JP3057006B2 - 可撓線条端挟持具 - Google Patents
可撓線条端挟持具Info
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- JP3057006B2 JP3057006B2 JP8195775A JP19577596A JP3057006B2 JP 3057006 B2 JP3057006 B2 JP 3057006B2 JP 8195775 A JP8195775 A JP 8195775A JP 19577596 A JP19577596 A JP 19577596A JP 3057006 B2 JP3057006 B2 JP 3057006B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、スクリー
ン装置における可動框の平行移動機構を構成する張紐
や、ブラインドにおけるスラットの連綴に用いる紐等
の、可撓性を有する紐、糸、天蚕糸、その他の線条の端
部を挟持して固定するための可撓線条端挟持具に関する
ものである。
ン装置における可動框の平行移動機構を構成する張紐
や、ブラインドにおけるスラットの連綴に用いる紐等
の、可撓性を有する紐、糸、天蚕糸、その他の線条の端
部を挟持して固定するための可撓線条端挟持具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、可撓性を有する線条の端部を固
定するに際しては、図8及び図9に示すように、電線端
を端子に固定するための金具と同様の固定金具101を
使用しており、この固定金具101を可撓線条103の
端部に取り付けて、該固定金具101を固定すべき位置
にねじ等で固定するようにしている。この固定金具10
1は、略円柱状の線条端固定部101aと環状部101
bとからなり、該線条端固定部101aに予め可撓線条
103の端部を固定的に連結し、上記環状部101bを
固定ねじ105で固定するものである。
定するに際しては、図8及び図9に示すように、電線端
を端子に固定するための金具と同様の固定金具101を
使用しており、この固定金具101を可撓線条103の
端部に取り付けて、該固定金具101を固定すべき位置
にねじ等で固定するようにしている。この固定金具10
1は、略円柱状の線条端固定部101aと環状部101
bとからなり、該線条端固定部101aに予め可撓線条
103の端部を固定的に連結し、上記環状部101bを
固定ねじ105で固定するものである。
【0003】しかしながら、このような固定金具101
を用いると、線条103の端部を上述の如く固定的に連
結するため、該線条103の長さを調節することができ
ないばかりでなく、例えば、図に示すように、建物開口
部に装設されるスクリーン装置において、可動框の平行
移動機構を構成する張紐の端部の固定に使用した場合、
上記スクリーン装置をネット交換等のために分解するに
際し、その紐状部材を抜き取ることは極めて困難であ
る。また、上記スクリーン装置に限らず、可撓線条端を
容易に長さ調節することができ、しかも容易に着脱自在
な手段が必要とされる場合が多々存在する。
を用いると、線条103の端部を上述の如く固定的に連
結するため、該線条103の長さを調節することができ
ないばかりでなく、例えば、図に示すように、建物開口
部に装設されるスクリーン装置において、可動框の平行
移動機構を構成する張紐の端部の固定に使用した場合、
上記スクリーン装置をネット交換等のために分解するに
際し、その紐状部材を抜き取ることは極めて困難であ
る。また、上記スクリーン装置に限らず、可撓線条端を
容易に長さ調節することができ、しかも容易に着脱自在
な手段が必要とされる場合が多々存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、スクリーン装置における可動框の平行移動機構を構
成する張紐の固定や、ブラインドにおけるスラットの連
綴に使用される紐等の可撓性を有する線条の端部の固定
に際し、それらの線条を容易に着脱して該線条の交換あ
るいは長さ調節等を行うことができ、しかも、その可撓
線条に引張力が作用してもその挟持状態を保持できる程
度に強固に該線条を固定することができるような可撓線
条端挟持具を提供することにある。
は、スクリーン装置における可動框の平行移動機構を構
成する張紐の固定や、ブラインドにおけるスラットの連
綴に使用される紐等の可撓性を有する線条の端部の固定
に際し、それらの線条を容易に着脱して該線条の交換あ
るいは長さ調節等を行うことができ、しかも、その可撓
線条に引張力が作用してもその挟持状態を保持できる程
度に強固に該線条を固定することができるような可撓線
条端挟持具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の可撓線条端挟持具は、可撓性を有する線条の
端部を挟持して、該線条の端部を固定するための可撓線
条端挟持具であり、該挟持具は、当該挟持具を固定すべ
き位置に固定せしめる台部と、該台部に薄肉可撓部を介
して一体的に形成された挟持板とを備え、該台部と挟持
板との間の上記線条を挟持するための相対向する挟持面
に、それぞれ相互に噛合する多数の凹凸条を、上記線条
の張設方向に直交する方向に形成し、上記台部と挟持板
とに、該台部と挟持板とを上記線条の挟持のために閉塞
状態に保持するための係止手段を設けたことを特徴とす
るものである。
の本発明の可撓線条端挟持具は、可撓性を有する線条の
端部を挟持して、該線条の端部を固定するための可撓線
条端挟持具であり、該挟持具は、当該挟持具を固定すべ
き位置に固定せしめる台部と、該台部に薄肉可撓部を介
して一体的に形成された挟持板とを備え、該台部と挟持
板との間の上記線条を挟持するための相対向する挟持面
に、それぞれ相互に噛合する多数の凹凸条を、上記線条
の張設方向に直交する方向に形成し、上記台部と挟持板
とに、該台部と挟持板とを上記線条の挟持のために閉塞
状態に保持するための係止手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0006】上記係止手段は、該台部に立設された係止
突条と、上記挟持板に可撓性を有する支柱を介して連設
された略鈎形の係止部片とからなり、これらの係止突条
と係止部片とを、上記薄肉可撓部とは反対側の側端部に
おいて相互に係脱自在に配設し、上記挟持板における係
止部片に、上記支柱を支点とする梃子の作用により挟持
板の閉塞状態を解除する操作片を、該挟持板に略平行に
配設した構成とするのが適切である。
突条と、上記挟持板に可撓性を有する支柱を介して連設
された略鈎形の係止部片とからなり、これらの係止突条
と係止部片とを、上記薄肉可撓部とは反対側の側端部に
おいて相互に係脱自在に配設し、上記挟持板における係
止部片に、上記支柱を支点とする梃子の作用により挟持
板の閉塞状態を解除する操作片を、該挟持板に略平行に
配設した構成とするのが適切である。
【0007】上記構成を有する可撓線条端挟持具におい
ては、固定した可撓線条端を容易に着脱自在とすること
により、その線条の交換及び長さ調節等を極めて容易に
行うことができ、しかも、該線条が、その張設方向に形
成された凹凸条の凹凸面に沿って多重に屈曲するため、
上記線条に引張力が作用しても外れることはなく、その
多重に屈曲した凹凸面に沿う摩擦力により、上記線条の
挟持状態を強固に保持することができる。
ては、固定した可撓線条端を容易に着脱自在とすること
により、その線条の交換及び長さ調節等を極めて容易に
行うことができ、しかも、該線条が、その張設方向に形
成された凹凸条の凹凸面に沿って多重に屈曲するため、
上記線条に引張力が作用しても外れることはなく、その
多重に屈曲した凹凸面に沿う摩擦力により、上記線条の
挟持状態を強固に保持することができる。
【0008】また、上記係止手段を、上記台部に立設さ
れた係止突条と、上記挟持板に可撓性を有する支柱を介
して連設された略鈎形の係止部片とにより構成して、そ
れらを係脱自在に配設すると共に、上記係止部片に、上
記挟持板に略平行に操作片を配設して、上記支柱を支点
とする梃子の作用により該挟持板の閉塞状態を解除する
ように構成することにより、上記線条の長さ調節及び着
脱をより一層容易に行うことができる。
れた係止突条と、上記挟持板に可撓性を有する支柱を介
して連設された略鈎形の係止部片とにより構成して、そ
れらを係脱自在に配設すると共に、上記係止部片に、上
記挟持板に略平行に操作片を配設して、上記支柱を支点
とする梃子の作用により該挟持板の閉塞状態を解除する
ように構成することにより、上記線条の長さ調節及び着
脱をより一層容易に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る可撓線条端挟
持具を図面に基づいて詳細に説明するに、図1乃至図4
は本発明の挟持具の一実施例を示し、図5は該挟持具で
可撓線条を挟持した状態を模式的に示す拡大側断面図、
図6及び図7は該挟持具の構造と共にその使用態様の一
例を示している。
持具を図面に基づいて詳細に説明するに、図1乃至図4
は本発明の挟持具の一実施例を示し、図5は該挟持具で
可撓線条を挟持した状態を模式的に示す拡大側断面図、
図6及び図7は該挟持具の構造と共にその使用態様の一
例を示している。
【0010】図6及び図7は、上記挟持具1を、折畳式
の防虫網戸におけるスクリーン51の平行移動機構を構
成する張紐53a,53bの固定に適用した場合の使用
態様を示しており、このスクリーン51を構成する折畳
可能な張設ネットは、多数のプリーツをジグザグ状に施
すことによりアコーディオン式に伸縮自在に構成されて
おり、このスクリーン51を開閉自在に保持する上記ス
クリーン枠55は、上枠57、下枠59、及び左右の側
枠61,63を相互に連結することにより形成したもの
で、一方の側枠にスクリーン51の一端を連結すると共
に、該スクリーン51の他端を、スクリーン枠55にガ
イドさせた開閉操作用の可動框65に連結しており、該
可動框65は、上記上枠57及び下枠59に上下両端を
左右に摺動自在にガイドさせている。
の防虫網戸におけるスクリーン51の平行移動機構を構
成する張紐53a,53bの固定に適用した場合の使用
態様を示しており、このスクリーン51を構成する折畳
可能な張設ネットは、多数のプリーツをジグザグ状に施
すことによりアコーディオン式に伸縮自在に構成されて
おり、このスクリーン51を開閉自在に保持する上記ス
クリーン枠55は、上枠57、下枠59、及び左右の側
枠61,63を相互に連結することにより形成したもの
で、一方の側枠にスクリーン51の一端を連結すると共
に、該スクリーン51の他端を、スクリーン枠55にガ
イドさせた開閉操作用の可動框65に連結しており、該
可動框65は、上記上枠57及び下枠59に上下両端を
左右に摺動自在にガイドさせている。
【0011】上記可動框65は、その姿勢を常に一定に
保持して安定的に平行移動させる必要があり、そのた
め、スクリーン枠55には、複数の張紐53a,53b
の張設により形成される可動框65の平行移動機構を設
けている。これらの張紐53a,53bは、スクリーン
51の開閉方向に挿通し、スクリーン51の弛みや風等
による揺らぎを防止するための補強の機能をも有するも
のである。
保持して安定的に平行移動させる必要があり、そのた
め、スクリーン枠55には、複数の張紐53a,53b
の張設により形成される可動框65の平行移動機構を設
けている。これらの張紐53a,53bは、スクリーン
51の開閉方向に挿通し、スクリーン51の弛みや風等
による揺らぎを防止するための補強の機能をも有するも
のである。
【0012】上記張紐53a,53bは、図6からわか
るように、それらの一端を可動框65の上下部に取り付
け、スクリーン51に挿通して側枠61側に導出した他
端部を、スクリーン51における該側枠61側端の固定
板67に設けた転向子69で上方に転向させたうえで、
該側枠61の上端に着脱自在に設けたコーナーピース7
1において他方の側枠63側に転向させ、その側枠63
の上端のコーナーピース71で再び転向させて、予めス
クリーン51の上部に挿通している張紐53aは、側枠
63内を下方に導いたうえでその下端に設けた転向子6
9を経て可動框65側に折り返し、一方、予めスクリー
ン51の下部に挿通している張紐53bは、そのまま可
動框65側に折り返している。そして、それらの張紐5
3a,53bの端部を、該可動框65の上下端に嵌着さ
れたエンドピース73を介して、該可動框65の長穴7
5に沿って移動自在に配設された複数の可撓線条端挟持
具1にそれぞれ着脱自在に挟持させている。
るように、それらの一端を可動框65の上下部に取り付
け、スクリーン51に挿通して側枠61側に導出した他
端部を、スクリーン51における該側枠61側端の固定
板67に設けた転向子69で上方に転向させたうえで、
該側枠61の上端に着脱自在に設けたコーナーピース7
1において他方の側枠63側に転向させ、その側枠63
の上端のコーナーピース71で再び転向させて、予めス
クリーン51の上部に挿通している張紐53aは、側枠
63内を下方に導いたうえでその下端に設けた転向子6
9を経て可動框65側に折り返し、一方、予めスクリー
ン51の下部に挿通している張紐53bは、そのまま可
動框65側に折り返している。そして、それらの張紐5
3a,53bの端部を、該可動框65の上下端に嵌着さ
れたエンドピース73を介して、該可動框65の長穴7
5に沿って移動自在に配設された複数の可撓線条端挟持
具1にそれぞれ着脱自在に挟持させている。
【0013】上記可撓線条端挟持具1は、図1乃至図4
に明確に示すように、当該挟持具1を上記可動框65等
に固定せしめる台部3と、該台部3に薄肉可撓部5を介
して一体的に形成された挟持板7とを合成樹脂により一
体的に成形してなり、これらの台部3と挟持板7とは、
上記薄肉可撓部5を要として開き戸式に開閉自在に成形
されている。上記台部3を可動框65等に取り付けるた
め、該台部3の両側端面には、上記挟持板と平行する方
向に係合溝4が凹設されており、それらの係合溝4を、
図6及び図7からわかるように、上記可動框65におけ
る長穴75の両口縁に係合させることにより、当該挟持
具1を長穴75に沿って移動自在に取り付けるている。
また、上記台部の一端には、両側端面の上記係合溝4を
連通させる切込溝10(図4)を設け、この切込溝10
によって形成された台部上片3Aに穿設された穴11を
通して台部下片3Bに設けたねじ穴12にねじ77を螺
合することにより、上記長穴75の両口縁を台部上下片
3A,3B間で挟圧して任意位置に固定するようにして
いる。
に明確に示すように、当該挟持具1を上記可動框65等
に固定せしめる台部3と、該台部3に薄肉可撓部5を介
して一体的に形成された挟持板7とを合成樹脂により一
体的に成形してなり、これらの台部3と挟持板7とは、
上記薄肉可撓部5を要として開き戸式に開閉自在に成形
されている。上記台部3を可動框65等に取り付けるた
め、該台部3の両側端面には、上記挟持板と平行する方
向に係合溝4が凹設されており、それらの係合溝4を、
図6及び図7からわかるように、上記可動框65におけ
る長穴75の両口縁に係合させることにより、当該挟持
具1を長穴75に沿って移動自在に取り付けるている。
また、上記台部の一端には、両側端面の上記係合溝4を
連通させる切込溝10(図4)を設け、この切込溝10
によって形成された台部上片3Aに穿設された穴11を
通して台部下片3Bに設けたねじ穴12にねじ77を螺
合することにより、上記長穴75の両口縁を台部上下片
3A,3B間で挟圧して任意位置に固定するようにして
いる。
【0014】上記台部3と挟持板7との間の、上記張紐
53a,53bを挟持するための相対向する挟持面3
a,7aには、図1及び図3に明確に示すように、それ
ぞれ相互に山部と谷部が噛合する多数の凹凸条13,1
3を、上記張紐53a,53bの張設方向に直交する方
向に形成すると共に、それらの台部3及び挟持板7の、
上記薄肉可撓部5とは反対側の側端部に、該台部3と挟
持板7との閉塞状態を保持するための係止手段15を設
けている。
53a,53bを挟持するための相対向する挟持面3
a,7aには、図1及び図3に明確に示すように、それ
ぞれ相互に山部と谷部が噛合する多数の凹凸条13,1
3を、上記張紐53a,53bの張設方向に直交する方
向に形成すると共に、それらの台部3及び挟持板7の、
上記薄肉可撓部5とは反対側の側端部に、該台部3と挟
持板7との閉塞状態を保持するための係止手段15を設
けている。
【0015】上記係止手段15は、上記台部3に立設さ
れた係止突条17と、上記挟持板7に可撓性を有する支
柱19を介して連設された略鈎形の係止部片21とから
構成されており、これらの係止突条17と係止部片21
とは、該係止部片21に配設された操作片23により、
上記支柱19を支点とする梃子の作用により挟持板7の
閉塞状態を解除するべく、該挟持板7に略平行に配設さ
れている。
れた係止突条17と、上記挟持板7に可撓性を有する支
柱19を介して連設された略鈎形の係止部片21とから
構成されており、これらの係止突条17と係止部片21
とは、該係止部片21に配設された操作片23により、
上記支柱19を支点とする梃子の作用により挟持板7の
閉塞状態を解除するべく、該挟持板7に略平行に配設さ
れている。
【0016】上記挟持具1に張紐の端部を挟持させる場
合には、該張紐を上記凹凸条13,13に直交する方向
に張設した状態で、上記係止突条17と上記係止部片2
1とを係止させることにより、上記台部3と挟持板7と
を閉塞状態、即ち、張紐53a,53bを挟持固定した
状態に保持することができる。
合には、該張紐を上記凹凸条13,13に直交する方向
に張設した状態で、上記係止突条17と上記係止部片2
1とを係止させることにより、上記台部3と挟持板7と
を閉塞状態、即ち、張紐53a,53bを挟持固定した
状態に保持することができる。
【0017】上記張紐53a,53bの挟持を解除する
べく、上記台部3と挟持板7との閉塞状態を開放するに
は、上記係止部片21に配設された操作片23を挟持板
7に押し付ける方向に押圧することにより、上記支柱1
9を支点とする梃子の作用で上記係止突条17と係止部
片21の係止状態が解除される。従って、上記張紐53
a,53bの長さ調節及び着脱等を極めて容易に行うこ
とができる。
べく、上記台部3と挟持板7との閉塞状態を開放するに
は、上記係止部片21に配設された操作片23を挟持板
7に押し付ける方向に押圧することにより、上記支柱1
9を支点とする梃子の作用で上記係止突条17と係止部
片21の係止状態が解除される。従って、上記張紐53
a,53bの長さ調節及び着脱等を極めて容易に行うこ
とができる。
【0018】上記構成を有する可撓線条端挟持具1は、
合成樹脂により単一の成形品として構成されているの
で、容易に且つ安価に製造することができる。また、上
記挟持具1においては、固定した張紐53a,53bを
容易に着脱することができるので、それらの張紐53
a,53bの交換及び長さ調節等を極めて容易に行うこ
とができ、しかも、図6に模式的に示すように、張紐5
3a,53bが、その張設方向に形成された凹凸条1
3,13の凹凸面に沿って多重に屈曲するため、上記張
紐53a,53bに引張力が作用しても外れることはな
く、その多重に屈曲した凹凸面に沿う摩擦力により、上
記張紐53a,53bの挟持状態を強固に保持すること
ができる。
合成樹脂により単一の成形品として構成されているの
で、容易に且つ安価に製造することができる。また、上
記挟持具1においては、固定した張紐53a,53bを
容易に着脱することができるので、それらの張紐53
a,53bの交換及び長さ調節等を極めて容易に行うこ
とができ、しかも、図6に模式的に示すように、張紐5
3a,53bが、その張設方向に形成された凹凸条1
3,13の凹凸面に沿って多重に屈曲するため、上記張
紐53a,53bに引張力が作用しても外れることはな
く、その多重に屈曲した凹凸面に沿う摩擦力により、上
記張紐53a,53bの挟持状態を強固に保持すること
ができる。
【0019】上記実施例においては、本発明の可撓線条
端挟持具を、建物開口部用スクリーン装置を構成する防
虫網戸における、張設ネットの補強のための張紐を挟持
して固定するための挟持具に適用した場合について例示
したが、これに限定されるものではなく、例えば、ブラ
インドにおけるスラットの連綴等に用いる紐を固定する
ための固定具や、釣り糸を固定するための固定具など、
可撓性を有する線条を固定する必要性のある適宜の用途
に適用することができる。
端挟持具を、建物開口部用スクリーン装置を構成する防
虫網戸における、張設ネットの補強のための張紐を挟持
して固定するための挟持具に適用した場合について例示
したが、これに限定されるものではなく、例えば、ブラ
インドにおけるスラットの連綴等に用いる紐を固定する
ための固定具や、釣り糸を固定するための固定具など、
可撓性を有する線条を固定する必要性のある適宜の用途
に適用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明の可撓線
条端挟持具によれば、固定した可撓線条端を容易に着脱
自在とすることにより、その線条の交換及び長さ調節等
を極めて容易に行うことができ、しかも、該線条が、そ
の張設方向に形成された凹凸条の凹凸面に沿って多重に
屈曲するため、上記線条に引張力が作用しても外れるこ
とはなく、その多重に屈曲した凹凸面に沿う摩擦力によ
り、上記線条の挟持状態を強固に保持することができ
る。また、上記係止手段を、上記台部に立設された係止
突条と、上記挟持板に可撓性を有する支柱を介して連設
された略鈎形の係止部片とにより構成して、それらを係
脱自在に配設すると共に、上記係止部片に、上記挟持板
に略平行に操作片を配設して、上記支柱を支点とする梃
子の作用により該挟持板の閉塞状態を解除するように構
成することにより、上記線条の長さ調節及び着脱をより
一層容易に行うことができる。
条端挟持具によれば、固定した可撓線条端を容易に着脱
自在とすることにより、その線条の交換及び長さ調節等
を極めて容易に行うことができ、しかも、該線条が、そ
の張設方向に形成された凹凸条の凹凸面に沿って多重に
屈曲するため、上記線条に引張力が作用しても外れるこ
とはなく、その多重に屈曲した凹凸面に沿う摩擦力によ
り、上記線条の挟持状態を強固に保持することができ
る。また、上記係止手段を、上記台部に立設された係止
突条と、上記挟持板に可撓性を有する支柱を介して連設
された略鈎形の係止部片とにより構成して、それらを係
脱自在に配設すると共に、上記係止部片に、上記挟持板
に略平行に操作片を配設して、上記支柱を支点とする梃
子の作用により該挟持板の閉塞状態を解除するように構
成することにより、上記線条の長さ調節及び着脱をより
一層容易に行うことができる。
【図1】本発明に係る可撓線条端挟持具における台部と
挟持板との開放状態を示す斜視図である。
挟持板との開放状態を示す斜視図である。
【図2】同閉塞状態を示す斜視図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】同左側面図である。
【図5】可撓線条を挟持した状態を模式的に示す拡大部
分側断面図である。
分側断面図である。
【図6】図1の挟持具を建物開口部用スクリーン装置に
適用した場合の使用態様の一例を示す説明図である。
適用した場合の使用態様の一例を示す説明図である。
【図7】図6の可動框内部において、張紐を挟持した状
態を示す部分透過斜視図である。
態を示す部分透過斜視図である。
【図8】従来における可撓線条端を固定するための固定
金具の使用態様の一例を示す正面図である。
金具の使用態様の一例を示す正面図である。
【図9】同側面図である。
1 挟持具 3 台部 3A 台部上片 3B 台部下片 3a,7a 挟持面 4 係合溝 5 薄肉可撓部 7 挟持板 10 切込溝 11 穴 12 ねじ穴 13 凹凸条 15 係止手段 17 係止突条 19 支柱 21 係止部片 23 操作片
Claims (2)
- 【請求項1】可撓性を有する線条の端部を挟持して、該
線条の端部を固定するための可撓線条端挟持具であり、 上記挟持具は、当該挟持具を固定すべき位置に固定せし
める台部と、該台部に薄肉可撓部を介して一体的に形成
された挟持板とを備え、 上記台部と挟持板との間の上記線条を挟持するための相
対向する挟持面に、それぞれ相互に噛合する多数の凹凸
条を、上記線条の張設方向に直交する方向に形成し、 上記台部と挟持板とに、該台部と挟持板とを上記線条の
挟持のために閉塞状態に保持するための係止手段を設け
た、ことを特徴とする可撓線条端挟持具。 - 【請求項2】請求項1に記載の可撓線条端挟持具におい
て、 台部と挟持板とを閉塞状態に保持する係止手段は、該台
部に立設された係止突条と、上記挟持板に可撓性を有す
る支柱を介して連設された略鈎形の係止部片とからな
り、 上記係止突条と係止部片とを、上記薄肉可撓部とは反対
側の側端部において相互に係脱自在に配設し、 上記挟持板における係止部片に、上記支柱を支点とする
梃子の作用により挟持板の閉塞状態を解除する操作片
を、該挟持板に略平行に配設した、ことを特徴とする可
撓線条端挟持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8195775A JP3057006B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 可撓線条端挟持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8195775A JP3057006B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 可撓線条端挟持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1018739A JPH1018739A (ja) | 1998-01-20 |
JP3057006B2 true JP3057006B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=16346765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8195775A Expired - Fee Related JP3057006B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 可撓線条端挟持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057006B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2379949A (en) * | 2001-09-19 | 2003-03-26 | Ykk Portugal Lda | Cord connector for a blind |
-
1996
- 1996-07-05 JP JP8195775A patent/JP3057006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1018739A (ja) | 1998-01-20 |
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