JP3057228U

JP3057228U - チョコレート菓子成形品

Info

Publication number: JP3057228U
Application number: JP1998007258U
Authority: JP
Inventors: 猛荒井
Original assignee: メルヘンワールド株式会社
Priority date: 1998-09-02
Filing date: 1998-09-02
Publication date: 1999-04-09
Anticipated expiration: 2004-09-02

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】形状的な多彩性、装飾性および興趣性に極め
て富んだチョコレート菓子成形品の提供。【解決手段】チョコレートベース１の上面に所望のメ
ッセージ４が表示されたチョコレートメッセージ成形品
２を一体に形成した構成。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、チョコレート菓子成形品に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、表面等に種々な文字、図形等が刻設されたチョコレート菓子、例えばコインの形状に成形されたコインチョコ、動物のキャラクターの形状に成形されたキャラクターチョコ等はよく知られている。

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記した従来のチョコレート菓子は、いずれもチョコレート菓子の表面等に文字、図形等が刻設されているだけであるから、ありふれた形態や色彩を呈するにすぎず、所望の形態および色彩のチョコレート菓子を手作りで成形することで得られる、形状的な多彩性、装飾性および興趣性などに欠けるものであった。

【０００４】本考案は、上記した従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたもので、チョコレートベースの上面に、所望のメッセージが表示されたチョコレートメッセージ成形品を一体に形成することにより、形状的な多彩性、装飾性および興趣性などに極めて富んだ、商品価値の高いチョコレート菓子成形品を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案に係るチョコレート菓子成形品は、チョコレートベースの上面に、所望のメッセージが表示されたチョコレートメッセージ成形品を一体に形成したことを特徴とする。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図１は本考案の正面図、図２は図１のＡ−Ａ断面図、図３は本考案の製造工程の説明図、図４は本考案の第一他例の正面図、図５は本考案の第一他例の側面図、図６は本考案の第二他例の正面図、図７は図６のＢ−Ｂ断面図、図８は本考案の第二他例の製造工程の説明図である。

【０００７】先ず、本考案の一実施形態を図１〜図３を参照して説明すると、次のとおりである。図１および図２において、１は所要の厚さをもつハート形のチョコレートベース、２はこのチョコレートベース１の上面にチョコレートペースト３を介して貼着されたチョコレートメッセージ成形品を各々示す。

【０００８】上記チョコレートベース１は図示のハート形以外にも、例えば人形や動物の図形、その他何れの形状および色彩を採用しても良いことは勿論である。

【０００９】また、チョコレートメッセージ成形品２は図１に示したように、種々なメッセージ４（図示例ではＬ．Ｏ．Ｖ．Ｅ．の文字）を表示した小型（例えば、直径５ｍｍ位）のチョコレート円板５にて形成される。このチョコレート円板５を多種類用意し、所望の組み合わせ（メッセージ４）となるようチョコレートベース１の上面にチョコレートベース３をのり材として貼り付ける。そして、メッセージ４としては、文字以外の絵柄や各種色彩のものを選択することができる。その外形も円板５以外の各種角形や図形等を採用しても良い。

【００１０】次に、上記したチョコレート菓子成形品の製造方法について説明する。先ず、図３の（Ａ）に示したように、適宜形状の成形型６内に、湯煎したチョコレートチューブ（図示しない）から所望色のチョコレートペースト１ａを絞り出して充填し、これを冷却して固化することでチョコレートベース１を作る。

【００１１】次いで、図３の（Ｂ）に示したように、脱型後反転させたチョコレートベース１の上面の所定の位置に、所定の間隔を置いて前記と同様にチョコレートチューブを用いて、チョコレートペースト３を薄膜状に塗布する。

【００１２】次いで、図３の（Ｃ）に示したように、チョコレートベース１上のチョコレートペースト３が固化する前に、所望のメッセージ４が表示されたチョコレートメッセージ成形品２を選択して各チョコレートペースト３の上面に貼りつければ、当該チョコレートペースト３はのり材と作用するため、チョコレートベース１とチョコレートメッセージ成形品２は一体に固定されたチョコレート菓子成形品Ａが得られる。因みに、チョコレートメッセージ成形品２も、前記したチョコレートベース１と同様の方法により成形型を用いて作る。

【００１３】なお、上記実施形態では、チョコレートメッセージ成形品２として、チョコレート円板５の上面にメッセージ４を表示したものを採用しているが、図４および図５に示したように、メッセージ４（図示例ではＬ．Ｏ．Ｖ．Ｅ．の各文字）自体をチョコレートメッセージ成形品２とすることもできる。

【００１４】次に、本考案の他の実施形態を図６〜図８を参照して説明すると、次のとおりである。図６および図７において、１１は前記実施形態と同様のハート形のチョコレートベース、１２はこのチョコレートベース１１の上面に一体に形成されたチョコレートメッセージ成形品を各々示す。

【００１５】このチョコレートメッセージ成形品１２も、前記実施形態同様、種々なメッセージ１４を表示した種々な形態および色彩を有するものである。

【００１６】次に、上記したチョコレート菓子成形品の製造方法について説明する。先ず、図８の（Ａ）に示したように、適宜形状の成形型１６の底部に、所望の組み合わせ（メッセージ１４）となるよう所定の間隔を置いて、凹部１６ａを形成し、この凹部１６ａ内に、湯煎したチョコレートチューブ（図示しない）から所望色のチョコレートペースト１２ａを絞り出して充填し、これを冷却して固化することでチョコレートメッセージ成形品１２を作る。

【００１７】次いで、図８の（Ｂ）に示したように、成形型１６のほゞ全体に同様の方法によりチョコレートペースト１１ａを充填し、これを冷却して固化することでチョコレートベース１１を作る。

【００１８】次いで、図８の（Ｃ）に示したように、脱型後反転させると、チョコレートベース１１の上面にチョコレートメッセージ成形品１２が一体に形成されたチョコレート菓子成形品Ｂが得られる。

【００１９】

【考案の効果】

本考案は、以上のようにチョコレートベースの上面に、所望のメッセージが表示されたチョコレートメッセージ成形品を一体に形成してなるものであるから、従来のチョコレート菓子と比べて、形状的な多彩性、装飾性および興趣性などに極めて富み、商品価値の向上に寄与すること大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図である。

【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。

【図３】本考案の製造工程の説明図である。

【図４】本考案の第一他例の正面図である。

【図５】本考案の第一他例の側面図である。

【図６】本考案の第二他例の正面図である。

【図７】図６のＢ−Ｂ断面図である。

【図８】本考案の第二他例の製造工程の説明図である。

【符号の説明】

１、１１チョコレートベース２、１２チョコレートメッセージ成形品４、１４メッセージＡ、Ｂチョコレート菓子成形品

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】チョコレートベースの上面に、所望のメ
ッセージが表示されたチョコレートメッセージ成形品を
一体に形成したことを特徴とするチョコレート菓子成形
品。