JP3058196U - 選別装置 - Google Patents

選別装置

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JP3058196U
JP3058196U JP1998007672U JP767298U JP3058196U JP 3058196 U JP3058196 U JP 3058196U JP 1998007672 U JP1998007672 U JP 1998007672U JP 767298 U JP767298 U JP 767298U JP 3058196 U JP3058196 U JP 3058196U
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infrared
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JP1998007672U
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Inventor
賢一 安西
明 芝山
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株式会社安西総合研究所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒状製品中のあらゆる異物をより完全に除去
できる選別装置の提供。 【構成】 本考案の選別装置は、選別対象物1及びバッ
クグラウンド4に近赤外波長域の光を照射する光源2,
2’,6と、選別対象物及びバックグラウンドに紫外波
長域の光を照射する光源3,3’5と、近赤外光検知装
置11,12,8と、蛍光光検知装置9,10,7と、
を光電選別部に設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、選別装置に関し、特に、精米中に混入する異物を有効に選別除去す ることができる選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
可視光を照射光として使用する従来の色彩選別機では選別できなかった、被選 別物と同色のプラスチック、石等の異物や透明なガラス又はプラスチック等の異 物を選別する装置として、照射光として近赤外領域の波長の光を被選別物に照射 し、粒状製品と異物との近赤外光の反射率の差をセンサ等により検出しイジェク タ等によって吹き飛ばすように成された選別機がある。このような選別機によれ ば、製品との色差の少ない異物や透明若しくは半透明の異物を選別することがで きる。
【0003】 しかしながら、異物の中には、製品と色差がなく且つ近赤外反射スペクトルが 類似の物もあり、このような異物は上記の選別機では選別できない。例えば、精 米の選別において、磁器やシリカゲルは、精米と色差もなく且つ近赤外反射スペ クトルも類似しているため、上記のような近赤外光による選別機や色差による選 別機では選別除去できなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の如き従来の選別機では選別できなかった異物をも選別でき粒 状製品中のあらゆる異物をより完全に除去できる選別装置を提供することを目的 とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案者らは、種々検討する中で、精米に360 nm付近にピークを有する紫外線を照射すると、精米は青白く蛍光反応を示すの に対して、上記の磁器やシリカゲル等の無機的な異物の多くはこのような紫外線 の波長域で蛍光反応を示すものは少ないことを発見した。
【0006】 図1はこのような特性を示した分光特性を示すグラフである。図1において、 精米は、照射した紫外線が反射して360nm付近に大きなピークがある一方で 400nmから500nmの波長域の蛍光を発している。これに対して、磁器や シリカゲルは、同じく照射した紫外線が反射して360nm付近に大きなピーク を生じるが、400nmから500nmの波長域において精米のような蛍光の発 光は見られない。
【0007】 本考案者は、このような蛍光の発光の有無を選別装置に応用して本願考案を完 成した。
【0008】 本考案の選別装置は、選別対象物及びバックグラウンド(背景)に近赤外波長 域の光を照射する光源と、選別対象物及びバックグラウンドに紫外波長域の光を 照射する光源と、近赤外光検知装置と、蛍光光検知装置と、を光電選別部に設け ている。
【0009】
【実施例】
図2は、本考案の選別装置の光電選別部の概略構成図である。選別装置の光電 選別部以外の構成すなわちシュートによる被選別物を供給するための構成及び異 物検出信号を受けて空気銃によって排除する構成等は、従来の装置と変わらない ので、説明を簡素化して明確化すべく省略している。
【0010】 本考案においては、選別対象物(精米)1を照射するように、2つの光源2, 2’及び3,3’が選別対象物の通路の左右に設けられている。光源2,2’は 、1450nm付近のいわゆる近赤外光を射出する光源であり、光源3,3’は 、360nm付近の紫外光を射出するブラックライト等の光源である。
【0011】 一方、選別対象物の通路の背後には、従来の選別装置と同様にバックグラウン ド4が設けられている。更に、バックグラウンドに400nmないし500nm の波長域の光を照射するための蛍光灯等の光源5及びバックグラウンドに近赤外 光を照射するための電球等の光源6が設けられている。光源5及び6の光度は、 バックグラウンドによる400nm〜500nmの光及び近赤外光の反射率が良 品である精米による蛍光光量及び近赤外光の反射率と等しくなるように予め設定 される。
【0012】 選別対象物及びバックグラウンドによって反射された光は蛍光光用検出素子7 及び近赤外光用8によって検知される。蛍光光用検出素子7は蛍光光を検知する ように成されている。すなわち、蛍光光用検出素子7の前方には集光レンズ9及 び400nmないし500nmの波長のみを透過するフィルタ10が配設されて おり、従って、400nmないし500nmの波長域の光のみが蛍光光用検出素 子7に到達する。蛍光光用検出素子7は、この波長域に感度を有する素子である 。一方、近赤外光用検出素子8は近赤外光を検知するように成されている。すな わち、近赤外光用検出素子8の前方には集光レンズ11及び近赤外光(例えば、 1450nm)の波長のみを透過するフィルタ12が配設されており、従って、 近赤外の波長域の光のみが近赤外光用検出素子8に到達する。近赤外光用検出素 子8は、この波長域に感度を有する素子である。
【0013】 蛍光光用検出素子7の出力は比較器13に供給され、予め設定された基準レベ ル1と比較されて、HighかLowの信号を出力する。一方、近赤外光用検出 素子8の出力は比較器14に供給され、予め設定された基準レベル2と比較され て、HighかLowの信号を出力する。
【0014】 以上のような構成において、良品である精米が投下された場合には、検出素子 7及び8は異常を検知しない。これに対して、精米と同色のプラスチックや石等 の異物が投下されると、これらは近赤外波長域において精米と異なる波長特性を 有するので、近赤外光用素子8によって異常が検知される。近赤外光用素子8に よって異常が検知されると、異物検知信号が発せられ、この異物検知信号に応じ て空気銃が作動せしめられてこれらの異物がはじき飛ばされて選別排除される。
【0015】 一方、精米と同色のシリカゲルや磁器等の異物が投下されると、これらは近赤 外波長域において精米とほぼ等しい波長特性を有するので、近赤外光用素子8に よっては異常が検知されない。しかしながら、360nm近辺の紫外光が照射さ れた場合に、精米は蛍光反応を示して400nmないし500nmの光を発する のに対して、シリカゲルや磁器はこのような蛍光反応を示さない。従って、シリ カゲルや磁器等の異物が投下されると、蛍光光用素子7によって異常が検知され る。蛍光光用素子7によって異常が検知されると、異物検知信号が発せられ、こ の異物検知信号に応じて空気銃が作動せしめられてこれらの異物がはじき飛ばさ れて選別排除される。
【0016】 上記以外のゴミ等の一般的な異物は、当然に近赤外光波長特性も蛍光光波長特 性も精米とは異なるため、蛍光光用検出素子7及び赤外光用検出素子8のいずれ の検出素子によっても異常が検知され、選別排除される。
【0017】
【考案の効果】
以上に述べたように、本考案の選別装置によれば、選別対象物と色差がある通 常の異物はもちろんのこと、透明なガラスやプラスチック等の如き色差がないも のが選別排除できる他、シリカゲルや磁器のように色差がなく且つ赤外域での分 光特性が似通った異物も選別排除することができ、ほぼ全ての異物の排除が可能 となり、極めて精度の高い選別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】精米、シリカゲル及び磁器の紫外光の反射強度
及び蛍光発光強度の分光特性を示すグラフである。
【図2】本考案による選別装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 選別対象物、 2,2’,3,3’5,6 光源
4 バックグラウンド、 7 蛍光光用検出素子、8
近赤外光用検出素子、 9,11 集光レンズ、1
0,12 フィルタ、 13,14 比較器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シュートから流下される粒状被選別物に光
    線を照射し、被選別物からの反射光を検知し、検知信号
    に基づいて異物を選別除去する選別装置において、 被選別対象物及びバックグラウンドに近赤外波長域の光
    を照射する光源と、同被選別対象物及びバックグラウン
    ドに紫外波長域の光を照射する光源と、被選別対象物に
    よって反射された近赤外光を検知するための近赤外光検
    知装置と、被選別対象物によって反射された蛍光光を検
    知するための蛍光光検知装置と、を光電選別部に設けた
    ことを特徴とする選別装置。
JP1998007672U 1998-10-02 1998-10-02 選別装置 Expired - Lifetime JP3058196U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005066434A (ja) * 2003-08-22 2005-03-17 Anzai Sogo Kenkyusho:Kk 茶葉中の異物選別装置
JP2011098255A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Kawasaki Kiko Co Ltd 茶葉の異物選別装置
JP6410199B1 (ja) * 2018-05-11 2018-10-24 アクティブ販売株式会社 対象体選別装置

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JP2019197020A (ja) * 2018-05-11 2019-11-14 アクティブ販売株式会社 対象体選別装置

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