JP3058160U - メインストレッチャー脚起立機構 - Google Patents
メインストレッチャー脚起立機構Info
- Publication number
- JP3058160U JP3058160U JP1998008740U JP874098U JP3058160U JP 3058160 U JP3058160 U JP 3058160U JP 1998008740 U JP1998008740 U JP 1998008740U JP 874098 U JP874098 U JP 874098U JP 3058160 U JP3058160 U JP 3058160U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- lock
- force
- main stretcher
- legs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、脚を折りたたみメインストレッチャー
を下げた状態から使用する場合、脚には荷重に抗して起
立する力がないため、メインストレッチャー及び傷病者
の重量の全てを、隊員が持ち上げなければならなかっ
た。そのため、持ち上げるためには大きな力が必要とな
り、隊員に負担が掛かっていた。本考案は、脚に荷重に
抗して起立する力を持たせることにより、隊員が持ち上
げるときの負担を軽減させることを目的としている。 【解決手段】 ロック付ガスダンパ(5)に内蔵されて
いるピストンロッド(5a)の反発力及び伸縮する構造
を利用し、反発力を脚に伝達するためのスライド軸押当
て板(8、9)を取り付けることにより、脚に荷重に抗
して起立する力を持たせることができ、隊員が持ち上げ
るときの負担を軽減させることができる。
を下げた状態から使用する場合、脚には荷重に抗して起
立する力がないため、メインストレッチャー及び傷病者
の重量の全てを、隊員が持ち上げなければならなかっ
た。そのため、持ち上げるためには大きな力が必要とな
り、隊員に負担が掛かっていた。本考案は、脚に荷重に
抗して起立する力を持たせることにより、隊員が持ち上
げるときの負担を軽減させることを目的としている。 【解決手段】 ロック付ガスダンパ(5)に内蔵されて
いるピストンロッド(5a)の反発力及び伸縮する構造
を利用し、反発力を脚に伝達するためのスライド軸押当
て板(8、9)を取り付けることにより、脚に荷重に抗
して起立する力を持たせることができ、隊員が持ち上げ
るときの負担を軽減させることができる。
Description
【0001】
この考案は、メインストレッチャー(救急器具である担架の呼称)の脚(以下 「脚」と言う。)に荷重に抗して起立する力を付加する機構に関するものである 。
【0002】
従来、脚は荷重に抗し起立する力はなく、隊員が持ち上げることにより、脚が 伸びる機構だけであった。
【0003】
従来品は、次のような欠点があった。 (イ)脚を折りたたみメインストレッチャーを下げた状態から使用する場合、 脚に荷重に抗して起立する力がないため、メインストレッチャー及び傷病者の重 量の全てを、隊員が持ち上げなければならなかった。 (ロ)持ち上げるためには大きな力が必要となるため、隊員に負担が掛かる。 本考案は、脚に荷重に抗し起立する力を持たせることにより、隊員が持ち上げ るときの負担を軽減させることを目的としている。
【0004】
以下の手段により、脚を折りたたみメインストレッチャーを下げた状態から使 用する場合、隊員が持ち上げるときの負担を軽減させることができる。 (イ)ロック付ガスダンパに内蔵されているピストンロッドの反発力及び伸縮 する構造を利用する。 (ロ)反発力を脚に伝達できるようスライド軸押当て板を有した構造とする。
【0005】
考案の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。 図1に示すように、ロックアンドスライドキャリアーアッセンブリー2にロッ ク付ガスダンパ5を固着するとともに、対となるスライド軸押当て板9をアイビ ーム10に固着する。 同様に、メインフレーム11にロック付ガスダンパ5を固着するとともに、対 となるスライド軸押当て板8をロックアンドスライドキャリアーアッセンブリー 4に固着する。
【0006】 図2にアイビーム10及びロックアンドスライドキャリアーアッセンブリー1 、2、4並びに脚6、7及び脚固定軸3の構成を示す。 脚の軸(以下、「脚軸」と言う。)6a、6b、7aは、ロックアンドスライ ドキャリアーアッセンブリー1、2、4によりアイビーム10に取り付けられ回 転する構造になっている。 脚固定軸3は、アイビームを貫通し回転する構造になっている。 平地において使用する場合は、ロックアンドスライドキャリアーアッセンブリ ー2、4が左右にスライドし脚軸6a、6b、7a及び脚固定軸3が回転するこ とにより、メインストレッチャーが上下する構造である。
【0007】 図3にロックアンドスライドキャリアーアッセンブリー1、2、4の詳細な構 造を示す。 ロックアンドスライドキャリアーアッセンブリーは、押さえ板1a、アイビー ム受け板1b、脚軸受け板1cで構成され、脚軸とアイビームを連結するもので あり、アイビームA−A′面を挟んだ状態で左右にスライドする構造である。
【0008】 図4にロック付ガスダンパを示す。 ピストンロッド5aは最大200mmのストロークで伸縮し反発力を有し,ブ ラケットアッシ5bがスライド軸押当て板8、9を押す。
【0009】 図5にスライド軸押当て板8を示す。 ボルト12によりロックアンドスライドキャリアーアッセンブリー4に固着す る。ブラケットアッシ5bにより押される力をロックアンドスライドキャリアー アッセンブリー4を介し後脚に伝達するものである。
【0010】 図6にスライド軸押当て板9を示す。 ボルト12によりアイビーム10に固着する。ブラケットアッシ5bの押す力 を受け止め、ブラケットアッシ5bを押し返すものである。
【0011】 図7,8,9に従来の構造の脚の動作状況を示す。 図7に示すようにメインストレッチャーが最も下がった状態で、通常、隊員は 傷病者をメインストレッチャーに乗せる。 図8に示すように、隊員が持ち上げることにより脚の自重によってロックアン ドスライドキャリアーアッセンブリー2、4が左方にスライド脚がし伸びる始め る。 図9に示すように、隊員が更に持ち上げることにより脚の自重によってロック アンドスライドキャリアーアッセンブリー2、4が更に左方にスライドし脚が伸 び、メインストレッチャーが最も上がった状態になる。
【0012】 図10、11、12にメインストレッチャー脚起立機構を取付けたものの脚の 動作状況を示す。 図10に示すようにインストレッチャーが最も下がった状態では、ピストンロ ッド5aが最も縮んでおり最も反発力を有した状態でブラケットアッシ5bがス ライド軸押当て板を押しており、脚は最も起立する力を有した状態にある。 図11に示すようにロック付ガスダンパのロックを解除することにより、ピス トンロッド5aが伸び始めスライド軸押当て板を介し脚に起立する力が伝達され 、脚が起立を始める。 図12に示すようにメインストレッチャーが最も上がった状態に達するまで脚 に起立する力が伝達されることにより、隊員が持ち上げるために要する力が軽減 できる。
【考案の効実】 本考案は、ロック付ガスダンパ(5)に内蔵されているピストンロッド(5a )の反発力及び伸縮する構造を利用し、反発力を脚に伝達するためのスライド軸 押当て板(8、9)を取り付けることにより、脚に荷重に抗して起立する力をも たせることができ、脚を折りたたみメインストレッチャーを下げた状態から使用 する場合、隊員が持ち上げるときの負担を軽減させることができる。
【00013】
【図1】本考案の対象となるメインストレッチャーに、
メインストレッチャー脚起立機構を取付けた実施例を示
す側面図である。
メインストレッチャー脚起立機構を取付けた実施例を示
す側面図である。
【図2】本考案の対象となるメインストレッチャーの脚
及び脚軸を固定しているロックアンドスライドキャリア
ーアッセンブリー並びにこれらを連結するアイビームの
の構成を示す斜視図である。
及び脚軸を固定しているロックアンドスライドキャリア
ーアッセンブリー並びにこれらを連結するアイビームの
の構成を示す斜視図である。
【図3】ロックアンドスライドキャリアーアッセンブリ
ー及びアイビーム並びに脚軸の取付け状態の斜視図であ
る。
ー及びアイビーム並びに脚軸の取付け状態の斜視図であ
る。
【図4】ロック付ガスダンパの側面図である。
【図5】スライド軸押当て板8の斜視図である。
【図6】スライド軸押当て板9の斜視図である。
【図7】従来の構造のものの、最も下げた状態を示す側
面図である。
面図である。
【図8】従来の構造のものの、脚が伸び始めた状態を示
す側面図である。
す側面図である。
【図9】従来の構造のものの、脚が伸びきり最も上げた
状態を示す側面図である。
状態を示す側面図である。
【図10】メインストレッチャー脚起立機構を取付けた
ものの、最も下げた状態を示す側面図である。
ものの、最も下げた状態を示す側面図である。
【図11】メインストレッチャー脚起立機構を取付けた
ものの、脚が起立を始めた状態を示す側面図である。
ものの、脚が起立を始めた状態を示す側面図である。
【図12】メインストレッチャー脚起立機構を取付けた
ものの、脚が起立しきり最も上げた状態を示す側面図で
ある。
ものの、脚が起立しきり最も上げた状態を示す側面図で
ある。
1、2、4 ロックアンドスライドキャリアーアッセン
ブリー 1a 押さえ板 1b アイビーム受け板 1c 脚軸受け板 3 脚固定軸 5 ロック付ガスダンパ 5a ピストンロッド 5b ブラケットアッシ 5c ブラケット 6 前脚 6a、6b 前脚軸 7 後脚 7a 後脚軸 8、9 スライド軸押当て板 10 アイビーム 11 メインフレーム 12 ボルト
ブリー 1a 押さえ板 1b アイビーム受け板 1c 脚軸受け板 3 脚固定軸 5 ロック付ガスダンパ 5a ピストンロッド 5b ブラケットアッシ 5c ブラケット 6 前脚 6a、6b 前脚軸 7 後脚 7a 後脚軸 8、9 スライド軸押当て板 10 アイビーム 11 メインフレーム 12 ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 ロック付ガスダンパ(5)及びスライド
軸押当て板(8、9)により構成されるメインストレッ
チャー脚起立機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998008740U JP3058160U (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | メインストレッチャー脚起立機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998008740U JP3058160U (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | メインストレッチャー脚起立機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3058160U true JP3058160U (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=43192080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998008740U Expired - Lifetime JP3058160U (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | メインストレッチャー脚起立機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3058160U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002051347A1 (en) * | 2000-12-26 | 2002-07-04 | Matunaga Manufactory Co, Ltd | Stretcher |
WO2004087029A1 (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-14 | Shinmaywa Industries, Ltd. | ストレッチャー、ストレッチャーシステム、及びその使用方法 |
JP2009136592A (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-25 | Iura Co Ltd | 車載用ストレッチャー |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP1998008740U patent/JP3058160U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002051347A1 (en) * | 2000-12-26 | 2002-07-04 | Matunaga Manufactory Co, Ltd | Stretcher |
WO2004087029A1 (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-14 | Shinmaywa Industries, Ltd. | ストレッチャー、ストレッチャーシステム、及びその使用方法 |
JP2009136592A (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-25 | Iura Co Ltd | 車載用ストレッチャー |
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