JP3056549U - 車両の冷、熱両用保存箱 - Google Patents
車両の冷、熱両用保存箱Info
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- JP3056549U JP3056549U JP1998006416U JP641698U JP3056549U JP 3056549 U JP3056549 U JP 3056549U JP 1998006416 U JP1998006416 U JP 1998006416U JP 641698 U JP641698 U JP 641698U JP 3056549 U JP3056549 U JP 3056549U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両の冷、熱両用保存箱の提供。
【解決手段】 車両のエンジン3の冷却熱水の熱と車両
のエンジンが牽引する冷気圧縮機4の低温気体を一つの
箱体2内に導入しており、冷気圧縮機4の冷気とエンジ
ン3の冷却熱水を、それぞれ箱体2の内槽21外周に巻
き付けた偏平な螺旋状の回流管5内と、箱体2の内槽2
1底分の貯水槽22内に導入し、各管線の入口と出口部
分それぞれにユニバーサル制御弁6を設けて、実際の使
用の必要に応じて、冷気、熱水の流路を調整して箱体2
に加熱又は冷凍の作用を形成させるようにし、箱体2と
内槽21の間の適当な位置に、一つの循環風管23とフ
ァン24を設けて、内槽21中の冷気或いは熱気体をを
速やかに循環させて箱体2内の物品を迅速に恒温加熱或
いは冷凍するようにした。
のエンジンが牽引する冷気圧縮機4の低温気体を一つの
箱体2内に導入しており、冷気圧縮機4の冷気とエンジ
ン3の冷却熱水を、それぞれ箱体2の内槽21外周に巻
き付けた偏平な螺旋状の回流管5内と、箱体2の内槽2
1底分の貯水槽22内に導入し、各管線の入口と出口部
分それぞれにユニバーサル制御弁6を設けて、実際の使
用の必要に応じて、冷気、熱水の流路を調整して箱体2
に加熱又は冷凍の作用を形成させるようにし、箱体2と
内槽21の間の適当な位置に、一つの循環風管23とフ
ァン24を設けて、内槽21中の冷気或いは熱気体をを
速やかに循環させて箱体2内の物品を迅速に恒温加熱或
いは冷凍するようにした。
Description
【0001】
本考案は一種の車両の冷、熱両用保存箱に関し、車両のエンジン冷却で生じた 熱水の熱と車両のエンジンが牽引する冷気圧縮機の低温気体を一つの箱体に引込 むことで、箱体内に収容した物品に対する保熱と保冷の二つの機能を達成できる ようにしたものに関する。
【0002】
本考案者はすでに一種の自動車用の加熱、冷凍箱を提供しており、それは以下 のような構成を有していた。
【0003】 一つの箱体を具え、該箱体は基本的に断熱材料で製造され、箱状のケースを具 え、該ケースの中間が一つの隔板で二つの収容室に分けられ、上蓋が該ケース上 部を被覆し、箱体のケースと箱蓋に必要に応じて外観と触感を良くする木目など の化粧面が設けられている。
【0004】 一つの熱蔵室を具え、該熱蔵室は導熱金属材料で製造されて内に凹んだ内槽を 具え、内槽の外周に中空の貯水槽が形成され、該貯水槽が給水管と出水管を介し てそれぞれエンジンのウォーターボックスの冷却水復流管に連通し、エンジンを 冷却後の熱水が貯水槽に引き込まれて流出することで、その内槽に加熱保温作用 を形成させるようにしてある。
【0005】 一つの冷蔵室を具え、該冷蔵室は導熱金属材料で製造されて内に凹んだ内槽を 具え、内槽の周囲に中空の貯水槽が形成され、内槽外層即ち貯水槽に一つの冷却 管が巻きつけられ、その冷源は一つの流入管と一つの流出管を介して連通する自 動車のエアコンの冷媒導管ととされ、管内の冷媒の変態冷却効果が貯水槽の冷却 管に及ぶことで、内槽に冷凍効果を形成するようにしてある。
【0006】 以上の構成によると、自動車のウォーターボックス冷却水の熱源が加熱箱の熱 蔵室内に引かれて熱水の回流により加熱箱を高温に保持し、また自動車のエアコ ンの冷媒導管を冷蔵室内に螺旋状に設けることで、該冷媒導管内の冷凍液により 冷蔵室内に低温状態を発生させており、旅の途中で、冷たい或いは熱い食品を飲 食したり、或いは冷たいタオルなどを使用するのに便利であった。
【0007】 上述の本考案者による従来の技術は、かなり理想的なものではあったが、しか し、いまだなお改善の余地があった。それは以下のような点である。 1.箱体が基本的に断熱材料で製造された箱状物とされ、その中間に一つの隔 体が設けられて熱蔵室と冷蔵室の二つの収容室に分けられ、さらに各収容室の外 周に管を巻き付けることで加熱と冷却の効果を達成するようにしてあった。しか し、この構造は収容室の使用空間が大きく縮小されるため、食品やタオルを置く 空間が少なくなった。 2.熱蔵室の予熱管路と冷蔵室の冷却管路がいずれも単一の管が螺旋状に内槽 外周に巻き付けられ、これらの管は巻き付けられた後にさらに管路と連接されて いる。この構造のため、箱体に管を巻き付ける二次加工が必要であり、加工に時 間がかかり、加工コストが比較的かかり、且つ管の重なりが場所をとるほか、管 の施工に不便で管材を浪費した。 3.加熱、冷凍箱構造は同時に熱蔵室と冷蔵室を具えている。しかし天候の関 係で、例えば冬は熱いものが好まれ、夏は冷たいものが好まれるために、その中 一つの収容室しか必要でないことが多々あり、このような時にはもう一つの収容 室は不要であるため、浪費を形成した。さらに管路間に循環水流制御構造が設け られていないために水流を制御できず、即ち水流が不使用の収容室の螺旋管に無 駄に流れるため、エネルギー資源の浪費をもたらした。
【0008】 以上の欠点を鑑み、本考案はそれを改善するためになされたものである。
【0009】
具体的には、本考案は、一種の車両の冷、熱両用保存箱を提供し、それは、車 両の冷気圧縮機の冷気とエンジンの冷却熱水をそれぞれ箱体内槽外周の偏平な螺 旋状の回流管内と、箱体内槽底分の貯水槽内に導入し、各管線の入口と出口部分 にそれぞれユニバーサル制御弁を設けることで、実際の使用の必要に応じて、冷 気、熱水の流路を制御して箱体に加熱或いは冷凍の作用を形成させるようにして ある。
【0010】
請求項1の考案は、車両のエンジン3の冷却熱水の熱と車両のエンジンが牽引 する冷気圧縮機4の低温気体を一つの箱体2内に導入しており、冷気圧縮機4の 冷気とエンジン3の冷却熱水を、それぞれ箱体2の内槽21外周に巻き付けた偏 平な螺旋状の回流管5内と、箱体2の内槽21底分の貯水槽22内に導入し、各 管線の入口と出口部分それぞれにユニバーサル制御弁6を設けて、実際の使用の 必要に応じて、冷気、熱水の流路を調整して箱体2に加熱又は冷凍の作用を形成 させるようにし、箱体2と内槽21の間の適当な位置に、一つの循環風管23と ファン24を設けて、内槽21中の冷気或いは熱気体をを速やかに循環させて箱 体2内の物品を迅速に恒温加熱或いは冷凍するようにしてあり、以上の構成から なる車両の冷、熱両用保存箱としている。
【0011】 請求項2の考案は、箱体2の内槽21底部の隔板25の下方に、一つの中空の 貯水槽22を設けて、該貯水槽22に進入し延長された熱水入管261と熱水出 管262を設け、該熱水入管261と熱水出管262の別端にユニバーサル制御 弁6を取付け、この弁体を熱水導入管263と熱水導出管264を介してエンジ ン3のウォーターボックスと連接させ、エンジン3と熱水入管261の間に設け た熱水循環ポンプ31により直接エンジン3のウォーターボックスの熱水を貯水 槽22内に導入して熱水を最短経路で貯水槽22内に進入させることで、高温で の迅速な加熱効果を確保すると共に、貯水槽22に進入し延長された熱水入管2 61により貯水槽22内で回転水流作用を形成させ平衡に熱水を拡散して均一に 加熱できるようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の車両の冷、熱両用保 存箱としている。
【0012】 請求項3の考案は、箱体2の内槽21外周に螺旋方式で設けた冷気回流管5を 、偏平状として内槽21との接触面積を増大して伝導面積と効率を増加し、冷気 回流管5をそれぞれ冷気出管412と冷気入管411に連接し、冷気出管412 と冷気入管411の別端にそれぞれユニバーサル制御弁6を設けて、該弁体を冷 気導入管413と冷気導出管414を介して冷気圧縮機5と連接し、こうして低 温伝導冷凍作用を形成するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の車両 の冷、熱両用保存箱としている。
【0013】 請求項4の考案は、ユニバーサル制御弁6を、冷気電磁弁61と熱水電磁弁6 2という二つの対向設置された多方弁体で組成し、該冷気電磁弁61の多方弁体 の適当な位置を、冷気出管412、冷気入管411及び冷気導出管414、冷気 導入管413と相互に連接させ、且つ弁体内にスライドブロック63を設けて、 スライドブロックの内側に二つの直通管631、632及び一つのU形管633 を設け、熱水電磁弁62の多方弁体の適当な位置を、それぞれ熱水出管262、 熱水入管261、熱水導出管264、熱水導入管263と相互に連接させ、且つ 弁体内にスライドブロック64を設けて、該スライドブロック64の内側に二つ の直通管641、642と一つのU形管643を設け、該冷気電磁弁61と熱水 電磁弁62のスライドブロック63、64の間に一つの連接棒65を介装し、棒 体上に冷気コイル66と熱水コイル67を套設し、電力の導通の有無により相互 間に連動制御を発生させるようにし、こうして冷凍或いは加熱循環使用の自動切 換えを行うようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の車両の冷、熱両用保 存箱としている。
【0014】 請求項5の考案は、箱体2の蓋体7上の適当な部分に一つの飲水管孔71を設 けて、該飲水管孔71内に鶴首式飲水管72及びプッシュハンドル73、ピスト ン74、手動圧縮ポンプ75或いはDC12V電動モータを使用した補助揚水部 品を設けて、該補助揚水部品を空圧ポンプ、モータ或いはファン、モータで組成 することを特徴とする、請求項1に記載の車両の冷、熱両用保存箱としている。
【0015】
本考案の車両の冷、温両用保存箱は、車両のエンジン冷却により発生した熱水 の熱と車両のエンジンが牽引する冷気圧縮機の低温気体を一つの箱体内に引いて あり、冷気圧縮機の冷気とエンジンの冷却熱水をそれぞれ箱体内槽外周に巻いた 偏平な螺旋状の管内、及び箱体内槽底分の貯水槽内に導入し、各管の入口、出口 部分それぞれにユニバーサル制御弁を設け、実際の必要に応じて、冷気、熱水の 流路を調整して、箱体に、加熱、冷凍の機能を持たせたものとされる。また箱体 内槽が迅速に均一な恒温効果を達成できるように、特に箱体と内槽の間の適当な 位置に、循環風管とファンを設けて、内槽中の冷気或いは熱気体が速やかに循環 できるようにしてあり、それにより箱体内の物品を迅速に恒温加熱或いは冷凍す る目的を達成しており、さらに、電力を節約するために、内槽内に温度制御スイ ッチを設けて内槽内の温度が使用者の設定した温度に達するとファンが自動停止 するようにしてあり、それにより節電効果を達成している。このほか、蓋体上に 一つの鶴首式の飲水管とプッシュハンドル、ピストン、手押しポンプ、或いはD C12V電動モータなどの補助揚水部品を設けて、プッシュ操作で飲用水を提供 できるようにしてある。
【0016】
図2、3に示されるように、本考案の車両の冷、熱両用保存箱の改良点は以下 のとおりである。
【0017】 本考案の車両の冷、熱両用保存箱は、車両のエンジン3の冷却熱水の熱と車両 のエンジンが牽引する冷気圧縮機4の低温気体を一つの箱体2内に導入しており 、冷気圧縮機4の冷気とエンジン3の冷却熱水を、それぞれ箱体2の内槽21外 周に巻き付けた偏平な螺旋状の回流管5内と、箱体2の内槽21底分の貯水槽2 2内に導入し、各管線の入口と出口部分それぞれにユニバーサル制御弁6を設け て、実際の使用の必要に応じて、冷気、熱水の流路を調整して箱体2に加熱又は 冷凍の作用を形成させるようにしてある。
【0018】 また、箱体2の内槽21に速やかに均一な恒温効果を達成させるために、特に 箱体2と内槽21の間の適当な位置に、一つの循環風管23とファン24を設け て、内槽21中の冷気或いは熱気体をを速やかに循環させて箱体2内の物品を迅 速に恒温加熱或いは冷凍する目的を達成できるようにしてある。このほか、電力 を節約するために、内槽21内に一つの温度制御スイッチ(図には表示せず)を 設けて、使用者の設定した温度に達した時に、ファン24が自動停止して節電効 果を達成できるようにしてある。
【0019】 さらに図3に示されるように、本考案の箱体2の内槽21底部の隔板25の下 方に、一つの中空の貯水槽22を設けて、該貯水槽22に進入する熱水入管26 1と熱水出管262を設け、該熱水入管261と熱水出管262の別端にユニバ ーサル制御弁6を取付け、この弁体を熱水導入管263と熱水導出管264を介 してエンジン3のウォーターボックスと連接させ、エンジン3と熱水入管261 の間に設けた熱水循環ポンプ31により直接エンジン3のウォーターボックスの 熱水を貯水槽22内に導入できるようにして、熱水が最短経路で貯水槽22内に 進入するようにしてある。これにより高温での迅速な加熱効果を確保し、並びに 延長され貯水槽22に進入する熱水入管261により貯水槽22内で回転水流作 用を形成させ平衡に熱水を拡散して均一に加熱する効果を達成している。さらに 熱水導出管264が水流をエンジン3のウォーターボックス内に復流させ、こう して循環加熱作用の目的を達成している。
【0020】 本考案の箱体2の内槽21外周には螺旋方式で冷気回流管5を設け、この管体 は偏平状を呈するものとしてそれにより内槽21の接触面積を増大して伝導面積 と効率を増加し、且つ冷気回流管5をそれぞれ冷気出管412と冷気入管411 に連接し、冷気出管412と冷気入管411の別端にそれぞれユニバーサル制御 弁6を設けて、該弁体を冷気導入管413と冷気導出管414を介して冷気圧縮 機5部分に連接し、こうして循環冷却作用の目的を達成している。
【0021】 本考案のユニバーサル制御弁6は電動方式で管路中の加熱或いは冷凍の選択切 換え機能を達成しており、図4、5に示されるように、電動式のユニバーサル制 御弁6は、冷気電磁弁61と熱水電磁弁62という二つの対向設置された多方弁 体で組成されている。その中、冷気電磁弁61の多方弁体の適当な位置が、冷気 出管412、冷気入管411及び冷気導出管414、冷気導入管413と相互に 連接し、且つ弁体内にスライドブロック63が設けられて、スライドブロックの 内側に二つの直通管631、632及び一つのU形管633が設けられ、一方、 熱水電磁弁62の多方弁体の適当な位置が、それぞれ熱水出管262、熱水入管 261、熱水導出管264、熱水導入管263と相互に連接し、且つ弁体内にス ライドブロック64が設けられて、該スライドブロック64の内側に二つの直通 管641、642と一つのU形管643が設けられている。該冷気電磁弁61と 熱水電磁弁62のスライドブロック63、64の間に一つの連接棒65が連接さ れ、棒体上に冷気コイル66と熱水コイル67が套設され、電力の導通の有無に より相互間に連動制御を発生させるようにしてあり、こうして電動方式で冷気、 熱水の箱体2への進入の選択を行い、冷凍或いは加熱循環使用の自動切換えを行 うようにしてある。上述の電磁弁の冷気コイルと熱水コイルは使用者が冷、熱の 選択を行った瞬間に瞬間起動した後にはそれ以上電力を使用しないので、ゆえに 電力の節約効果が得られる。
【0022】 以上により、冷気コイル66に電源が導通すると、連接棒65が冷気電磁弁6 1方向に吸引されて移動し、弁内のスライドブロック63の二つの直通管631 、632がそれぞれ冷気導入管413と冷気導出管414と連通し、冷気を直通 管631より冷気入管411を介して箱体2内槽21の偏平な冷気回流管5に至 らしめ、この冷気が内槽21を低温として冷蔵作業を進行させる。冷気回流管5 内の冷気はさらに冷気出管412及び直通管632を経て冷気導出管414に至 り、並びに蒸発器45を経て循環回流して冷気圧縮機4に至り、こうして冷凍循 環作業が完成する。
【0023】 反対に、もし熱水コイル67に電源が導通すると、連接棒65が熱水電磁弁6 2方向に吸着されて移動し、弁内のスライドブロック64の二つの直通管641 、642がそれぞれ熱水導入管263と熱水導出管264と連通し、熱水を直通 管641より熱水入管261を介して箱体2内槽21の貯水槽22に至らしめ、 高温が隔板25を介して内槽21に伝導されて、内槽21に加熱作業を進行させ る。貯水槽22内の熱水はさらに熱水出管262、直通管642を経て熱水導出 管264に至り、並びに循環回流してエンジン3部分に至り、こうして加熱循環 作用が完成し、また連接棒65の別端部分の冷気電磁弁61内のスライドブロッ ク63はU形管633が僅かに冷気導入管413と冷気導出管414に連通する ため冷気はU形管643より回流して冷気圧縮機4内に至り、内槽21に対して 作用を発生しない。
【0024】 図6に示されるように、本考案の箱体2の蓋体7上の適当な部分には一つの飲 水管孔71が設けられ、該飲水管孔71内に鶴首式飲水管72及びプッシュハン ドル73、ピストン74、手動圧縮ポンプ75或いはDC12V電動モータを使 用した補助揚水部品が設けられて、プッシュハンドル73を手で押すことで、プ ッシュハンドル73が手動圧縮ポンプ75内の空気を圧縮し、空気がピストン7 4を通って内槽21内に進入し、並びに内槽21内の熱水或いは冷水に対して圧 力を発生し、熱水或いは冷水を飲水管より流出させて飲用に供する。上記補助揚 水部品は空圧ポンプ、モータ或いはファン、モータで組成されている。
【0025】
本考案の構造は以下の優れた点を有している。 1.本考案の車両の冷、熱両用保存箱は、両用の構造設計を採用しており、箱 体の内槽の外周に螺旋方式で冷気回流管が巻き付けられ、この冷気回流管が偏平 状とされて内槽との接触面積が増大され、それにより冷気伝導面積と拡散効率が 増加し、また箱体の内槽底部の貯水槽が熱水循環に使用され、同様に伝導面積が 増大され及び伝導効率が高められており、且つ箱体内の熱気或いは冷気が循環風 管及びファンにより均一に拡散して加熱或いは冷凍に必要な時間が短縮されてい る。 2.本考案は熱水及び冷気管路に対する制御が、冷気電磁弁と熱水電磁弁とい う二つの対向する多方弁体で組成され、電動制御方式で冷気、熱水の箱体への進 入を切り換えることで、冷凍或いは加熱循環を自動的に切換えられ、応用性に優 れ、使用に便利である。且つ本考案の電磁弁は従来の電磁弁とは異なり、本考案 の電磁弁の冷気コイルと熱水コイルの作用は、使用者が冷、熱を選択した瞬間に 起動した後には電力を必要としないため、節電できる。 3.本考案の箱体の蓋体上の適当な位置には飲水管孔が設けられ、管孔内に、 鶴首式飲水管、プッシュハンドル、ピストン、手動圧縮ポンプ及びDC12V電 動モータを使用した補助揚水構造が設けられ、熱水或いは冷水を飲水管より流出 させて飲用に供することができ、使用上の利便性が増してある。
【0026】 総合すると、本考案は、実用性及び新規性及び産業上の利用価値を有しており 、使用上、その機能が増進されている。
【図1】本考案者によるすでに公知の自動車の加熱、冷
凍箱の断面図である。
凍箱の断面図である。
【図2】本考案の構造を示す透視図である。
【図3】本考案の箱体と相関する加熱、冷凍循環システ
ム図である。
ム図である。
【図4】本考案のユニバーサル制御弁の構造実施例図で
ある。
ある。
【図5】本考案のユニバーサル制御弁のもう一つの構造
実施例図である。
実施例図である。
【図6】本考案の箱体に揚水構造を付設した実施例表示
図である。
図である。
11 予熱管路 12 冷却管路 13 内槽 14 流向制御弁 2 箱体 21 内槽 22 貯水槽 23 循環風管 24 ファン 25 隔板 261 熱水入管 262 熱水出管 263 熱水導入管 264 熱水導出管 3 エンジン 31 熱水循環ポンプ 4 冷気圧縮機 411 冷気入管 412 冷気出管 413 冷気導入管 414 冷気導出管 42 凝結器 43 受信器 44 膨張弁 45 蒸発器 5 冷気回流管 6 ユニバーサル制御弁 61 冷気電磁弁 62 熱水電磁弁 63 スライドブロック 631、632 直通管 633 U形管 64 スライドブロック 641、642 直通管 643 U形管 65 連接棒 66 冷気コイル 67 熱水コイル 7 蓋体 71 飲水管孔 72 鶴首式飲水管 73 プッシュハンドル 74 ピストン 75 圧縮ポンプ
Claims (5)
- 【請求項1】 車両のエンジン3の冷却熱水の熱と車両
のエンジンが牽引する冷気圧縮機4の低温気体を一つの
箱体2内に導入しており、冷気圧縮機4の冷気とエンジ
ン3の冷却熱水を、それぞれ箱体2の内槽21外周に巻
き付けた偏平な螺旋状の回流管5内と、箱体2の内槽2
1底分の貯水槽22内に導入し、各管線の入口と出口部
分それぞれにユニバーサル制御弁6を設けて、実際の使
用の必要に応じて、冷気、熱水の流路を調整して箱体2
に加熱又は冷凍の作用を形成させるようにし、箱体2と
内槽21の間の適当な位置に、一つの循環風管23とフ
ァン24を設けて、内槽21中の冷気或いは熱気体をを
速やかに循環させて箱体2内の物品を迅速に恒温加熱或
いは冷凍するようにしてあり、以上の構成からなる車両
の冷、熱両用保存箱。 - 【請求項2】 箱体2の内槽21底部の隔板25の下方
に、一つの中空の貯水槽22を設けて、該貯水槽22に
進入し延長された熱水入管261と熱水出管262を設
け、該熱水入管261と熱水出管262の別端にユニバ
ーサル制御弁6を取付け、この弁体を熱水導入管263
と熱水導出管264を介してエンジン3のウォーターボ
ックスと連接させ、エンジン3と熱水入管261の間に
設けた熱水循環ポンプ31により直接エンジン3のウォ
ーターボックスの熱水を貯水槽22内に導入して熱水を
最短経路で貯水槽22内に進入させることで、高温での
迅速な加熱効果を確保すると共に、貯水槽22に進入し
延長された熱水入管261により貯水槽22内で回転水
流作用を形成させ平衡に熱水を拡散して均一に加熱でき
るようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の車両
の冷、熱両用保存箱。 - 【請求項3】 箱体2の内槽21外周に螺旋方式で設け
た冷気回流管5を、偏平状として内槽21との接触面積
を増大して伝導面積と効率を増加し、冷気回流管5をそ
れぞれ冷気出管412と冷気入管411に連接し、冷気
出管412と冷気入管411の別端にそれぞれユニバー
サル制御弁6を設けて、該弁体を冷気導入管413と冷
気導出管414を介して冷気圧縮機5と連接し、こうし
て低温伝導冷凍作用を形成するようにしたことを特徴と
する、請求項1に記載の車両の冷、熱両用保存箱。 - 【請求項4】 ユニバーサル制御弁6を、冷気電磁弁6
1と熱水電磁弁62という二つの対向設置された多方弁
体で組成し、該冷気電磁弁61の多方弁体の適当な位置
を、冷気出管412、冷気入管411及び冷気導出管4
14、冷気導入管413と相互に連接させ、且つ弁体内
にスライドブロック63を設けて、スライドブロックの
内側に二つの直通管631、632及び一つのU形管6
33を設け、熱水電磁弁62の多方弁体の適当な位置
を、それぞれ熱水出管262、熱水入管261、熱水導
出管264、熱水導入管263と相互に連接させ、且つ
弁体内にスライドブロック64を設けて、該スライドブ
ロック64の内側に二つの直通管641、642と一つ
のU形管643を設け、該冷気電磁弁61と熱水電磁弁
62のスライドブロック63、64の間に一つの連接棒
65を介装し、棒体上に冷気コイル66と熱水コイル6
7を套設し、電力の導通の有無により相互間に連動制御
を発生させるようにし、こうして冷凍或いは加熱循環使
用の自動切換えを行うようにしたことを特徴とする、請
求項1に記載の車両の冷、熱両用保存箱。 - 【請求項5】 箱体2の蓋体7上の適当な部分に一つの
飲水管孔71を設けて、該飲水管孔71内に鶴首式飲水
管72及びプッシュハンドル73、ピストン74、手動
圧縮ポンプ75或いはDC12V電動モータを使用した
補助揚水部品を設けて、該補助揚水部品を空圧ポンプ、
モータ或いはファン、モータで組成することを特徴とす
る、請求項1に記載の車両の冷、熱両用保存箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006416U JP3056549U (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 車両の冷、熱両用保存箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006416U JP3056549U (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 車両の冷、熱両用保存箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3056549U true JP3056549U (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=43190513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998006416U Expired - Lifetime JP3056549U (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 車両の冷、熱両用保存箱 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3056549U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100974281B1 (ko) | 2008-07-08 | 2010-08-06 | 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 | 중장비용 콘솔박스 |
CN115077196A (zh) * | 2022-06-14 | 2022-09-20 | 安徽晶晶玻璃制品有限公司 | 一种玻璃器皿生产用循环降温装置及其方法 |
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1998
- 1998-08-07 JP JP1998006416U patent/JP3056549U/ja not_active Expired - Lifetime
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