JP3124394U - 化粧用鏡及び化粧用扇風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】髪が顔に掛かったり、片手が塞がったりするなどの不便さを生じさせることなく、汗を抑えて化粧をすることができる化粧用鏡、及び、扇風機を提供することを課題とする。
【解決手段】扇風機20の前面に鏡面を有する鏡本体12を取り付ける取付部14が備えられていることを特徴とする化粧用鏡10を提供する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、化粧用鏡及び化粧用扇風機に関する。
暑い時期に化粧をする場合、顔に汗が出て、化粧がうまく馴染まないことが多い。そこで、暑い時期など、顔に汗が出易いときには、扇風機の風に当たりながら化粧をすることがよく行われている。
ところで、化粧は、通常、洗面台や鏡台に設置された化粧用鏡の前で行われる。そのため、顔の正面に扇風機を置くと、化粧用鏡が見難くなるので、化粧の際には、扇風機は顔の斜め前方や横に置かれる。しかし、顔の斜め前方や横に扇風機を置くと、扇風機の風で靡いた髪が顔にかかり、不快感を覚えたり、髪が邪魔となって化粧し難くなったりする。
また、手鏡を使用すれば、顔の正面に扇風機を置いて化粧をすることができるが、手鏡を持つ片手が塞がるので、化粧をうまくできない。
そこで、本考案は、髪が顔に掛かったり、片手が塞がったりするなどの不便さを生じさせることなく、汗を抑えつつ両手で化粧をすることができる化粧用鏡、及び化粧用扇風機を提供することを課題とする。
第1の手段として、本考案は、鏡面を有する鏡本体を、扇風機の前面に取り付ける取付部を備えている化粧用鏡を提供する。
ここで、扇風機の前面とは、扇風機の作動によって生じる風が送られる側をいう。
上記化粧用鏡は、鏡面を有する鏡本体を扇風機の前面に取り付ける取付部を備えているので、扇風機の前面に鏡本体を取り付けることができる。このように化粧用鏡を扇風機に取り付けると、化粧用鏡を片手で持つ必要がなく、さらに、扇風機を顔の正面に置いても、鏡面が見難くならない。よって、鏡面が十分に見える状態で、扇風機の風を顔の正面に受けつつ両手で化粧を行うことができる。また、扇風機を顔の正面に置いて化粧できるので、扇風機の風によって靡いた髪が顔に掛かったりすることも防止できる。
鏡本体を扇風機の前面に取り付ける具体的構成として、前記取付部は、前記鏡本体の後面に備えられ、且つ、前記扇風機の前面に設けられたガードに係脱可能な係止部材とする構成を挙げることができる。
また、前記ガードは、風の通る開口が形成されたガード本体と、前記ガード本体の略中央部に設けられた板体とを備え、前記取付部は、前記鏡本体が前記板体に重なるように、前記扇風機のガードに取り付ける構成とされることが好ましい。
上記化粧用鏡は、鏡本体を板体に重なるように取り付けることができるので、ガードの開口から送出される風が鏡本体によって妨げられず、且つ鏡本体が風によって揺れることなく、使用できる。
また、第2の手段として、本考案は、扇風機の前面に化粧用鏡を係止可能な係止部材が備えられていることを特徴とする化粧用扇風機を提供する。
このように、化粧用鏡を係止する係止部材を有する化粧用扇風機は、扇風機の前面に化粧用鏡を取り付けることができ、上記第1の手段と同様の効果を得ることができる。
また、第3の手段として、本考案は、扇風機の前面に化粧用鏡を備えていることを特徴とする化粧用扇風機を提供する。
このように、化粧用鏡が扇風機の前面に備えられている化粧用扇風機は、上記第1の手段及び第2の手段のように、同様の効果を得ることができる。
また、上記化粧用扇風機は、化粧用鏡が、鏡面を有する鏡本体と、前記鏡面を覆う開閉可能なカバーとを備えていてもよい。かかるカバーを備えることで、不使用時には鏡面を保護し、例えば、鏡面にキズが入ることを防止することができる。
このようなカバーは、板状に形成され、且つヒンジ部を介して鏡本体に対して回動自在に取り付けられ、ヒンジ部を介して回動させることで開くことができ、前記カバーは、開状態に於いて、扇風機の送風方向に対して平行な状態に維持する姿勢維持手段を備えている構成とすることもできる。
上記カバーは、ヒンジ部を介して回動自在なので、簡単にカバーを開けて鏡本体の鏡面を露出させることができる。
この板状のカバーは、開状態に於いて、その板面が送風方向に対して平行に維持できることから、該板状のカバーは、扇風機の風を受けて揺らぎ難く、不用意にカバーが閉まることを防止できる。
本考案の化粧用鏡及び化粧用扇風機を用いれば、扇風機の風を正面に受けながら両手で以て化粧をすることができる。従って、扇風機の風を受けて靡く髪が顔に掛かりにくく、汗を抑えながら両手で化粧を行うことができる。
(実施形態1)
以下、本考案について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る化粧用鏡10は、鏡面を有する鏡本体12と、該鏡本体12を扇風機20の前面に取り付けるための取付部14と、を備えている。
具体的には、図2に示すように、鏡面を有する鏡本体12は、ガラス体121と、ガラス体121の後面に積層された反射膜122とを備えている。反射膜122は、金属など反射性のよい材質で形成されている。鏡本体12は、ガラス体121の前方(反射膜122と反対側)から当該鏡本体12に映った顔を見ることができる。
鏡本体12の正面視における形状は、図2(a)に示すように、円形状とされているが、これに限定されず、例えば楕円形、四角形などの多角形等に形成してもよい。
本実施形態の化粧用鏡10は、鏡本体12を保持するための枠体13を備えている。枠体13は、中央部が凹状に形成されており、鏡本体12は、反射膜122を枠体13側に向けて、枠体13に嵌め込まれ、接着剤等によって固定されている。枠体13の材質は、特に限定されず、木、金属、プラスチック等を用いることができ、また、枠体13の外面には、化粧用鏡10に装飾性を付与するための意匠印刷を施すことができる。
取付部14は、鏡本体12の後面に備えられている。本実施形態では、鏡本体12が枠体13に固定されているため、取付部14は、枠体13の後面側(鏡本体12と反対側)に設けられ、この枠体13を介して鏡本体12の後面に備えられている。
この取付部14の数は、特に限定されないが、取付け安定性の観点から複数箇所に設けることが好ましい。本実施形態では、図2(a)に示すように、取付部14は、2箇所設けられている。かかる取付部4は、扇風機20のガード25(図1参照)に係脱可能な係止部材で構成されている。かかる係止部材としては、ガード25の一部分に上方から嵌め込んで引掛けるフック部材などが例示される。該フック部材14としては、図2に示すように、例えば、帯板状の部材を2箇所で90°ずつ折り曲げて作製されたものなどが挙げられる。
かかるフック部材14は、下部が枠体13の後面側上部に固定され、且つ上方に延びる第1部分141と、第1部分141の上端部から後方に水平方向に延出された第2部分142と、第2部分142の延出端部から下方に延びる第3部分143とから構成されている。
尚、フック部材は、帯板状の部材を加工したものに限定されず、円柱状部材、角柱状部材、中空状部材等を使用することもできる。
また、フック部材は、上記のように、2箇所で90°ずつ折り曲げた形状に限定されず、例えば、1箇所又は複数箇所を鋭角状又は鈍角状に折り曲げた形状や、略逆U字状等に形成してもよい。
本考案の化粧用鏡10は、従来公知の扇風機20に取り付けることができる。
扇風機としては、例えば、図1に示すように、ベース21と、ベース21に立設された支柱22と、支柱22の上部に支持されたモータ部23と、モータ部23の前方に設けられた回転羽24と、回転羽24の前面を含む周囲全体に形成されたガード25と、を備える扇風機が挙げられる。
モータ部23は、モータ本体231と、モータ本体部231に回転駆動され、モータ本体231から前方に突出した回転軸232とを備える。
回転羽24は、放射状に羽241が配置され、中心部242が回転軸232に取り付けられている。回転羽24は、回転軸232を介してモータ本体231によって回転駆動される。回転羽24が回転することにより、前方への風が送られる。
ガード25は、ガード本体251と板体256とを備える。
ガード本体251は、回転羽24の前面を含む周囲全体に形成され、風の通る開口254が形成されている。
ガード本体251は、回転羽24の周囲全体の前半分に形成される前部251aと、かかる前部251aと分離可能に接合され、回転羽24の周囲全体の後半分に形成される後部251bとを備えている。前部251aと後部251bとは、椀状に形成されている。これらは、回転軸232の軸芯部を中心にして放射状に設けられた細線部材252と、各細線部材252の外側端部を接合するリング部材253とを備えている。
細長部材252は、所定の隙間をおいて配置されており、細線部材252間は、前記開口254とされている。
さらに、後部251bは、内側端部がモータ部23に支持されている。このように後部251bがモータ部23に支持されることで、ガード本体251全体がモータ部23に支持されている。
一方、板体256は、ガード本体251の前面に位置するように、前部251aの中心部に取り付けられている。
板体256の正面形状は、例えば、図3に示すように、円形状に形成されている。尚、板体256の形成は、円形状に限定されるものでなく、楕円形、多角形等に形成されている扇風機20に本考案の化粧用鏡10を取り付けることもできる。
本考案の化粧用鏡10は、該化粧用鏡10の枠体13よりも正面形状が大きく形成された板体256を備える扇風機20に取り付けることが好ましい。
本考案の化粧用鏡10は、上記のような扇風機20の前部251aの開口254に、フック部材14を差込み、図1に示すように、扇風機20の板体256の上端部にフック部材14(第2部分142)を係止させることで、扇風機20の前面に取り付けることができる。該化粧用鏡10を取り外す際には、化粧用鏡10を上方に持ち上げて、フック部材14の板体256に対する係合を解除しつつ、フック微罪14を前方に抜き出すことで、化粧用鏡10を扇風機20の前面から取り外すことができる。
このように、扇風機20の前面に化粧用鏡10を取り付ければ、当該扇風機20を顔の正面に置いても、鏡面が見難くならない。よって、扇風機20を顔の正面に置けば、鏡面が十分に見える状態で、扇風機20の風を顔の正面から受けることができる。風を顔の正面から受けると、風で靡いた髪が顔にかかり難くなる。また、化粧用鏡10を扇風機20に取り付けることで、両手で化粧を行うことができる。
よって、本実施形態の化粧用鏡10を用いれば、髪が顔に掛かって不快感を覚えたり、或いは、髪が化粧の邪魔となったり、片手が塞がったりするなどの不便さを生じさせることなく、汗を抑えて化粧を良好に行うことができる。
また、本実施形態では、化粧用鏡10は、その鏡本体12がガードの板体256に重なるように取り付けることができるので、送出される風が鏡本体12で妨げられず、従って、扇風機20の風が顔に効率良く当って汗が抑えられる。また、鏡本体12が風で揺れることを防止できる。
本実施形態では、使用時、化粧用鏡10を扇風機20の板体256に係止しているが、化粧用鏡10は、板体256に係止する場合に限られず、鏡本体12が扇風機20の前面に位置するように、扇風機20の適宜に箇所に取り付けて使用できる。例えば、化粧用鏡10は、取付部14を介して、ガード本体251の細線部材252やリング部材253などに係止させてもよい。また、ガード25が、ガード本体251や板体256を覆う防護ネットを備える場合は、当該防護ネットに化粧用鏡10を係止してもよい。さらに、取付部14は、上記のようなフック部材に限られず、例えば、ガード本体251の細線部材252に嵌着可能な略C字状の部材などであってもよい。
また、例えば、前部251aのリング部材253の下端部に化粧用鏡10を係止すれば、化粧用鏡10をガード251の下方に取り付けることができ、開口254から送出される風を妨げることなく鏡本体12を扇風機20の前面に取り付けることができる。
また、本実施形態では、取付部14は、フック部材によって構成され、フック部材の係止によって、鏡本体12(化粧用鏡10)を扇風機20の前面に取り付けているが、取付部14は、フック部材の係止に限られず、種々に変更できる。
例えば、取付部14は、磁力によって、鏡本体12を扇風機20の前面に取り付けることが可能な構成でもよい。一例として、板体256又はガード本体251が、鉄などの磁性体材料から構成されている扇風機20に取り付ける場合、化粧用鏡10の取付部14として磁石を採用することができる。該磁石は、例えば、鏡本体12の後面側(枠体13の後面など)に具備させることで、これを取付部14として利用できる。
また、取付部14は、例えば、化粧用鏡10に設けられた板体256又はガード本体251と貼着可能な粘着シートなどによって構成してもよい。また、粘着シートに代えて、例えば面ファスナーを用いてもよい。
化粧用鏡10の扇風機20に対する取付けを更に確実にするため、構成の異なる2種以上の取付部14を化粧用鏡10に具備させることもできる。例えば、取付部14が、上記フック部材と磁石による磁着とによって構成され、両取付部14を介して、鏡本体12を扇風機20の前面に取り付けることができるものであってもよい。
(実施形態2)
本実施形態は、化粧用鏡を係止する係止部材が設けられた化粧用扇風機に関する。以下、主として、上記各実施形態と異なる構成及び効果について説明し、同様の構成及び効果については、その説明を省略し、図番などを援用する場合がある。
本実施形態の化粧用扇風機20は、図4に示すように、化粧用鏡10を係止して扇風機の前面に取り付ける係止部材257が設けられている。該係止部材257は、例えば、板体256に設けられている。
係止部材257は、図4(a)に示すように、板体256から前方に向かって水平方向に突設された直線状の部材、図4(b)に示すように、先端がU字状に形成された部材、図4(c)に示すように、先端の3箇所が90度ずつ折り曲げられた部材などが挙げられる。尚、図4(a)に示すように、化粧用鏡10の脱落防止のために、係止部材257の先端部には、大径に形成された膨出部258が設けられていてもよい。係止部材257の数は、特に限定されず、2以上であってもよい。
このような係止部材257に係止される化粧用鏡10は、基本的に、上記実施形態1で例示したものと同様であるが、扇風機20の係止部材257に係止される被係止部が設けられている。具体的には、本実施形態の化粧用鏡10は、実施形態1で示した取付部14が設けられておらず、図5に示すように、被係止部として、例えば、枠体13の上部に貫通孔15が設けられている。
当該貫通孔15の径は、上記係止部材257(膨出部258を有する場合には膨出部258)に挿通可能なように、これよりも大径に形成されている。
化粧用鏡10は、貫通後5を係止部材257に通すことで、化粧用扇風機20の前面に取り付けられる(図4(a)参照)。
本実施形態に係る化粧用扇風機20も、係止部材257に化粧用鏡10(鏡本体12)を取り付けて使用され、上記実施形態1記載と同様の効果が得られる。
本実施形態の化粧用扇風機20においても、化粧用鏡10の枠体13よりも板体256を大きく形成すれば、該板体256に化粧用鏡10を係止した際、ガード本体251の開口254から送出される風が枠体13で妨げられない点は、上記実施形態1と同様である。
尚、係止部材257の設けられる箇所は、板体256に限定されるものでなく、例えば、ガードの前部251aの細線部材252、リング部材253などに係止部材257が設けられていてもよい。例えば、図4(a)の点線で示すように、前部251aのリング部材253の下端部から水平方向前方に係止部材257を突出するように設けると、化粧用鏡10をガード251の下方に取り付けることができるので、開口254から送出される風を妨げずに鏡本体12を化粧用扇風機20の前面に取り付けることができる。
また、本実施形態では、扇風機20の係止部材257に、化粧用鏡10の貫通孔15を挿通することにより、化粧用鏡10を扇風機20の前面に取り付ける構成について例示しているが、係止部材257に化粧用鏡257を係止できるものであれば、非貫通の孔(穴部)であってもよい。また、化粧用鏡10は、孔が設けられているものに限られず、例えば、リング状に形成された紐状部材を有する化粧用鏡10を用い、当該紐状部材を係止部材257に係止するようにしてもよい。
(実施形態3)
本実施形態は、カバーを備える化粧用鏡10及び該カバーを備える化粧用鏡10を備えている化粧用扇風機20に関する。
以下、主として、上記各実施形態と異なる構成及び効果について説明し、同様の構成及び効果については、その説明を省略し、図番などを援用する場合がある。
本実施形態の化粧用鏡10は、図6(a)に示すように、鏡本体12に、鏡面を覆う開閉可能なカバー15が設けられている。このカバー15は、板状体で形成され、ヒンジ部16を介して鏡本体12に対して回動自在に取り付けられている。このカバー15は、同図(b)に示すように、開状態に於いて、その板面を扇風機の送風方向に対して平行な状態に維持する姿勢維持手段を備えている。
具体的には、化粧用鏡10は、実施形態1と同様に鏡本体12と鏡本体12が嵌め込まれた枠体13とを備えている。さらに、本実施形態の化粧用鏡10は、鏡本体12を覆う開閉可能なカバー15と、該カバー15を鏡本体12に対して回動自在に取り付けるヒンジ部16とを備えている。
カバー15は、鏡本体12のガラス体121を覆い、鏡本体12を保護するもので、ヒンジ部16を介して鏡本体12に回動自在である。カバー15は、板状体から構成されており、その一側端部にヒンジ部16が構成されている。カバー15の材質は、特に限定されず、木、金属、プラスチック等を用いることができ、また、カバー15には、化粧用鏡10に装飾性を持たすための意匠印刷を施すことができる。
ヒンジ部16は、図6(c)及び(d)に示すように、枠体13の一側端部に形成された円柱状部161と、カバー15の一側端部に形成されたリング状部162とから構成され、円柱状部161がリング状部162に挿通されることで、両部161,162は互いに回動可能な構成とされている。かかるヒンジ部16により、カバー15が枠体13に対して回転自在に構成されている。
さらに、円柱状部161の外周部には、2箇所の凹部161a、161bが周方向に所定間隔をあけて形成されている。一方、リング状部162の内周部には、凹部161a、161bとそれぞれ嵌合可能な凸部162aが1箇所形成されている。この2箇所の凹部161a、161bは、円柱状部161の周方向に約90度ずれた位置に形成されている。
上記カバー15を回動させると、該カバー15に形成されたリング状部162の凸部162aが、円柱状部161のいずれか一方の凹部161a、161bに嵌合する。かかるヒンジ部16に於ける凹凸嵌合によって、カバー15の回動が阻止され、カバー15の姿勢が維持される。
凸部162aが、図示した一の凹部161aに嵌合した状態では、カバー15は、鏡本体12の鏡面に沿った姿勢、すなわち、鏡本体12を閉塞する姿勢に維持される。一方、凸部162aが、図示した他の凹部161bに嵌合した状態では、カバー15は、鏡本体12の鏡面に対して垂直な姿勢に維持される。この姿勢のカバー15は、鏡本体12を開けた開状態であり、この状態で化粧用鏡10を使用できる状態となる。
このような構成の化粧用鏡10は、図7に示すように、その枠体13が扇風機20の前面となる板体256に取り付けられている。化粧用鏡10は、上記実施形態1などで例示した取付部14を設けることによって扇風機20に取り付けることができる。
本実施形態の扇風機20を使用して化粧をする場合は、カバー15を開いて、凸部162aを他の凹部161bに嵌合させて、鏡本体12の鏡面を露出させる。凸部162aと凹部161bの嵌合により、カバー15の開状態において、カバーの姿勢が、送風方向に対して平行に維持される。従って、カバー15によって風が遮られ難く、又、カバー15が風を受けて閉じたり、或いは、化粧用鏡10が風を受け揺れることも防ぐことができる。
尚、本実施形態も、扇風機の前面に取り付けられた化粧用鏡10を用いて化粧をすることができるので、実施形態1の化粧用鏡10と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態においても、化粧用鏡10を板体256より小さく形成して、正面視において、化粧用鏡10が板体256よりも外側に現れることがないようにしてもよい。
さらに、本実施形態においても、化粧用鏡10が取り付けられる位置は、扇風機20の板体256に限られず、実施形態1と同様に、例えば、扇風機20のガード本体251などに取り付けることもできる。
また、本実施形態で示したカバーを備える化粧用鏡10は、扇風機20に着脱可能に取り付けられるものを示したが、例えば、該カバーを備える化粧用鏡10を、扇風機の前面(例えば、ガードの板体やガード本体など)に固定的に設けることによって化粧用扇風機を構成することもできる。
(扇風機について)
上記実施形態1〜3の扇風機に代えて、例えば、下記のような構成の扇風機を用いることもできる。
図8に示すように、扇風機30は、床面や洗面台などに載置される土台31と、土台に立設された支柱32と、支柱32に支持されるケース体33とを備える。
ケース体33は、略直方体に形成されている。かかるケース体33には、モータ(図示しない)と、回転軸を介してモータに回転駆動される回転羽34とが収容されている。
ケース体33の対向する2面331、332は開口されている。一方の面331が空気の取入口とされ、他方の面332が風の送出口とされている。回転羽34が回転すると、取入口から空気が収容部33内に取り入れられ、送出口から回転羽34によって起こされた風が収容部33外に送出される。
取入口には、収容部33内に異物が入ることを防止するための複数の細線部材や、メッシュ状の部材等から形成されるガード333が設けられている。一方、送出口は、収容部34内に異物が入ることを防止する機能と共に、回転羽34によって起こされた風の向を調節する機能を備えた帯板状のガード334が設けられている。
このような扇風機30においては、送出口側が扇風機の前面となる。
本実施形態の扇風機30は、例えば、送出口のガード334に上記実施形態1で示した化粧用鏡10の取付部14を係止することにより、化粧用扇風機として使用できる。その他、本実施形態の扇風機30は、上記実施形態2及び3に示した化粧用鏡10を取り付けるなどして、化粧用扇風機として使用することができる。
実施形態1の化粧用鏡が扇風機の前面に取り付けられている状態を示す側面図である。 (a)は、実施形態1の化粧用鏡の正面図である。(b)は、実施形態1の化粧用鏡の側面図である。 実施形態1の扇風機のガードの正面図である。但し、細線部材の一部を省略している。 (a)は、実施形態2の扇風機のガード本体の前部の側面図であり、板体に化粧用鏡を取り付けることを説明するための図である。(b)は、係止部材の一例の側面図である。(c)は、係止部材の他の例の側面図である。 実施形態2の化粧用鏡の正面図である。 (a)は、実施形態3のカバー付きの化粧用鏡の側面図である。(b)は、同カバーを開けた状態の化粧用鏡の側面図である。(c)及び(d)は、図6(a)のヒンジ部の部分拡大図。 実施形態3の扇風機のガード本体の前部に、カバー付き化粧用鏡を取り付けた状態の側面図である。 扇風機の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
10 化粧用鏡
12 鏡本体
13 枠体
14 取付部
15 カバー
16 ヒンジ部
20,30 扇風機
254 開口
256 板体

Claims (7)

  1. 鏡面を有する鏡本体を、扇風機の前面に取り付ける取付部を備えていることを特徴とする化粧用鏡。
  2. 前記取付部は、前記鏡本体の後面に備えられており、且つ、前記扇風機の前面に設けられたガードに係脱可能な係止部材である請求項1に記載の化粧用鏡。
  3. 前記ガードは、風の通る開口が形成されたガード本体と、前記ガード本体の略中央部に設けられた板体とを備え、
    前記取付部は、前記鏡本体が前記板体に重なるように、前記扇風機のガードに係脱可能である請求項2に記載の化粧用鏡。
  4. 前記鏡本体に、鏡面を覆う開閉可能なカバーが設けられ、前記カバーは、板状に形成され、且つヒンジ部を介して鏡本体に対して回動自在に取り付けられており、前記カバーは、開状態に於いて、その板面を扇風機の送風方向に対して平行な状態に維持する姿勢維持手段を備えている請求項1〜3のいずれかに記載の化粧用鏡。
  5. 扇風機の前面に化粧用鏡を備えていることを特徴とする化粧用扇風機。
  6. 前記化粧用鏡が、鏡面を有する鏡本体と、前記鏡面を覆う開閉可能なカバーとを備えている請求項5に記載の化粧用扇風機。
  7. 前記カバーは、板状に形成され、且つヒンジ部を介して鏡本体に対して回動自在に取り付けられており、前記ヒンジ部を介して回動させることで開くことができ、
    前記カバーは、開状態に於いて、その板面を扇風機の送風方向に対して平行な状態に維持する姿勢維持手段を備えている請求項6に記載の化粧用扇風機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5625068B2 (ja) * 2010-11-26 2014-11-12 新東工業株式会社 集塵機

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