JP3058628B1 - 超小型クランプ金具とその引き絞り操作方法 - Google Patents

超小型クランプ金具とその引き絞り操作方法

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JP3058628B1 JP10373324A JP37332498A JP3058628B1 JP 3058628 B1 JP3058628 B1 JP 3058628B1 JP 10373324 A JP10373324 A JP 10373324A JP 37332498 A JP37332498 A JP 37332498A JP 3058628 B1 JP3058628 B1 JP 3058628B1
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    • B25B25/00Implements for fastening, connecting or tensioning of wire or strip
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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16L33/02Hose-clips
    • F16L33/025Hose-clips tightened by deforming radially extending loops or folds
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

【要約】 【課題】直径−約2.5〜12.0mmの極めて細い柔
軟なフレキシブルチューブを挟み潰すおそれなく、コネ
クターやバルブなどの各種機器へ締結固定できる超小型
のクランプ金具を提供する。 【解決手段】クランプバンド(11)の中間非重合部分
(11c)が内側重合部分(11a)並びに外側重合部
分(11b)と各々隣り合う境界位置付近から第1、2
工具受け止め爪(17)(20)を何れも斜め外向きに
切り起して、その中間非重合部分(11c)の円周面を
包囲する如く差し入れた引き絞り操作工具(A)の両挟
持爪(25)を、上記両工具受け止め爪(17)(2
0)へ係止させて引き絞り操作した時、上記内側重合部
分(11a)から斜め外向きに切り起されている締結固
定用楔爪(13)と、外側重合部分(11b)に開口す
る楔爪受け入れ穴(16)とが、自づと喰い付き係止し
合うように定めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に医療機器や理化
学機器、測定機器、油圧・空圧機器などの用途分野にお
いて、薬液やエヤー、オイル、その他の流体を給送する
直径−約2.5〜12.0mmの極めて細い柔軟なフレ
キシブルチューブを、コネクターやバルブなどの各種機
器における接続円周面へ締結するために使う超小型クラ
ンプ金具と、その引き絞り操作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の極めて細い柔軟なフレキシブル
チューブを、コネクターやバルブなどの各種機器におけ
る接続円周面へ締結固定する超小型のクランプ金具とし
ては、図21、22に示すようなオエティカー(Oet
iker)と称する耳付きの金属製品が使われている。
【0003】これは、一定帯幅のステンレス鋼板から造
形された無端なクランプバンド(1)の円周面一部に、
1個の架橋型耳片(2)を連続的に張り出し形成した一
体品であって、その耳片(2)をプライヤーなどの専用
工具(3)により強く引き絞り操作して、そのクランプ
バンド(1)の口径を収縮変形させるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
クランプ金具のクランプバンド(1)は無端な一体品で
あるため、これをフレキシブルチューブ(4)の切り離
し端部から通し込み使用しなければならず、そのチュー
ブ(4)が長くなればなる程、甚だ面倒である。
【0005】又、上記クランプバンド(1)の円周面か
ら部分的に張り出す耳片(2)が、倒立U字型の架橋状
態にあるため、これを専用工具(3)によって引き絞り
操作する際、チューブ(4)を咬み込み破損させてしま
うおそれがあり、その操作に特別の注意も必要となる。
【0006】更に、上記型式のクランプ金具にとって、
引き絞り操作するための耳片(2)は必要不可欠である
が、そのクランプバンド(1)の円周面積に対する耳片
(2)の占有面積は、チューブ(4)の直径が小さくな
ればなる程、相対的に大きくなって、その耳片(2)が
チューブ(4)の直径線上へ接近する結果、上記引き絞
り操作時にチューブ(4)を直径方向から挟み潰してし
まうおそれがあり、その超小型化にも制約を受けること
となる。
【0007】この点、本発明者は本発明と近似する基本
的な構成を備えた引き絞り操作式のクランプ金具につい
て、既に実公平7−47671号を提案した。そして、
この公知考案によれば、クランプバンド(11)を流体
給送用ホースや防塵用ベローズ、軸継手用ブーツなどの
被締結物(10)へ、その切り離し端部から通し込む必
要がなく、その直径方向からでも捲き掛け使用できる利
便性があると言える。
【0008】しかし、上記公知考案の場合、直径−約1
2.0mm以上の太い流体給送用ホースやその他の被締
結物(10)については、その被締結物(10)が仮令
弾力性を有さないとしても、事実上全然支障なく使用す
ることができるが、本発明の対象とするような直径−約
2.5〜12.0mmの極めて細い柔軟なフレキシブル
チューブについては、これをその構成のまま適用実施す
ることができない。その理由は次の通りである。
【0009】即ち、上記公知考案のクランプ金具でも、
クランプバンド(11)における内側重合部分(11
a)と外側重合部分(11b)とのオーバーラップする
一定量(X)は必要不可欠であるが、その一定のオーバ
ーラップ量(X)がここから操作工具受け止め用の第3
凸状チヤンネル壁(24)や弾性瘤(25)も外向きに
膨出する状態として、クランプバンド(11)の限られ
た円周面積に比し相当大きな面積を占有している関係
上、仮りにクランプバンド(11)の金属帯板材料
(M)を一層薄肉化したとしても、そのクランプ金具の
超小型化には自づと限界がある。
【0010】そのクランプ金具のクランプバンド(1
1)を上記直径−約2.5〜12.0mmの極めて細い
フレキシブルチューブと対応して、その締結に必要な口
径寸法まで超小型化すると、操作工具受け止め用第2、
3凸状チヤンネル壁(18)(24)の一対がクランプ
バンド(11)のオーバーラップする円周面の一半(北
半球)側から、そのクランプバンド(11)の直径線
(赤道)を越えて、残る円周面の他半(南半球)側まで
到達することになるため、上記円周面の一半(北半球)
側へ言わば突き当てる如く臨む引き絞り操作工具(P)
の両作用爪(42)を、上記第2、3凸状チヤンネル壁
(18)(24)へ係止させて引き絞り操作した時、そ
のフレキシブルチューブを直径方向から挟み潰してしま
うことは必至である。
【0011】それだからと言って、逆にクランプバンド
(11)がオーバーラップしない円周面の他半(南半
球)側から上記引き絞り操作工具(P)を、その懐部が
中間非重合部分(11c)の円周面へ言わば外接する如
き包囲状態に差し入れて、その一対の作用爪(42)を
上記第2、3凸状チヤンネル壁(18)(24)へ係止
させようとしても、その操作工具受け止め用の第2、3
凸状チヤンネル壁(18)(24)は何れもクランプバ
ンド(11)の板厚(T)とほぼ等しい寸法として、僅
か外向きに膨出されているに過ぎず、しかもその第3凸
状チヤンネル壁(24)の手前位置には、これよりも背
高く弾性瘤(25)が外向きに膨出されているため、上
記引き絞り操作工具(P)の両作用爪(42)を第2、
3凸状チヤンネル壁(18)(24)へ係止させること
さえ不可能であり、到底引き絞り操作することができな
い。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
改良を企図しており、そのために超小型クランプ金具
の構成として、一定長さの金属帯板材料から成るクラン
プバンドを、その一端側の内側重合部分と他端側の外側
重合部分とが一定量だけ部分的にオーバーラップする
形リング状に捲き曲げ立体化し、
【0013】そのクランプバンドの口径を引き絞り操作
工具の引き絞り操作により強制的に収縮変形させて、直
径が約2.5〜12.0mmの柔軟なフレキシブルチュ
ーブをそのコネクターやバルブなどの各種機器における
接続円周面へ締結するための超小型クランプ金具であっ
て、
【0014】上記クランプバンドの内側重合部分からは
締結固定用楔爪を先細りのほぼ山型又は半円型として、
そのクランプバンドの円周面と鋭角に交叉する斜め外方
へ切り起す一方、
【0015】同じくクランプバンドの外側重合部分には
楔爪受け入れ穴を、その上記楔爪の切り起し先端部と対
応する入口部が円弧状に屈曲する半円型又は広幅な等脚
台形として開口形成し、
【0016】上記クランプバンドがオーバーラップしな
い中間非重合部分における上記楔爪と隣り合う境界位置
付近からは引き絞り操作工具用の第1工具受け止め爪
を、やはりクランプバンドの円周面と鋭角に交叉する上
記楔爪と同じ向きの斜め外方へ、且つその楔爪よりも背
高く広幅に切り起すと共に、
【0017】同じくクランプバンドの中間非重合部分に
おける上記楔爪受け入れ穴と隣り合う境界位置付近から
は引き絞り操作工具用の第2工具受け止め爪を、上記第
1工具受け止め爪と逆向きのほぼ対称形態として、やは
りクランプバンドの円周面と鋭角に交叉する斜め外方
へ、且つ上記楔爪よりも背高く広幅に切り起し、
【0018】上記クランプバンドにおける中間非重合部
分の直径方向から、その円周面の抱き込み包囲状態に差
し入れた引き絞り操作工具の第1、2挟持爪を、上記第
1、2工具受け止め爪へ係止させて引き絞り操作した
時、そのクランプバンドにおける内側重合部分の締結固
定用楔爪と外側重合部分の楔爪受け入れ穴とが喰い付き
係止し合うように関係設定したことを特徴とし、
【0019】又、上記小型クランプ金具の引き絞り操作
方法として、一定長さの金属帯板材料から成るクランプ
バンドが、その一端側の内側重合部分と他端側の外側重
合部分との一定量だけ部分的にオーバーラップする口径
−約2.5〜12.0mmの円形リング状に捲き曲げ立
体化された超小型クランプ金具を使用して、柔軟なフレ
キシブルチューブをそのコネクターやバルブなどの各種
機器における接続円周面へ締結するために、
【0020】上記クランプバンドの内側重合部分とその
付近のクランプバンドがオーバーラップしない中間非重
合部分からは、締結固定用楔爪と引き絞り操作工具用の
第1工具受け止め爪とを何れもクランプバンドの円周面
と鋭角に交叉する同じ向きとして斜め外方へ切り起し、
【0021】同じくクランプバンドの外側重合部分には
上記楔爪の受け入れ穴を対応形成すると共に、その付近
の上記中間非重合部分からは引き絞り操作工具用の第2
工具受け止め爪を上記第1工具受け止め爪と逆向きのほ
ぼ対称形態として、やはりクランプバンドの円周面と鋭
角に交叉する斜め外方へ切り起す一方、
【0022】上記クランプバンドの第1、2工具受け止
め爪に進入し得る鋭利な一対の第1、2挟持爪を有し、
しかもその両挟持爪の懐部が上記クランプバンドの円周
面を抱き込み包囲し得る大きさの凹曲面に造形された引
き絞り操作工具を用意して、
【0023】その引き絞り操作工具を上記クランプバン
ドにおける中間非重合部分の直径方向から、その懐部が
中間非重合部分の円周面へ外接する如き抱き込み包囲状
態に差し入れ、両挟持爪を上記第1、2工具受け止め爪
へ係止させて引き絞り操作することにより、上記フレキ
シブルチューブを挟み潰すことなく、クランプバンドに
おける内側重合部分の楔爪と外側重合部分の楔爪受け入
れ穴とを喰い付き係止させることを特徴とするものであ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の詳細
を説明すると、図1、2は本発明に係る超小型クランプ
金具の展開状態(材料加工状態)を示しており、そのク
ランプ金具の材料としては一定厚み(T)(例えば約
0.3〜0.5mm)と、一定幅(W)(例えば約2.
0〜6.0mm)とを備えたステンレス鋼板(SUS3
01又はSUS304)やその他の発錆しない金属帯板
(M)が採用され、その予じめの長尺物から対象とする
フレキシブルチューブ(10)の直径寸法に応じた一定
長さ(L)として、適当にカットされることとなる。
【0025】図3〜9は製品として完成したクランプ金
具とその使用状態を示しており、(11)は上記適当な
一定長さ(L)にカットされた金属帯板材料(M)か
ら、正面視の円形リング状に捲き曲げ立体化されること
により、上記チューブ(10)の円周面へ密着作用する
クランプバンドであって、その捲き曲げ一端側に同じく
捲き曲げ他端側が外接する如く、一定量(X)だけ部分
的にオーバーラップしている。
【0026】つまり、クランプバンド(11)における
長手方向の捲き曲げ一端側が内側重合部分(11a)を
なし、同じく捲き曲げ他端側が外側重合部分(11b)
となるオーバーラップ状態にある。(11c)はその余
のオーバーラップしないクランプバンド(11)の中間
非重合部分を示している。
【0027】上記クランプバンド(11)は言うまでも
なく金属帯板材料(M)自身の一定幅(W)を備えてい
るが、その内側重合部分(11a)の切り離し一端のみ
を金属帯板材料(M)の一定幅(W)よりも狭く、その
半分程度の一定幅(W1)(例えば約1.0〜3.0m
m)を有するガイドノーズ(12)として切り欠くこと
が望ましい。
【0028】そうすれば、金属帯板材料(M)の長尺物
を間歇的に順送し乍ら、そのクラン プバンド(11)を
一定長さ(L)にカットする加工位置の目印となり、又
クランプバンド(11)を円形リング状に捲き曲げ立体
化する際の先導作用に役立てることができる。但し、そ
のガイドノーズ(12)としての切り欠きは、これを省
略してもさしつかえない。
【0029】上記クランプバンド(11)の内側重合部
分(11a)におけるガイドノーズ(12)と隣り合う
位置付近からは、締結固定用楔爪(13)がそのクラン
プバンド(11)の円周面と鋭角(α)に交叉する関係
状態として、斜め外向きに切り起されている。
【0030】つまり、図1、2の展開状態から明白なよ
うに、金属帯板材料(M)から成るクランプバンド(1
1)の長手中心線上には、そのクランプバンド(11)
の中間非重合部分(11c)に向かって徐々に先細りと
なる円弧状の切り込み線(14)が、上記ガイドノーズ
(12)の一定幅(W1)とほぼ等しい一定幅(W2)
だけ付与され、その切り込み線(14)による区画内部
がほぼ半円型の締結固定用楔爪(13)として、クラン
プバンド(11)から図2、3のような斜め外向きに曲
げ起されているわけである。(15)はその曲げ起し稜
線を示唆している。
【0031】その際、締結固定用楔爪(13)がクラン
プバンド(11)の円周面と交叉する鋭角(α)を、大
きくとも約45度に設定すると共に、同じく円周面から
の切り起し高さ(H)を、その低くとも上記金属帯板材
料(M)の一定厚み(T)とほぼ等しく寸法化すること
が好ましい。
【0032】他方、クランプバンド(11)における外
側重合部分(11b)の切り離し他端位置には、上記内
側重合部分(11a)の締結固定用楔爪(13)と対応
する楔爪受け入れ穴(16)が開口形成されている。こ
の楔爪受け入れ穴(16)の開口幅(S)は、上記楔爪
(13)における切り起し基端部の一定幅(W2)より
も若干広い寸法として、その楔爪(13)を円滑に受け
入れることができるよ うになっている。
【0033】しかも、同じく楔爪受け入れ穴(16)の
開口形状はほぼ半円型として、その楔爪(13)の切り
起し先端部と対応する入口部(16a)が、上記楔爪
(13)をクランプバンド(11)の長手中心線上へ自
づと引き寄せ得る円弧状に屈曲されてもいる。
【0034】又、クランプバンド(11)のオーバーラ
ップしない中間非重合部分(11c)において、上記内
側重合部分(11a)の締結固定用楔爪(13)と隣り
合う境界位置付近からは、引き絞り操作工具用の第1工
具受け止め爪(17)が上記楔爪(13)と同じ向きの
斜め外方へ切り起されている。
【0035】図1、2の展開状態から明白な通り、金属
帯板材料(M)から成るクランプバンド(11)の長手
中心線上に、上記楔爪(13)と同じ方向に先細りとな
る円弧状の切り込み線(18)が刻入され、その切り込
み線(18)による区画内部がほぼ半円型の第1工具受
け止め爪(17)として、クランプバンド(11)から
図2、3のような斜め外向きに曲げ起されているのであ
り、そのクランプバンド(11)の円周面とやはり鋭角
(β)に交叉している。(19)はその第1工具受け止
め爪(17)の曲げ起し稜線を示唆している。
【0036】(20)は上記第1工具受け止め爪(1
7)と対をなす引き絞り操作工具用の第2工具受け止め
爪であり、これはクランプバンド(11)のやはりオー
バーラップしない中間非重合部分(11c)において、
上記外側重合部分(11b)の楔爪受け入れ穴(16)
と隣り合う境界位置付近から、第1工具受け止め爪(1
7)と逆向きの斜め外方へ切り起されている。
【0037】つまり、図1、2の展開状態からやはり明
白なように、クランプバンド(11)の長手中心線上に
は上記締結固定用楔爪(13)や第1工具受け止め爪
(17)と逆向きに先細りとなる円弧状の切り込み線
(21)が付与され、その切り込 み線(21)による区
画内部が上記第1工具受け止め爪(17)とほぼ対称な
半円型の第2工具受け止め爪(20)として、クランプ
バンド(11)から図2、3のような斜め外向き曲げ起
されているわけであり、そのクランプバンド(11)の
円周面と鋭角(γ)に交叉している。(22)はその第
2工具受け止め爪(20)の曲げ起し稜線を暗示してい
る。
【0038】その場合、上記第1、2工具受け止め爪
(17)(20)がクランプバンド(11)の円周面か
ら切り起される高さ(H1)(H2)としては、これら
を上記締結固定用楔爪(13)のそれよりも背高く、そ
の低くとも金属帯板材料(M)における一定厚み(T)
の約2倍に寸法化することが好ましい。後述する引き絞
り操作工具の第1、2挟持爪を、確実に安定良く受け止
めることができるからである。
【0039】上記第1、2工具受け止め爪(17)(2
0)がクランプバンド(11)の円周面と交叉する鋭角
(β)(γ)については、その対称な一対の何れも上記
楔爪(13)のそれとほぼ同様に、大きくとも約45度
に設定することが望ましい。又、同じく第1、2工具受
け止め爪(17)(20)における切り起し基端部の一
定幅(W3)(W4)については、上記楔爪(13)の
それよりも若干広く寸法化することにより、引き絞り操
作工具の引き絞り操作力に対抗できる強度アップを図る
と共に、その楔爪(13)と識別して誤りなく使用でき
るように定める。
【0040】更に、(23)はクランプバンド(11)
のオーバーラップしない中間非重合部分(11c)に位
置しつつ、その上記第1、2工具受け止め爪(17)
(20)の相互間に開口形成された金属帯板材料(M)
の加工位置決め用パイロット穴であり、ここに後述する
自動プレス加工装置の工程用パンチ(図示省略)を受け
入れて、上記金属帯板材料(M)の長尺物を一定ピッチ
づつ間歇的に順送し、その過程においてクランプバンド
(11)の必要なプレス加工を行なうために使用され
る。
【0041】次に、図10〜13は本発明の変形実施形
態に係り、図1〜9の上記基本実施形態よりも更に超小
型のクランプ金具を示しているが、その基本実施形態と
異なる構成は次の通りである。
【0042】即ち、本発明に係るクランプ金具の変形実
施形態では締結固定用楔爪(13)を、その切り起し先
端部へ行く程徐々に細くなるほぼ山型として造形する一
方、楔爪受け入れ穴(16)をその開口幅(S)が上記
楔爪(13)の切り起し先端部と対応する入口部(16
a)において広幅となる等脚台形に開口させている。
【0043】又、第1、2工具受け止め爪(17)(2
0)もその切り起し先端部へ行く程徐々に細くなるほぼ
対称な山型に造形している。この場合にも、第1、2工
具受け止め爪(17)(20)における切り起し基端部
の一定幅(W3)(W4)は、上記締結固定用楔爪(1
3)のそれに比して、若干広く寸法化されている。
【0044】尚、図10〜13の変形実施形態における
その他の構成は、上記基本実施形態と実質的に同一であ
るため、その図10〜13に図1〜9との対応符号を記
入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
【0045】このような本発明のクランプ金具は、上記
一定厚み(T)と一定幅(W)を有するステンレス鋼板
やその他の金属帯板材料(M)から、次の方法によって
効率良く量産することができる。
【0046】即ち、スタンピング工程金型とフォーミン
グ工程金型とから多段連続型(順送型)をなす自動プレ
ス加工装置(図示省略)へ、長尺な上記金属帯板材料
(M)を送入して、これに図14、15のような予備と
なる加工位置決め用のパイロット穴(23)を打ち抜
き、そのパイロット穴(23)へ各加工金型の工程用パ
ンチ(図示省略)を抜き差し自在に差し込むことによ
り、金属帯板材料(M)を自づと正しく位置決め停止さ
せると共に、そのパイロット穴(23)の間隔ピッチ
(P)を送りピッチとして、上記金属帯板材料(M)を
間歇的に順送する。
【0047】そして、その停止中、先ずスタンピング工
程での加工金型により、上記クランプバンド(11)に
おけるガイドノーズ(12)の切り欠き(輪郭抜き)加
工や楔爪受け入れ穴(16)の抜き加工、締結固定用楔
爪(13)と第1、2工具受け止め爪(17)(20)
の切り起し加工を悉く一挙同時に、又は順次連続的に行
なう。その加工状態は図16、17に示す通りである。
【0048】次に、上記加工状態の金属帯板材料(M)
を図16、17の符号(C−C)で示す位置から切り離
す如くカット加工して、図1、2のようなクランプバン
ド(11)としての一定長さ(L)に寸法化する。その
場合、第1、2工具受け止め爪(17)(20)の向か
い合う相互間隔(Y)を長短変化させるだけで、各種フ
レキシブルチューブ(10)の直径寸法に対応させるこ
とができる。
【0049】このような一定長さ(L)にカットされた
クランプバンド(11)は、未だ展開状態にあるため、
これを最後にフォーミング工程での加工金型により、順
次段階的に捲き曲げ立体化して、図3のようなクランプ
バンド(11)の内側重合部分(11a)と外側重合部
分(11b)とが部分的にオーバーラップする円形リン
グ状に仕上げる。尚、その捲き曲げ加工に用いる芯金も
図示省略してある。
【0050】茲に、クランプバンド(11)の円形リン
グ状に捲き曲げ立体化されたクランプ金具は、約2.5
〜12.0mmの口径(D)を備えた超小型として、図
3から示唆される通り、上記第1、2工具受け止め爪
(17)(20)の一対がクランプバンド(11)の直
径線(赤道)(O−O)上まで到達せず、そのクランプ
バンド(11)の部分的にオーバーラップすることとな
る円周面の一半(北半球)側へ、必らず偏心するように
配置されている。このような第1、2工具受け止め爪
(17)(20)の偏心した配置となるように、上記ク
ランプバンド(11)がスプリングバック量を見越し
て、円形リング状に捲き曲げ立体化されているのであ
る。
【0051】図3のような本発明の超小型クランプ金具
との関係上、これを締結作業するための引き絞り操作工
具(A)は、図18のような組立枢軸(24)の廻りに
開閉作用する一対の第1、2挟持爪(25)と、これか
ら一体的に延長された一対の第1、2開閉レバー(2
6)とを備え、その両開閉レバー(26)の相互間には
両挟持爪(25)を常時閉合方向に付勢する圧縮コイル
バネ(27)が介挿されている。
【0052】しかも、両挟持爪(25)の爪先部(25
a)は上記クランプ金具におけるクランプバンド(1
1)の円周面と、これから鋭角(β)(γ)に切り起さ
れた第1、2工具受け止め爪(17)(20)との角隅
部へ進入し得る形状に鋭利化されていると共に、同じく
両挟持爪(25)の懐部(25b)が上記クランプバン
ド(11)の円周面を抱き込み包囲し得る大きさの凹曲
面に造形されており、その中間非重合部分(11c)と
干渉しないようになっている。
【0053】そこで、上記クランプ金具を使って、例え
ば医療用や理化学実験用などの極めて細い直径−約2.
5〜12.0mmを備えたフレキシブルチューブ(1
0)を、図4〜9のようなコネクターやバルブ、その他
の各種機器(28)における接続円周面へ締結作業する
に当っては、上記クランプバンド(11)をそのチュー
ブ(10)の円周面ヘ直径方向から一旦捲き掛ける。
【0054】その捲き掛け状態では、クランプバンド
(11)の内側重合部分(11a)と外側重合部分(1
1b)とが部分的にオーバーラップしており、チューブ
(10)からの脱落不能な仮り止め状態に保たれるた
め、次に上記引き絞り操作工具(A)を図19のよう
に、クランプバンド(11)がオーバーラップしない中
間非重合部分(11c)の直径方向(F)から、その両
挟持爪(25)の懐部(25b)がクランプバンド(1
1)の円周面を抱き込み包囲する如くに差し入れて、同
じく両挟持爪(25)の爪先部(25a)を第1、2工
具受け止め爪(17)(20)に係止させる。
【0055】つまり、クラン5バンド(11)がオーバ
ーラップしない円周面の他半(南半球)側から引き絞り
操作工具(A)を、その両挟持爪(25)の懐部(25
b)が中間非重合部分(11c)の円周面へ言わば外接
する如き抱き込み状態に差し入れて、両爪先部(25
a)を第1、2工具受け止め爪(17)(20)での受
け止め状態に奥深く進入させるのである。
【0056】そして、上記引き絞り操作工具(A)の両
開閉レバー(26)を操作して、その両挟持爪(25)
を組立枢軸(24)の支点廻りに強く引き絞れば、上記
クランプバンド(11)の口径(D)が図19から図2
0のように収縮変形され、その過程では内側重合部分
(11a)から斜め外向きに切り起されている締結固定
用楔爪(13)が、外側重合部分(11b)に開口する
楔爪受け入れ穴(16)へ自づと進入して、その喰い付
き係止し合うことになる結果、上記チューブ(10)は
各種機器(28)の接続円周面へ、図4〜9のような緊
締状態に固定一体化されるのである。その後、上記操作
工具(A)の両挟持爪(25)をクランプ金具よりも大
きく開いて、その直径方向(F)へ抜き出すことは言う
までもない。
【0057】その場合、クランプバンド(11)の締結
固定用楔爪(13)は内側重合部分(11a)から斜8
外向きとして、そのクランプバンド(11)の円周面と
鋭角(α)に交叉する姿勢状態に切り起されているた
め、これと対応する外側重合部分(11b)の楔爪受け
入れ穴(16)へ、自づと円滑・確実に進入することと
なり、瞬時に喰い付き係止し合うのである。
【0058】又、引き絞り操作工具用の第1、2工具受
け止め爪(17)(20)はクランプバンド(11)の
円周面から、その低くとも金属帯板材料(M)における
一定厚み(T)の約2倍として背高く、且つその一対の
ほぼ対称な向きと姿勢に切り起されているため、その引
き絞り操作工具(A)における両挟持爪(25)の懐部
(25b)が大きく開放されていることとも相俟って、
これをクランプバンド (11)の円周面に外接させる如
く、そのクランプバンド(11)の中間非重合部分(1
1c)から差し入れて引き絞り操作するも、フレキシブ
ルチューブ(10)を直径方向から挟み潰してしまうお
それがない。
【0059】本発明の上記構成を採用することにより初
めて、冒頭に述べた公知考案の課題を解決でき、直径が
約2.5〜12.0mmの極めて細い柔軟なフレキシブ
ルチューブ(10)でも、そのコネクターやバルブなど
の各種機器(28)へ一切の支障なく締結固定し得るの
である。
【0060】尚、上記引き絞り操作工具(A)としては
図示のような組立枢軸(24)の廻りに対称な形態をな
すプライヤーが最適であるが、両挟持爪(25)を対象
とするチューブ(10)の直径寸法よりも大きく開閉で
き、又その両挟持爪(25)の懐部(25b)がクラン
プバンド(11)の円周面と干渉せず、これを抱き込み
包囲し得る限り、非対称な形態の各種引き絞り操作工具
を採用してもさしつかえない。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明は一定長さ(L)
の金属帯板材料(M)から成るクランプバンド(11)
を、その一端側の内側重合部分(11a)と他端側の外
側重合部分(11b)とが一定量(X)だけ部分的にオ
ーバーラップする円形リング状に捲き曲げ立体化し、
【0062】そのクランプバンド(11)の口径(D)
を引き絞り操作工具(A)の引き絞り操作により強制的
に収縮変形させて、直径が約2.5〜12.0mmの柔
軟なフレキシブルチューブ(10)をそのコネクターや
バルブなどの各種機器(28)における接続円周面へ締
結するための超小型クランプ金具であって、
【0063】上記クランプバンド(11)の内側重合部
分(11a)からは締結固定用楔爪(13)を先細りの
ほぼ山型又は半円型として、そのクランプバンド(1
1)の 円周面と鋭角(α)に交叉する斜め外方へ切り起
す一方、
【0064】同じくクランプバンド(11)の外側重合
部分(11b)には楔爪受け入れ穴(16)を、その上
記楔爪(13)の切り起し先端部と対応する入口部(1
6a)が円弧状に屈曲する半円型又は広幅な等脚台形と
して開口形成し、
【0065】上記クランプバンド(11)がオーバーラ
ップしない中間非重合部分(11c)における上記楔爪
(13)と隣り合う境界位置付近からは引き絞り操作工
具用の第1工具受け止め爪(17)を、やはりクランプ
バンド(11)の円周面と鋭角(β)に交叉する上記楔
爪(13)と同じ向きの斜め外方へ、且つその楔爪(1
3)よりも背高く広幅に切り起すと共に、
【0066】同じくクランプバンド(11)の中間非重
合部分(11c)における上記楔爪受け入れ穴(16)
と隣り合う境界位置付近からは引き絞り操作工具用の第
2工具受け止め爪(20)を、上記第1工具受け止め爪
(17)と逆向きのほぼ対称形態として、やはりクラン
プバンド(11)の円周面と鋭角(γ)に交叉する斜め
外方へ、且つ上記楔爪(13)よりも背高く広幅に切り
起し、
【0067】上記クランプバンド(11)における中間
非重合部分(11c)の直径方向(F)から、その円周
面の抱き込み包囲状態に差し入れた引き絞り操作工具
(A)の第1、2挟持爪(25)を、上記第1、2工具
受け止め爪(17)(20)へ係止させて引き絞り操作
した時、そのクランプバンド(11)における内側重合
部分(11a)の締結固定用楔爪(13)と外側重合部
分(11b)の楔爪受け入れ穴(16)とが喰い付き係
止し合うように関係設定してあるため、冒頭に述べた従
来技術の課題を完全に改良できる効果がある。
【0068】即ち、本発明の上記構成によれば、クラン
プバンド(11)のオーバーラップしない中間非重合部
分(11c)における内側重合部分(11a)と隣り合
う境界位置付近から第1工具受け止め爪(17)が、同
じく中間非重合部分(11c )における外側重合部分
(11b)と隣り合う境界位置付近から第2工具受け止
め爪(20)が、その一対の互いに逆向くほぼ対称な形
態として、何れもクランプバンド(11)の円周面と鋭
角(β)(γ)に交叉する斜め外方へ切り起されてい
る。
【0069】そして、引き絞り操作工具(A)の両挟持
爪(25)を、その懐部(25b)が上記中間非重合部
分(11c)の円周面を抱き込み包囲する如く、クラン
プバンド(11)の直径方向(F)から差し入れ、その
両挟持爪(25)の爪先部(25a)を上記第1、2工
具受け止め爪(17)(20)へ係止させて引き絞り操
作するようになっており、これによってクランプバンド
(11)の口径(D)を収縮変形させた時、上記クラン
プバンド(11)の内側重合部分(11a)から斜め外
向きの鋭角(α)に切り起されている締結固定用楔爪
(13)と、同じく外側重合部分(11b)に対応開口
されている楔爪受け入れ穴(16)とが、自づと喰い付
き係止し合うようになっているため、直径−約2.5〜
12.0mmの極めて細い柔軟なフレキシブルチューブ
(10)を、その直径方向から挟み潰してしまうおそれ
なく、コネクターやバルブなどの各種機器(28)へ確
実に締結固定できるのである。
【0070】その場合、特に請求項2の構成を採用する
ならば、上記引き絞り操作工具(A)の両挟持爪(2
5)をクランプバンド(11)の第1、2工具受け止め
爪(17)(20)へ、ますます安定良く確実に係止さ
せることができ、そのクランプバンド(11)の引き絞
り操作を特別な注意の必要なく、軽快に行なえる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超小型クランプ金具の展開状態を
示す平面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】本発明の捲き曲げ立体化した製品を示す正面図
である。
【図4】本発明を医療用フレキシブルチューブに適用し
た一例の使用状態図である。
【図5】図4の一部を抽出して示す拡大平面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図6の左側面図である。
【図8】図5の8−8線断面図である。
【図9】図5の9−9線断面図である。
【図10】図1に対応する本発明の変形実施形態を示す
展開平面図である。
【図11】図10の11−11線断面図である。
【図12】同じく変形実施形態を示す図3に対応する正
面図である。
【図13】同じく変形実施形態を示す図8に対応する断
面図である。
【図14】金属帯板材料に対する加工位置決め用パイロ
ット穴の打ち抜き加工状態を示す平面図である。
【図15】図14の15−15線断面図である。
【図16】図14の後続工程において同じく金属帯板材
料に施した各種加工状態を示す平面図である。
【図17】図16の17−17線断面図である。
【図18】本発明に使用する引き絞り操作工具の正面図
である。
【図19】本発明の超小型クランプ金具に対する引き絞
り操作工具の当初差し入れ係止状態を示す正面図であ
る。
【図20】図19からの引き絞り操作完了状態を示す正
面図である。
【図21】従来の超小型クランプ金具を示す正面図であ
る。
【図22】図21の引き絞り操作状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
(11)・クランプバンド (11a)・内側重合部分 (11b)・外側重合部分 (11c)・中間非重合部分 (13)・締結固定用楔爪 (16)・楔爪受け入れ穴 (16a)・入口部 (17)・第1工具受け止め爪 (20)・第2工具受け止め爪 (23)・パイロット穴 (25)・第1、2挟持爪 (A)・引き絞り操作工具 (D)・クランプ金具の口径 (L)・クランプバンドの長さ (T)・クランプバンドの厚み (W)・クランプバンドの幅 (M)・金属帯板材料 (X)・オーバーラップ量 (H)・切り起し高さ (H1)・切り起し高さ (H2)・切り起し高さ (α)・鋭角(交叉角度) (β)・鋭角(交叉角度) (γ)・鋭角(交叉角度)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 33/02 B25B 27/02 - 27/12 F16B 2/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定長さ(L)の金属帯板材料(M)から
    成るクランプバンド(11)を、その一端側の内側重合
    部分(11a)と他端側の外側重合部分(11b)とが
    一定量(X)だけ部分的にオーバーラップする円形リン
    グ状に捲き曲げ立体化し、 そのクランプバンド(11)の口径(D)を引き絞り操
    作工具(A)の引き絞り操作により強制的に収縮変形さ
    せて、直径が約2.5〜12.0mmの柔軟なフレキシ
    ブルチューブ(10)をそのコネクターやバルブなどの
    各種機器(28)における接続円周面へ締結するための
    超小型クランプ金具であって、 上記クランプバンド(11)の内側重合部分(11a)
    からは締結固定用楔爪(13)を先細りのほぼ山型又は
    半円型として、そのクランプバンド(11)の円周面と
    鋭角(α)に交叉する斜め外方へ切り起す一方、同じくクランプバンド(11)の外側重合部分(11
    b)には楔爪受け入れ穴(16)を、その上記楔爪(1
    3)の切り起し先端部と対応する入口部(16a)が円
    弧状に屈曲する半円型又は広幅な等脚台形として開口形
    成し、 上記クランプバンド(11)がオーバーラップしない中
    間非重合部分(11c)における上記楔爪(13)と隣
    り合う境界位置付近からは引き絞り操作工具用の第1工
    具受け止め爪(17)を、やはりクランプバンド(1
    1)の円周面と鋭角(β)に交叉する上記楔爪(13)
    と同じ向きの斜め外方へ、且つその楔爪(13)よりも
    背高く広幅に切り起すと共に、 同じくクランプバンド(11)の中間非重合部分(11
    c)における上記楔爪受け入れ穴(16)と隣り合う境
    界位置付近からは引き絞り操作工具用の第2工具受け止
    め爪(20)を、上記第1工具受け止め爪(17)と逆
    向きのほぼ対称形態として、やはりクランプバンド(1
    1)の円周面と鋭角(γ)に交叉する斜め外方へ、且つ
    上記楔爪(13)よりも背高く広幅に切り起し、 上記クランプバンド(11)における中間非重合部分
    (11c)の直径方向(F)から、 その円周面の抱き込
    み包囲状態に差し入れた引き絞り操作工具(A)の第
    1、2挟持爪(25)を、上記第1、2工具受け止め爪
    (17)(20)へ係止させて引き絞り操作した時、そ
    のクランプバンド(11)における内側重合部分(11
    a)の締結固定用楔爪(13)と外側重合部分(11
    b)の楔爪受け入れ穴(16)とが喰い付き係止し合う
    ように関係設定したことを特徴とする超小型クランプ金
    具。
  2. 【請求項2】締結固定用楔爪(13)がクランプバンド
    (11)の円周面と交叉する鋭角(α)を大きくとも約
    45度に設定し、同じく円周面からの切り起し高さ
    (H)を低くとも金属帯板材料(M)の一定厚み(T)
    とほぼ等しく寸法化する一方、 第1、2工具受け止め爪(17)(20)がクランプバ
    ンド(11)の円周面と交叉する鋭角(β)(γ)を大
    きくとも約45度に設定し、同じく円周面からの切り起
    し高さ(H1)(H2)を低くとも金属帯板材料(M)
    における一定厚み(T)の約2倍に寸法化した ことを特
    徴とする請求項1記載の超小型クランプ金具。
  3. 【請求項3】一定長さ(L)の金属帯板材料(M)から
    成るクランプバンド(11)が、その一端側の内側重合
    部分(11a)と他端側の外側重合部分(11b)との
    一定量(X)だけ部分的にオーバーラップする口径−約
    2.5〜12.0mmの円形リング状に捲き曲げ立体化
    された超小型クランプ金具を使用して、柔軟なフレキシ
    ブルチューブ(10)をそのコネクターやバルブなどの
    各種機器(28)における接続円周面へ締結するため
    に、 上記クランプバンド(11)の内側重合部分(11a)
    とその付近のクランプバンド(11)がオーバーラップ
    しない中間非重合部分(11c)からは、締結固定用楔
    爪(13)と引き絞り操作工具用の第1工具受け止め爪
    (17)とを何れもクランプバンド(11)の円周面と
    鋭角(α)(β)に交叉する同じ向きとして斜め外方へ
    切り起し、 同じくクランプバンド(11)の外側重合部分(11
    b)には上記楔爪(13)の受け入れ穴(26)を対応
    形成すると共に、その付近の上記中間非重合部分(11
    c)からは引き絞り操作工具用の第2工具受け止め爪
    (20)を上記第1工具受け止め爪(17)と逆向きの
    ほぼ対称形態として、やはりクランプバンド(11)の
    円周面と鋭角(γ)に交叉する斜め外方へ切り起す一
    方、 上記クランプバンド(11)の第1、2工具受け止め爪
    (17)(20)に進入し得る鋭利な一対の第1、2挟
    持爪(25)を有し、しかもその両挟持爪(25)の懐
    部(25b)が上記クランプバンド(11)の円周面を
    抱き込み包囲し得る大きさの凹曲面に造形された引き絞
    り操作工具(A)を用意して、 その引き絞り操作工具(A)を上記クランプバンド(1
    1)における中間非重合部分(11c)の直径方向
    (F)から、その懐部(25b)が中間非重合部分(1
    1c)の円周面へ外接する如き抱き込み包囲状態に差し
    入れ、両挟持爪(25)を上記第1、2工具受け止め爪
    (17)(20)へ係止させて引き絞り操作することに
    より、上記フレキシブルチューブ(10)を挟み潰すこ
    となく、クランプバンド(11)における内側重合部分
    (11a)の楔爪(13)と外側重合部分(11b)の
    楔爪受け入れ穴(16)とを喰い付き係止させることを
    特徴とする超小型クランプ金具の引き絞り操作方法。
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