JP3058767B2 - 移動体検出方法 - Google Patents

移動体検出方法

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JP3058767B2
JP3058767B2 JP4204797A JP20479792A JP3058767B2 JP 3058767 B2 JP3058767 B2 JP 3058767B2 JP 4204797 A JP4204797 A JP 4204797A JP 20479792 A JP20479792 A JP 20479792A JP 3058767 B2 JP3058767 B2 JP 3058767B2
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Nagoya Electric Works Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定区域を撮影した1
フレームの画像中に発生する移動体の移動によって生ず
る縞状部分を、奇数フィールド画像と偶数フィールド画
像の差分処理により抽出して、移動体に関する情報を求
める移動体検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両等の移動体を検出する場合、
1台のテレビカメラで所定区域を撮影して得られるフレ
ーム画像どうしの差分を求めて移動体を検出するか、或
いは高速シャッターカメラを2台用いてそれぞれに撮影
された画像どうしの差分を求めて検出するかのいずれか
の方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、テレビカメラ
は、1秒間に30枚の画像をサンプリングして映像信号
に変換している。一枚のフレーム画像は、図3(a),
(b)に示すような、1/60秒の周期で撮影される奇
数フィールド画像と偶数フィールド画像とによって構成
され、受像機の飛び越し操作に対応している。
【0004】高速に移動する移動体をテレビカメラで撮
影した場合、奇数フィールド画像と偶数フィールド画像
を1枚のフレーム画像に合成すると、移動体の前後が、
図3(c)に示すようにぶれ(車両と路面が交互に表れ
る縞状部分A1 )が生じる。従って、フレーム画像どう
しの差分を求めて移動体を検出する場合は、互いにぶれ
(以下、縞状部分と呼ぶ。)が発生したフレーム画像で
移動体を検出しなければならない為に、移動体の正確な
検出ができない欠点がある。
【0005】又、この縞状部分を解消すべく高速シャッ
ターカメラを用いて移動体を検出する方法では、露光不
足を生じ易く、露光不足を防ぐ為にストロボを必要とす
る欠点があると共に、移動体検出装置が極めて高価なも
のとなる欠点がある。
【0006】本発明は、上述に鑑みなされたものであっ
て、1フレーム画像中に生じる移動体による縞状部分
を、奇数フィールド画像と偶数フィールド画像の差分に
よって抽出して移動体を検出する移動体検出方法を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体検出方法
は、移動体をインターレス方式の撮影手段によって撮影
された1フレームの画像信号を、同期信号分離処理手段
によって奇数フィールド画像信号と偶数フィールド画像
信号とに分離し、飛び越しのない状態に圧縮した該奇数
フィールド画像信号と該偶数フィールド画像信号との差
分画像信号から前記移動体もしくは前記移動体の移動量
を検出することができる簡便な移動体検出方法である。
【0008】
【作用】本発明の移動体検出方法は、一枚のフレーム画
像中に発生する移動体の移動により生じる縞状部分を、
移動体の進行方向に圧縮し、即ち飛び越しのない状態に
圧縮した奇数フィールド画像信号と偶数フィールド画像
信号からその差分画像信号を抽出することによって、移
動体を検出するものであり、一枚のフレーム画像の画像
処理によって、移動体を検出できる簡便な移動体検出方
法である。
【0009】
【実施例】以下、図1に基づいて、本発明に係る移動体
検出方法の一実施例について説明する。図1に於いて、
1はテレビカメラ、2は高い周波成分の雑音を除去する
と共にサンプリング時の折り返し雑音の発生を防止する
ローパスフィルタ、3は映像信号をデジタル画像信号に
変換するAD変換器、4は映像信号から同期信号を分離
する同期信号分離処理回路、5は奇数・偶数フィールド
検出回路、6はデジタル画像信号を奇数フィールド画像
信号と偶数フィールド画像信号に分離する為のマルチプ
レクサ、7は奇数フィールド画像メモリ、8は偶数フィ
ールド画像メモリ、9は差分処理を行う為の演算処理回
路、10は差分処理された画像信号が格納される画像メ
モリ、11は車両等の移動体を検出する移動体検出回路
である。
【0010】テレビカメラ1から得られる映像信号は、
ローパスフィルタ2を介してAD変換器3に供給されて
輝度レベルに応じてデジタル画像信号に変換されると共
に、同期信号分離処理回路4に入力される。同期信号分
離処理回路4では、映像信号から水平同期信号と垂直同
期信号が分離され、奇数・偶数フィールド検出回路5に
供給される。奇数・偶数フィールド検出回路5では、同
期信号に基づいて奇数・偶数フィールドが検出され、奇
数フィールドが検出された場合はオン信号、偶数フィー
ルドが検出された場合はオフ信号がそれぞれマルチプレ
クサ6に供給される。
【0011】マルチプレクサ6には、AD変換器3から
デジタル画像信号と奇数・偶数フィールド検出回路5か
ら同期信号に対応したオン・オフ信号が供給される。デ
ジタル画像信号は、マルチプレクサ6によってそれぞれ
奇数フィールド画像信号と偶数フィールド画像信号に分
別される。奇数フィールド画像信号と偶数フィールド画
像信号は、それぞれ奇数フィールド画像メモリ7と偶数
フィールド画像メモリ8に飛び越しのない状態で順次読
み込まれる。奇数フィールド画像メモリ7と偶数フィー
ルド画像メモリ8に格納されたそれぞれの画像信号は、
偶数フィールド画像メモリ8への画像信号の入力が完了
すると、演算処理回路9に読み出されて差分処理が行わ
れる。演算処理回路9から得られる差分画像信号は、画
像メモリ10に格納される。画像メモリ10から読み出
された画像信号は、移動体検出回路11に入力されて移
動体に関する情報が求められる。
【0012】次に、図2の車両画像を参照して差分画像
処理及び移動体検出について詳細に説明する。AD変換
器3から得られるデジタル画像信号は、マルチプレクサ
6によって奇数フィールド画像信号と偶数フィールド画
像信号にそれぞれ分離され、順次奇数フィールド画像メ
モリ7と偶数フィールド画像メモリ8に振り分けられて
格納される。奇数フィールド画像メモリ7と偶数フィー
ルド画像メモリ8に格納されたフィールド画像は、図2
(a),(b)に図示されるように、飛び越しのない状
態で画像メモリ7,8にそれぞれ格納されている。図2
(a),(b)は、進行方向に対応するY軸方向に圧縮
されたフィールド画像となっており、その差分画像が図
2(c)に示されている。また、図2(d)は、図2
(c)のラインL上の濃度値を示している。
【0013】演算処理回路9では、図2(a),(b)
の奇数・偶数フィールド画像信号が差分処理されてい
る。各フィールド画像の同じアドレスに対応する画素信
号の一致を検出する。画素信号どうしを差分することに
よって、車両の重なる部分が除去され、車両の前後の縞
状部分に対応する部分D1 またはD2 が差分画像として
残る。この差分画像信号が画像メモリ10に読み込まれ
る。
【0014】移動体検出回路11では、画像メモリ10
に格納された差分画像信号が読み出されて入力される。
移動量に対応する部分D1 またはD2 のY軸方向のアド
レス値の差(|Y11−Y12|または|Y21−Y22|)を
求めることによって、移動体を検出することができると
共に、移動幅が検出できる。この差分画像には、1/6
0秒間に移動した部分D1 ,D2 のみが残る為に、その
部分D1 ,D2 の幅を検出することによって、予め計測
されている画面上の距離と比較しその値を2倍にするこ
とによって、その移動距離を検出することができる。
又、その移動距離と等価シャッター速度(1/60秒)
によって、移動体の速度を検出することができる。
【0015】無論、上記実施例では、奇数と偶数のフィ
ールド画像メモリを設けたが、1フレームの画像信号を
フレームメモリに一旦記憶し、奇数と偶数の各ラインの
画像信号を交互に読み出してそのライン間の差分処理を
行ってもよいことは明らかである。
【0016】本発明の移動体検出方法では、奇数フィー
ルド画像と偶数フィールド画像の差分処理が減算処理等
の信号処理を行う演算処理回路9によってなされている
が、この演算処理回路9は、個別の論理回路或いは演算
回路によって形成することもできる。又、マイクロコン
ピュータ或いは画像処理専用プロセッサ等によって容易
になし得る。
【0017】無論、奇数・偶数フィールド画像メモリ
7,8、画像メモリ10、及び移動体検出回路11も同
様にマイクロコンピュータ等による信号処理によって容
易になし得ることは明らかである。又、移動体検出回路
11は、画像の図2(c)の差分画像を車幅方向に加算
処理して所定の閾値で処理する等の種々の方法によって
移動体を求めることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の移動体検出方法は、1台のテレ
ビカメラの1フレーム画像から分離された奇数フィール
ド画像信号と偶数フィールド画像信号の差分によって、
車両等の移動体に関する情報を求めることができると共
に、移動量が検出できるものであり、従来のフレーム間
の差分処理に比べ検出精度が高く、又、二台のテレビカ
メラを用いて車両速度を検出する必要がない簡便な移動
体検出方法である。
【0019】又、本発明の移動体検出方法によれば、高
速シャッターカメラ等の高価なカメラを用いて移動体を
検出する必要がないので、ストロボの設置も必要ではな
く、また、一台のテレビカメラで移動体を検出すること
ができるので、安価な移動体検出装置を提供することが
できる効果を奏するものである。
【0020】更に、一枚のフレーム画像のみによって車
両等の移動体の速度を検出することができるので、極め
て高速に画像処理がなされ、車両の確定と移動速度の検
出に効果的な方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動体検出方法の一実施例を示す
為のブロック図である。
【図2】図1の画像処理を説明する為の図であり、
(a)は奇数フィールド画像、(b)は偶数フィールド
画像、(c)は差分画像、(d)は濃度分布を示す図で
ある。
【図3】飛び越し走査方法による1フレームの画像構成
を説明する為の図であり、(a)は奇数フィールド画
像、(b)は偶数フィールド画像、(c)はフレーム画
像である。
【符号の説明】
1 テレビカメラ 2 ローパスフィルタ 3 AD変換器 4 同期信号分離処理回路 5 奇数・偶数フィールド検出回路 6 マルチプレクサ 7 奇数フィールド画像メモリ 8 偶数フィールド画像メモリ 9 演算処理回路 10 画像メモリ 11 移動体検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−25589(JP,A) 特開 平4−326278(JP,A) 特開 昭59−183587(JP,A) 実開 昭62−119076(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副操作方向に移動する移動体をインタレ
    ース方式の撮影手段によって撮影された1フレームの画
    像信号を、奇数フィールド画像と偶数フィールド画像と
    に分離し、走査線の飛び越しのない状態に圧縮して記憶
    装置に格納し、該記憶装置に格納した該奇数フィールド
    画像と該偶数フィールド画像による差分画像から移動幅
    を検出し、この移動幅を2倍して、前記移動体の移動量
    を検出することを特徴とする移動体検出方法。
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