JP3057488U - 電池レス着信表示ストラップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、携帯電話機の電波を受信して電池レ
スにて発光素子を光らせる携帯電話機の電波目視装置に
おいて、この電波目視装置より外に取り出す外部ループ
アンテナを新たに設け、この外部ループアンテナを直接
的にまたは間接的に携帯電話機に固定することにより、
電波目視装置とストラップを一体とした安価な電池レス
着信表示ストラップを提供することにある。 【構成】電波目視装置３より外部ループアンテナ１を取
り出し、この外部ループアンテナ１を、ストラップと兼
用として直接的に、またはストラップの内部に取付けて
間接的に、携帯電話機５に固定する。また前記携帯電話
機５を衣服のポケット等に入れたとき、前記電波目視装
置３が邪魔にならないようクリップ４により、前記電波
目視装置３を衣服等に留めることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、携帯電話機のアンテナからの電波を利用し、電池レスで発光素子を 光らせることにより電波を目視するための、携帯電話機の電波目視装置に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より図９に示すような、携帯電話機のアンテナに取付けるキャツプ形状も のや携帯電話機の本体に取付けるシート形状の携帯電話機の電波目視装置があっ た。

【０００３】 しかしながら前記従来の電波目視装置は、受信アンテナが小さく感度が低いた め、携帯電話機のアンテナ近くに置かないと発光素子を光らせるだけの誘導電流 がループアンテナ回路に流れず、ストラップのように携帯電話機のアンテナから 離して使用する製品への応用利用ができなかった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、携帯電話機の電波目視装置を、携帯電話機のアン テナから離して使用することができない点である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、携帯電話機の電波目視装置の回路基板上の内部ループアンテナまた はループアンテナ回路に追加する形で外部ループアンテナを新たに設け、この外 部ループアンテナを前記電波目視装置の外部に取り出すことにより受信アンテナ を大きくして感度を上げ、さらにこの外部ループアンテナを、ストラップと兼用 として携帯電話機に固定したり、ストラップ内部に取付けたりすることにより、 携帯電話機の電波を受信しやすくし、前記ループアンテナ回路に誘導電流が流れ やすくすることにより解決をした。

【０００６】

【実施例】

図１は、本考案の第１実施例を示す回路図であって、１は外部ループアンテナ 、２ａは内部ループアンテナ、２ｂはループアンテナ回路、３は電波目視装置、 ３１は整流用ショットキーダイオード、３２は発光素子である。 図２は、本考案の第２実施例を示す回路図であって、１〜３２は図１と同様で ある。 図３は、図２の第２実施例の回路図を基にした１実施例を示す実装図であって 、１〜３２は図１と同様である。

【０００７】 携帯電話機のアンテナから離れた位置でも、電波目視装置３の発光素子３２が 安定して光るようにするために、外部ループアンテナ１を、前記電波目視装置３ の中にある内部ループアンテナ２ａの近くから前記電波目視装置３の外に取り出 し、この前記外部ループアンテナ１の先端を、ストラップと兼用として直接的に あるいはストラップの内部に取付け間接的に、携帯電話機に固定することにより 、携帯電話機のアンテナから離れた位置であっても、前記電波目視装置３の前記 発光素子３２を安定して光らせることができた。

【０００８】 なお、前記外部ループアンテナ１の効率が良く、この外部ループアンテナ１の みで前記発光素子３２を光らせるのに必要な誘導電流をループアンテナ回路２ｂ に流せるのであれば、図２の第２実施例の回路図に示す様に前記内部ループアン テナ２ａを省略することもできる。

【０００９】 また、前記外部ループアンテナ１をストラップの内部に取付けるのであれば、 図３の１実施例に示す様に前記外部ループアンテナ１も基板パターンで製作する ことができ、前記電波目視装置３の回路と一体化した基板とすることもできる。

【００１０】 図４は、本考案の第１実施例を示す図であって、１は外部ループアンテナ、３ は電波目視装置、５は携帯電話機、６はストラップ取付けひも、７はストラップ 、３２は発光素子である。

【００１１】 第１実施例に示す様な外部ループアンテナ１をストラップ７の内部に取付ける 場合は、電波目視装置３にストラップ取付けひも６を追加し、このストラップ取 付けひも６を携帯電話機５にあるストラップ取付け用の穴に一般のストラップ取 付けひもを結ぶ要領で固定するのが望ましい。

【００１２】 なお、前記外部ループアンテナ１は、導電性のワイヤーやフィルム基板等で製 作するのが良い。

【００１３】 図５は、本考案の第２実施例を示す図であって、１はストラップと兼用となる 外部ループアンテナ、３は電波目視装置、４はクリップ、５は携帯電話機、３２ は発光素子である。

【００１４】 第２実施例に示す様な外部ループアンテナ１をストラップと兼用して携帯電話 機５に固定する場合は、前記外部ループアンテナ１を導電性のワイヤー、例えば 電線等により製作するのが良く、前記携帯電話機５にあるストラップ取付け用の 穴を利用し、一般のストラップ取付けひもを結ぶ要領で固定するのが望ましい。

【００１５】 また、前記携帯電話機５を衣服のポケット等に入れたとき、電波目視装置３が 邪魔にならないようにするために、前記電波目視装置３にクリップ４を取付け、 衣服等に留めることができるようにするのが良い。

【００１６】 また、前記電波目視装置３を前記クリップ４により衣服等に留めることにより 、前記携帯電話機５の着信表示の認識をしやすくすると共に、前記携帯電話機５ を衣服のポケット等から取り出す際に、前記クリップ４に注意をさせ、衣服等の 破損を防ぐことができる。

【００１７】 なお、前記クリップ４は必ずしも必要なものでなく、前記電波目視装置３のみ としても良く、また他の方法、例えば接着テープ等により前記電波目視装置３を 留めるようにしても良い。

【００１８】 図６と図７は、本考案の第３実施例を示す図であって、１はストラップと兼用 となる外部ループアンテナ、３は電波目視装置、５は携帯電話機である。

【００１９】 第３実施例に示す様に外部ループアンテナ１をストラップと兼用とし、電波目 視装置３をキャップ形状とすれば、この電波目視装置３を図６に示す様にストラ ップとして使用したり、図７に示す様にアンテナのアクセサリーであるアンテナ キャップとして使用したりすることができる。

【００２０】 図８は、本考案の第４実施例を示す図であって、１はストラップ取付けひもと 兼用となる外部ループアンテナ、３は電波目視装置、５は携帯電話機、７はスト ラップである。

【００２１】 第４実施例に示す様に外部ループアンテナ１をストラップ取付けひもと兼用と して電波目視装置３にストラップ７を取付けても良い。

【００２２】 図４〜図８の第１〜第４実施例とも、図３の実装図に示す様に電波目視装３の 基板サイズを、縦c＝１６．５〔ｍｍ〕、横d＝８〔ｍｍ〕としたとき、外部ルー プアンテナ１の全長を１６０〜２６０〔ｍｍ〕とすると、前記電波目視装置３の 発光素子３２を最も安定して光らせることができた。

【００２３】

【考案の効果】

外部ループアンテナ１をストラップと兼用または一体とすることにより、従来 のストラップと電波目視装置の２種類に分かれる製品を１種類とすることができ 、生産コストと物流コストを安価にすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】

【図２】本考案の電池レス着信表示ストラップの回路を
示す図である。

【図３】本考案の電池レス着信表示ストラップの基板実
装を示す図である。

【図４】本考案の電池レス着信表示ストラップの外部ル
ープアンテナを、ストラップ内部に取付け、携帯電話機
に固定した図である。

【図５】本考案の電池レス着信表示ストラップの外部ル
ープアンテナを、ストラップと兼用として携帯電話機に
固定し、また電波目視装置にクリップを取付けた図であ
る。

【図６】

【図７】本考案の電池レス着信表示ストラップの外部ル
ープアンテナを、ストラップと兼用として携帯電話機に
固定し、また電波目視装置をキャップ形状とした図であ
る。

【図８】本考案の電池レス着信表示ストラップの外部ル
ープアンテナを、ストラップ取付けひもと兼用として携
帯電話機に固定した図である。

【図９】本考案を使用しない従来の方法の電波目視装置
を示す図である。

【符号の説明】

１ 外部ループアンテナ ２ａ 内部ループアンテナ ２ｂ ループアンテナ回路 ３ 電波目視装置 ４ クリップ ５ 携帯電話機 ６ ストラップ取付けひも ７ ストラップ ３１ 整流用ショットキーダイオード ３２ 発光素子

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年１２月７日

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図７】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

【図９】

【図８】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｑ 1/06 Ｈ０４Ｑ 1/06

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】携帯電話機のアンテナから発する電波を受
   信し、電磁誘導によりループアンテナ回路に流れる誘導
   電流を利用して電池レスにて発光素子を光らせる、受信
   アンテナと整流用ショットキーダイオードと発光素子と
   を組み合わせた携帯電話機の電池レスの電波目視装置に
   おいて、回路基板上に作られた前記受信アンテナとなる
   内部ループアンテナまたはループアンテナ回路に追加す
   る形で、外部ループアンテナを設け、この外部ループア
   ンテナを前記電波目視装置の回路基板の外部に取り出
   し、ストラップとして携帯電話機に固定したり、ストラ
   ップの内部に取付けたりすることを特徴とする電池レス
   着信表示ストラップ。
2. 【請求項２】前記電波目視装置にクリップを取付け、携
   帯電話機を衣服のポケット等に入れた時、前記電波目視
   装置が邪魔にならないよう衣服等に固定できるようにす
   ると共に、着信により携帯電話機を衣服のポケット等か
   ら取り出す際に、前記電波目視装置の発光素子による光
   によって、前記クリップに注意をさせ、衣服等の破損を
   防ぎながら、携帯電話機の着信表示を行うことを特徴と
   する請求項１記載の電池レス着信表示ストラップ。
3. 【請求項３】前記電波目視装置の回路基板上に作られる
   ループアンテナ回路のサイズは、縦１０〜２５〔ｍｍ〕
   横５〜１５〔ｍｍ〕とし、外に取り出す外部ループアン
   テナの全長は、１６０〜２６０〔ｍｍ〕とすることを特
   徴とする請求項１記載の電池レス着信表示ストラップ。