JP3057629U - バランスウエイト部材 - Google Patents
バランスウエイト部材Info
- Publication number
- JP3057629U JP3057629U JP1998007017U JP701798U JP3057629U JP 3057629 U JP3057629 U JP 3057629U JP 1998007017 U JP1998007017 U JP 1998007017U JP 701798 U JP701798 U JP 701798U JP 3057629 U JP3057629 U JP 3057629U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- spoke
- wheel
- balance weight
- lead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バランスウエイト部材を鉛や鉛合金に代わる
自然環境にやさしい素材で形成するとともに、車輪への
装着が容易で、かつ確実に固定できることを目的として
いる。 【解決手段】 車輪のスポークSの太さより径の大きく
ない中心孔2を有する円筒体を、その中心より左右に2
分割した形状のウエイト片3を、非鉛系金属により形成
すると共に、これらのウエイト片3の外周面に環状の結
合溝6を形成し、しかして2個のウエイト片3で車輪の
スポークSを挟み、その結合溝6に締結線7を巻き付け
て、ウエイト片3をスポークSに装着する。また、ウエ
イト片3の分割面3aに中心孔2を挟んで一方に中心孔
2と平行に突出部4を、他方の対称位置に中心孔2と平
行に段凹部5をそれぞれ形成し、段凹部5の深さを突出
部4の高さに等しいかまたは上回る深さとし、段凹部5
に突出部4を嵌合した。さらに、バランスウエイト1を
非鉛系の焼結金属により成型する。
自然環境にやさしい素材で形成するとともに、車輪への
装着が容易で、かつ確実に固定できることを目的として
いる。 【解決手段】 車輪のスポークSの太さより径の大きく
ない中心孔2を有する円筒体を、その中心より左右に2
分割した形状のウエイト片3を、非鉛系金属により形成
すると共に、これらのウエイト片3の外周面に環状の結
合溝6を形成し、しかして2個のウエイト片3で車輪の
スポークSを挟み、その結合溝6に締結線7を巻き付け
て、ウエイト片3をスポークSに装着する。また、ウエ
イト片3の分割面3aに中心孔2を挟んで一方に中心孔
2と平行に突出部4を、他方の対称位置に中心孔2と平
行に段凹部5をそれぞれ形成し、段凹部5の深さを突出
部4の高さに等しいかまたは上回る深さとし、段凹部5
に突出部4を嵌合した。さらに、バランスウエイト1を
非鉛系の焼結金属により成型する。
Description
【0001】
本考案は、自動二輪車の車輪に取付けるバランスウエイト部材に関する。
【0002】
従来のバランスウエイト部材は、鉛や鉛合金の鋳造品で、図5、図6に示すよ うに、全体が円錐台形で、中心にスポークSの太さに合せた中心孔2を設け、中 心孔2より半径方向に隙間Tを設けた構造である。 このバランスウエイト1を車輪に取付けるには、円錐台形の太い部分8をホイ ールのリムR側に向けて、隙間TよりスポークSを中心孔2に通し、スポークS のつけ根部分に合せて、専用のかしめ工具により隙間Tをつぶして塞ぐことによ り、スポークSに固定する。 鉛や鉛合金は比重が大きくバランスウエイト1に好適で、また柔らかく変形し やすいが、近来自然環境保全の観点から、鉛や鉛合金の使用を制限する要請があ り、鉛や鉛合金に代わる自然環境にやさしい素材のバランスウエイト部材が要求 されている。
【0003】
本考案では、バランスウエイト部材を鉛や鉛合金に代わる素材で形成するとと もに、車輪への装着が容易で、かつ確実に固定できることを目的とする。
【0004】
本考案では、車輪のスポークの太さより径の大きくない中心孔を有する円筒体 を、その中心より左右に2分割した形状のウエイト片を、非鉛系金属により形成 すると共に、これらのウエイト片の外周面に環状の結合溝を形成し、しかして2 個のウエイト片で車輪のスポークを挟み、その結合溝に締結線を巻き付けて、ウ エイト片をスポークに装着する。 また、ウエイト片の分割面に中心孔を挟んで一方に中心孔と平行に突出部を、 他方の対称位置に中心孔と平行に段凹部をそれぞれ形成し、段凹部の深さを突出 部の高さに等しいかまたは上回る深さとし、段凹部に突出部を嵌合する。 さらに、バランスウエイトを非鉛系の焼結金属により成形する。
【0005】
本考案の実施例を添付図面に示して説明する。 図1は本考案のバランスウエイト部材の斜視図で、図2は図1の矢視側面図、 図3は締結リングの斜視図、図4は本考案のバランスウエイト部材を車輪に取付 けた状態を示す斜視図である。 1はバランスウエイトで、素材は焼結金属(例えば鉄系焼結合金)より形成す る。 バランスウエイト1は、中心にスポークSの太さより径の大きくない中心孔2 を設けた円筒体を左右に2分割した形状で、分割したウエイト片3を2個1組と してバランスウエイト部材を形成する。ウエイト片3の外側面には、その円周方 向に沿って環状の結合溝6を形成する。 ウエイト片3の分割面3aには、中心孔2を挟んで一方の外縁に沿って突出部 4を、また他方の外縁に沿って突出部4の高さに合わせた深さの段凹部5をそれ ぞれ形成する。 図1では突出部4と段凹部5をそれぞれ分割面3aの外縁に沿って形成してい るが、中心孔2を中心にそれぞれ対称の位置に形成すればよく、図1の例に限ら ない。 このウエイト片3の一方に、他のウエイト片3を天地を逆にして重ね合せると 、それぞれの突出部4と段凹部5が嵌合する。 ついで、ウエイト片3を上記のように重ね合せて、中心孔2の一方の口元をテ ーパ加工して傾斜部9を設ける。この傾斜部9は車輪のスポークのリムR取付に よっては、必ずしも必須ではなく省略できる。 ウエイト片3には、前記のテーパ加工後にその表面に防錆塗装を施す。 締結線7は、ピアノ線等の弾性を有する鋼材をバランスウエイト1の結合溝6 の底に見合う内径に、1ターン巻いて形成する。締結線7も防錆メッキまたは防 錆塗装を施す。
【0006】 このバランスウエイト1を二輪車の車輪に装着するには、車輪の所定位置のス ポークSの根元(リムR側部分)に、1組のウエイト片3の傾斜部9を合わせて 挟持し、スポークSの車輪中心側から締結線7を拡げて挿入し、結合溝6に嵌め 込み、バランスウエイト1をスポークSに固定する。
【0007】 バランスウエイト1は2個のウエイト片3のうち、一方を、天地を逆にして他 方に重ね合わせ、それぞれの突出部4と段凹部5を嵌合する。この結果、締結線 7を装着する際に、ウエイト片3はそれぞれ横ズレすることなく、容易に締結線 7を嵌着できる。 また、スポークSのリムR取付部には、座金やロックナットを設けることがあ るが、ウエイト片3の中心孔2の口元に、後加工により傾斜部9を形成すること により、この取付座金などを避けてスポークSに密着することができる。 さらに、ウエイト片3を焼結金属で成形することにより、形状寸法のバラツキ がなく、均一なウエイト片3を形成できる。 締結線7も、一端が切れたリングを使用すれば、その内径を拡げるだけで、バ ランスウエイト1の結合溝6に簡単に取付けられる。
【0008】
以上のように、本考案ではバランスウエイトを非鉛系金属から形成するので、 自然環境を損なうことがない。 また、ウエイト片の形状を、車輪のスポークの太さより径の大きくない中心孔 を有する円筒体の2分割形状とするので、ウエイト片2個でスポークを挟み、外 周の結合溝に締結線を巻き付けるだけで、簡単にまた確実にバランスウエイトを 取付けることができる。
【図1】本考案のバランスウエイト部材の斜視図であ
る。
る。
【図2】図1のA矢視側面図である。
【図3】締結線の斜視図である。
【図4】本考案のバランスウエイト部材を取付けた状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】従来のバランスウエイト部材の斜視図である。
【図6】従来のバランスウエイト部材を取付けた状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
S スポーク R リム T 隙間 1 バランスウエイト 2 中心孔 3 ウエイト片 3a 分割面 3b 外周面 4 突出部 5 段凹部 6 結合溝 7 締結線 8 太い部分 9 傾斜部
Claims (3)
- 【請求項1】車輪のスポークの太さより径の大きくない
中心孔を有する円筒体を、その中心より左右に2分割し
た形状のウエイト片を、非鉛系金属により形成すると共
に、これらのウエイト片の外周面に環状の結合溝を形成
し、 しかして2個のウエイト片で車輪のスポークを挟み、そ
の結合溝に締結線を巻き付けて、ウエイト片をスポーク
に装着するようにしてなるバランスウエイト部材。 - 【請求項2】前記ウエイト片の分割面に中心孔を挟んで
一方に中心孔と平行に突出部を、他方の対称位置に中心
孔と平行に段凹部をそれぞれ形成し、前記段凹部の深さ
を前記突出部の高さに等しいかまたは上回る深さとし、 しかして2個のウエイト片で車輪のスポークを挟み、前
記段凹部に前記突出部を嵌合して、ウエイト片をスポー
クに装着するようにしてなる請求項1記載のバランスウ
エイト部材。 - 【請求項3】前記バランスウエイトを非鉛系の焼結金属
により成形してなることを特徴とする請求項1または2
記載のバランスウエイト部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007017U JP3057629U (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | バランスウエイト部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007017U JP3057629U (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | バランスウエイト部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3057629U true JP3057629U (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=43191559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998007017U Expired - Lifetime JP3057629U (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | バランスウエイト部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057629U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10288147B2 (en) | 2002-07-15 | 2019-05-14 | Plombco Inc. | Vehicle wheel balance weights |
-
1998
- 1998-09-09 JP JP1998007017U patent/JP3057629U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10288147B2 (en) | 2002-07-15 | 2019-05-14 | Plombco Inc. | Vehicle wheel balance weights |
US10704644B2 (en) | 2002-07-15 | 2020-07-07 | Plombco Inc. | Vehicle wheel balance weights |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |