JPH0745725Y2 - 街路用植栽垣 - Google Patents
街路用植栽垣Info
- Publication number
- JPH0745725Y2 JPH0745725Y2 JP1989131819U JP13181989U JPH0745725Y2 JP H0745725 Y2 JPH0745725 Y2 JP H0745725Y2 JP 1989131819 U JP1989131819 U JP 1989131819U JP 13181989 U JP13181989 U JP 13181989U JP H0745725 Y2 JPH0745725 Y2 JP H0745725Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- perforated plate
- fence
- soil
- planting
- road surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Fencing (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、街路に沿って植生地帯を形成するための、多
孔板とブロックとで構成された植栽垣に関するものであ
る。
孔板とブロックとで構成された植栽垣に関するものであ
る。
[従来の技術] 街路に沿って植生地帯を形成するに際し、従来は、周囲
の路面との境界にコンクリート製のブロックを路面とほ
ぼ同じ高さに埋め込み、それらによって囲われた領域に
土を盛るという方法が採られてきた。
の路面との境界にコンクリート製のブロックを路面とほ
ぼ同じ高さに埋め込み、それらによって囲われた領域に
土を盛るという方法が採られてきた。
しかし、植栽用土壌面が周囲の路面と同じかそれよりも
低い位置にあるため、排水性及び通気性が悪いばかりで
なく、周囲の路面よりゴミ等が運び込まれて土壌が汚濁
されたり、人や動物に踏まれて土壌が硬化し易いという
欠点があった。
低い位置にあるため、排水性及び通気性が悪いばかりで
なく、周囲の路面よりゴミ等が運び込まれて土壌が汚濁
されたり、人や動物に踏まれて土壌が硬化し易いという
欠点があった。
また、地面から数十cmの高さになるようにブロック等で
囲い、その中に土を盛ることによって土壌面を路面より
高くすることも行われているが、周囲がブロックで囲ま
れているので、排水性及び通気性が悪く、そのため、植
えた植物が枯れたり、枯れないにしても生育が次第に悪
くなり、逆に景観を損ねることも少なくなかった。
囲い、その中に土を盛ることによって土壌面を路面より
高くすることも行われているが、周囲がブロックで囲ま
れているので、排水性及び通気性が悪く、そのため、植
えた植物が枯れたり、枯れないにしても生育が次第に悪
くなり、逆に景観を損ねることも少なくなかった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、上記従来の欠点を解消し、排水性及び
通気性に優れた街路用植栽垣を提供することにある。
通気性に優れた街路用植栽垣を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案の植栽垣は、街路に沿
って植生地帯を形成するための垣であって、通水性及び
通気性はあるが土砂は通過させない大きさの小孔を全面
に備えた各面毎に独立する多孔板と、該多孔板を支持す
るブロックとによって路面より高い枠状に形成し、その
内部を植栽のための土盛り部としたことを特徴とするも
のである。
って植生地帯を形成するための垣であって、通水性及び
通気性はあるが土砂は通過させない大きさの小孔を全面
に備えた各面毎に独立する多孔板と、該多孔板を支持す
るブロックとによって路面より高い枠状に形成し、その
内部を植栽のための土盛り部としたことを特徴とするも
のである。
[作用] 周囲を多孔板で囲うと共に地面よりも高く土盛りをして
いるため、排水性及び通気性に優れ、土壌が踏まれて硬
化することもなく、周囲の路面よりゴミ等が運び込まれ
て土壌が汚濁されることもないので、植物が生育するの
に適した条件が整い、都市緑化に役立つ。
いるため、排水性及び通気性に優れ、土壌が踏まれて硬
化することもなく、周囲の路面よりゴミ等が運び込まれ
て土壌が汚濁されることもないので、植物が生育するの
に適した条件が整い、都市緑化に役立つ。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第1図乃至第3図に示す植栽垣1は、通水性及び通
気性はあるが土砂は通過させない程度に小さな小孔を全
面に有する、植栽垣の前面および後面毎に独立する多孔
板2と、該多孔板2を支持するコ字形のブロック3,3と
によって路面5上に立ち上がった状態に設置される枠状
に形成され、その内部を植栽のための土盛り部4とした
ものである。
る。第1図乃至第3図に示す植栽垣1は、通水性及び通
気性はあるが土砂は通過させない程度に小さな小孔を全
面に有する、植栽垣の前面および後面毎に独立する多孔
板2と、該多孔板2を支持するコ字形のブロック3,3と
によって路面5上に立ち上がった状態に設置される枠状
に形成され、その内部を植栽のための土盛り部4とした
ものである。
上記多孔板2は、第4図及び第5図に示すように、針金
11に幅広の合成樹脂性帯状被服12を施してなる縦横の線
条10a,10bで織成されたクリンプ金網によって形成され
ており、この金網は、少なくとも縦横一方の線条を密に
配列して網目を小さくすることにより、排水性及び通気
性には優れているが内部の土壌が網目を通じて流出しな
いような構造となっている。該多孔板2の下端部は、第
3図から明らかなように地中に適宜深さ埋設され、多孔
板2の両端は、上記ブロック3,3の内面に当接して支持
されている。この場合、多孔板2の端部をブロック3,3
に必要に応じて適宜の連結金具で固定することもでき
る。
11に幅広の合成樹脂性帯状被服12を施してなる縦横の線
条10a,10bで織成されたクリンプ金網によって形成され
ており、この金網は、少なくとも縦横一方の線条を密に
配列して網目を小さくすることにより、排水性及び通気
性には優れているが内部の土壌が網目を通じて流出しな
いような構造となっている。該多孔板2の下端部は、第
3図から明らかなように地中に適宜深さ埋設され、多孔
板2の両端は、上記ブロック3,3の内面に当接して支持
されている。この場合、多孔板2の端部をブロック3,3
に必要に応じて適宜の連結金具で固定することもでき
る。
なお、上記金網を構成する針金は、帯状被覆の両端に針
金を埋入したものや、その他の適宜構成のものであって
もよく、また、金網の種類も、上述したクリンプ金網以
外の金網、例えばエキスパンドメタル金網や菱形金網等
であってもよい。さらに、金網の代りに合成樹脂製ネッ
トや、パンチングメタル、編み竹等を用いて多孔板2を
構成することもできる。
金を埋入したものや、その他の適宜構成のものであって
もよく、また、金網の種類も、上述したクリンプ金網以
外の金網、例えばエキスパンドメタル金網や菱形金網等
であってもよい。さらに、金網の代りに合成樹脂製ネッ
トや、パンチングメタル、編み竹等を用いて多孔板2を
構成することもできる。
一方ブロック3は、コンクリートやレンガ、合成樹脂等
からなるもので、第3図に示すように、高さは上記多孔
板2とほぼ等しく形成され、下端部は地中に埋設されて
いる。また該ブロック3にも排水性や通気性を持たせた
い場合には、それらに多数の小孔を貫設することもでき
る。
からなるもので、第3図に示すように、高さは上記多孔
板2とほぼ等しく形成され、下端部は地中に埋設されて
いる。また該ブロック3にも排水性や通気性を持たせた
い場合には、それらに多数の小孔を貫設することもでき
る。
上記多孔板2及びブロック3によって囲まれた領域に
は、土壌6が路面5よりも高くほぼ多孔板2の高さ近く
まで盛られており、そこに植物が植えられる。このよう
な植栽垣が路面5に沿って適数設置されることにより植
生地帯が形成される。
は、土壌6が路面5よりも高くほぼ多孔板2の高さ近く
まで盛られており、そこに植物が植えられる。このよう
な植栽垣が路面5に沿って適数設置されることにより植
生地帯が形成される。
かくして形成された植生地帯においては、土壌6内の通
気と通水とが多孔板2によって適度に保たれ、また、土
壌6面が路面5より高いため、ごみが流入して土壌を汚
したり、人や動物によって土壌が踏み固められることが
ない。
気と通水とが多孔板2によって適度に保たれ、また、土
壌6面が路面5より高いため、ごみが流入して土壌を汚
したり、人や動物によって土壌が踏み固められることが
ない。
第6図は、コ字形の端部ブロック23,23の間に中間ブロ
ック26,26を配設し、これらの端部ブロック23,23と中間
ブロック26,26との間に多孔板22を配設したものであ
り、第1図の実施例に比べて側辺の長さが長い垣を形成
する場合に適している。この場合、図示したように端部
ブロック23,23と中間ブロック26,26との間にそれぞれ多
孔板22を独立に配置することなく、端部ブロック間23,2
3間に配設した長尺の多孔板22の中間位置を中間ブロッ
ク26,26で支持させるようにすることもできる。
ック26,26を配設し、これらの端部ブロック23,23と中間
ブロック26,26との間に多孔板22を配設したものであ
り、第1図の実施例に比べて側辺の長さが長い垣を形成
する場合に適している。この場合、図示したように端部
ブロック23,23と中間ブロック26,26との間にそれぞれ多
孔板22を独立に配置することなく、端部ブロック間23,2
3間に配設した長尺の多孔板22の中間位置を中間ブロッ
ク26,26で支持させるようにすることもできる。
また、第7図は、上記各実施例におけるブロック3,23の
ように垣の短辺全体を囲むコ字形のものを使用すること
なく、垣のコーナー毎に独立に形成したコーナーブロッ
ク33を使用し、これらのコーナーブロック33に多孔板32
を支持させたものである。上記コーナーブロック33の高
さは多孔板32と同じであってもよいが、垣の四辺が多孔
板32で囲まれているため、コーナーブロック33の高さを
多孔板32の高さより低くすることができる。上記コーナ
ーブロック33を使用すると四角形以外の垣を形成するこ
とができ、その一例として第8図には、三個のコーナー
ブロック33と三枚の多孔板32とを使用した三角形の垣を
示している。これ以外にも様々な形状をした植栽垣をそ
の場の環境に応じて作ることができる。
ように垣の短辺全体を囲むコ字形のものを使用すること
なく、垣のコーナー毎に独立に形成したコーナーブロッ
ク33を使用し、これらのコーナーブロック33に多孔板32
を支持させたものである。上記コーナーブロック33の高
さは多孔板32と同じであってもよいが、垣の四辺が多孔
板32で囲まれているため、コーナーブロック33の高さを
多孔板32の高さより低くすることができる。上記コーナ
ーブロック33を使用すると四角形以外の垣を形成するこ
とができ、その一例として第8図には、三個のコーナー
ブロック33と三枚の多孔板32とを使用した三角形の垣を
示している。これ以外にも様々な形状をした植栽垣をそ
の場の環境に応じて作ることができる。
[考案の効果] このように、本考案によれば、路面との境界に多孔板を
張設し、その両端をそれぞれブロックに支持させ、それ
らによって囲まれた領域に地面よりも高く土盛りしてい
るため、排水性及び通気性に優れ、土壌が踏まれて硬化
することもなく、周囲の路面よりゴミ等が運び込まれて
土壌が汚濁されることもないので、植物が生育するのに
適した条件が整い、都市緑化に有効である。
張設し、その両端をそれぞれブロックに支持させ、それ
らによって囲まれた領域に地面よりも高く土盛りしてい
るため、排水性及び通気性に優れ、土壌が踏まれて硬化
することもなく、周囲の路面よりゴミ等が運び込まれて
土壌が汚濁されることもないので、植物が生育するのに
適した条件が整い、都市緑化に有効である。
特に、上記多孔板が全面に小孔を備えているので、通水
性及び通気性が非常に良好で、植栽垣全体を通じて排水
及び通気を均等且つ良好に行わせることができ、しか
も、多孔板がそれぞれを取り付けた面毎に独立している
ため、いずれかを一つの面の多孔板を取り外すだけで、
土壌の交換や植物の植え替え作業等を簡単且つ確実に行
うことができる。
性及び通気性が非常に良好で、植栽垣全体を通じて排水
及び通気を均等且つ良好に行わせることができ、しか
も、多孔板がそれぞれを取り付けた面毎に独立している
ため、いずれかを一つの面の多孔板を取り外すだけで、
土壌の交換や植物の植え替え作業等を簡単且つ確実に行
うことができる。
第1図は本考案に係る植栽垣の一実施例を示す平面図、
第2図はその正面図、第3図は同断面図、第4図は多孔
板の部分拡大正面図、第5図はその断面図、第6図乃至
8図はそれぞれ植栽垣の異なる実施例を示す平面図であ
る。 1……植栽垣、2,22,32……多孔板、3,23,33……ブッロ
ク、4……土盛り部、5……路面、6……土壌。
第2図はその正面図、第3図は同断面図、第4図は多孔
板の部分拡大正面図、第5図はその断面図、第6図乃至
8図はそれぞれ植栽垣の異なる実施例を示す平面図であ
る。 1……植栽垣、2,22,32……多孔板、3,23,33……ブッロ
ク、4……土盛り部、5……路面、6……土壌。
Claims (1)
- 【請求項1】街路に沿って植生地帯を形成するための垣
であって、通水性及び通気性はあるが土砂は通過させな
い大きさの小孔を全面に備えた各面毎に独立する多孔板
と、該多孔板を支持するブロックとによって路面より高
い枠状に形成し、その内部を植栽のための土盛り部とし
たことを特徴とする植栽垣。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989131819U JPH0745725Y2 (ja) | 1989-11-13 | 1989-11-13 | 街路用植栽垣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989131819U JPH0745725Y2 (ja) | 1989-11-13 | 1989-11-13 | 街路用植栽垣 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0374758U JPH0374758U (ja) | 1991-07-26 |
JPH0745725Y2 true JPH0745725Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=31679304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989131819U Expired - Lifetime JPH0745725Y2 (ja) | 1989-11-13 | 1989-11-13 | 街路用植栽垣 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745725Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4825512U (ja) * | 1971-07-30 | 1973-03-27 | ||
JPS5383438U (ja) * | 1976-12-13 | 1978-07-10 | ||
JPS5625595Y2 (ja) * | 1978-09-28 | 1981-06-17 | ||
JPS565873U (ja) * | 1979-06-26 | 1981-01-19 |
-
1989
- 1989-11-13 JP JP1989131819U patent/JPH0745725Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0374758U (ja) | 1991-07-26 |
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