JP3058784U - オイルクーラ - Google Patents

オイルクーラ

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JP3058784U
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casing
cooling water
oil
tube
oil cooler
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JP1998009031U
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Inventor
健一 那須
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東洋ラジエーター株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジエータとエンジンのウォータージャケッ
トとを接続する配管中に取付けられるオイルクーラであ
って、コンパクトに形成されるものの提供。 【解決手段】 両側面に一対の冷却水パイプ1が突設さ
れる箱状のケーシング2と、ケーシング2に内装され、
冷却水パイプ1の軸線方向に直交する方向に曲折され、
両端がケーシング2の周面に開口されたオイルチューブ
3とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、エンジン冷却水冷却用ラジエータとエンジンのウォータージャケッ トとの間を接続する冷却水配管中に介装されるオイルクーラに関する。
【0002】
【従来の技術】
冷却水配管中に介装される従来のオイルクーラは、図12に示す如く形成され ていた。即ち、両端が縮小された筒状のケーシング2内にオイルクーラ本体12が 内装され、そのオイルパイプ8がケーシング2の外面に突出されていた。そして この例のオイルクーラ本体12は内管13と外管14とが同軸に配置され、それらの両 端部が互いに閉塞されると共に、内部にインナーフィン15が介装される。さらに 、外管14の軸方向両端外周に一対のオイルパイプ8が連通されたものである。そ してケーシング2の長手方向両端には、図示しないラジエータとエンジンのウォ ータージャケットとの間を連結する配管4が接続されていた。そしてラジエータ によって冷却されたエンジン冷却水が、配管4からケーシング2内のオイルクー ラ本体12の外周を流通し、オイルとの間に熱交換を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のこのような筒状のケーシング2及びオイルクーラ本体12を用いたオイル クーラは、その軸線方向の長さが長くならざるを得ない欠点があった。そのため にエンジンルーム内で配管が曲折している場合、オイルクーラを介装できない欠 点があった。 そこで本考案は、これらの欠点を解消するため、配管方向の長さが短く且つ、 熱交換性能のよいオイルクーラを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本考案は、比較的近接して対向する両側面に一対の冷却水パイ プ1が突設された箱状のケーシング2と、 そのケーシング2に内装されると共に、前記冷却水パイプ1の軸線方向に直交 する方向に曲折され、両端が前記ケーシング2の周面に開口されたオイルチュー ブ3と、 を具備し、 一対の前記冷却水パイプ1が夫々ラジエータとエンジンのウォータージャケッ トを連結する配管4に連結されるオイルクーラである。 請求項2記載の本考案は、請求項1において、 前記ケーシング2が、一端開口の箱状のケーシング本体5と、その開口を被嵌 する端蓋6とからなり、 その端蓋6に一対のオイルチューブ嵌着凹部7が設けられ且つ、その凹部7に オイルパイプ8が一体に連通されて、そのオイルパイプ8が端蓋6の外面に突設 され、 前記オイルチューブ3は偏平チューブ3aを蛇行状に曲折したものからなり、 その両端が前記オイルチューブ嵌着凹部7に接続されたオイルクーラである。
【0005】 請求項3記載の本考案は、請求項2において、 前記ケーシング本体5が前記冷却水パイプ1の軸線方向に二分割されるように 、その周面に継目が存在する二つの部材2a,2bよりなり、夫々の部材の冷却 水パイプ貫通孔に前記冷却水パイプ1の一端が嵌着してカシメられてなるオイル クーラである。 請求項4記載の本考案は、請求項1において、 前記ケーシング2は互いに外周が整合する鍋型にプレス成形され、その底部に 夫々冷却水パイプ貫通孔9が穿設された一対の鍋型プレート2c,2dを有し、 その一対の鍋型プレート2c,2dの内面が互いに対向するように、その開口部 周縁が重ね合わされて、その接合部が液密にろう付けされたものからなり、 前記オイルチューブ3は断面円形チューブ3bをコイル状または蛇行状に曲折 したものからなり、その両端部が前記ケーシング2の周面に貫通し、その貫通部 が液密にろう付けされたものからなるオイルクーラである。 請求項5記載の本考案は、請求項4において、 夫々の前記鍋型プレート2c,2dの縁部に円弧状欠切部10が形成され、その 欠切部10間に前記オイルチューブ3の両端部が挟持されたオイルクーラである。
【0006】
【考案の実施の形態】
次に、図面に基づいて本考案の各実施の形態につき説明する。 図1は本考案の第1の実施の形態を示す斜視図であり、図2はその分解斜視図 、図3はその縦断面図である。 この実施例は、ケーシング2とケーシング2に内装されるオイルチューブ3と を有する。ケーシング2は一端が開口した箱状のケーシング本体5と、その開口 端を閉塞する端蓋6とからなる。ケーシング本体5は、その幅方向に二分割され るように一辺側が存在しない箱状の部材2a,2bを有し、その底面に夫々冷却 水パイプ1の端部が貫通し、図3に示す如く、その貫通部がカシメにより固定さ れている。即ち、冷却水パイプ1はその端部外周に膨出部が形成され、その端部 が部材2a,2bの冷却水パイプ貫通孔に嵌入し、その縁部がカシメ固定された もである。また、冷却水パイプ1の先端外周には環状の膨出部が形成されている 。
【0007】 次に、端蓋6はケーシング本体5の開口端に整合する環状溝11が形成されると 共に、蛇行状に曲折されたオイルチューブ3の両端開口が嵌着するオイルチュー ブ嵌着凹部7が設けられ全体が精密な鋳造品で形成されている。そしてオイルチ ューブ嵌着凹部7にオイルパイプ8が連通される。 次に、オイルチューブ3は偏平チューブ3aを蛇行状に曲折したものからなり 、内部にインナーフィンが介装されることもある。
【0008】 このようにしてなる各部品は、次のようにして組立てられる。 先ず、オイルチューブ3の両端部を端蓋6の一対のオイルチューブ嵌着凹部7 に嵌着する。次いで、夫々の冷却水パイプ1の端部を夫々の冷却水パイプ貫通孔 に貫通してそれをカシメ固定した一対の部材2a,2bを図3の如く、その内面 側が対向するようにして重ね合わせ、その一端開口を端蓋6の環状溝11に嵌着す る。なお、接触する各部品の少なくとも一方の表面にはろう材が被覆されたもの が用いられる。そして図3の如く、組立てられた状態で、全体を高温の炉内に挿 入しろう材を溶融させ、次いでそれを冷却固化することより、各部品の接触部間 を液密にろう付け固定して本オイルクーラを完成する。そして図4に示す如く、 一対の冷却水パイプ1に夫々冷却水の流通する配管4を接続する。この配管4は 、ラジエータとエンジンのウォータージャケットとの間を接続するものである。
【0009】 次に、図5は本考案の他の実施の形態であり、図6はその分解斜視図、図7は そのオイルチューブ3の正面図及び側面図を示す。 この例では、ケーシング2が一対の鍋型プレート2c,2dからなり、夫々が プレス成形により互いに外周が整合する鍋型を有すると共に、その底部に冷却水 パイプ貫通孔9が形成され且つ、縁部に円弧状欠切部10が欠切されたものである 。なお、鍋型プレート2c,2dはその外周が略半円形に形成されている。そし て夫々の冷却水パイプ貫通孔9に冷却水パイプ1の根元部が貫通され、その貫通 部がカシメ固定されるものである。 次に、オイルチューブ3は断面円形の円形チューブ3bをコイル状に曲折した ものからなり、その両端が一対の円弧状欠切部10に夫々整合する。そしてオイル チューブ3の両端部に膨出された環状の凸条を図8の如く、円弧状欠切部10の孔 縁部に接触するように、一対の鍋型プレート2c,2dによってそれを挟持する 。なお、それに先立って、鍋型プレート2c,2dの冷却水パイプ貫通孔9には 、夫々冷却水パイプ1がカシメ固定される。 このように組立てられる各部品の互いに接触する少なくとも一方の外表面には ろう材が被覆されたものが用いられ、全体が炉内で一体的に且つ液密にろう付け 固定されるものである。
【0010】 次に、図9は円形チューブ3bの他の実施の形態であり、この例では円形チュ ーブ3bが蛇行状に曲折されている。それにより、図7のそれに比べて冷却水の 接触面が広がる。 この図9の円形チューブ3bを内装したオイルクーラが、図10及び図11に 示されている。
【0011】
【考案の作用・効果】
請求項1に記載の本考案は、ケーシング2に内装されるオイルチューブ3が一 対の冷却水パイプ1の軸線方向に直交するように曲折されたものである。そのた め、オイルチューブ3の長さを十分確保しつつ、冷却水パイプ1の軸線方向にお けるケーシング2の幅を小さくすることができる。それにより放熱面積を十分確 保すると共に、オイルクーラ全体をコンパクトにして、ラジエータとエンジンの ウォータージャケットとの冷却水配管中に介装することできる。 請求項2に記載の本考案は、端蓋6とオイルパイプ8とが一体に形成され、そ の端蓋6のオイルチューブ嵌着凹部7に曲折蛇行した偏平チューブ3aの両端開 口が接続されるように構成したから、組立て易く信頼性の高いオイルクーラを提 供できる。
【0012】 請求項3に記載の本考案は、ケーシング本体5が部材2a,2bよりなり、夫 々の部材2a,2bに冷却水パイプ1の一端が嵌着してカシメられるように構成 したから、そのカシメ作業を容易に行い得る。 請求項4に記載の本考案は、鍋型プレート2c,2dを互いに重ね合わせてケ ーシング2を形成し、その底部の冷却水パイプ貫通孔9に冷却水パイプ1が取付 けられるものであるから、組立て易く且つプレス成形により容易にケーシング2 を構成できる。 請求項5に記載の本考案は、鍋型プレート2c,2dの縁部に円弧状欠切部10 が形成され、そこにオイルチューブ3の両端部が挟持されるように構成したから 、オイルチューブ3とケーシング2との組立てを極めて容易に行うことができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態を示すオイルクーラ
の斜視図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】同縦断面図。
【図4】同オイルクーラの使用状態を示す説明図。
【図5】本考案の第2の実施の形態を示すオイルクーラ
の斜視図。
【図6】同分解斜視図。
【図7】同オイルクーラに用いられるオイルチューブ3
の正面図及び側面図。
【図8】同オイルクーラに用いられるオイルチューブ3
とケーシング2との貫通部を示す説明図。
【図9】同オイルクーラに用いられるオイルチューブ3
の他の例を示す正面図。
【図10】同オイルチューブ3を内装したオイルクーラ
の斜視図。
【図11】同縦断面図。
【図12】従来型オイルクーラの一部破断正面図。
【符号の説明】
1 冷却水パイプ 2 ケーシング 2a,2b 部材 2c,2d 鍋型プレート 3 オイルチューブ 3a 偏平チューブ 3b 円形チューブ 4 配管 5 ケーシング本体 6 端蓋 7 オイルチューブ嵌着凹部 8 オイルパイプ 9 冷却水パイプ貫通孔 10 円弧状欠切部 11 環状溝 12 オイルクーラ本体 13 内管 14 外管 15 インナーフィン

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的近接して対向する両側面に一対の
    冷却水パイプ1が突設された箱状のケーシング2と、 そのケーシング2に内装されると共に、前記冷却水パイ
    プ1の軸線方向に直交する方向に曲折され、両端が前記
    ケーシング2の周面に開口されたオイルチューブ3と、 を具備し、 一対の前記冷却水パイプ1が、夫々ラジエータとエンジ
    ンのウォータージャケットを連結する配管4に連結され
    るオイルクーラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ケーシング2が、一端開口の箱状のケーシング本体
    5と、その開口を被嵌する端蓋6とからなり、 その端蓋6に一対のオイルチューブ嵌着凹部7が設けら
    れ且つ、その凹部7にオイルパイプ8が一体に連通され
    て、そのオイルパイプ8が端蓋6の外面に突設され、 前記オイルチューブ3は偏平チューブ3aを蛇行状に曲
    折したものからなり、その両端が前記オイルチューブ嵌
    着凹部7に接続されたオイルクーラ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記ケーシング本体5が前記冷却水パイプ1の軸線方向
    に二分割されるように、その周面に継目が存在する二つ
    の部材2a,2bよりなり、夫々の部材の冷却水パイプ
    貫通孔9に前記冷却水パイプ1の一端が嵌着してカシメ
    られてなるオイルクーラ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記ケーシング2は互いに外周が整合する鍋型にプレス
    成形され、その底部に夫々冷却水パイプ貫通孔9が穿設
    された一対の鍋型プレート2c,2dを有し、その一対
    の鍋型プレート2c,2dの内面が互いに対向するよう
    に、その開口部周縁が重ね合わされて、その接合部が液
    密にろう付けされたものからなり、 前記オイルチューブ3は断面円形チューブ3bをコイル
    状または蛇行状に曲折したものからなり、その両端部が
    前記ケーシング2の周面に貫通し、その貫通部が液密に
    ろう付けされたものからなるオイルクーラ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 夫々の前記鍋型プレート2c,2dの縁部に円弧状欠切
    部10が形成され、その欠切部10間に前記オイルチューブ
    3の両端部が挟持されたオイルクーラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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