JP3057291U - 介護用折曲げ式吊り担架のヒンジ - Google Patents

介護用折曲げ式吊り担架のヒンジ

Info

Publication number
JP3057291U
JP3057291U JP1998007986U JP798698U JP3057291U JP 3057291 U JP3057291 U JP 3057291U JP 1998007986 U JP1998007986 U JP 1998007986U JP 798698 U JP798698 U JP 798698U JP 3057291 U JP3057291 U JP 3057291U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hinge
pin
cam
frame support
stretcher
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998007986U
Other languages
English (en)
Inventor
和寿 花宮
Original Assignee
有限会社エイドマシナリー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社エイドマシナリー filed Critical 有限会社エイドマシナリー
Priority to JP1998007986U priority Critical patent/JP3057291U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3057291U publication Critical patent/JP3057291U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、介護用吊り担架を使いやすくする
ために、使用に際し、方向性のあったヒンジを、どちら
の方向にも対応できる構造にして、ロック解除レバーや
ヒンジのロックが円滑になるように要部にドライベアリ
ングを配置した。 【構成】 上枠支持パイプにストッパーピンと回動軸の
ピンで上枠支持体を構成し、切欠き溝のあるカムを持つ
下枠支持パイプで下枠支持体を構成し、前記カムに上枠
支持体のヒンジピンを回動するように挿入してヒンジを
形成し、次に、ロック解除ハンドルとロック解除フック
を備えた連結桿で、1対のヒンジを連結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は介護用折曲げ式吊り担架のヒンジに関し、対向する2本のU字形のパ イプ枠を接続し、直線でも、所定角度に折曲げても固定でき、吊り上げができる ようにするためのものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、介護用の吊り具を改良すべく、介護用折曲げ式吊り担架を提供し た(実用新案登録第3048724号)。一般に折曲げ式の担架の枠体は、軽量 化のためにアルミ合金パイプが使用されているものが多く、大きいヒンジを用い て枠体の補強をしている。他には1方向の力のみを支持するヒンジや、図7に示 すストレッチャーの背板の角度調整機構等のヒンジが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記介護用折曲げ式吊り担架のヒンジは、担架に被介護者を載せたとき、ヒン ジが圧迫されて、レバー操作が重くなり、ヒンジロックの機能が悪く、折曲げが 円滑に行えなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
ヒンジは対向するU字形の枠パイプの中に挿入する形状とし、折曲げ固定のた めに、一方のカムの切欠き部に、ストッパーピンを挿入して固定するが、このと きのカムの切欠き溝とストッパーピンとの摩擦を小さくするため、ストッパーピ ンを丸鋼にし、ロック解除機能を兼ねる連結桿を組付ける穴にドライベアリング を配置して、ロック解除が円滑になるようにした。
【0005】
【作用】
本考案によれば、ヒンジの一端に切欠き溝を持つカムを設け、別の一端にはス トッパーピンがベースヒンジの1点にピンで水平方向に回動自在に取り付けられ ており、ばねでカムの方向に押しつけられるように組立てられているので、カム が垂直方向に回動してカムの切欠き溝にくるとストッパーピンが溝に落ち込み回 動は停止する。
【0006】 上記の構造でストッパーピンを丸鋼にすればカムの切欠き溝との摩擦抵抗が小 さくなるので、ヒンジの回動、回動停止は小さい力で円滑に行える。また、ヒン ジは、枠パイプの外径寸法内に収まり、枠パイプ以外の突起物がないので、担架 を被介護者に敷き込むことが容易であり、パイプ部分に板状のパッド等緩衝材を 当てれば、被介護者の負担はより少なくなる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す1実施例に基づいて説明すると、図1は本考案の全 体平面図で、上下1対のヒンジを連結桿8によって1組に組立てられている図を 示す。一方のヒンジは上枠支持パイプ1aにヒンジベース3aを設け、これにス トッパーピン7aが小ピン3cを中心に水平方向に回動自在に取り付けられ、圧 縮コイルバネ11aでカム6aに押しつけられ、カムの切欠き溝に挿入し、係合 している。上枠支持パイプ1aと下枠支持パイプ6aが直線状に固定し、更に、 別の切欠き溝に移す場合、図2に示すロック解除レバー9aを矢印方向に押すと 、連結桿8にはロック解除レバー9aと解除フック10aを1体に設けてあるの で、ストッパーピン7aは解除フック10aによって左方向に押されて、切欠き 溝から離れ、ヒンジはピン4aを中心に垂直方向に回動自在になる。別のヒンジ (1b、2b、3b、3d、4b、5b、6b、7b)は対称形をなして前記と 同様に構成される。これら1対のヒンジは連結桿8で連結することにより、連動 する。図3は、図2に示すヒンジで上枠支持パイプ1aがピン4aを中心に時計 回りに80°回転して停止し、下枠支持パイプ6aと略L字状になっている図を 示す。
【0008】 図1において、連結桿8は左右のヒンジ間の距離を一定に保ち、ヒンジのロッ ク解除をするとき、内向きの負荷がかかっても円滑に回転するように、両側のヒ ンジベースに鍔付きのドライベアリング(図示せず)を装着して組付ける。図2 に示すロック解除レバー9aを下側に押すと、連結桿8は左回転し、連結桿8に 設けたロック解除フック10aは、カム5aの1切欠き溝に落ち込んでいるスト ッパーピン7aを左へ押し、ストッパーピン7aはベースヒンジ3aに設けてい る小ピン3cを中心に水平方向に回動するので長穴にそって左に移動し、カムの 切欠き溝から離れ、ヒンジは垂直方向に回動自在になる。ヒンジの角度を変える 場合、ロック解除し、ピン4aを回動軸として回動させると、カムの切欠き溝か らはずれたストッパーピン7aは、カムの外周にそって摺動し、別の切欠き溝に 落ち込む。図3は約80°回転して停止し、レバー9aはストッパーピン7aを 押している。このとき連結桿8が円滑に回動すると、バネ(図示せず)の力でカ ムの切欠き溝に落ち込み、ロック解除フック10aを押して連結桿8を介してロ ック解除レバー9aを元の位置に復帰できる。
【0009】 図4は、上枠シート14を取り付けたU字形の上枠パイプ12と、下枠シート 15を取り付けた下枠パイプ13に、図1に示す組み立てられたヒンジを固着し て構成された折り曲げ式吊り担架の平面図を示す。 ロック解除レバー9a、9 bは枠パイプの内側に配置されているので、敷き込み時の障害にならず、左右い ずれの方向からも使用できる。
【0010】 図5は担架を直線状に固定し、枠パイプに取り付けられた吊りベルト16の平 吊りリング17をリフト等のフックに引掛け、吊り上げたときの側面図を示し、 図6は略L字状に固定し、座位吊りリング18で吊り上げたときの側面図を示す 。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案は、枠パイプの内径側にヒンジの支持 パイプを嵌合固着する構造で、ヒンジ解除レバーは枠パイプの内側に設けてあり 、連結桿は回動しやすいように構成してあるので、ヒンジ解除レバーでカムの切 欠き溝からストッパーピンを容易に離す事ができ、自動復帰もできる。本考案の ヒンジを用いた介護用折曲げ吊り担架は枠パイプ外に突起物がないので担架の敷 き込みがしやすく、更に、連結桿はシートの負荷によって枠パイプが内側に撓む のを防ぐので、担架の形状変化を最小限にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の平面図である。
【図2】図1の側面図で、ヒンジを直線状に固定した図
である。
【図3】図2の80°回転させた図である。
【図4】図1のヒンジを組み込んだ担架の平面図であ
る。
【図5】図4の側面図で、吊りベルトで平吊りを示す。
【図6】図5の座位吊りを示す。
【図7】ストレッチャーの背板の背上げ図である。
【符号の説明】
1a.1b 上枠支持パイプ 2a.2b バネポスト 3a.3b ヒンジベース 3c.3d 小ピン 4a.4b ヒンジピン 5a.5b カム 6a.6b 下枠支持パイプ 7a.7b ストッパーピン 8 連結桿 9a.9b ロック解除ハンドル 10a.10b ロック解除フック 11a.11b 圧縮コイルバネ 12 上枠パイプ 13 下枠パイプ 14 上枠シート 15 下枠シート 16 吊りベルト 17 平吊りリング 18 座位吊りリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端をパイプに挿入して固着するヒンジ
    で、一方の支持体に切欠き溝のあるカムを設け、もう一
    方の支持体にはヒンジピンとストッパーピンを有するベ
    ース板を設け、カムの中心にヒンジピンを挿入して、前
    記2個の支持体を回動自在になるように組立てたものを
    1組のヒンジとし、これと対称形のもう1組のヒンジ
    を、ロック解除レバー、ロック解除フックを有する連結
    桿で係合して構成する事を特徴とする介護用折曲げ式吊
    り担架のヒンジ。
JP1998007986U 1998-09-04 1998-09-04 介護用折曲げ式吊り担架のヒンジ Expired - Lifetime JP3057291U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998007986U JP3057291U (ja) 1998-09-04 1998-09-04 介護用折曲げ式吊り担架のヒンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998007986U JP3057291U (ja) 1998-09-04 1998-09-04 介護用折曲げ式吊り担架のヒンジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3057291U true JP3057291U (ja) 1999-04-09

Family

ID=43191226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998007986U Expired - Lifetime JP3057291U (ja) 1998-09-04 1998-09-04 介護用折曲げ式吊り担架のヒンジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3057291U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04108785U (ja) * 1991-03-06 1992-09-21 三協アルミニウム工業株式会社 面格子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04108785U (ja) * 1991-03-06 1992-09-21 三協アルミニウム工業株式会社 面格子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101554848A (zh) 用于车辆用座椅的连接装置
JP3057291U (ja) 介護用折曲げ式吊り担架のヒンジ
JP2002516717A (ja) ユニバーサル脚持上げ支持組立体
JP5435771B2 (ja) ロック機能付きチルトヒンジ
JP7177204B2 (ja) フック係合装置及びバキュームリフト
JPS5927162Y2 (ja) 折畳式テ−ブル
JP3371287B2 (ja) ドア用フリ−ストッパ−装置
JPH0658724U (ja) テーブルの天板折り畳み装置
JP3004896U (ja) 折り畳み式ハンガー
JPH0422085B2 (ja)
JP3023192U (ja) トランク類用錠
JPH0624034U (ja) マンホールの蓋の施錠および持ち上げ装置
JPS6022828Y2 (ja) ライテイングデスクのワ−クトツプ受装置
JP2578484Y2 (ja) 掛止具
JPS5846701Y2 (ja) リフトハンガ−
JPH0352721Y2 (ja)
JP2001260889A (ja) 運搬車
JPS629885Y2 (ja)
JPH0221969Y2 (ja)
JP3016293U (ja) ストッパ付フック
JPH0369653U (ja)
JPH0633899U (ja) フォークリフト用フック金具
JPH0139483Y2 (ja)
JPS6238423Y2 (ja)
JPH0719545U (ja) 鞄用の錠金具