1.2重量部であることが好ましい。この範囲より少ない 場合はカプセルへの充填性歩留まりが悪くなり、多すぎると栄養分の割合が少な くなって、本来の目的が達成されなくなる。 補助的な成分として、例えば骨カルシウム粉を適量配合することにより、カル シウム成分を強化することができる。また、酸化防止のためカテキンを配合して もよい。さらに、コラーゲン粉末を添加することにより、たんぱく質分を強化す ることも出来る。
【0014】 混合攪拌にあたって、熱が加わると、ローヤルゼリーの品質が劣化する。そこ で、温度を下げるとともに、カプセル充填機による充填が可能になるまで湿度を 下げて通風乾燥しながら攪拌する。低湿度のために40℃の通風をしても、処理 物の温度は20℃程度であり、温度による影響はほとんど受けない。混合攪拌さ れた原料は、充填に適した顆粒状になる。顆粒の大きさは100〜2000μm 径範囲が好適である。
【0015】 本考案に使用するカプセル素材は、ゼラチン(コラーゲンたんぱく質)とグリ セリンおよび水よりなる市販品である。その代表的組成割合は、ソフトカプセル の場合、ゼラチン:70%、グリセリン:20%、水:10%であり、ハードカ プセルの場合、ゼラチン:85%、水:14%、ラウリル硫酸ナトリウム:1% である。 また、カプセル充填機としては、製薬工業においてカプセル製造に通常使用さ れる汎用のものでよい。 充填は、前記の顆粒状原料を湿度40%以下、温度25℃以下で前記素材で形 成されたカプセル内に充填し、出来上がったカプセルは乾燥剤を入れた密閉容器 に収納する。カプセルの寸法は配合原料のローヤルゼリーの割合によって変わる が、一カプセル当りのローヤルゼリー含有量により決められる。
【0016】 次に製造されたカプセルは、胃液によるローヤルゼリーの分解を防止するため に、腸溶性を付与する処理が施される。カプセルに腸溶性を付与するためには、 その表面に穀物から抽出されたアルコール可溶のタンパク質(昭和産業株式会社 市販の商品名「ツェイン」)アルコール溶液を使用してコーティングを行う。穀 物としては小麦、とうもろこし、大豆などが好適である。
【0017】 腸溶性皮膜形成には、穀物のタンパク質画分(たとえば小麦あるいはとうもろ こしのグルテンミール)からアルコールにより抽出した溶液が使用される。抽出 液は、濾過等の通常の精製手段により不溶異物を除去し精製して所定濃度の溶液 として使用される。60〜95%アルコール100重量部中に溶解成分(固体状 態)が5〜10重量部の濃度が適している。 ただ、「ツェイン」(商品名)のみにより形成された腸溶性皮膜は、カプセル 皮膜素材を脆くする傾向があり、特にハードカプセルでは衝撃によって崩壊する ものが多い。 本考案は、前記の欠点を適量のシェラックおよび保水性を有する可塑剤を「ツ ェイン」(商品名)と同時に溶解して使用することにより回避でき、しかも、こ れが後述するシェラックコーティング層とのなじみをよくするためにも効果的で ある事を確認した。シェラックの配合量は3〜10%が好ましい。3%未満では カプセル皮膜素材を脆くする傾向が現われ、10%を超えて配合すると、腸溶性 が低下する。前記保水性を有する可塑剤としては、グリセリン、グリセリン脂肪 酸エステルのいずれか又は両者が使用される。配合量が1%未満では皮膜脆化を 防止する効果が十分でなく、5%を超えて配合すると、形成された皮膜の腸溶性 が低下する。
【0018】 カプセルの対湿性を向上するためには、腸溶性皮膜処理の前にシェラックコー ティングを行うことが望ましい。。 シェラックは、東南アジア産のマメ科あるいはクワ科の植物に寄生するラック かいがらむしの分泌する天然樹脂で水に不溶であり、アルコール、有機溶剤に可 溶である。チョコレートなど洋菓子のつやだし、かんきつ類の被覆剤として用い られる。
【0019】 シェラックコーティングは、カプセル40kgに対して約3.5〜5リットル の割合でシェラック溶液(8〜12%エタノール溶液)をコーティング液として 使用し、給気温度50〜60℃、風量10〜12m3/分、パン回転数6〜10 回/分、スプレー圧3.5〜5kg/m2の条件で2〜3時間コーティングを行 なう。コーティング厚さは25〜35μmである。
【0020】 シェラックコーティングを施したカプセルに腸溶性皮膜を形成するためには、 カプセルをそのまま、あるいはカプセルにシェラックコーティングをした後、フ ィルムコーティングパン(FMパン)に入れ、穀物、たとえばとうもろこしから 抽出されたアルコール可溶のタンパク質に、グリセリン脂肪酸エステル0.5〜 1%、シェラック3〜6%を添加して溶解成分(固体状態)5〜10重量部を含 むエタノール溶液13〜17リットルをコーティング液として使用し、給気温度 50〜60℃、風量10〜12m3/分、パン回転速度6〜10回/分、スプレ ー圧3.5〜5kg/m2の条件で4〜6時間フィルムコーティングを行なう。 そのコーティング厚さは35〜40μmである。
【0021】 引き続き、コーティングしたカプセルに光沢出し処理を行う。光沢出し剤とし ては例えばカルナウバろうを使用する。カルナウバろうは、ろうやしの葉から採 れる天然のろう状物質で、菓子類の光沢出しに一般的に使用されている。この光 沢は湯気をかけると一瞬のうちになくなるが、これは天然物であるからである。
【0022】
【実施例】
本考案の実施例及び比較例について説明するが、これによって本考案が限定さ れるものではない。 比較例 三健偉立養蜂園(中華民国台湾省台南県新営鎮)で採取され、採取後直ちに氷 水(0℃)中で2〜3時間保持して氷水の温度になった粗ローヤルゼリーを、− 15℃に急速冷凍したものを原料として使用した。 前記原料を自然解凍した後、−38℃、150ヘクトパスカルの条件で、真空 凍結乾燥し、粉末とした。粒度は150〜200μmの範囲であった。 前記粉末100kgに、賦形剤として乳糖42kg、滑沢剤として硬化大豆油 0.8kgを混合して、25℃以下湿度60%以下で十分攪拌し、カプセル形成 用の顆粒とした。顆粒の粒径は、1000〜2000μm内に分布していた。こ の顆粒を湿度30%以下で風乾した。含水率は1%であった。
【0023】 株式会社アール・ピー・シー製のカプセル形成機を使用して、湿度60%、温 度25℃以下の条件下、550個/分の割合で、235mg/個のカプセルを製 造し、乾燥剤入り密閉容器に収納した。 前記カプセルを選別し、欠陥品をのぞいて、腸溶性皮膜による被覆加工を行っ た。カプセルを腸溶性にするには、その表面にアルコール可溶性とうもろこしタ ンパク5%、グリセリン脂肪酸エステル0.7%を含むアルコール溶液24リッ トルを使用してコーティングを行う。 コーティングは、フィルムコーティングパン(FMパン)に前記カプセルを入 れ、給気温度56℃、風量11m3/分、パン回転速度9.25回/分、スプレ ー圧4kg/m2の条件で5時間フィルムコーティングを行った。コーティング 厚さは37μmであった。
【0024】 次にカルナウバろうを使用してコーティングしたカプセルに光沢出し処理を行 う。カルナウバろうの粉末を混合して攪拌し、前記コーティング層表面に付着さ せてワックス掛けする。完成したローヤルゼリーを含むカプセルは、重さが45 0mg、長径が9mm、短径が7mmのラグビーボール型であり、1カプセル中 にローヤルゼリー165mg、乳糖69.44mg、大豆油脂分0.56mgが ふくまれていた。
【0025】 実施例1 腸溶性皮膜形成溶液に、シェラック5%およびグリセリン脂肪酸エステル3% を加えてコーティングをする外は、比較例と同一条件でカプセルを製造した。
【0026】 実施例2 比較例および実施例1の腸溶性皮膜をコーティングする前に、シェラックコー ティングを行なう工程を付加した外は比較例あるいは実施例1と同じ処理により ローヤルゼリーのカプセルを作成した。 シェラックコーティングは、カプセル100kgに対して、6.6リットルの シェラック溶液(10%エタノール溶液)を3回に分けて散布し、その後棚式乾 燥機によって、40℃で15時間以上乾燥させる。コーティング厚さは30μm であり、対湿性が改善された。なお、比較例の腸溶性皮膜の場合、一部にシェラ ックコーティングとの付着性が不十分なものがあったが、実施例1および2の腸 溶性皮膜の場合は良好な結果がえられた。
【0027】 このようにして製造されたローヤルゼリー入りカプセルの特性試験を行った。 局方一般試験法に規定されている条件により、人工胃液(第1液)と、人工腸液 (第2液)を使用して崩壊試験を実施した。第1液では、ローヤルゼリー入りカ プセル6個のすべてが60分間以上溶解しなかった。引き続いて、第1液でテス トした試料を第2液に浸漬したところ、22分40秒後に1個、23分後に2個 、24分30秒後に1個、24分40秒後に1個、49分20秒後に最後の1個 が溶解した。この結果、本考案のローヤルゼリー入りカプセルは胃液により溶解 されることがなく優れた腸溶性を有することが確認された。
【0028】 また、保存試験として、40℃、湿度75%の恒温、恒湿で保存し、その水分 含有量変化と、ローヤルゼリー中の10ハイドロキシ−δ−2−デセン酸の含有 量変化とを調べた。その結果保存開始時には水分が2.6%、デセン酸は1.7 9%であったが、4週間後に水分は2.6%、デセン酸は1.59%、8週間後 に水分は3.3%、デセン酸は1.46%となった。前記条件の4週間は、常温 での1年間に、8週間は2年間に相当する。 比較例の特性、保存試験についは各実施例との差異はなかったが、機械的衝撃 を与えた場合、破損するカプセルが続出した。 この結果から、本考案のローヤルゼリー入りカプセルは、長期間にわたり安定 した品質を維持できることが明らかである。
【0029】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように構成されているから、ローヤルゼリー入りカプセ ルは胃液により溶解されず、優れた腸溶性を有するとともに、長期間にわたり安 定した品質を維持できることが明らかであるという優れた効果が奏され、健康食 品として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のローヤルゼリー入りカプセルの一部
断面説明図である。
【符号の説明】
1 カプセル 3 腸溶性
皮膜 2 顆粒状ローヤルゼリー 4 光沢膜

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に、乾燥粉末ローヤルゼリー、賦形
    剤および滑沢剤を混合攪拌して形成した顆粒状混合物を
    充填したカプセル表面に、シェラック、腸溶性皮膜形成
    成分および保水性を有する可塑剤の混合物による腸溶性
    皮膜形成と、該皮膜層に対して光沢出し処理が施されて
    なることを特徴とするローヤルゼリー入りカプセル。
  2. 【請求項2】 賦形剤が乳糖、結晶セルロース、コーン
    スターチのいずれか又はその組合せであり、滑沢剤が植
    物性硬化油脂、蔗糖、脂肪酸エステル、グリセリン脂肪
    酸エステルのいずれか又はその組合せである請求項1記
    載のローヤルゼリー入りカプセル。
  3. 【請求項3】 顆粒状混合物が低温における脱湿により
    乾燥されたものである請求項1または2記載のローヤル
    ゼリー入りカプセル。
  4. 【請求項4】 カプセル成形・充填機によるカプセル化
    が、湿度40%以下、温度20℃以下でカプセル化され
    た請求項1、2または3記載のローヤルゼリー入りカプ
    セル。
  5. 【請求項5】 腸溶性皮膜が、小麦、とうもろこし、大
    豆のいずれかから抽出されたアルコール可溶のタンパク
    質とシェラックならびに保水性を有する可塑剤との混合
    物のアルコール溶液を塗布して形成されたコーティング
    である請求項1ないし4のいずれかに記載のローヤルゼ
    リー入りカプセル。
  6. 【請求項6】 シェラックが3〜10%、保水性を有す
    る可塑剤が1〜5%配合された腸溶性皮膜である請求項
    1ないし5のいずれかに記載のローヤルゼリー入りカプ
    セル。
  7. 【請求項7】 保水性を有する可塑剤がグリセリン、グ
    リセリン脂肪酸エステルのいずれか又は両者である請求
    項1ないし6のいずれかに記載のローヤルゼリー入りカ
    プセル。
  8. 【請求項8】 腸溶性皮膜形成前に、シェラックのアル
    コール溶液を使用してコーティングが形成された請求項
    1ないし7のいずれかに記載のローヤルゼリー入りカプ
    セル。
  9. 【請求項9】 カプセルコーティング層上に、光沢出し
    処理された請求項1ないし8のいずれかに記載のローヤ
    ルゼリー入りカプセル。
  10. 【請求項10】 カルナウバろうを使用した光沢出しで
    ある請求項1ないし9のいずれかに記載のローヤルゼリ
    ー入りカプセル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004075660A1 (ja) * 2003-02-27 2004-09-10 Kikuji Yamaguchi ローヤルゼリーを含有する食品および薬剤
JP2015086158A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 株式会社ファンケル 放出制御型ソフトカプセル剤

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