JP3057188U - うちわ - Google Patents
うちわInfo
- Publication number
- JP3057188U JP3057188U JP1998006741U JP674198U JP3057188U JP 3057188 U JP3057188 U JP 3057188U JP 1998006741 U JP1998006741 U JP 1998006741U JP 674198 U JP674198 U JP 674198U JP 3057188 U JP3057188 U JP 3057188U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- rotating member
- hole
- inner frame
- pivot bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用時の興趣があるうちわを提供する。
【解決手段】 柄3と、多数本の骨4と、これらの骨4
の先端を囲む外側リブ6と、骨4の基端近くを連結する
補強リブ7と、骨4の中間部分に形成した透孔9を構成
する内枠8とを有するうちわ1の煽ぎ部5に、透孔9を
除いて紙10を貼着し、内枠8にピボット軸受を対向さ
せて形成し、回転部材14の回転軸15の両端をピボッ
ト軸受に枢支することにより、透孔9内に回転部材14
を回転自在に取付け、回転部材14の回転軸15と直交
する方向の両側に、その回転を容易にするための屈曲部
16,16を設ける。
の先端を囲む外側リブ6と、骨4の基端近くを連結する
補強リブ7と、骨4の中間部分に形成した透孔9を構成
する内枠8とを有するうちわ1の煽ぎ部5に、透孔9を
除いて紙10を貼着し、内枠8にピボット軸受を対向さ
せて形成し、回転部材14の回転軸15の両端をピボッ
ト軸受に枢支することにより、透孔9内に回転部材14
を回転自在に取付け、回転部材14の回転軸15と直交
する方向の両側に、その回転を容易にするための屈曲部
16,16を設ける。
Description
【0001】
本考案は、うちわに関するものである。
【0002】
周知のうちわは、通常煽ぎ動作等によって風を起こす煽ぎ部に、絵や図形或い は会社名などの適宜の表示が施されている。 しかしながら、これら表示はうちわを煽いでも変化しないので、使用時の興趣 に欠けるうらみがある。 なお、この明細書において煽ぎ部とは、骨の有無に関係なく、煽ぎ動作等のう ちわの動きによって風を起こす箇所をいう。
【0003】
本考案が解決しようとする課題は、使用による興趣を生ずることができるうち わを提供することにある。
【0004】
上記課題を解決するため、本考案のうちわは、多数本の骨に煽ぎ動作等によっ て風を起こす素材を取付けた煽ぎ部を有し、上記煽ぎ部に透孔を設けて、該透孔 に回転部材を回転可能に取付けたこと;または、煽ぎ部を煽ぎ動作等によって撓 む素材で一体に形成し、上記煽ぎ部に透孔を設けて、該透孔に回転部材を回転可 能に取付けたことを特徴としている。
【0005】 また、同様の課題を解決するため、これらのうちわにおいて、少なくとも煽ぎ 部の骨を樹脂によって一体に成型するとともに、これらの骨に透孔を形成する内 枠を設け、この内枠に回転部材の回転軸を枢支するためのピボット軸受を一体に 形成したこと;または煽ぎ部における透孔の縁に、回転部材の回転軸を枢支する ためのピボット軸受を一体に形成したことを特徴としている。
【0006】 また、同様の課題を解決するため、これらのうちわにおける回転部材に、該回 転部材の回転を容易にするための屈曲部を設けたことを特徴としている。
【0007】 請求項1に記載したうちわは、うちわの煽ぎ動作等の動きによって、煽ぎ部の 透孔に回転可能に取付けた回転部材が回転する。したがって、うちわの使用によ る興趣を生ずることができる。 また、請求項2に記載したうちわは、煽ぎ部を煽ぎ動作等によって撓む素材で 一体に形成したので、興趣を生ずるうちわを安価なものにすることができる。
【0008】 請求項3に記載したうちわは、少なくとも煽ぎ部の骨を樹脂によって一体に成 型するとともにこれらの骨に透孔を形成する内枠を設け、この内枠に一体に形成 したピボット軸受に回転部材の回転軸を枢支したことにより;また請求項4に記 載したうちわは、煽ぎ部の透孔の縁に回転部材の回転軸を枢支するためのピボッ ト軸受を一体に形成したことにより、いずれも回転部材の回転が容易であり、し かもピボット軸受を安価なものにすることができる。
【0009】 さらに、請求項5に記載したうちわは、回転部材に、その回転を容易にするた めの屈曲部を設けたので、うちわの動きが小さくても、回転部材を回転させるこ とができる。
【0010】
図1ないし図4は本考案の第1実施例を示し、図1に全体を示すうちわ1の骨 組2は、図2に示すように、柄3と、その先端の煽ぎ部5を構成する多数本の骨 4と、両端が柄3の上部に連結されこれらの骨4の先端を囲む外側リブ6と、こ れらの骨4の基端近くを連結するとともにその両端が外側リブ6に連結された補 強リブ7と、複数本の骨4の長手方向の中間部分に形成された、正面視円形で透 孔9を構成する内枠8とを備え、これらの部材は適宜の合成樹脂によって一体に 成型されている。 そして、上記透孔9と補強リブ7の柄3側の部分とを除く上記煽ぎ部5には、 周知のうちわと同様に、軽量でかつ煽ぎ動作等によって風を起こすことができる 紙10または薄い不織布が貼着されている。
【0011】 図3に詳細を示すように、上記内枠8の内面にはボス11,11が上下に対向 させて内枠8と一体に形成されており、これらのボス11,11に形成した円錐 状の孔によって構成したピボット軸受12,12に、回転部材14の回転軸15 のとがった先端が回転自在に枢支されている。 したがって、ピボット軸受12は、骨組2の成型によって形成される。
【0012】 上記回転部材14の外形は透孔9の形状と相似形をなし、回転軸15と直交す る方向の両端部分に、煽ぎ動作等のうちわ1の動きによる回転部材14の回転を 容易にするための屈曲部16,16が、互いに反対向きに形成されている(図4 参照)。 なお、図示の回転部材14は、紙または不織布によって薄板状に形成されてい るが、これに限定されるものではなく、合成樹脂の薄板によって形成することも でき、必要に応じて補強のためのリブを設けることもできる。
【0013】 上記第1実施例は、柄3を持ってうちわ1を動かすと、周知のうちわと同様に 煽ぎ部5によって風を起こすことができるとともに、内枠8に設けたピボット軸 受12,12に回転軸15を枢支した回転部材14が回転するので、単に風を起 こすだけの周知のうちわに比べて、回転体14の回転によって使用時における興 趣を生ずることができる。 この場合、例えば、回転部材14の一方の面に笑った顔、他方の面に怒った顔 のような、対照的な図形や模様等を施しておくと、使用の際の興味を一層増すこ とができる。
【0014】 上記うちわ1は、回転部材14の回転軸15と直交する方向の端部に互いに反 対方向に屈曲する屈曲部16,16を設けたことと、回転軸15をピボット軸受 12,12で枢支したこととによって、軽く煽いでも回転部材14を容易に回転 させることができる。
【0015】 図示の内枠8の外形は円形であるが、内枠8の外形は円形に限定されるもので はなく、三角形、正方形、長方形、菱形、楕円形等の、内枠8にピボット軸受1 2,12を対向させて形成できるものであればよい。 また、回転部材14の外形は内枠8の外形と相似形でなくてもよく、うちわ1 の煽ぎ動作等の動きによって内枠8内を回転できる形状であれば、任意の形状と することができる。
【0016】 さらに、ピボット軸受12,12及び回転軸15の設置方向は図示の上下方向 に限定されるものではなく、例えば水平方向や、斜め方向等の任意の方向とする ことができる。しかしながら、いずれの方向とした場合でも、うちわ1の動きに よって回転部材14が内枠8内を回転できるものであることは当然である。 なお、図示を省略しているが、必要により回転部材14を扇子に設けることも できる。
【0017】 図5は本考案の第2実施例を示し、このうちわ20は、合成樹脂の薄板等の、 うちわの動きによって容易に撓む素材で一体に形成した煽ぎ部21と、該煽ぎ部 21にこれと一体に形成した透孔22と、煽ぎ部21と一体に成型した、或いは 別体に形成して適宜の手段によって取付けられた柄23とを備え、透孔22の縁 に対向させて一体に形成したボス11に、第1実施例と同様にピボット軸受が形 成されている。そして、これらのピボット軸受に、回転部材14の回転軸15が 回転自在に枢支されている。
【0018】 第2実施例の他の構成及び作用は第1実施例と同じであるから、図の主要な同 一の箇所に同一の符号を付して詳細な説明は省略する。 第2実施例のうちわ20は、煽ぎ部21の形成が容易であるから、回転部材1 4を有するうちわを安価なものとすることができる。
【0019】 図6は本考案の第3実施例を示し、このうちわ26は、合成樹脂の薄板等の、 うちわの動きによって容易に撓む素材で形成した煽ぎ部27と、該煽ぎ部27に 形成した透孔28と、煽ぎ部27の上記透孔28より下側に形成した把持用の孔 29とを備え、透孔28及び把持用の孔29は、煽ぎ部26の成型時によって形 成されている。 また、上記透孔28の縁には、第2実施例と同様にボス11及びピボット軸受 が対向して形成されており、これらのピボット軸受に、回転部材14の回転軸1 5が回転自在に枢支されている。
【0020】 第3実施例の他の構成及び作用は第2実施例と同じであるから、図の主要な同 一の箇所に同一の符号を付して説明は省略する。 第3実施例のうちわ26は、構成が非常に簡単であるから、回転部材14を有 するうちわを一層安価なものにすることができる。
【0021】
本考案のうちわは、煽ぎ動作等のうちわの動きによって、単に風を起こすのみ ではなく、これによって煽ぎ部に設けた回転部材が回転するので、うちわの使用 時における興趣を生ずることができる。 また、煽ぎ部を、煽ぎ動作等によって撓む素材で一体に形成したことにより、 使用時における興趣を生ずる回転部材を有するうちわを安価なものにすることが できる。
【0022】 さらに、少なくとも煽ぎ部の骨を樹脂によって一体に成型するとともに、これ らの骨に透孔を形成する内枠を設けて、この内枠に回転部材の回転軸を枢支する ためのピボット軸受を一体に形成したことにより、或いは煽ぎ動作等によって撓 む素材で一体に形成した煽ぎ部の透孔の縁に、回転部材の回転軸を枢支するため のピボット軸受を一体に形成したことにより、ピボット軸受の形成及び回転部材 の回転が容易である。 また、回転部材に設けた屈曲部によって、軽く動かしても回転部材を回転させ ることができる。
【図1】第1実施例の斜視図である。
【図2】骨組の正面図である。
【図3】要部の拡大断面図である。
【図4】同じく横断面図である。
【図5】第2実施例の斜視図である。
【図6】第3実施例の斜視図である。
1,20,26 うちわ 4 骨 5,21,27 煽ぎ部 8 内枠 9,22,28 透孔 10 紙 12 ピボット軸受 14 回転部材 15 回転軸 16 屈曲部
Claims (5)
- 【請求項1】多数本の骨に煽ぎ動作等によって風を起こ
す素材を取付けた煽ぎ部を有し、 上記煽ぎ部に透孔を設けて、該透孔に回転部材を回転可
能に取付けた、ことを特徴とするうちわ。 - 【請求項2】煽ぎ動作等によって撓む素材で一体に形成
した煽ぎ部を有し、 上記煽ぎ部に透孔を設けて、該透孔に回転部材を回転可
能に取付けた、ことを特徴とするうちわ。 - 【請求項3】少なくとも煽ぎ部の骨を樹脂によって一体
に成型するとともに、これらの骨に透孔を形成する内枠
を設け、 上記内枠に、回転部材の回転軸を枢支するためのピボッ
ト軸受を一体に形成した、ことを特徴とする請求項1に
記載したうちわ。 - 【請求項4】透孔の縁に、回転部材の回転軸を枢支する
ためのピボット軸受を一体に形成した、ことを特徴とす
る請求項2に記載したうちわ。 - 【請求項5】回転部材に、該回転部材の回転を容易にす
るための屈曲部を設けた、ことを特徴とする請求項1な
いし請求項4の何れかに記載したうちわ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006741U JP3057188U (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | うちわ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006741U JP3057188U (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | うちわ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3057188U true JP3057188U (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=43191124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998006741U Expired - Lifetime JP3057188U (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | うちわ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057188U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014000360A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Toru Matsui | 応援用団扇 |
KR20170000650U (ko) * | 2015-08-11 | 2017-02-21 | 유근준 | 윤선 |
-
1998
- 1998-09-01 JP JP1998006741U patent/JP3057188U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014000360A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Toru Matsui | 応援用団扇 |
KR20170000650U (ko) * | 2015-08-11 | 2017-02-21 | 유근준 | 윤선 |
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