JP3058651U - キッチンラップ巻き戻り防止具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キッチンラップを取り出し切断し終わった
際、ラップがラップボックス内に巻き戻りラップ芯棒に
巻き付くことを防止することで、ラップ芯棒に巻きつい
たラップの端を探し取り出す手間とラップの無駄をなく
す効果を提供する。 【構成】 用具本体Ａを用具本体Ｂに装入し一体化した
用具をラップ芯棒端部に組み込み、ラップ芯棒と共にラ
ップボックスに装着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、キッチンラップとラップボックスとの隙間に装着することで、食品 保存時や盛りつけた皿にラップを包み込みラップの端を刃部で切断した際にラッ プボックスの中にラップの切端が巻き戻ることを防止する用具である。

【０００２】

【従来の技術】

従来技術は、ラップの端を刃部で切断し終わった際、ボックス面に粘着剤を施 すことでラップが粘着部に貼りつきボックス中に巻き戻るのを防いでいるものが あった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術は次の様な欠点があった。 （イ）従来からの技術として、ボックス面に粘着剤を施した場合は、何度とな く繰り返し使用すると粘着力が低下しボックス中に巻き戻ってしまうことがあっ た。 （ロ）また、ボックス面の粘着部を必ず押さえてラップの端を刃部で切断しな くてはならず切断し辛いという欠点があった。 （ハ）本考案は、用具Ａ本体（Ａ）と用具Ｂ本体（Ｂ）とを一体化してラップ ボックス（９）側面正方形部とラップ芯棒（７）との隙間に装着することで、用 具Ｂ本体（Ｂ）の溝（４）に用具Ａ本体（Ａ）の鍔（１）が噛み合い回転固定す ることでラップ（８）を引き出し切断した際にラップ（８）がラップ芯棒（７） に巻き戻るのを防止する目的を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

用具Ａ本体（Ａ）の軸部（２）を用具Ｂ本体（Ｂ）の軸受部（６）に挿入し、 用具Ａ本体（Ａ）の鍔（１）を用具Ｂ本体（Ｂ）の溝（４）に噛み合わせる。噛 み合い合体した用具Ａ本体（Ａ）と用具Ｂ本体（Ｂ）を一方のラップ芯棒（７） 中空部に装着し、用具Ａ本体（Ａ）の正方形部分とラップボックス（９）側面正 方形部分とが重複するように、一体化した用具Ａ本体（Ａ）と用具Ｂ本体（Ｂ） 及びラップ芯棒（７）をラップボックス（９）に装備する。 へり（５）は用具Ｂ本体（Ｂ）がラップ芯棒（７）内部に滑り込むのを防止し ている。 ラップボックス（９）から食品または調理品を包装する長さだけラップ（８） を引出し刃部（１０）で切断する。ラップ（８）を引き出すことで、ラップ芯棒 （７）と一体となっている用具Ｂ本体（Ｂ）は回転するが、用具Ａ本体（Ａ）は 固定されているため、用具Ｂ本体（Ｂ）は用具Ａ本体（Ａ）の軸部（２）中心に 回転する。用具Ａ本体（Ａ）の鍔（１）と用具Ｂ本体（Ｂ）との溝（４）はラッ プ（８）を引き出すごとに噛み合い固定しラップ（８）の巻き戻りを防止する。

【０００５】 本考案の構造上の条件として、用具Ｂ本体（Ｂ）の溝（４）の深さよりも、用 具Ａ本体（Ａ）の鍔（１）の長さを数倍長くすることで、用具Ａ本体（Ａ）の鍔 （１）を柔軟で撓りの有る物にする。 ラップボックス（９）の長径の内側寸法とラップ芯棒（７）の長径寸法との差 から生ずる隙間（１１）の寸法よりも、用具Ａ本体（Ａ）の四角の外周の厚みと 用具Ｂ本体（Ｂ）の溝（４）の深さを加算した寸法値の方が小さくなくてはなら ない。

【０００６】

【作用】

上記の如く構成すれば、用具Ａ本体（Ａ）、用具Ｂ本体（Ｂ）をラップ芯棒（ ７）に挿入しラップボックス（９）に装着した状態でラップ（８）を引出し切断 したあとは、人の力が加わらないことから用具Ａ本体（Ａ）の鍔（１）が用具Ｂ 本体（Ｂ）の溝（４）に嵌まり込むので用具Ａ本体（Ａ）と用具Ｂ本体（Ｂ）は 一体化され、用具Ａ本体（Ａ）の四角部分の外周がラップボックス（９）の正方 形側面に囲まれている為、僅かな震動では回転しないことから使用後のラップの 切端は巻き戻りをしない。従って用具Ａ本体（Ａ）の厚みと用具Ｂ本体（Ｂ）の 溝（４）を加えた長さは隙間（１１）より短い幅といえる。

【０００７】

【実施例】

実施例を図３及び図４に基づいて説明すると、用具Ｂ本体（Ｂ）をラップ芯棒 （７）端部に装着する。用具Ｂ本体（Ｂ）にはへり（５）があるので用具Ｂ本体 （Ｂ）はラップ芯棒（７）の奥へ滑り込まないようになっている。用具Ａ本体（ Ａ）の軸部（２）を用具Ｂ本体（Ｂ）の軸受部（６）に挿入し、用具Ａ本体（Ａ ）、用具Ｂ本体（Ｂ）と一体となったラップ芯棒（７）ともにラップボックス（ ９）に装着する。図５は一体となる実施例を説明した図である。 ラップ（８）を引き出すごとに溝（４）に鍔（１）が噛み合い回転しラップ（ ８）を引き出し切断し終わると固定されラップ（８）の巻き戻りを防止する。

【０００８】

【考案の効果】

上記構造によれば、食品保存や食品保護のため、ラップを引出し包み込んでラ ップを切断した際、固定化された用具Ａ本体にラップ芯棒と一体化した用具Ｂ本 体が回転しながら随時溝に鍔が噛み合い固定することで、ラップ端部が巻き戻る のを防止することができ、ラップ芯棒に巻き付いたラップ端部を探し取り出す手 間と無駄をなくす効果をもたらすものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案用具Ａの平面図及び側面図である。

【図２】本考案用具Ｂの平面図及び側面図である。

【図３】本考案の実施例の断面図である。

【図４】本考案の実施例の断面図である。

【図５】本考案の実施例の見取図である。

【符号の説明】

Ａ 用具Ａ本体 １ 鍔 ２ 軸部 Ｂ 用具Ｂ本体 ３ 溝枠 ４ 溝 ５ へり ６ 軸受部 ７ ラップ芯棒 ８ ラップ ９ ラップボックス １０ 刃部 １１ 隙間

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】用具Ａ本体（Ａ）の軸部（２）に用具Ｂ本
   体（Ｂ）の軸受部（６）を挿入、一体となるキッチンラ
   ップ巻き戻り防止具
2. 【請求項２】ラップ芯棒（７）中に用具Ｂ本体（Ｂ）を
   挿入、ラップボックス（９）側面正方形部とラップ芯棒
   （７）側面部との隙間に用具Ａ本体（Ａ）を装着してな
   る実用新案登録請求の範囲請求項１記載のキッチンラッ
   プ巻き戻り防止具