JP3057294U - 花壇付u字溝蓋 - Google Patents

花壇付u字溝蓋

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JP3057294U JP1998007330U JP733098U JP3057294U JP 3057294 U JP3057294 U JP 3057294U JP 1998007330 U JP1998007330 U JP 1998007330U JP 733098 U JP733098 U JP 733098U JP 3057294 U JP3057294 U JP 3057294U
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利之 小河原
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小河原セメント工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 U字溝の蓋としての役目を保持市つつ花壇や
緑地帯の役目を兼備した花壇付長尺U字溝蓋の提供。 【解決手段】 直列に接続する複数の主支分蓋と、その
両端に各々接続する二つの端末用の従支分蓋とからな
る。主支分蓋は、板状の主支分蓋本体1と、その上面両
側から立ち上げた二つの平行な側壁2、2と、その側壁
2、2の外側下部から主支分蓋本体1の下面側に斜めに
貫通させた道路排水用排水孔3、3と、主支分蓋本体1
の上下面間を貫通させた花壇用水抜き孔4、4とで一体
に構成し、従支分蓋は、板状の従支分蓋本体と、その上
面両側から主支分蓋本体1の二つの側壁と同一間隔で立
ち上げた二つの平行な側壁と、両側壁の一端に接続した
端末壁であって、平面から見て半円弧状に立ち上げた端
末壁とで一体に構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、周囲環境の美観に良い影響を与えながらU字溝の上部開口を被覆す る花壇付U字溝蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
道路、駐車場及び公園等の廻りには、その周辺に降った雨水の集水手段として コンクリート製のU字溝が埋め込み状態に設置されている。そしてその上部には 歩行者が誤って落ちたり、土砂、落葉、枯枝、紙屑又はビニール袋等のごみ類が 入り込まないように蓋が被せられ、該蓋には雨水だけが流入できるようにU字溝 内に向けて貫通孔が形成されている。
【0003】 しかし上記蓋としては、通常、U字溝と同じ材料のコンクリート製のものが使 用されており、上記蓋を被せることによって、道路、駐車場又は公園等の廻りを ねずみ色で囲む結果となり、殺伐とした暗いイメージを呈することになって、潤 いのない景観を生じさせている。
【0004】 また上記蓋は、前述のように雨水だけを流入させて、その他の異物はできるだ け入らないようにすることや、その上を通行可能にする等の役目にだけに用いら れているものであって、上記蓋を有効利用して他の働きを兼備させたもの、例え ば環境の改善に役立たせたものは存在していない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、以上従来例の不都合を解消し、U字溝の蓋としての役目を保持する ことはもとより、これに加えて、花壇や緑地帯の役目を兼備した、容易且つ安価 に製作できる花壇付U字溝蓋を提供することを解決の課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案の1(請求項1対応)は、必要に応じて直列に接続する1以上の主支分 蓋と、その両端に各々接続する二つの端末用の従支分蓋とからなる花壇付U字溝 蓋であって、 前記主支分蓋を、板状の主支分蓋本体と、その上面両側付近から立ち上げた二 つの平行な側壁と、該側壁の外側下部から上記主支分蓋本体の下面側に斜めに貫 通させた道路排水用排水孔と、上記主支分蓋本体の上下面間を貫通させた花壇用 水抜き孔とで一体に構成し、 前記従支分蓋を、板状の従支分蓋本体と、その上面両側付近から前記主支分蓋 本体の二つの側壁と同一間隔で立ち上げた二つの平行な側壁と、該両側壁の一端 に接続した端末壁であって、前記従支分蓋本体の上面に平面から見て半円弧状に 立ち上げた端末壁とで一体に構成した、花壇付U字溝蓋である。
【0007】 従って本考案の1の花壇付U字溝蓋によれば、U字溝の上部開口に、その長さ に応じて用意する必要数の主支分蓋を直列に接続しつつ被覆し、更に、同様に、 該主支分蓋列の両端に各々従支分蓋を接続しつつ、これにより残っているU字溝 の上部開口に被覆し、こうして該U字溝に必要な蓋をし、かつ同時に連接した主 支分蓋の側壁及び両端の従支分蓋の側壁と末端壁とによって囲まれた横長の花壇 用エリアを構成する。
【0008】 前記主支分蓋には道路排水用排水孔が形成してあるので、道路に降った雨水を 確実にU字溝へ導入することができる。
【0009】 前記花壇用エリアは、その両端部が平面から見て半円弧状に閉じているので、 花壇の中の土壌がこぼれ落ちることがなく、丸みを持っているので景観が優しい ものとなる。
【0010】 前記花壇用エリアの内部には土壌及び適量の肥料を入れ花木を植えることによ って、緑地帯を造成することができる。したがってコンクリート面の殺伐とした 暗いイメージが無くなり環境に潤いを与える景観となる。
【0011】 前記主支分蓋本体及び従支分蓋本体には、花壇用水抜き孔を形成してあるので 、これにメッシュ状のすのこ等を被せた上で、土壌を入れれば、それらの土壌の 流出を防止しつつ、花壇内部の余分な水だけをU字溝に流下させることができる 。従って花木を根腐れを起こさずに良好に育成することができる。
【0012】 本考案の2(請求項2対応)は、本考案の1に於いて、前記主支分蓋本体及び 前記従支分蓋本体の上面の両端部の近傍に、相互に隣接する二つの主支分蓋、又 は主支分蓋と従支分蓋とを接続するために用いる連結用のインサート、即ち、結 合用のボルト孔を形成したものである。
【0013】 従って本考案の2の花壇付U字溝蓋によれば、主支分蓋を複数個接続する場合 や主支分蓋に従支分蓋を接続する場合に、隣接させた主支分蓋又は従支分蓋のイ ンサートに連結板を介してボルトを装着し締着することで、両者を隙間無く固定 することができ、花壇用エリア中の土壌がU字溝へ落ちることもない。
【0014】 また上記インサートには、その頭部に輪を付した吊り上げボルト、所謂、アイ ボルトを取り付けて、クレーン等で吊り上げて移動することもできるので、所定 の位置に容易に安全に設置することができる。
【0015】 本考案の3(請求項3対応)は、本考案の1又は考案の2に於いて、前記側壁 及び端末壁の外面にレンガ模様の溝を構成し、かつ着色したものである。
【0016】 従って本考案の3の花壇付U字溝蓋によれば、花壇用エリアを構成する側壁や 端末壁の外側がレンガ模様によって化粧されるので、コンクリート面の殺伐とし た暗いイメージが解消され、高級感を保持したものとなって、花木を一層引き立 て環境に潤いを与えるものとなる。
【0017】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施の形態を図面を参照しながら説明する。 図1(a)は本考案を適用した一実施形態の主支分蓋の正面図、 図1(b)は本考案を適用した一実施形態の主支分蓋の平面図、 図1(c)は本考案を適用した一実施形態の主支分蓋の側面図、 図2は本考案を適用した一実施形態の従支分蓋の平面図、 図3は本考案を適用した一実施形態の主支分蓋の側壁の外側にレンガ模様の溝 を付した側面図、 図4は主支分蓋を、そのインサートに螺合したアイボルト及びワイヤーロープ を介して吊り上げた状態を示した一部切欠正面図、 図5は隣接する二つの主支分蓋を直列に接続した状態を示した一部切欠平面図 、 図6は隣接する主支分蓋と従支分蓋とを直列に接続した状態を示した一部切欠 平面図である。
【0018】 図1〜図6を参照しながら、本考案を適用した花壇付U字溝蓋の実施の形態に ついて以下に説明する。
【0019】 この実施の形態の花壇付U字溝蓋は、必要に応じて直列に接続する1以上の主 支分蓋と、その両端に接続する二つの端末用の従支分蓋とからなり、その上部を 花壇用エリアの構成に利用し、その下部をU字溝蓋として、蓋の部分を共用させ て一体に構成したものである。これは、公園入口の道路脇のU字溝等に好ましく 用いられるものである。
【0020】 即ち、この実施の形態の主支分蓋は、図1(a)、(b)、(c)に示すよう に、板状の主支分蓋本体1と、その上面両側付近から立ち上げた二つの平行な側 壁2、2と、該側壁2、2の外側下部から上記主支分蓋本体1の下面側に斜め内 方に向けて貫通させた道路排水用排水孔3、3と、上記主支分蓋本体1の上下面 間を貫通させた二つの花壇用水抜き孔4、4とで一体に構成したものである。
【0021】 上記主支分蓋を形成する材料としては、通常に用いられるコンクリートが適当 である。ここで側壁2の高さとしては、一般的なサイズのU字溝を前提とすると 、300mm程度がその安定性と見た目のバランスから好ましい。
【0022】 また主支分蓋本体1と両側の側壁2、2とが接する内隅部はR50mm程度の丸 みを持たせておくと、花壇用エリア中に降った余分な雨水を中央付近にスムーズ に集めることができるので好ましい。
【0023】 更にまた両側の側壁2、2の外側下端には、主支分蓋本体1に接してその下面 側へ斜め内方に向けて貫通させた道路排水用排水孔3、3を開口形成する。この 該道路排水用排水孔3、3によって、道路を流れる雨水をスムーズにU字溝の中 に導入させることができる。
【0024】 更に主支分蓋本体1には、その上下面間を貫通させて二つの花壇用水抜き孔4 、4を開口形成し、該主支分蓋本体1の上面には、図1(c)に点線で示すよう に、各外端側から各花壇用水抜き孔4、4に向けて若干下降する勾配を付してお く。
【0025】 こうすることによって、花壇用エリア中に降った余分な雨水を容易に前記花壇 用水抜き孔4、4に導くことができ、前記花壇用水抜き孔4、4にメッシュ状の スクリーン等を被せることにより、土壌の流出を防止しながら、花壇用エリア内 部の余分な水だけをスムーズにU字溝へ流下させることができ、そこに植えた花 木を根腐れを起こさずに元気に育成させることができる。
【0026】 また前記従支分蓋は、図2に示すように、主として、板状の従支分蓋本体5と 、その上面両側付近に、前記主支分蓋本体1の二つの側壁と同一間隔で立ち上げ た二つの平行な側壁12、12と、該両側壁12、12の一端に連続している端 末壁6であって、平面から見て半円弧状に立ち上げた端末壁6とで一体に構成し たものである。
【0027】 上記従支分蓋を形成する材料としては、前記主支分蓋の場合と同様に、通常用 いられるコンクリートが好ましい。ここで側壁12、12及び端末壁6の高さは 、前記主支分蓋のそれに合わせる必要がある。しかして300mm程度となるが、 これはその安定性と見た目のバランスからも適当である。
【0028】 また従支分蓋本体5と両側の側壁12、12とが接する内隅部は、前記主支分 蓋の場合と同様に、R50mm程度の丸みを持たせておくと、花壇用エリアの中に 降った余分な雨水を中央付近にスムーズに集めることができるので好ましい。
【0029】 更に従支分蓋本体5には、その略中央に上下面間を貫通する花壇用水抜き孔1 4を開口形成し、従支分蓋本体5の上面は、上記花壇用水抜き孔14に向けて若 干下降する勾配を付しておく。これらの構成は、前記主支分蓋の場合と同様の理 由により行うものである。
【0030】 次いで図1(a)、(b)、(c)及び図2に示すように、この実施の形態の 花壇付U字溝蓋の主支分蓋及び従支分蓋には、主支分蓋本体1及び従支分蓋本体 5の上面の両端部の近傍に、相互に隣接する二つの主支分蓋又は主支分蓋と従支 分蓋とを接続する場合に使用する連結用のインサート7、17を構成する。
【0031】 上記インサート7、17には、予めナット部材が埋め込んであるので、対応す るサイズのボルトをねじ込むことでこれを固定することができる。したがって主 支分蓋相互を複数個接続する場合や、主支分蓋に従支分蓋を接続する場合には、 図5及び図6に示すように、直列に接続した主支分蓋本体1、1相互、又は主支 分蓋本体1と従支分蓋本体5のそれぞれのインサート7、17のある面に、両者 同時に連結板9を当接させ、更にそのボルト孔を通じてそれぞれ前記インサート 7又は17にボルトを螺合し、これを締着することで、連結板9による両者の隙 間のない接続の固定を行なうことができる。それ故、U字溝の確実な閉止が確保 できるとともに、花壇用エリア中の土壌をU字溝に落とさないようにすることが できる。
【0032】 なお前記連結板9は、適度の厚みを持った鉄合金やステンレス等の金属板状体 が適当であり、その本体に、隣接する主支分蓋及び従支分蓋のインサート7、1 7の位置に合わせてボルト孔を形成しておく。このボルト孔は長孔に形成してお くと隣接する両者を固定する時に便利である。
【0033】 また前記インサート7、17には、図4に示すように、その頭部に輪を付した 吊り上げボルト、所謂、アイボルトBを螺合し、かつこれに結合したワイヤロー プRを介してクレーン等で吊り上げるようにすることで、主支分蓋や従支分蓋を 、容易に安全に所望の位置に設置することができる。
【0034】 更に、図3に示すように、この実施の形態の花壇付U字溝蓋の主支分蓋及び従 支分蓋の側壁2、12及び端末壁6の外側には、レンガ模様の溝8を付して装飾 することができる。上記レンガ模様は無色のままでもよいが、表面をレンガ色の 塗料によって塗装してあたかもレンガであるかのようにしても良い。
【0035】 こうすることによって、側壁2、12、端末壁6の外側がレンガ模様によって 化粧されるので、コンクリート面の殺伐とした暗いイメージが覆われ、高級感を 保持したものとなって、花木を一層引き立て環境に潤いを与えるものとなる。
【0036】
【実施例】
次に実施例によって本考案を適用した花壇付U字溝蓋を具体的に説明するが、 これは本考案の効果を説明するためのものであって、これによって本考案が限定 されるものではない。実施の形態で示したのと同一の符号を付して説明する。
【0037】 <実施例> 初めに主支分蓋を製作する。主支分蓋本体1をコンクリート製で長さ995mm 、幅440mm、厚さ100mmのサイズ板状に構成し、その両側に下細りのテーパ を付した。次いで、その上面の長さ方向両側の端部から内側に35mm入った位置 に、厚さ50mm、高さ300mmの側壁2、2を立設し、かつ主支分蓋本体1と側 壁2、2の内側とが接する内隅部にはR50mmの丸みを持たせた。
【0038】 また側壁2、2の外側の中央下端には、主支分蓋本体1に接してその下面側に 斜めに貫通させた幅25mm、高さ30mmの道路排水用排水孔3、3を開口形成し た。
【0039】 また、主支分蓋本体1には、その幅方向の略中央にその上下面間を貫通させた 孔幅が50mm×100mmの花壇用水抜き孔4を長さ方向に2個、均等となる位置 に形成した。そして該主支分蓋本体1の上面には、上記花壇用水抜き孔4、4に 向けて下降する勾配を付した。
【0040】 更に主支分蓋本体1の上面には、その長さ方向の両端から45mm内側で幅方向 の中央位置に直径18mm、深さ60mmのインサート7を構成して、総重量が17 0Kgの主支分蓋を得た。
【0041】 次いで、従支分蓋を製作する。従支分蓋本体5をコンクリート製で長さ495 mm、幅440mm、厚さ100mmのサイズ板状に構成し、更にその両側に下細りの テーパを付した。次いで、その上面の長さ方向両側の端部から内側に35mm入っ た位置に、厚さ50mm、高さ300mmの側壁12、12を立設した。
【0042】 また前記該従支分蓋本体5の上面片側の端部に接して、平面から見て半円弧状 に立ち上げた厚さ50mm、高さ300mm、R200mmの端末壁6を、その両端部 間の幅を前記二つの平行な側壁12、12間の幅と一致させて立設した。
【0043】 更にまた従支分蓋本体5と側壁12、12及び端末壁6の内側とが接する内隅 部にはR50mmの丸みを持たせた。
【0044】 加えて従支分蓋本体5には、その上下面間を貫通させた孔幅が50mm×100 mmの花壇用水抜き孔14をその中央部に開口形成し、該従支分蓋本体5の上面は 前記花壇用水抜き孔4に向けて下降する勾配を付し、更に、その長さ方向の両端 から45mm内側で幅方向の中央位置には、直径18mm、深さ60mmのインサート 17を構成して、総重量が90Kgの従支分蓋を得た。
【0045】 前記主支分蓋9個と、上記従支分蓋2個と、水抜き孔4、4…に被せる10メ ッシュの金網20枚と、幅50mm、長さ200mm、厚さ8mmのその長さ方向の両 端から45mm内側で幅方向の中央位置に径短18mmの長孔を備えた10枚の連結 板9、9…と、インサート7、17に適合する適度なサイズのボルト20本とを 使用して、公園入口の道路脇の長さ約10mのU字溝に蓋をすると同時にその上 部に花壇を形成した。
【0046】 その使用方法を説明すると、公園入口の道路脇の長さ約10mのU字溝の開口 部に、9個の主支分蓋を直列に隙間無く接続しながら配して蓋をし、その主支分 蓋列の両端に各々一つの従支分蓋を接続し、これによって同時に該U字溝の残っ た開口部を閉じた。
【0047】 なお、主支分蓋及び従支分蓋は、重量物であるのでクレーンを利用して所定の 位置に運ぶ。これは、両側のインサート7、17にそれぞれアイボルトB、Bを 螺合し、両アイボルトB、Bを介して主支分蓋(従支分蓋も同じ)の両端間にワ イヤーロープRを渡し、該ワイヤーロープRを介してクレーンで吊り上げて所望 の位置に運ぶものである。
【0048】 また、直列に配した隣接する主支分蓋と主支分蓋及び主支分蓋と従支分蓋は、 両者のインサート7、17間に前記連結板9を当て、該連結板9を介して前記ボ ルトを螺合して両者を固定する。ここで前記連結板9のボルト孔は長孔となって いるので容易にインサート7、17と合わせることができる。
【0049】 こうして連接した主支分蓋の側壁2、2及び両端の従支分蓋の側壁12、12 と端末壁6とによって囲まれたエリアが花壇用エリアとなる。この花壇用エリア の中に、それぞれの花壇用水抜き孔4、14に前記金網10、10…をそれぞれ 被せた上で、この実施例では、土壌と適量の肥料を投入し、該土壌に花木として つつじを植え付けた。
【0050】 これによって公園入口の道路脇のU字溝には雨水だけが流入し、歩行者が誤っ て落ちたり、ごみ類が入り込むことを防止することができた。また同時に、その U字溝の蓋の上部の花壇用エリアに植えたつつじによって、常時、公園の入口を 明るい潤いのある景観にすることができた。
【0051】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案1の花壇付U字溝蓋によれば、U字溝の上部開口に 、その長さに応じて用意する必要数の主支分蓋を直列に接続しつつ被覆し、更に 、同様に、該主支分蓋列の両端に各々従支分蓋を接続しつつ、これにより残って いるU字溝の上部開口に被覆し、こうして該U字溝に必要な蓋をし、かつ同時に 連接した主支分蓋の側壁及び両端の従支分蓋の側壁と末端壁とによって囲まれた 横長の花壇用エリアを構成することができる。
【0052】 また、主支分蓋には道路排水用排水孔を形成したので、道路に降った雨水を確 実にU字溝へ導入することができる。
【0053】 花壇用エリアの内部に土壌及び適量の肥料を入れ花木を植えることによって、 緑地帯を造成することができるので、コンクリート面の殺伐とした暗いイメージ が無くなり環境に潤いを与える景観となる。
【0054】 前記主支分蓋本体及び従支分蓋本体には、花壇用水抜き孔を開口形成したので 、その上にメッシュ状のすのこ等を被せることによって、花壇の土壌は流出する ことなく、花壇内部の余分な水だけをU字溝へ流すことができる。それ故、花木 を根腐れを起こさずに元気に育成することができる。
【0055】 本考案の2の花壇付U字溝蓋によれば、主支分蓋を複数個接続する場合や主支 分蓋に従支分蓋を接続する場合に、隣接させた主支分蓋又は従支分蓋のインサー トに連結板を介してボルトを螺合し締着することで、主支分蓋間又は主支分蓋と 従支分蓋間の隙間のない接続を確実に固定することができ、花壇用エリアの中の 土壌がU字溝へ落ちる心配もなくなる。
【0056】 また、主支分蓋又は従支分蓋は、そのインサートに、その頭部に輪を付した吊 り上げボルト、所謂、アイボルトを取り付け、これ及びワイヤーロープ等を介し てクレーンで吊り上げて移動することができる。したがって所定の位置に容易に 安全に設置することができる。
【0057】 本考案の3の花壇付U字溝蓋によれば、花壇エリアを構成する側壁及び端末壁 の外側がレンガ模様によって化粧されるので、コンクリート面の殺伐とした暗い イメージが覆われ、高級感を保持したものとなって、花木を一層引き立て環境に 潤いを与えるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一実施形態の花壇付U字溝蓋の主支分
蓋の正面図。(b)は一実施形態の花壇付U字溝蓋の主
支分蓋の平面図。(c)は一実施形態の花壇付U字溝蓋
の主支分蓋の側面図。
【図2】一実施形態の花壇付U字溝蓋の従支分蓋の平面
図。
【図3】一実施形態の花壇付U字溝蓋の主支分蓋の側壁
の外側にレンガ模様の溝を付した側面図。
【図4】主支分蓋を、そのインサートに螺合したアイボ
ルト及びワイヤーロープを介して吊り上げた状態を示し
た一部切欠正面図、
【図5】隣接する二つの主支分蓋を直列に接続した状態
を示した一部切欠平面図、
【図6】隣接する主支分蓋と従支分蓋とを直列に接続し
た状態を示した一部切欠平面図。
【符号の説明】
1 主支分蓋本体 2、12 側壁 3、13 道路排水用排水孔 4、14 花壇用水抜き孔 5 従支分蓋本体 6 端末壁 7、17 インサート 8 レンガ模様の溝 9 連結板 10 金網 B アイボルト R ワイヤーロープ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】主支分蓋を、そのインサートに螺合したアイボ
ルト及びワイヤーロープを介して吊り上げた状態を示し
た一部切欠正面図
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】隣接する二つの主支分蓋を直列に接続した状態
を示した一部切欠平面図

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必要に応じて直列に接続する1以上の主
    支分蓋と、その両端に各々接続する二つの端末用の従支
    分蓋とからなる花壇付U字溝蓋であって、 前記主支分蓋を、板状の主支分蓋本体と、その上面両側
    付近から立ち上げた二つの平行な側壁と、該側壁の外側
    下部から上記主支分蓋本体の下面側に斜めに貫通させた
    道路排水用排水孔と、上記主支分蓋本体の上下面間を貫
    通させた花壇用水抜き孔とで一体に構成し、 前記従支分蓋を、板状の従支分蓋本体と、その上面両側
    付近から前記主支分蓋本体の二つの側壁と同一間隔で立
    ち上げた二つの平行な側壁と、該両側壁の一端に接続し
    た端末壁であって、前記従支分蓋本体の上面に平面から
    見て半円弧状に立ち上げた端末壁とで一体に構成した、
    花壇付U字溝蓋。
  2. 【請求項2】 前記主支分蓋本体及び前記従支分蓋本体
    の上面の両端部の近傍に、相互に隣接する二つの主支分
    蓋、又は主支分蓋と従支分蓋とを接続するために用いる
    連結用のインサートを形成した請求項1の花壇付U字溝
    蓋。
  3. 【請求項3】 前記側壁及び端末壁の外面にレンガ模様
    の溝を構成し、かつ着色した請求項1又は請求項2の花
    壇付U字溝蓋。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113250273A (zh) * 2021-05-11 2021-08-13 韩立新 一种智慧城市用市政公路雨水收集系统

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