JP3058933U - 射出成形機の安全装置 - Google Patents

射出成形機の安全装置

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JP3058933U
JP3058933U JP1998008754U JP875498U JP3058933U JP 3058933 U JP3058933 U JP 3058933U JP 1998008754 U JP1998008754 U JP 1998008754U JP 875498 U JP875498 U JP 875498U JP 3058933 U JP3058933 U JP 3058933U
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和昭 北川
弘幸 樫内
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株式会社名機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁チャックで金型を吸着保持しているとき
は、永久磁石およびそれと協働するように磁性が変化さ
せられた電磁石とが無電流で作用するので、本質的にフ
ェイルセイフである。しかし吸着力には上限があり、平
面で吸着しているだけであるため、金型が開かなかった
とき等上限を越えた力により金型が脱落する恐れがあ
る。 【解決手段】 電磁チャックを用いて金型を取付ける射
出成形機において、型開開始時、可動盤が所定時間内に
所定位置まで型開きしなかったとき警報を発し、型開き
動作を停止して金型の落下を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
電磁チャックを用いて金型を取付ける射出成形機の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形機の台盤(可動盤、固定盤)に金型を取付ける方法として、ボルト締め が最も多く採用されているが、金型交換には一般に30分以上を要する。そこで シングル段取りを実現するため油圧クランプが普及し、5〜6分で金型交換可能 となった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、油圧クランプは当然ながら作動油を使用するので、油圧に伴うト ラブルが問題となっている。また、油圧クランプは金型の取付板の端面4個所程 を保持するのみであるため、キャビティに充填された溶融樹脂圧力によって金型 の中心部が凸形状にたわみ易く、成形品の精度に悪影響を及ぼす。これらの問題 点を解決する手段として電磁チャックがある。電磁チャックは、磁性が変化しな い永久磁石(フェライト)と磁性がコイルに流す電流の方向により変化する電磁 石(アルニコ)を組み合わせたものであり、励磁するときと脱磁するとき以外に は通電する必要はない。従って、電磁チャックが金型を吸着保持しているときは 、永久磁石およびそれと協働するように磁性が変化させられた電磁石とが無電流 で作用しているので、本質的にフェイルセイフである。しかし吸着力には上限が あり、平面で吸着しているだけであるため、上限を越えた力により金型が脱落す る恐れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、電磁チャックを用いて金型を取付ける射出成形機において、型開開始 時、可動盤が所定時間内に所定位置まで型開きしなかったとき警報を発し、型開 き動作を停止して型開閉駆動部の型開き力によって電磁チャックが台盤から離脱 し金型が落下するのを防止した射出成形機の安全装置を提供するのである。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1は本考案を実施する型締装置1と制御装置14の概要を示すブロック図であ る。型締装置1は、固定盤2と、可動盤3と、可動盤3を固定盤2に近接・離隔 可能にする型開閉駆動部5と、型開閉駆動部5の固定部分(図示せず)と固定盤 2間に可動盤3を摺動可能に張設するタイバ4とからなる。可動盤3と固定盤2 に取付けられた電磁チャック6、6は可動金型7と固定金型10をそれぞれ吸着 保持している。可動金型7は固定金型10にガイドピン8によって位置決め型合 わせされ、キャビティ9を形成している。位置検出器11は、固定盤2と可動盤 3との距離を検出するもので、ラック12とピニオン13によって回転されるエ ンコーダあるいはポテンショメータ等からなる。なお、図1はラック12を固定 盤2と可動盤3間に設置したものとして図示したが、型開閉駆動部5の固定部分 と可動盤3間の距離を検出することで間接的に電磁チャック6、6間を測定・検 出してもよい。また、エンコーダやポテンショメータに代えてリミットスイッチ や近接スイッチとしてもよい。
【0006】 制御装置14は、型締装置1と図示しない射出装置よりなる射出成形機を制御し 、マイクロプロセッサ等で構成される。位置設定部15は図示の可動金型7と固 定金型10が密着した状態から型開する1〜2mm程の距離を設定し、比較演算 部17に位置検出器11の信号とともに入力する。時間設定部16はタイマの設 定器であり、正常時、型開き信号が出てから実際に型開き移動するまでの数秒の 時間を射出成形機の種類に応じて設定する。比較演算部17では、時間設定部1 6で設定したタイマの計時時間中に位置設定部15で設定した位置まで可動盤3 が移動出来なかったとき、時間設定部16の設定時間経過後警報出力部18に警 報信号を出力する。そのとき警報出力部18はシーケンス制御部19に信号を出 すとともに、CRT等の表示部に異常状態を警報表示する。シーケンス制御部19 は射出成形機の運転操作を自動もしくは手動で実行するが、前記警報信号を入力 したときは、型開閉駆動部5に出力していた制御信号を遮断して型開き動作を停 止させる。
【0007】 このように型開き信号が発信したにもかかわらず可動金型7が固定金型10か ら離隔せず前記警報信号が出力される原因としては、キャビティ9に溶融樹脂が 過度に充填したか、ガイドピン8が金型の温度変動等によって変形したまま強制 的に嵌入された場合等が挙げられる。このような場合、型開閉駆動部5の型開き 力が電磁チャック6と可動金型7または固定金型10の吸着面に作用するので、 型開き力の設定如何では電磁チャック6の吸着力より型開き力が上回る状況もあ り、金型が脱落する事態も有り得るのである。
【0008】
【考案の効果】
上記のように構成したので、金型交換作業を数分以内の短時間で実施出来る等多 くの利点を有する電磁チャックを安心して使用出来、成形作業の能率向上に貢献 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施する型締装置1と制御装置14か
らなる安全装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ……… 型締装置 2 ……… 固定盤 3 ……… 可動盤 4 ……… タイバ 5 ……… 型開閉駆動部 6 ……… 電磁チャック 7 ……… 可動金型 8 ……… ガイドピン 9 ……… キャビティ 10 …… 固定金型 11 …… 位置検出器 12 …… ラック 13 …… ピニオン 14 …… 制御装置 15 …… 位置設定部 16 …… 時間設定部 17 …… 比較演算部 18 …… 警報出力部 19 …… シーケンス制御部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁チャックを用いて金型を取付ける射
    出成形機において、型開開始時、可動盤が所定時間内に
    所定位置まで型開きしなかったとき警報を発する制御装
    置と、該警報に基づいて型開き動作を停止する型締装置
    からなる射出成形機の安全装置。
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