JP3057302B2 - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
- Publication number
- JP3057302B2 JP3057302B2 JP3195878A JP19587891A JP3057302B2 JP 3057302 B2 JP3057302 B2 JP 3057302B2 JP 3195878 A JP3195878 A JP 3195878A JP 19587891 A JP19587891 A JP 19587891A JP 3057302 B2 JP3057302 B2 JP 3057302B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- recording medium
- liquid
- contact
- latent image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Duplication Or Marking (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な記録装置に関し、
詳しくは、表面が特定性状を示す記録体の表面に、選択
的且つ可逆的に、加熱温度に応じた後退接触角を示す領
域が形成されるようにし、この領域(潜像)に着色剤を含
有する記録剤を供給して顕像化せしめ、これを普通紙等
の被転写体に良好な状態で転写せしめるようにした記録
方式に有用な装置に関する。
詳しくは、表面が特定性状を示す記録体の表面に、選択
的且つ可逆的に、加熱温度に応じた後退接触角を示す領
域が形成されるようにし、この領域(潜像)に着色剤を含
有する記録剤を供給して顕像化せしめ、これを普通紙等
の被転写体に良好な状態で転写せしめるようにした記録
方式に有用な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表面を液体付着性領域と非液体付着性領
域とに区分けして画像形成に供するようにした手段の代
表的なものとしては、平版印刷版を用いたオフセット印
刷方式が挙げられる。だが、このオフセット印刷方式に
おいて、原版からの製版工程及び刷版(印刷版)からの
印刷工程を一つの装置内に組込むことは、装置の大型化
が避けられない。例えば、比較的小型化されている事務
用オフセット製版印刷機においても、多くの場合、製版
装置と印刷装置とは別個になっているのが普通である。
域とに区分けして画像形成に供するようにした手段の代
表的なものとしては、平版印刷版を用いたオフセット印
刷方式が挙げられる。だが、このオフセット印刷方式に
おいて、原版からの製版工程及び刷版(印刷版)からの
印刷工程を一つの装置内に組込むことは、装置の大型化
が避けられない。例えば、比較的小型化されている事務
用オフセット製版印刷機においても、多くの場合、製版
装置と印刷装置とは別個になっているのが普通である。
【0003】このようなオフセット印刷方式の欠陥を解
消することを意図して、画像情報に応じた液体付着性領
域及び非液体付着性領域が形成でき、しかも繰返し使用
が可能な(可逆性を有する)記録方法ないし装置が提案さ
れるようになってきている。その幾つかを挙げれば次の
通りである。 (1) 水性現像方式 疎水性の光導電体層に外部より電荷を与えた後、露光し
て光導電体層表面に疎水性部及び親水性部を有するパタ
ーンを形成し、親水性部のみに水性現像剤を付着させて
紙などに転写する(特公昭40−18992号、特公昭
40−18993号、特公昭44−9512号、特開昭
63−264392号などの公報)。 (2)フォトクロミック材料の光化学反応を利用した方
式 スピロピラン、アゾ色素などの材料を含有した層に紫外
線を照射し、光化学反応により、これらフォトクロミッ
ク化合物を親水化する〔例えば「高分子論文集」第37
巻4号、287頁(1980)〕。 (3)内部偏倚力の作用を利用した方式 不定形状態と結晶性状態とを物理的変化により形成し、
液体インクの付着・非付着領域を構成する(特公昭54
−41902号公報)。
消することを意図して、画像情報に応じた液体付着性領
域及び非液体付着性領域が形成でき、しかも繰返し使用
が可能な(可逆性を有する)記録方法ないし装置が提案さ
れるようになってきている。その幾つかを挙げれば次の
通りである。 (1) 水性現像方式 疎水性の光導電体層に外部より電荷を与えた後、露光し
て光導電体層表面に疎水性部及び親水性部を有するパタ
ーンを形成し、親水性部のみに水性現像剤を付着させて
紙などに転写する(特公昭40−18992号、特公昭
40−18993号、特公昭44−9512号、特開昭
63−264392号などの公報)。 (2)フォトクロミック材料の光化学反応を利用した方
式 スピロピラン、アゾ色素などの材料を含有した層に紫外
線を照射し、光化学反応により、これらフォトクロミッ
ク化合物を親水化する〔例えば「高分子論文集」第37
巻4号、287頁(1980)〕。 (3)内部偏倚力の作用を利用した方式 不定形状態と結晶性状態とを物理的変化により形成し、
液体インクの付着・非付着領域を構成する(特公昭54
−41902号公報)。
【0004】前記(1)の方式によれば、水性インクを
紙などに転写した後、除電により親水性部は消去され、
別の画像情報の記録が可能となる。即ち、一つの原版
(光導電体)で繰り返し使用が可能となる。だが、この
方式は電子写真プロセスを基本としているため、帯電→
露光→現像→転写→除電という長いプロセスを必要と
し、装置の小型化やコストの低減、メンテナンスフリー
化が困難であるといった欠点をもっている。前記(2)
の方式によれば、紫外線と可視光との照射を選択的に変
えることによって、親水性、疎水性を自由且つ可逆的に
制御できるものの、量子効率が悪いため反応時間が非常
に長くて記録速度が遅く、また安定性に欠けるといった
欠点をもっており、未だ実用レベルには達していないの
が実情である。更に、前記(3)の方式によれば、そこ
で使用される情報記録部材は、記録後のものでは安定性
があるが、記録前のものでは温度変化により物理的構造
変化が生じるおそれがあることから、保存性に問題が残
されている。これに加えて、記録された情報パターンの
消去には熱パルスを与え、次いで急冷する手段が採用さ
れることから、繰り返しの画像形成は繁雑さを免がれ得
ないといった不都合がある。
紙などに転写した後、除電により親水性部は消去され、
別の画像情報の記録が可能となる。即ち、一つの原版
(光導電体)で繰り返し使用が可能となる。だが、この
方式は電子写真プロセスを基本としているため、帯電→
露光→現像→転写→除電という長いプロセスを必要と
し、装置の小型化やコストの低減、メンテナンスフリー
化が困難であるといった欠点をもっている。前記(2)
の方式によれば、紫外線と可視光との照射を選択的に変
えることによって、親水性、疎水性を自由且つ可逆的に
制御できるものの、量子効率が悪いため反応時間が非常
に長くて記録速度が遅く、また安定性に欠けるといった
欠点をもっており、未だ実用レベルには達していないの
が実情である。更に、前記(3)の方式によれば、そこ
で使用される情報記録部材は、記録後のものでは安定性
があるが、記録前のものでは温度変化により物理的構造
変化が生じるおそれがあることから、保存性に問題が残
されている。これに加えて、記録された情報パターンの
消去には熱パルスを与え、次いで急冷する手段が採用さ
れることから、繰り返しの画像形成は繁雑さを免がれ得
ないといった不都合がある。
【0005】本発明者らは従来のかかる欠点・不都合を
解消するための研究、検討を行なってきた。その結果、
特定の記録体(A)(加熱状態で且つ液体と接触させた
場合に後退接触角が低下する表面を有する記録体)及び
接触材料(B)〔液体、蒸気又は記録体(A)にいう後
退接触角の低下開始温度以下で液体となるか、液体若し
くは蒸気を発生する固体〕を用い、記録体(A)の表面
を接触材料(B)と接触させた状態で選択的に加熱する
ことにより、又は記録体(A)の表面を選択的に加熱し
た状態で接触材料(B)と接触させることにより、記録
体(A)の表面に加熱温度に応じた後退接触角を示す潜
像を形成せしめ、この潜像を記録剤で顕像化した後、続
いて、得られた可視像を被転写体に転写する方法並びに
これに関連した装置を提案した(西独公開特許第401
0275号明細書)。
解消するための研究、検討を行なってきた。その結果、
特定の記録体(A)(加熱状態で且つ液体と接触させた
場合に後退接触角が低下する表面を有する記録体)及び
接触材料(B)〔液体、蒸気又は記録体(A)にいう後
退接触角の低下開始温度以下で液体となるか、液体若し
くは蒸気を発生する固体〕を用い、記録体(A)の表面
を接触材料(B)と接触させた状態で選択的に加熱する
ことにより、又は記録体(A)の表面を選択的に加熱し
た状態で接触材料(B)と接触させることにより、記録
体(A)の表面に加熱温度に応じた後退接触角を示す潜
像を形成せしめ、この潜像を記録剤で顕像化した後、続
いて、得られた可視像を被転写体に転写する方法並びに
これに関連した装置を提案した(西独公開特許第401
0275号明細書)。
【0006】ここに提案した方法等によれば、記録体上
への潜像並びに可視像の形成、可視像の普通紙等の被転
写体への転写、及び潜像の消去が極めて簡単に且つ可逆
的に行なえるため、多数枚複写画像が容易に得られるこ
とは勿論、異なった複写画像でも連続的に得ることがで
きる。
への潜像並びに可視像の形成、可視像の普通紙等の被転
写体への転写、及び潜像の消去が極めて簡単に且つ可逆
的に行なえるため、多数枚複写画像が容易に得られるこ
とは勿論、異なった複写画像でも連続的に得ることがで
きる。
【0007】このような特定の表面機能を有する記録体
(A)を用いる記録プロセスの実施の様子は、記録装置
の構成例を含めて、例えば図5及び図6に示される。図
5は潜像形成液と記録剤を独立にした例であり、図6は
潜像形成液と記録剤を兼用した例である。記録剤は着色
剤を溶媒に溶かした又は分散させた液体である。
(A)を用いる記録プロセスの実施の様子は、記録装置
の構成例を含めて、例えば図5及び図6に示される。図
5は潜像形成液と記録剤を独立にした例であり、図6は
潜像形成液と記録剤を兼用した例である。記録剤は着色
剤を溶媒に溶かした又は分散させた液体である。
【0008】図5において、まず画像信号に応じて、サ
ーマルヘッド10からの熱が、潜像形成液(水)3を経
て、ドラム状記録体1の表面層に伝えられ、そこで潜像
2が形成される。記録体1が矢印方向に回転し、回転ロ
ーラ12によって供給されたインク3aが、潜像2上に
付着し、顕像化が行なわれる。続いて、この付着インク
3aは転写部に運ばれ、記録紙4上に転写される。記録
体1上の潜像2は、その後赤外線ランプ14により消去
される。なお、図中13は加圧ローラを示す。また、図
6においては、画像信号に応じて、サーマルヘッド10
からの熱がインク3aを経て、ドラム状記録体1の表面
層に伝えられ、潜像形成と顕像化が一段で行なわれる点
のみが、図5の場合と異なる。
ーマルヘッド10からの熱が、潜像形成液(水)3を経
て、ドラム状記録体1の表面層に伝えられ、そこで潜像
2が形成される。記録体1が矢印方向に回転し、回転ロ
ーラ12によって供給されたインク3aが、潜像2上に
付着し、顕像化が行なわれる。続いて、この付着インク
3aは転写部に運ばれ、記録紙4上に転写される。記録
体1上の潜像2は、その後赤外線ランプ14により消去
される。なお、図中13は加圧ローラを示す。また、図
6においては、画像信号に応じて、サーマルヘッド10
からの熱がインク3aを経て、ドラム状記録体1の表面
層に伝えられ、潜像形成と顕像化が一段で行なわれる点
のみが、図5の場合と異なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】たゞ、このような記録
方法に用いる記録装置においては、前記接触材料(B)
の種類によっては、長期間記録体と接すると、記録体の
記録層を膨潤させたり、場合によっては記録層中に含浸
するものがあることが分かった。また、記録剤の種類に
よっては、長期間の記録体との接触により、記録層表面
に着色剤が吸着するものがあることが分かった。これら
の現象は記録層表面の液体反撥性の劣化につながり、地
汚れや印字不良の原因となる。
方法に用いる記録装置においては、前記接触材料(B)
の種類によっては、長期間記録体と接すると、記録体の
記録層を膨潤させたり、場合によっては記録層中に含浸
するものがあることが分かった。また、記録剤の種類に
よっては、長期間の記録体との接触により、記録層表面
に着色剤が吸着するものがあることが分かった。これら
の現象は記録層表面の液体反撥性の劣化につながり、地
汚れや印字不良の原因となる。
【0010】従って、本発明の目的は、このような課題
を解決し、繰り返し安定性に優れ、長期にわたって安定
して高品質画像を与える記録装置を提供することにあ
る。
を解決し、繰り返し安定性に優れ、長期にわたって安定
して高品質画像を与える記録装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記記
録体(A)の表面を下記接触材料(B)と接触させた状
態で選択的に加熱することにより、又は記録体(A)の
表面を選択的に加熱した状態で接触材料(B)と接触さ
せることにより、記録体(A)の表面に加熱温度に応じ
た後退接触角を示す潜像を形成せしめる接触材料(B)
を記録体(A)の表面に供給する手段と、潜像形成のた
めに記録体(A)の表面を画像信号に応じ選択的に加熱
する手段と、着色剤を含有する記録剤を記録体(A)の
表面に供給して前記潜像に付着させ潜像を顕像化する記
録剤付与手段と、記録体(A)の表面の付着記録剤を被
転写体に転写する手段とを備えた記録装置において、非
記録時に接触材料(B)及び記録剤を記録体から離脱し
た状態にしておく機構を設けたことを特徴とする記録装
置が提供される。 (A)加熱状態で且つ液体と接触させた場合に後退接触
角が低下する表面を有する記録体。 (B)液体、蒸気又は記録体(A)の表面における後退
接触角の低下開始温度以下で液体となるか又は液体若し
くは蒸気を発生する固体。
録体(A)の表面を下記接触材料(B)と接触させた状
態で選択的に加熱することにより、又は記録体(A)の
表面を選択的に加熱した状態で接触材料(B)と接触さ
せることにより、記録体(A)の表面に加熱温度に応じ
た後退接触角を示す潜像を形成せしめる接触材料(B)
を記録体(A)の表面に供給する手段と、潜像形成のた
めに記録体(A)の表面を画像信号に応じ選択的に加熱
する手段と、着色剤を含有する記録剤を記録体(A)の
表面に供給して前記潜像に付着させ潜像を顕像化する記
録剤付与手段と、記録体(A)の表面の付着記録剤を被
転写体に転写する手段とを備えた記録装置において、非
記録時に接触材料(B)及び記録剤を記録体から離脱し
た状態にしておく機構を設けたことを特徴とする記録装
置が提供される。 (A)加熱状態で且つ液体と接触させた場合に後退接触
角が低下する表面を有する記録体。 (B)液体、蒸気又は記録体(A)の表面における後退
接触角の低下開始温度以下で液体となるか又は液体若し
くは蒸気を発生する固体。
【0012】即ち、本発明の記録装置は、非記録時に前
記接触材料(B)及び記録剤を記録体(A)から離脱し
た状態にしておく機構を設けたことにより、前記接触材
料(B)及び記録剤との非記録時の長期接触による記録
体(A)の記録層の劣化が防止され、装置の繰り返し安
定性が向上し、長期にわたって高品質画像を与えるもの
となる。
記接触材料(B)及び記録剤を記録体(A)から離脱し
た状態にしておく機構を設けたことにより、前記接触材
料(B)及び記録剤との非記録時の長期接触による記録
体(A)の記録層の劣化が防止され、装置の繰り返し安
定性が向上し、長期にわたって高品質画像を与えるもの
となる。
【0013】なお、こゝで言う非記録時とは、記録装置
が稼動中で画像信号が送られているとき以外の全ての場
合(時間)を意味する。従って、本明細書で言う非記録
時には、記録装置が稼動中で画像信号が送られてこない
間(狭義の非記録時)のみならず、記録装置を停止し保
管されている場合や装置のウオームアップ時も含まれ
る。
が稼動中で画像信号が送られているとき以外の全ての場
合(時間)を意味する。従って、本明細書で言う非記録
時には、記録装置が稼動中で画像信号が送られてこない
間(狭義の非記録時)のみならず、記録装置を停止し保
管されている場合や装置のウオームアップ時も含まれ
る。
【0014】かかる本発明装置では、記録剤として例え
ば液状インクのごときものを用いるようにすれば、接触
材料(B)の供給手段を省略することができ、また、接
触材料(B)として液状インクのごときものを用いるよ
うにすれば、潜像形成と同時に顕像化されるため、記録
剤付与手段を省略することができる。なお、本発明装置
においては、前記潜像が形成された記録体(A)の表面
を、接触材料(B)の不存在下で加熱することによって
潜像の消去が行なえ、可逆的に画像形成がなし得るもの
である。
ば液状インクのごときものを用いるようにすれば、接触
材料(B)の供給手段を省略することができ、また、接
触材料(B)として液状インクのごときものを用いるよ
うにすれば、潜像形成と同時に顕像化されるため、記録
剤付与手段を省略することができる。なお、本発明装置
においては、前記潜像が形成された記録体(A)の表面
を、接触材料(B)の不存在下で加熱することによって
潜像の消去が行なえ、可逆的に画像形成がなし得るもの
である。
【0015】以下に本発明を更に詳細に説明する。本発
明装置で用いられる記録体(A)は、液体に接した状態
で加熱されると冷却後においてもその後退接触角が低く
なり、且つ液体不存在下の加熱により後退接触角が高く
なるという機能を有する部材で、少なくとも表面が形成
されたものである。そして、このような機能を有する記
録体(A)は、その表面が(1)疎水基の表面自己配向
機能をもつ有機化合物を含む部材、又は(2)疎水基を
もつ有機化合物であって疎水基を表面に配向した部材で
ある。
明装置で用いられる記録体(A)は、液体に接した状態
で加熱されると冷却後においてもその後退接触角が低く
なり、且つ液体不存在下の加熱により後退接触角が高く
なるという機能を有する部材で、少なくとも表面が形成
されたものである。そして、このような機能を有する記
録体(A)は、その表面が(1)疎水基の表面自己配向
機能をもつ有機化合物を含む部材、又は(2)疎水基を
もつ有機化合物であって疎水基を表面に配向した部材で
ある。
【0016】(1)にいう“表面自己配向機能”とは、
ある化合物を支持体上に形成した固体又はある化合物自
体による固体を空気中で加熱すると、表面において疎水
基が空気側(自由表面側)に向いて配向する性質がある
ことを意味する。このことは、(2)においても同様に
言えることである。一般に、有機化合物では、疎水基は
疎水性雰囲気側へ向きやすい性質をもっている。これ
は、固-気界面の界面エネルギーが低くなる方に向うた
めに生じる現象である。また、この現象は疎水基の分子
長が長くなるほどその傾向がみられるが、これは分子長
が長くなるほど、加熱における分子の運動性が上がるた
めである。
ある化合物を支持体上に形成した固体又はある化合物自
体による固体を空気中で加熱すると、表面において疎水
基が空気側(自由表面側)に向いて配向する性質がある
ことを意味する。このことは、(2)においても同様に
言えることである。一般に、有機化合物では、疎水基は
疎水性雰囲気側へ向きやすい性質をもっている。これ
は、固-気界面の界面エネルギーが低くなる方に向うた
めに生じる現象である。また、この現象は疎水基の分子
長が長くなるほどその傾向がみられるが、これは分子長
が長くなるほど、加熱における分子の運動性が上がるた
めである。
【0017】更に具体的には、末端に疎水基を有する
(即ち表面エネルギーを低くする)分子であると、空気
側(自由表面側)を向いて表面配向しやすい。同様に
(−CH2−)nを含む直鎖状分子では(−CH2CH2
−)の部分が平面構造をしており、分子鎖同士が配向し
やすい。また、(−Ph−)nを含む分子も−Ph−の
部分が平面構造をしており、分子鎖同士が配向しやす
い。なお、−Ph−はp−フェニレン基である(以下同
じ)。殊に、弗素などの電気陰性度の高い元素を含む直
鎖状分子は自己凝集性が高く、分子鎖同士が配向しやす
い。
(即ち表面エネルギーを低くする)分子であると、空気
側(自由表面側)を向いて表面配向しやすい。同様に
(−CH2−)nを含む直鎖状分子では(−CH2CH2
−)の部分が平面構造をしており、分子鎖同士が配向し
やすい。また、(−Ph−)nを含む分子も−Ph−の
部分が平面構造をしており、分子鎖同士が配向しやす
い。なお、−Ph−はp−フェニレン基である(以下同
じ)。殊に、弗素などの電気陰性度の高い元素を含む直
鎖状分子は自己凝集性が高く、分子鎖同士が配向しやす
い。
【0018】これらの検討結果をまとめると、より好ま
しくは、自己凝集性の高い分子や平面構造をもつ分子を
有し、且つ末端に疎水基を有する直鎖状分子、あるいは
そうした直鎖状分子を含む化合物は、表面自己配向機能
が高い化合物と言える。
しくは、自己凝集性の高い分子や平面構造をもつ分子を
有し、且つ末端に疎水基を有する直鎖状分子、あるいは
そうした直鎖状分子を含む化合物は、表面自己配向機能
が高い化合物と言える。
【0019】これまでの記述から明らかなように、表面
自己配向状態と後退接触角とは関連があり、また後退接
触角と液体付着性との間にも関係がある。即ち、固体表
面での液体の付着は、液体の固体表面での主にタッキン
グによって生じる。このタッキングは、いわば液体が固
体表面を滑べる時の一種の摩擦力とみなすことができ
る。従って、本発明でいう“後退接触角”θrには、 cosθr=γ(γs−γse−πe+γf)/γev (但し、γ:真空中の固体の表面張力 γse:固−液界面張力 γev:液体がその飽和蒸気と接しているときの表面張
力 πe:平衡表面張力 γf:摩擦張力 γs:吸着層のない固体の表面張力である) といった関係式が成立つ(斉藤、北崎ら「日本接着協会
誌」Vol.22、No.12,1986)。
自己配向状態と後退接触角とは関連があり、また後退接
触角と液体付着性との間にも関係がある。即ち、固体表
面での液体の付着は、液体の固体表面での主にタッキン
グによって生じる。このタッキングは、いわば液体が固
体表面を滑べる時の一種の摩擦力とみなすことができ
る。従って、本発明でいう“後退接触角”θrには、 cosθr=γ(γs−γse−πe+γf)/γev (但し、γ:真空中の固体の表面張力 γse:固−液界面張力 γev:液体がその飽和蒸気と接しているときの表面張
力 πe:平衡表面張力 γf:摩擦張力 γs:吸着層のない固体の表面張力である) といった関係式が成立つ(斉藤、北崎ら「日本接着協会
誌」Vol.22、No.12,1986)。
【0020】従って、θrの値が低くなるときγf値は
大きくなる。即ち、液体は固体面を滑べりにくくなり、
その結果、液体は固体面に付着するようになる。これら
相互の関連から推察しうるように、液体付着性は後退接
触角θrがどの程度であるかに左右され、その後退接触
角θrは表面自己配向機能を表面に有する部材の何如に
より定められる。それ故、本発明装置においては、記録
体(A)はその表面に所望パターン領域の形成及び/又
は記録剤による顕像化の必要から、必然的に、表面自己
配向機能を表面に有する部材が選択されねばならない。
大きくなる。即ち、液体は固体面を滑べりにくくなり、
その結果、液体は固体面に付着するようになる。これら
相互の関連から推察しうるように、液体付着性は後退接
触角θrがどの程度であるかに左右され、その後退接触
角θrは表面自己配向機能を表面に有する部材の何如に
より定められる。それ故、本発明装置においては、記録
体(A)はその表面に所望パターン領域の形成及び/又
は記録剤による顕像化の必要から、必然的に、表面自己
配向機能を表面に有する部材が選択されねばならない。
【0021】これまで後退接触角と液体付着性との関係
等を縷縷述べてきたが、これらの事項については前記の
西独公開特許第4010275号明細書により詳しく記
載されている。
等を縷縷述べてきたが、これらの事項については前記の
西独公開特許第4010275号明細書により詳しく記
載されている。
【0022】記録体の構成としては、前記の表面部材
そのもので形成したもの、支持体(好ましくは耐熱性
支持体)上に前記の表面部材を形成したもの、とに大別
される。の態様は前記の表面部材そのものをフィルム
状、板状、あるいは円柱状に成形したものである。の
態様においては、支持体の形状は、ベルト状、板状、ド
ラム状いずれでもよく、装置の使用用途に応じて選定さ
れる。特に、ドラム状は装置における寸法精度を出せる
点ですぐれている。なお、耐熱性支持体としては、テト
ラフルオロエチレン、シリコーン、ポリイミド、ポリカ
ーボネート、エポキシ、メラミン、フェノール、ポリエ
ステル、ポリアセタール、ユリア、ポリエチレンテレフ
タレートなどの樹脂、更にはNi、Al、Cu、Cr、
Ptなどの金属及び金属酸化物等が好ましい。これら支
持体は平滑でも粗面や多孔質であってもよい。
そのもので形成したもの、支持体(好ましくは耐熱性
支持体)上に前記の表面部材を形成したもの、とに大別
される。の態様は前記の表面部材そのものをフィルム
状、板状、あるいは円柱状に成形したものである。の
態様においては、支持体の形状は、ベルト状、板状、ド
ラム状いずれでもよく、装置の使用用途に応じて選定さ
れる。特に、ドラム状は装置における寸法精度を出せる
点ですぐれている。なお、耐熱性支持体としては、テト
ラフルオロエチレン、シリコーン、ポリイミド、ポリカ
ーボネート、エポキシ、メラミン、フェノール、ポリエ
ステル、ポリアセタール、ユリア、ポリエチレンテレフ
タレートなどの樹脂、更にはNi、Al、Cu、Cr、
Ptなどの金属及び金属酸化物等が好ましい。これら支
持体は平滑でも粗面や多孔質であってもよい。
【0023】接触材料(B)は、端的に言えば、当初か
ら液体あるいは蒸気であるか、又は記録体(A)にいう
後退接触角θrの低下開始温度以下で結果的に液体を生
じさせる固体である。ここでの蒸気は、記録体(A)の
表面又は表面近傍で、少なくともその一部が凝縮して液
体を生ぜしめ、その液体が記録体(A)の表面を濡らす
ことができるものであれば充分である。一方、ここでの
固体は、前記後退接触角θrの低下開始温度以下で液体
となるか、液体を発生させるか、又は蒸気を発生させる
ものである。固体から発生された蒸気は、記録体(A)
の表面又はその近傍で凝縮して液体を生じさせること
は、前記の場合と同様である。
ら液体あるいは蒸気であるか、又は記録体(A)にいう
後退接触角θrの低下開始温度以下で結果的に液体を生
じさせる固体である。ここでの蒸気は、記録体(A)の
表面又は表面近傍で、少なくともその一部が凝縮して液
体を生ぜしめ、その液体が記録体(A)の表面を濡らす
ことができるものであれば充分である。一方、ここでの
固体は、前記後退接触角θrの低下開始温度以下で液体
となるか、液体を発生させるか、又は蒸気を発生させる
ものである。固体から発生された蒸気は、記録体(A)
の表面又はその近傍で凝縮して液体を生じさせること
は、前記の場合と同様である。
【0024】これら接触材料(B)をより具体的に言え
ば次の通りである。即ち、接触材料(B)の一つである
液体としては、水の他に、電解質を含む水溶液、エタノ
ール、n−ブタノール等のアルコール、グリセリン、エ
チレングリコール等の多価アルコール、メチルエチルケ
トン等のケトン類のごとき有極性液体や、n−ノナン、
n−オクタン等の直鎖状炭化水素、シクロヘキサン等の
環式状炭化水素、m−キシレン、ベンゼン等の芳香族炭
化水素のごとき無極性液体が挙げられる。また、これら
の混合体でもよいし、各種分散液や液状インクも使用で
きる。更に望ましくは、極性液体の方がよりすぐれてい
る。
ば次の通りである。即ち、接触材料(B)の一つである
液体としては、水の他に、電解質を含む水溶液、エタノ
ール、n−ブタノール等のアルコール、グリセリン、エ
チレングリコール等の多価アルコール、メチルエチルケ
トン等のケトン類のごとき有極性液体や、n−ノナン、
n−オクタン等の直鎖状炭化水素、シクロヘキサン等の
環式状炭化水素、m−キシレン、ベンゼン等の芳香族炭
化水素のごとき無極性液体が挙げられる。また、これら
の混合体でもよいし、各種分散液や液状インクも使用で
きる。更に望ましくは、極性液体の方がよりすぐれてい
る。
【0025】接触材料(B)の他の一つである蒸気とし
ては、水蒸気の外に、接触材料(B)の液体の蒸気であ
れば使用できるが、特にエタノール蒸気やm−キシレン
蒸気などの有機化合物の蒸気(噴霧状態のものを含む)
が挙げられる。この有機化合物蒸気の温度は、記録体
(A)の表面を形成する化合物の融点あるいは軟化点以
下である必要がある。
ては、水蒸気の外に、接触材料(B)の液体の蒸気であ
れば使用できるが、特にエタノール蒸気やm−キシレン
蒸気などの有機化合物の蒸気(噴霧状態のものを含む)
が挙げられる。この有機化合物蒸気の温度は、記録体
(A)の表面を形成する化合物の融点あるいは軟化点以
下である必要がある。
【0026】接触材料(B)の他のもう一つである固体
としては、高級脂肪酸、低分子量ポリエチレン、高分子
ゲル(ポリアクリルアミドゲル、ポリビニルアルコール
ゲル)、シリカゲル、結晶水を含んだ化合物などが挙げ
られる。
としては、高級脂肪酸、低分子量ポリエチレン、高分子
ゲル(ポリアクリルアミドゲル、ポリビニルアルコール
ゲル)、シリカゲル、結晶水を含んだ化合物などが挙げ
られる。
【0027】接触材料(B)の供給手段としては、例え
ば記録体(A)下部に皿を設け液体を満たし記録体
(A)が皿中の液体に常に接するようにし、加熱源を皿
の近傍又は皿の中に配置する構成が最も簡単な構成とな
る。皿の替わりに、液体を含ませたスポンジ状多孔質体
を用いても良い。光や電子線による潜像形成手段も上記
構成と基本的に同様である。
ば記録体(A)下部に皿を設け液体を満たし記録体
(A)が皿中の液体に常に接するようにし、加熱源を皿
の近傍又は皿の中に配置する構成が最も簡単な構成とな
る。皿の替わりに、液体を含ませたスポンジ状多孔質体
を用いても良い。光や電子線による潜像形成手段も上記
構成と基本的に同様である。
【0028】潜像形成のための加熱手段としてはヒータ
ー、サーマルヘッドなどによる接触加熱の他に、電磁波
(レーザー光源、赤外線ランプなどの発光源からの光線
をレンズで集光する)による非接触加熱がある。
ー、サーマルヘッドなどによる接触加熱の他に、電磁波
(レーザー光源、赤外線ランプなどの発光源からの光線
をレンズで集光する)による非接触加熱がある。
【0029】上記手段により形成された潜像に、着色剤
を含有する記録剤を供給、付着させ、潜像を顕像化する
記録剤付与手段(現像手段)としては、記録剤を含浸し
たスポンジ状多孔質体を有するロールないし記録剤を充
填した皿を記録体(A)の進行方向に配置し、常に記録剤
を記録体(A)に接しておく構成が簡単である。なお、図
6に示されているように、潜像形成に用いる液体を記録
剤と兼用すると一つの皿で構成でき、潜像形成と顕像化
とを一体化できるため、装置を小型化できる。
を含有する記録剤を供給、付着させ、潜像を顕像化する
記録剤付与手段(現像手段)としては、記録剤を含浸し
たスポンジ状多孔質体を有するロールないし記録剤を充
填した皿を記録体(A)の進行方向に配置し、常に記録剤
を記録体(A)に接しておく構成が簡単である。なお、図
6に示されているように、潜像形成に用いる液体を記録
剤と兼用すると一つの皿で構成でき、潜像形成と顕像化
とを一体化できるため、装置を小型化できる。
【0030】記録剤としては、着色剤を含む溶液又は分
散液が用いられ、例えば筆記用インク、インクジェット
記録用インク、印刷インク、電子写真用トナー等の従来
の印字記録方式に用いられてきた記録剤の中から、本発
明装置に適合するものを選択し使用することができる。
散液が用いられ、例えば筆記用インク、インクジェット
記録用インク、印刷インク、電子写真用トナー等の従来
の印字記録方式に用いられてきた記録剤の中から、本発
明装置に適合するものを選択し使用することができる。
【0031】より具体的に好ましいものの例を示すと、
例えば水性インクとしては、水、湿潤剤、染料を主体と
する水溶性インクや水、顔料、分散用高分子化合物、湿
潤剤を主体とした水性顔料分散インクや顔料又は染料を
界面活性剤を用いて水に分散せしめたエマルジョン・イ
ンク等が挙げられるし、また油性インクとしては、油溶
性染料を有機溶媒に分散させたものや顔料又は染料を油
性ベースに乳化させたもの等が挙げられる。
例えば水性インクとしては、水、湿潤剤、染料を主体と
する水溶性インクや水、顔料、分散用高分子化合物、湿
潤剤を主体とした水性顔料分散インクや顔料又は染料を
界面活性剤を用いて水に分散せしめたエマルジョン・イ
ンク等が挙げられるし、また油性インクとしては、油溶
性染料を有機溶媒に分散させたものや顔料又は染料を油
性ベースに乳化させたもの等が挙げられる。
【0032】潜像形成及び顕像化(現像)後、記録体
(A)上の付着記録剤は、被転写体(記録紙)と直接接
する手段を設けることで、被転写体の毛管作用により、
被転写体へ転写される(転写手段)。転写を行なう位置
は、現像後であれば、記録体(A)のどの位置でもかま
わないが、現像後、直ちに転写が行なわれる位置が望ま
しい。
(A)上の付着記録剤は、被転写体(記録紙)と直接接
する手段を設けることで、被転写体の毛管作用により、
被転写体へ転写される(転写手段)。転写を行なう位置
は、現像後であれば、記録体(A)のどの位置でもかま
わないが、現像後、直ちに転写が行なわれる位置が望ま
しい。
【0033】被転写体(記録紙)としては、透明又は不
透明樹脂フィルム、普通紙、合成紙、インクジェット記
録用紙、タイプ用紙などを用いることができる。
透明樹脂フィルム、普通紙、合成紙、インクジェット記
録用紙、タイプ用紙などを用いることができる。
【0034】転写後、同一画像情報を多数枚複写する場
合は、転写後の潜像に、更に前記記録剤を供給付着させ
る現像処理と得られた可視像を被転写体へ転写する処理
を繰り返すことによって達成される。
合は、転写後の潜像に、更に前記記録剤を供給付着させ
る現像処理と得られた可視像を被転写体へ転写する処理
を繰り返すことによって達成される。
【0035】一つの画像情報の転写が終了すれば、液体
又は蒸気の不存在下で(空気中、真空中又は不活性ガス
中で)記録体(A)の表面を加熱する(加熱温度:50
〜300℃、望ましくは100〜180℃、加熱時間:
1ミリ秒〜10秒、好ましくは10ミリ秒〜1秒)こと
により潜像を消去すると、記録体(A)は繰り返し使用
可能なものとなる。
又は蒸気の不存在下で(空気中、真空中又は不活性ガス
中で)記録体(A)の表面を加熱する(加熱温度:50
〜300℃、望ましくは100〜180℃、加熱時間:
1ミリ秒〜10秒、好ましくは10ミリ秒〜1秒)こと
により潜像を消去すると、記録体(A)は繰り返し使用
可能なものとなる。
【0036】潜像消去のための加熱源としては、ヒータ
ーやサーマルヘッドのごとき接触加熱源やレーザーや赤
外線ランプのごとき電磁波による非接触加熱源が望まし
い。加熱は潜像部のみ行なっても良いが、記録体(A)
全面に行なっても良い。むしろ、全面加熱の方が装置構
成を簡単にできるため、より望ましい。
ーやサーマルヘッドのごとき接触加熱源やレーザーや赤
外線ランプのごとき電磁波による非接触加熱源が望まし
い。加熱は潜像部のみ行なっても良いが、記録体(A)
全面に行なっても良い。むしろ、全面加熱の方が装置構
成を簡単にできるため、より望ましい。
【0037】なお、潜像消去手段は、消去のための加熱
を行なったのち、再び、潜像形成を行なうまでの時間の
間に、記録体(A)表面が実質的に冷却する位置に設け
る。潜像消去に必要な加熱温度は既述の通りであるが、
当該記録体(A)表面の材料により異なる。ただ、いず
れの場合も、記録体(A)表面の材料の後退接触角が低
くなる開始温度以上で且つ分解点以下の温度が望まし
い。
を行なったのち、再び、潜像形成を行なうまでの時間の
間に、記録体(A)表面が実質的に冷却する位置に設け
る。潜像消去に必要な加熱温度は既述の通りであるが、
当該記録体(A)表面の材料により異なる。ただ、いず
れの場合も、記録体(A)表面の材料の後退接触角が低
くなる開始温度以上で且つ分解点以下の温度が望まし
い。
【0038】本発明の装置においては、非記録時に前記
接触材料(B)及び記録剤を記録体(A)の記録層から
離脱する機構を設けたことを特徴とする。
接触材料(B)及び記録剤を記録体(A)の記録層から
離脱する機構を設けたことを特徴とする。
【0039】と言うのは、記録時には記録体(A)は常
に移動するため、記録体(A)と接触材料(B)や記録
剤などの液体との接触時間はわずか(10秒以下)であ
り、記録体(A)の劣化は問題とならない。ところが、
例えば記録体(A)の記録層として含フッ素アクリレー
ト系のポリマー材料を用い、これに接触材料(B)とし
て純水を1時間接触した場合の記録層表面の純水に対す
る後退接触角の変化を調べてみると、図1に示されるよ
うな結果が得られる。即ち、1時間の接触により後退接
触角が40度低下しており、インクに濡れやすくなって
いる。従って、記録体(A)と接触材料(B)等の液体
とのこの様な長時間の接触は、避けねばならない。
に移動するため、記録体(A)と接触材料(B)や記録
剤などの液体との接触時間はわずか(10秒以下)であ
り、記録体(A)の劣化は問題とならない。ところが、
例えば記録体(A)の記録層として含フッ素アクリレー
ト系のポリマー材料を用い、これに接触材料(B)とし
て純水を1時間接触した場合の記録層表面の純水に対す
る後退接触角の変化を調べてみると、図1に示されるよ
うな結果が得られる。即ち、1時間の接触により後退接
触角が40度低下しており、インクに濡れやすくなって
いる。従って、記録体(A)と接触材料(B)等の液体
とのこの様な長時間の接触は、避けねばならない。
【0040】そこで、本発明では、記録体(A)と接触
材料(B)や記録剤等の液体との長期にわたる接触によ
り生じる記録体(A)の劣化を防止するために、非記録
時に記録体(A)からこれらの液体を離脱する機構を設
ける。図2及び図3に、本発明装置の具体的構成の例を
示す。図2は潜像形成と現像を独立とした例である。図
3は潜像形成と現像を一体とした例である。
材料(B)や記録剤等の液体との長期にわたる接触によ
り生じる記録体(A)の劣化を防止するために、非記録
時に記録体(A)からこれらの液体を離脱する機構を設
ける。図2及び図3に、本発明装置の具体的構成の例を
示す。図2は潜像形成と現像を独立とした例である。図
3は潜像形成と現像を一体とした例である。
【0041】なお、図2及び図3中、1はドラム状記録
体、1’はフィルム状記録体、3は潜像形成液、3aは
記録剤(インク)、10はサーマルヘッド、11及び1
2は回転ローラ、21及び24はモータ、22及び25
は歯車、23及び26はラックピニオンギヤ、並びに2
7−1〜27−4は送りローラを、それぞれ示す。
体、1’はフィルム状記録体、3は潜像形成液、3aは
記録剤(インク)、10はサーマルヘッド、11及び1
2は回転ローラ、21及び24はモータ、22及び25
は歯車、23及び26はラックピニオンギヤ、並びに2
7−1〜27−4は送りローラを、それぞれ示す。
【0042】接触材料(B)及び記録剤を記録体(A)
の表面に供給する手段としては、皿のごとき器や回転ロ
ーラや発泡ウレタンのごとき多孔質部材などが用いられ
るが、本発明ではこれらの供給手段を記録体(A)から
移動することで、液体を記録体(A)から離脱する。離
脱方法としては、モータ等の機械駆動手段の利用や圧電
素子やソレノイド等の電気的磁気的手段が用いられる。
また、供給手段を離脱する際、記録体(A)の表面に偶
然に液体が残存した場合の対策として、残存液体を除去
するクリーニング機構を設けることがより望ましい。ク
リーニング機構としては、液体により劣化しない多孔質
部材などを残存液体に接触し、毛管力により吸収する方
法などがある。クリーニング機構は、液体供給手段と一
体でも独立でも良く、供給手段の近傍に設けられる。そ
して、供給手段の離脱後、直ちにクリーニングを行な
う。図4にこの例を示す。図4は離脱機構とクリーニン
グ機構が独立した場合を示し、移動機構(図示せず)に
より、離脱後の残存液体をクリーナを移動しながら除去
する。図4中、3bは残存液体を、また28はクリーナ
を、それぞれ示す(他の記号は図3と同じ)。
の表面に供給する手段としては、皿のごとき器や回転ロ
ーラや発泡ウレタンのごとき多孔質部材などが用いられ
るが、本発明ではこれらの供給手段を記録体(A)から
移動することで、液体を記録体(A)から離脱する。離
脱方法としては、モータ等の機械駆動手段の利用や圧電
素子やソレノイド等の電気的磁気的手段が用いられる。
また、供給手段を離脱する際、記録体(A)の表面に偶
然に液体が残存した場合の対策として、残存液体を除去
するクリーニング機構を設けることがより望ましい。ク
リーニング機構としては、液体により劣化しない多孔質
部材などを残存液体に接触し、毛管力により吸収する方
法などがある。クリーニング機構は、液体供給手段と一
体でも独立でも良く、供給手段の近傍に設けられる。そ
して、供給手段の離脱後、直ちにクリーニングを行な
う。図4にこの例を示す。図4は離脱機構とクリーニン
グ機構が独立した場合を示し、移動機構(図示せず)に
より、離脱後の残存液体をクリーナを移動しながら除去
する。図4中、3bは残存液体を、また28はクリーナ
を、それぞれ示す(他の記号は図3と同じ)。
【0043】次に、液体離脱のタイミングについて説明
する。 記録装置を停止し保管する場合 装置を停止する際、メインスイッチのoffにより電源
が直ちに切れると、上記離脱機構が作動できず、記録体
(A)に液体が接触した状態になってしまう。そこで、
この場合、メインスイッチのoff後、上記機構が作動
した後に電源が切れるようにする。
する。 記録装置を停止し保管する場合 装置を停止する際、メインスイッチのoffにより電源
が直ちに切れると、上記離脱機構が作動できず、記録体
(A)に液体が接触した状態になってしまう。そこで、
この場合、メインスイッチのoff後、上記機構が作動
した後に電源が切れるようにする。
【0044】ウオームアップ時 装置のメインスイッチonの際、除像用加熱部が一定温
度となるまでのウオームアップ時間が必要である。この
間、液体が記録体に接するのを防止する必要がある。上
記のように記録装置の停止時は、液体供給手段が離脱
している。従って、装置のメインスイッチon時はウオ
ームアップ終了後、液体供給手段を再び記録体(A)に
接触させる。
度となるまでのウオームアップ時間が必要である。この
間、液体が記録体に接するのを防止する必要がある。上
記のように記録装置の停止時は、液体供給手段が離脱
している。従って、装置のメインスイッチon時はウオ
ームアップ終了後、液体供給手段を再び記録体(A)に
接触させる。
【0045】記録装置が稼動中で、しかも画像信号が
送られてこない間(狭義の非記録時)この狭義の非記録
期間中、記録体(A)を移動しない場合、前記接触劣化
の問題がある。但し、この期間があまりに短いと、絶え
ず上記液体離脱機構を作動しなければならず、機械系の
劣化の原因になる場合が出てくる。たゞ、前記したよう
に、記録体(A)と液体との接触が短時間であれば劣化
はない。従って、この場合は、記録体(A)の移動停止
時間により上記液体離脱機構の作動の有無を判断させる
ことで、機械系の劣化の問題を解決できる。液体離脱機
構の作動開示の判断となる記録体(A)の移動停止時間
は、記録層材料や接触液体の種類により異なるが、おお
むね1分以上が望ましい。即ち、1分以上停止した場合
に、離脱機構を作動させる。
送られてこない間(狭義の非記録時)この狭義の非記録
期間中、記録体(A)を移動しない場合、前記接触劣化
の問題がある。但し、この期間があまりに短いと、絶え
ず上記液体離脱機構を作動しなければならず、機械系の
劣化の原因になる場合が出てくる。たゞ、前記したよう
に、記録体(A)と液体との接触が短時間であれば劣化
はない。従って、この場合は、記録体(A)の移動停止
時間により上記液体離脱機構の作動の有無を判断させる
ことで、機械系の劣化の問題を解決できる。液体離脱機
構の作動開示の判断となる記録体(A)の移動停止時間
は、記録層材料や接触液体の種類により異なるが、おお
むね1分以上が望ましい。即ち、1分以上停止した場合
に、離脱機構を作動させる。
【0046】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、以下に示す%はいずれも重量基準である。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、以下に示す%はいずれも重量基準である。
【0047】実施例1 ポリイミド支持体上に含弗素アクリレート重合体を被覆
して記録体を作製し、それを用いて記録装置を組み立
て、記録を行なった。
して記録体を作製し、それを用いて記録装置を組み立
て、記録を行なった。
【0048】(i)記録層材料:含弗素アクリレート材
料(ビスコート17F:大阪有機化学工業社製)を1,
1,1−トリクロロエタン中で溶液重合して得られた重
合体。 (ii)記録体基板:ポイミドの直径30mmのシーム
レスフィルム(カプトン;東レ・デュポン社製)。 (iii)記録層コート方法:前記の含弗素アクリレー
ト重合体をフロン113で希釈し、ポリイミドフィルム
上にスピンコート。その後130℃で1時間かけて乾
燥。 (iv)記録剤: 溶媒:ラウリン酸 95% 着色剤:油溶性黒色染料 5% (AIZEN SOT BLUE−2:保土ケ谷化学工業社製) (v)潜像形成液:純水 (vi)記録用加熱源:サーマルヘッド (vii)記録紙:PPC用紙(リコーType620
0) (viii)装置構成他: 潜像形成液供給手段として、サーマルヘッドと一体とな
った皿を用いた(図2の構成)。現像手段として記録剤
に接した回転ローラを用いた。離脱機構はモータを用い
た機械式とし、サーマルヘッド及び回転ローラ軸受に固
定した。記録装置稼動中の非記録時に離脱機構を作動さ
せる判断となる記録体停止時間は、1分に設定した。
料(ビスコート17F:大阪有機化学工業社製)を1,
1,1−トリクロロエタン中で溶液重合して得られた重
合体。 (ii)記録体基板:ポイミドの直径30mmのシーム
レスフィルム(カプトン;東レ・デュポン社製)。 (iii)記録層コート方法:前記の含弗素アクリレー
ト重合体をフロン113で希釈し、ポリイミドフィルム
上にスピンコート。その後130℃で1時間かけて乾
燥。 (iv)記録剤: 溶媒:ラウリン酸 95% 着色剤:油溶性黒色染料 5% (AIZEN SOT BLUE−2:保土ケ谷化学工業社製) (v)潜像形成液:純水 (vi)記録用加熱源:サーマルヘッド (vii)記録紙:PPC用紙(リコーType620
0) (viii)装置構成他: 潜像形成液供給手段として、サーマルヘッドと一体とな
った皿を用いた(図2の構成)。現像手段として記録剤
に接した回転ローラを用いた。離脱機構はモータを用い
た機械式とし、サーマルヘッド及び回転ローラ軸受に固
定した。記録装置稼動中の非記録時に離脱機構を作動さ
せる判断となる記録体停止時間は、1分に設定した。
【0049】(実施結果)A4サイズの記録紙への記録
を10分間隔で50枚繰り返し行なったが、地汚れや印
字不良は認められなかった。
を10分間隔で50枚繰り返し行なったが、地汚れや印
字不良は認められなかった。
【0050】比較例 実施例1において、離脱機構を作動させなかった以外
は、実施例1と同様にして記録を行なったところ、50
枚目は若干の地汚れが認められた。
は、実施例1と同様にして記録を行なったところ、50
枚目は若干の地汚れが認められた。
【0051】実施例2 実施例1と同じ記録体を用い、下記の点のみ実施例1と
変更して記録を行なった。
変更して記録を行なった。
【0052】 (i)記録剤兼潜像形成液 溶媒:水 15% 湿潤剤:グリセリン 80% 着色剤:酸性黒色染料 5% (ii)装置構成他 液体供給方法は、図3のように液体に接した回転ローラ
の構成にした。また、図4に示したクリーナをその近傍
に設置した。クリーナの材質は、焼結法で作製した多孔
質樹脂を用いた。
の構成にした。また、図4に示したクリーナをその近傍
に設置した。クリーナの材質は、焼結法で作製した多孔
質樹脂を用いた。
【0053】(実施結果)ほぼ実施例1と同じ結果が得
られた。
られた。
【0054】
【発明の効果】請求項1の記録装置は、前記したよう
に、記録体表面に加熱温度に応じた後退接触角を示す潜
像を形成させる記録装置において、非記録時に接触材料
(B)及び記録剤を記録体(A)から離脱した状態にしておく
機構を設けるという構成にしたことから、記録体(A)と
接触材料(B)及び記録剤との非記録時の長期接触による
記録体(A)の記録層の劣化が防止され、装置の繰り返し
安定性が向上し、長期にわたって高品質画像を与える。
に、記録体表面に加熱温度に応じた後退接触角を示す潜
像を形成させる記録装置において、非記録時に接触材料
(B)及び記録剤を記録体(A)から離脱した状態にしておく
機構を設けるという構成にしたことから、記録体(A)と
接触材料(B)及び記録剤との非記録時の長期接触による
記録体(A)の記録層の劣化が防止され、装置の繰り返し
安定性が向上し、長期にわたって高品質画像を与える。
【0055】また、請求項2の記録装置は接触材料(B)
として記録剤を兼ねるものを用いることにより、接触材
料(B)を記録体(A)表面に供給する手段と記録剤付与手段
とを一本化するという構成としたことから、記録装置が
小型化されるという効果が加わる。
として記録剤を兼ねるものを用いることにより、接触材
料(B)を記録体(A)表面に供給する手段と記録剤付与手段
とを一本化するという構成としたことから、記録装置が
小型化されるという効果が加わる。
【図1】本発明で用いられる記録体(A)表面に純水を
接触させた状態で記録体(A)表面を加熱した場合、そ
の記録体(A)表面にみられる後退接触角θrの変化を
表わした図である。
接触させた状態で記録体(A)表面を加熱した場合、そ
の記録体(A)表面にみられる後退接触角θrの変化を
表わした図である。
【図2】本発明装置の接触材料(B)及び記録剤を記録
体(A)から離脱した状態にしておく機構を示す構成例
の概略図である。
体(A)から離脱した状態にしておく機構を示す構成例
の概略図である。
【図3】本発明装置の接触材料(B)及び記録剤を記録
体(A)から離脱した状態にしておく機構を示す構成例
の概略図である。
体(A)から離脱した状態にしておく機構を示す構成例
の概略図である。
【図4】本発明装置の上記離脱機構とクリーニング機構
を示す構成例の概略図である。
を示す構成例の概略図である。
【図5】記録体(A)を用いた従来装置の実施の様子を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図6】記録体(A)を用いた従来装置の実施の様子を
示す概略図である。
示す概略図である。
1 ドラム状記録体 1’ フィルム状記録体 2 潜像 3 潜像形成液 3a 記録剤(インク) 3b 残存液体 4 記録紙 10 サーマルヘッド 11,12 回転ローラ 13 加圧ローラ 14 赤外線ランプ 21,24 モータ 22,25 歯車 23,26 ラックピニオンギヤ 27−1〜27−4 送リローラ 28 クリーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−178478(JP,A) 特開 昭60−115478(JP,A) 特開 昭55−84690(JP,A) 独国特許出願公開4010275(DE,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/00 B41C 1/055
Claims (2)
- 【請求項1】 下記記録体(A)の表面を下記接触材料
(B)と接触させた状態で選択的に加熱することによ
り、又は記録体(A)の表面を選択的に加熱した状態で
接触材料(B)と接触させることにより、記録体(A)
の表面に加熱温度に応じた後退接触角を示す潜像を形成
せしめる接触材料(B)を記録体(A)の表面に供給す
る手段と、潜像形成のために記録体(A)の表面を画像
信号に応じ選択的に加熱する手段と、着色剤を含有する
記録剤を記録体(A)の表面に供給して前記潜像に付着
させ潜像を顕像化する記録剤付与手段と、記録体(A)
の表面の付着記録剤を被転写体に転写する手段とを備え
た記録装置において、非記録時に接触材料(B)及び記
録剤を記録体から離脱した状態にしておく機構を設けた
ことを特徴とする記録装置。 (A)加熱状態で且つ液体と接触させた場合に後退接触
角が低下する表面を有する記録体。 (B)液体、蒸気又は記録体(A)の表面における後退
接触角の低下開始温度以下で液体となるか又は液体若し
くは蒸気を発生する固体。 - 【請求項2】 前記接触材料(B)として着色剤を含有
する液状の記録剤を用いることにより、前記の接触材料
(B)を記録体(A)の表面に供給する手段と、前記の
記録剤付与手段とを一つにした請求項1記載の記録装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195878A JP3057302B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195878A JP3057302B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516522A JPH0516522A (ja) | 1993-01-26 |
JP3057302B2 true JP3057302B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=16348493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3195878A Expired - Fee Related JP3057302B2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057302B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP3195878A patent/JP3057302B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0516522A (ja) | 1993-01-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2796575B2 (ja) | 記録方法 | |
JP3134897B2 (ja) | 記録方法 | |
JP3057302B2 (ja) | 記録装置 | |
JP3141296B2 (ja) | 記録方法 | |
JP3134892B2 (ja) | 記録装置 | |
JP3057303B2 (ja) | 記録方法 | |
JP3134895B2 (ja) | 記録装置 | |
JP3058488B2 (ja) | 記録装置 | |
JP3066603B2 (ja) | 記録装置 | |
JP3134887B2 (ja) | 記録装置 | |
JP3254490B2 (ja) | 記録装置 | |
JP3093347B2 (ja) | 記録方法 | |
JP3132864B2 (ja) | 記録装置 | |
JPH0558017A (ja) | 記録装置 | |
JP3129843B2 (ja) | 記録装置 | |
JPH05169793A (ja) | 記録装置 | |
JPH05212955A (ja) | 記録装置 | |
JP3134891B2 (ja) | 記録装置 | |
JPH0596845A (ja) | 記録方法 | |
JPH0516521A (ja) | 記録装置 | |
JPH0524337A (ja) | 記録方法 | |
JP3134893B2 (ja) | 記録装置 | |
JPH058528A (ja) | 記録方法 | |
JPH05185712A (ja) | 記録装置 | |
JP3063776B2 (ja) | 記録方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |