JP3057399B2 - 防火戸 - Google Patents
防火戸Info
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- JP3057399B2 JP3057399B2 JP4166103A JP16610392A JP3057399B2 JP 3057399 B2 JP3057399 B2 JP 3057399B2 JP 4166103 A JP4166103 A JP 4166103A JP 16610392 A JP16610392 A JP 16610392A JP 3057399 B2 JP3057399 B2 JP 3057399B2
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- door
- heat
- aluminum
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム製の甲種防
火戸に係るものである。
火戸に係るものである。
【0002】
【従来の技術】現在、アルミニウム製の甲種防火戸は存
在していない。この理由はアルミニウム製防火戸をJI
Sの耐火加熱曲線による加熱試験を行うと、ほぼ耐火時
間30分で溶融してしまうからである。アルミニウム製
による耐火時間20分の乙種防火戸は存在するが、耐火
60分性能を有する甲種防火戸は前記の理由から技術的
に製作不可能であった。
在していない。この理由はアルミニウム製防火戸をJI
Sの耐火加熱曲線による加熱試験を行うと、ほぼ耐火時
間30分で溶融してしまうからである。アルミニウム製
による耐火時間20分の乙種防火戸は存在するが、耐火
60分性能を有する甲種防火戸は前記の理由から技術的
に製作不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、アルミニウムは
350℃を超えたあたりから溶融が始まり、アルミニウ
ム製の耐火60分性能の甲種防火戸を製作することは不
可能であった。本発明はこのような実情に鑑みて提案さ
れたもので、その目的とする処は、耐火性能を飛躍的に
向上できる防火戸を提供する点にある。
350℃を超えたあたりから溶融が始まり、アルミニウ
ム製の耐火60分性能の甲種防火戸を製作することは不
可能であった。本発明はこのような実情に鑑みて提案さ
れたもので、その目的とする処は、耐火性能を飛躍的に
向上できる防火戸を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の防火戸は、ドア及びドア枠の心材を無機
質耐火材により構成し、ドア枠と間隙をおいて対向する
ドア側耐火材の縁部に熱感応型発泡材を同縁部面とで平
らな面を形成するように埋設し、同熱感応型発泡材を含
むドア側耐火材の全外周面をアルミニウム製化粧材によ
り被覆したことを特徴としている。
めに、本発明の防火戸は、ドア及びドア枠の心材を無機
質耐火材により構成し、ドア枠と間隙をおいて対向する
ドア側耐火材の縁部に熱感応型発泡材を同縁部面とで平
らな面を形成するように埋設し、同熱感応型発泡材を含
むドア側耐火材の全外周面をアルミニウム製化粧材によ
り被覆したことを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明の防火戸は前記のようにドア及びドア枠
の心材が無機質耐火材により構成されているので、建具
の遮熱性能が大幅に向上されるとともに、化粧材を構成
するアルミニウムが溶融しても、ドアの形状が保持され
る。
の心材が無機質耐火材により構成されているので、建具
の遮熱性能が大幅に向上されるとともに、化粧材を構成
するアルミニウムが溶融しても、ドアの形状が保持され
る。
【0006】またドア枠と間隙をおいて対向するドア側
耐火材の縁部に熱感応型発泡材が同縁部面とで平らな面
を形成するように埋設され、同熱感応型発泡材を含むド
ア側耐火材の全外周面がアルミニウム製化粧材により被
覆されているので、火災等が発生して、温度が上昇する
とともに熱感応型発泡材が反応し、ドアとドア枠との間
の間隙が閉じられて、炎や煙が完全に遮断される。
耐火材の縁部に熱感応型発泡材が同縁部面とで平らな面
を形成するように埋設され、同熱感応型発泡材を含むド
ア側耐火材の全外周面がアルミニウム製化粧材により被
覆されているので、火災等が発生して、温度が上昇する
とともに熱感応型発泡材が反応し、ドアとドア枠との間
の間隙が閉じられて、炎や煙が完全に遮断される。
【0007】またドア枠と間隙をおいて対向するドア側
耐火材の縁部に熱感応型発泡材が同縁部面とで平らな面
を形成するように埋設され、同熱感応型発泡材を含むド
ア側耐火材の全外周面がアルミニウム製化粧材により被
覆されているので、同熱感応型発泡材が目立つことがな
く、デザイン的にも機能的にも優れた防火戸が構成され
る。
耐火材の縁部に熱感応型発泡材が同縁部面とで平らな面
を形成するように埋設され、同熱感応型発泡材を含むド
ア側耐火材の全外周面がアルミニウム製化粧材により被
覆されているので、同熱感応型発泡材が目立つことがな
く、デザイン的にも機能的にも優れた防火戸が構成され
る。
【0008】
【実施例】以下本発明を図1に示す実施例について説明
する。ドア1及びドア枠2の心材がセラミック等の無機
質耐火材3により構成され、ドア枠2と間隙をおいて対
向するドア側耐火材3の端面に熱感応型発泡材5が同端
面とで平らな面を形成するように埋設され、同熱感応型
発泡材5の外面を含むドア側耐火材3の全外周面がアル
ミニウム製化粧材4により被覆されている。前記熱感応
型発泡材5には、けい酸ソーダ系発泡材、グラファイト
系発泡材等の熱感応型の発泡材を使用する。
する。ドア1及びドア枠2の心材がセラミック等の無機
質耐火材3により構成され、ドア枠2と間隙をおいて対
向するドア側耐火材3の端面に熱感応型発泡材5が同端
面とで平らな面を形成するように埋設され、同熱感応型
発泡材5の外面を含むドア側耐火材3の全外周面がアル
ミニウム製化粧材4により被覆されている。前記熱感応
型発泡材5には、けい酸ソーダ系発泡材、グラファイト
系発泡材等の熱感応型の発泡材を使用する。
【0009】本発明の防火戸は前記のようにドア1及び
ドア枠2の心材がセラミック等の無機質耐火材3により
構成されており、建具の遮熱性能が大幅に向上されると
ともに、化粧材4を構成するアルミニウムが溶融して
も、ドアの形状が保持される。
ドア枠2の心材がセラミック等の無機質耐火材3により
構成されており、建具の遮熱性能が大幅に向上されると
ともに、化粧材4を構成するアルミニウムが溶融して
も、ドアの形状が保持される。
【0010】またドア枠2と間隙をおいて対向するドア
1側耐火材3の端面に熱感応型発泡材5が同端面とで平
らな面を形成するように埋設され、同熱感応型発泡材5
を含むドア側耐火材3の全外周面がアルミニウム製化粧
材4により被覆されているので、火災等が発生して、温
度が上昇するとともに熱感応型発泡材5が反応し、ドア
1とドア枠2との間の間隙が閉じられて、炎や煙が完全
に遮断される。
1側耐火材3の端面に熱感応型発泡材5が同端面とで平
らな面を形成するように埋設され、同熱感応型発泡材5
を含むドア側耐火材3の全外周面がアルミニウム製化粧
材4により被覆されているので、火災等が発生して、温
度が上昇するとともに熱感応型発泡材5が反応し、ドア
1とドア枠2との間の間隙が閉じられて、炎や煙が完全
に遮断される。
【0011】
【発明の効果】本発明の防火戸は前記のようにドア及び
ドア枠の心材を無機質耐火材により構成しているので、
建具の遮熱性能を大幅に向上できるとともに、化粧材を
構成するアルミニウムが溶融しても、ドアの形状を保持
できる。
ドア枠の心材を無機質耐火材により構成しているので、
建具の遮熱性能を大幅に向上できるとともに、化粧材を
構成するアルミニウムが溶融しても、ドアの形状を保持
できる。
【0012】またドア枠と間隙をおいて対向するドア側
耐火材の縁部に熱感応型発泡材を同縁部面とで平らな面
を形成するように埋設し、同熱感応型発泡材を含むドア
側耐火材の全外周面をアルミニウム製化粧材により被覆
しているので、火災等が発生して、温度が上昇するとと
もに熱感応型発泡材が反応し、ドアとドア枠との間の間
隙を閉じて、炎や煙を完全に遮断できる。
耐火材の縁部に熱感応型発泡材を同縁部面とで平らな面
を形成するように埋設し、同熱感応型発泡材を含むドア
側耐火材の全外周面をアルミニウム製化粧材により被覆
しているので、火災等が発生して、温度が上昇するとと
もに熱感応型発泡材が反応し、ドアとドア枠との間の間
隙を閉じて、炎や煙を完全に遮断できる。
【0013】またドア枠と間隙をおいて対向するドア側
耐火材の縁部に熱感応型発泡材を同縁部面とで平らな面
を形成するように埋設し、同熱感応型発泡材を含むドア
側耐火材の全外周面をアルミニウム製化粧材により被覆
しているので、同熱感応型発泡材が目立つことがなく、
デザイン的にも機能的にも優れた防火戸を構成できて、
極めて有益である。
耐火材の縁部に熱感応型発泡材を同縁部面とで平らな面
を形成するように埋設し、同熱感応型発泡材を含むドア
側耐火材の全外周面をアルミニウム製化粧材により被覆
しているので、同熱感応型発泡材が目立つことがなく、
デザイン的にも機能的にも優れた防火戸を構成できて、
極めて有益である。
【図1】本発明に係る防火戸の一実施例を示す縦断面図
である。
である。
1 ドア 2 ドア枠 3 無機質の耐火材 4 化粧材 5 熱感応型の発泡材
Claims (1)
- 【請求項1】 ドア及びドア枠の心材を無機質耐火材に
より構成し、ドア枠と間隙をおいて対向するドア側耐火
材の縁部に熱感応型発泡材を同縁部面とで平らな面を形
成するように埋設し、同熱感応型発泡材を含むドア側耐
火材の全外周面をアルミニウム製化粧材により被覆した
ことを特徴とする防火戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4166103A JP3057399B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 防火戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4166103A JP3057399B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 防火戸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610569A JPH0610569A (ja) | 1994-01-18 |
JP3057399B2 true JP3057399B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=15825075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4166103A Expired - Fee Related JP3057399B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 防火戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057399B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002146949A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-22 | Fujita Corp | 耐火間仕切壁およびそれを使用した防火区画ステム |
JP4490702B2 (ja) * | 2004-02-20 | 2010-06-30 | 積水化学工業株式会社 | 防火戸用の戸枠と、この戸枠を使用した防火戸 |
CN112282602A (zh) * | 2020-11-17 | 2021-01-29 | 佛山岳源建材有限公司 | 泡沫铝防爆门 |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP4166103A patent/JP3057399B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0610569A (ja) | 1994-01-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421 Year of fee payment: 10 |
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