JP3090634U - キャンディー成形用型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる色組成の各種形状のキャンディーを製
造できるキャンディー成形用型。 【解決手段】 軟性材料で形成された型本体を具え、該
型本体に異なるパターンの凹溝が設けられ、該凹溝の底
面に各種パターン或いは造形に依り各種形状の起伏が形
成され、凹溝内側に該凹溝上縁より低い隔板が設けられ
て各部分の線条が異なるブロックに分けられ、異なる色
のキャンディー原料がそれぞれ異なるブロックに注入さ
れた後に、各ブロックの最上層にさらに連結層が注入さ
れて、原料凝固後に型本体を逆さにして折り曲げること
により成形したキャンディーを取り出せ、異なる色組成
の各種造形形状のキャンディー製品を得ることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のキャンディー成形用型に係り、特に、製造が簡単で、操作しや すい型構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、特殊造形のキャンディーを製造する時、通常は手作業或いは機械注入 方式でキャンディー原料で原形を製造し、さらに原形の表面にその他の色或いは 装飾を付加する。このような製造方法により生産されたキャンディー製品は外表 がきれいであるが、その造形はリアリティーがなく可愛いさや細かさに欠け、理 想的ではなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、一種のキャンディー成形用型を提供することにあり、 それは、キャンディーの製造をさらに簡単に迅速に行え、且つ成形したキャンデ ィー造形をさらにリアリティーがあり、可愛くでき、キャンディーの価値を高め られる型であるものとする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、キャンディー成形用型において、軟性材料で製造した型本 体を具え、該型本体に、異なるパターン、造形を以て凹溝が設けられ、該凹溝内 に該凹溝の上縁よりも低い隔板が設けられて異なるブロックに区画し、異なる色 のキャンディー原料がそれぞれ異なるブロックに注入された後、さらに最上層に 連結層が注入され、原料凝固後に、型本体が逆さにされ並びに折り曲げられて成 形されたキャンディーが型本体より取り出され、異なる形状のキャンディー製品 を得ることができることを特徴とする、キャンディー成形用型としている。 請求項２の考案は、請求項１に記載のキャンディー成形用型において、型本体 の各ブロック内に、隔板より低い線条板が設けられ、キャンディー成形時に、こ れら線条板により細かい紋様或いは細小な文字が形成されることを特徴とする、 キャンディー成形用型としている。 請求項３の考案は、請求項１に記載のキャンディー成形用型において、型本体 の凹溝の底面に、異なる形状の起伏が設けられ、成形後のキャンディー製品にリ アリティーを付与できることを特徴とする、キャンディー成形用型としている。 請求項４の考案は、請求項１に記載のキャンディー成形用型において、型本体 がシリコン樹脂或いはその他の軟性材料で形成されたことを特徴とする、キャン ディー成形用型としている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案のキャンディー成形用型は、軟性材料で形成された型本体を具え、該型 本体に異なるパターンの凹溝が設けられ、該凹溝の底面に各種パターン或いは造 形に依り各種形状の起伏が形成され、凹溝内側に該凹溝上縁より低い隔板が設け られて各部分の線条が異なるブロックに分けられ、異なる色のキャンディー原料 がそれぞれ異なるブロックに注入された後に、各ブロックの最上層にさらに連結 層が注入されて、原料凝固後に型本体を逆さにして折り曲げることにより成形し たキャンディーを取り出せ、異なる色組成の各種造形形状のキャンディー製品を 得ることができる。

【０００６】 前述のキャンディー成形用型は、型本体に設けられた凹溝底面に設計されたパ ターン或いは造形に依る形状の起伏状とされ、成形後のキャンディーをさらにリ アリティーがあり、細緻なものとする。

【０００７】

【実施例】

図１を参照されたい。本考案は軟性材料、例えばシリコン樹脂等で形成された 型本体１を具え、該型本体１は異なるパターン、造形の凹溝１１を具え、該凹溝 １１の底面に設計された造形に依り各種形状（円弧形、方形等）を呈する起伏が 設けられ、凹溝１１の内側に凹溝１１の上縁より低い隔板１２が設けられ、該隔 板１２により各部位の線条が異なるブロックに区画され、並びに各ブロック内に 隔板１２より低い線条板１３が設けられ、異なる色のキャンディー原料が異なる ブロックに注入された後、さらに最上層に連結層３が注入され、キャンディー原 料が凝固した後に、型本体１が逆さにされ並びに上向きに折り曲げられてキャン ディーが取り出されて異なる造形設計形状のキャンディー製品が得られる。

【０００８】 図２から図５は本考案を使用した製造プロセスを示し、それは以下のステップ を含む。 １．異なる色のキャンディー原料２をそれぞれ型本体１の異なるブロックに注 入する。その注入する容量は、隔板１２を基準点とし、異なる色の原料が相互に 浸透するのを防止する。 ２．各ブロックに異なる色の原料２を注入した後、さらに最上層（隔板１２と 凹溝１１上縁の間）に同一色の連結層３を注入し、異なるブロックの原料２を相 互に連結させる。 ３．原料２及び連結層３が凝固した後、型本体１を逆さにし、並びに型本体１ を上向きに折り曲げ、成形したキャンディー製品１００を型本体１より取り出し 、キャンディーの製造を完成する。

【０００９】 前述の型本体１でキャンディー製品１００を製造する時、型本体１に異なるブ ロックを設けたことにより、異なる色で組成することができ、且つ凹溝１１底面 に異なる形状の起伏が設けられたことにより、製品にリアリティーと可愛さを付 与でき、また、凹溝１１内に比較的低い線条板１３が設けられたことにより、成 形したキャンディー製品１００に細かい紋様或いは細小な文字を形成でき、キャ ンディー製品１００をさらに細緻に、美しくすることができる。

【００１０】

【考案の効果】

総合すると、本考案は軟性材料で形成された型本体に凹溝、隔板及び線条板を 設けたことにより、キャンディーの成形製造を簡単、迅速に行え、且つ製造した 製品を可愛く、細緻とすることができ、キャンディーの製品価値を高める。ゆえ に本考案は実用性に優れた設計であり、新規性を具えている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の製造実施例表示図である。

【図３】本考案の製造実施例表示図である。

【図４】本考案の成形実施例の断面図である。

【図５】本考案を使用し成形したキャンディーを型から
取り出す実施例表示図である。

【符号の説明】

１ 型本体 １００ キャンディー製品 １１ 凹溝 １２ 隔板 １３ 線条板 ２ キャンディー原料 ３ 連結層

フロントページの続き (72)考案者 黄 正隆 台湾台北市忠孝東路三段227−９號 (72)考案者 黄 振卿 台湾台北縣板橋市瑞安街31巷13號 (72)考案者 王 俊賢 台湾台北縣新店市寶慶街12號29樓之１

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 キャンディー成形用型において、軟性材
   料で製造した型本体を具え、該型本体に、異なるパター
   ン、造形を以て凹溝が設けられ、該凹溝内に該凹溝の上
   縁よりも低い隔板が設けられて異なるブロックに区画
   し、異なる色のキャンディー原料がそれぞれ異なるブロ
   ックに注入された後、さらに最上層に連結層が注入さ
   れ、原料凝固後に、型本体が逆さにされ並びに折り曲げ
   られて成形されたキャンディーが型本体より取り出さ
   れ、異なる形状のキャンディー製品を得ることができる
   ことを特徴とする、キャンディー成形用型。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のキャンディー成形用型
   において、型本体の各ブロック内に、隔板より低い線条
   板が設けられ、キャンディー成形時に、これら線条板に
   より細かい紋様或いは細小な文字が形成されることを特
   徴とする、キャンディー成形用型。
3. 【請求項３】 請求項１に記載のキャンディー成形用型
   において、型本体の凹溝の底面に、異なる形状の起伏が
   設けられ、成形後のキャンディー製品にリアリティーを
   付与できることを特徴とする、キャンディー成形用型。
4. 【請求項４】 請求項１に記載のキャンディー成形用型
   において、型本体がシリコン樹脂或いはその他の軟性材
   料で形成されたことを特徴とする、キャンディー成形用
   型。