JP3056308U - スロットマシン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のスロットマシンは一般的に、多数の絵
柄を描いた回転リールが並列に３個配置され、表示窓部
から絵柄が３ラインずつ、合計９つの絵柄が表示され
る。そして、絵柄が平行な３本の平行なラインや２本の
対角線に並ぶと入賞となる。しかし、このような組み合
わせの入賞ラインでは、遊技者の期待するゲーム性を高
めることができない。 【解決手段】 リール４ａ，４ｂ，４ｃ毎に特定の同一
絵柄１が表示窓部３で表示されると、従来の入賞５ライ
ンに関係なく入賞となるように、ゲーム制御を行う。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、リールに描かれた絵柄の一部が表示窓部から表示され、その絵柄 が予め定められた所定の組み合わせに並べられると入賞となるスロットマシンに 関し、詳しくは、入賞の絵柄の組合わせを増やすことにより、ゲーム性を高める ことができるようにしたスロットマシンに関する。

【０００２】

【従来の技術】

スロットマシンは図２に示すように、外周面に所定間隔で描かれた複数種の絵 柄１のうちの一部が、フロントパネル２に形成された表示窓部３から表示される ように並列に配置された複数、ここでは３個のリール４ａ，４ｂ，４ｃを備えた ものであり、所定の開始操作によって各リール４ａ，４ｂ，４ｃが互いに独立に 回転を開始するとともに、所定の停止操作によって各リール４ａ，４ｂ，４ｃが 順次停止し、その停止した際の各リール４ａ，４ｂ，４ｃの絵柄１が予め定めら れた所定の組み合わせで並んだ状態で表示されると入賞となり、遊技メダルの払 い出しが行われるようになっている。

【０００３】 一般的に複数の絵柄１を描いたリール４ａ，４ｂ，４ｃは並列に３個配置され 、表示窓部３からは各リール４ａ，４ｂ，４ｃに描かれた絵柄１が３ラインずつ 、合計９つの絵柄１が表示される。そして表示窓部３から表示される絵柄１が３ ラインであることから、入賞ラインとしては、図３（ａ）〜（ｃ）に示すような ３本の平行なラインや、図３（ｄ）（ｅ）に示すような２本の対角線のラインの 合計５本が設定されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従来のスロットマシンでは、入賞ラインが５本に設定されているため、１回の ゲームに使用する遊技メダルは１枚〜３枚までと規制されており、ややゲーム機 械として満足できるものではなかった。したがって、絵柄の組合わせの多様化を 図ったスロットマシンも提案されているが、リールの配列構造などが複雑になり 、コストが上昇するという不具合がある。

【０００５】 そこで、この考案は入賞の絵柄の組合わせを増やすことにより、ゲーム性をよ り高めることができるようにしたスロットマシンを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案に係るスロットマシンは、外周面に所定間隔で描かれた複数種の絵柄 のうちの一部が表示窓部から表示されるように並列に配置された複数のリールを 備え、所定の開始操作によって各リールが互いに独立に回転を開始するとともに 、所定の停止操作によって各リールが順次停止し、そのリールが停止した際に、 表示窓部から表示されるリールの絵柄が、所定の入賞ライン上で予め定められた 所定の組み合わせで表示されると入賞となるスロットマシンにおいて、各リール 毎に特定の同一絵柄が表示窓部で表示されると、入賞ラインに関係なく、入賞と なることを特徴としている。

【０００７】 したがって、各リール毎に特定の同一絵柄が表示窓部で表示されると、入賞ラ インに関係なく入賞となるので、入賞の絵柄の組合わせが増えることになり、ゲ ーム性をより高めることができる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

この考案の実施例であるスロットマシンについて図１を参照しながら説明する 。なお、従来と同一部分は同一符号を付して、その説明を省略する。

【０００９】 この考案のスロットマシンは、例えば３個のリール４ａ，４ｂ，４ｃに描かれ た各絵柄１のうち、特定の同一絵柄が、図３に示すような上下段若しくは中段の 横並び一直線や対角線上の斜め並びの５ラインで揃うと入賞となることに加え、 図１に示すように、各リール４ａ，４ｂ，４ｃで特定の同一の絵柄１が表示窓部 ３から表示されると入賞となることを特徴としている。

【００１０】 例えば、図１（ａ）〜（ｄ）に示すように、表示窓部３において、各リール４ ａ，４ｂ，４ｃに描かれた絵柄のうち、特定の同一絵柄１が表示されると入賞と なるようにゲームの制御が行われる。

【００１１】 このような入賞形態を採用することにより、従来の５ラインに少なくとも８パ ターンを追加することができる。したがって、外れたと思った場合でも入賞して いるので、初心者にとっては当初、意外性のある入賞を実感することができ、ゲ ームの面白さを味わうことができる。また、ベテランの遊技者にとっては、入賞 ラインの瞬時の判別を行って、リールの停止操作を行うことにより、ゲームの習 熟度に応じた技量を発揮することができ、ゲーム機としての奥行を実感すること ができる。

【００１２】 各リール４ａ，４ｂ，４ｃには、特定の同一の絵柄１を連続して若しくは一つ の間隔を置いて描き、表示窓部３から一つのリール４ａ，４ｂ，４ｃについて複 数の同一絵柄１が表示されるようにしてもよい。こうすることにより、例えば図 １（ａ）と図１（ｄ）とを組合わせたような絵柄１を重複当たりとして入賞とす ることができる。重複当たりを入賞とすることにより、入賞のバリエーションが 更に多様化するので、ゲーム性を一層高めることになる。

【００１３】 また、遊技メダルの投入枚数によって入賞のバリエーションが変更されるもの とし、また入賞確率が変動するものとすることにより、ゲーム性を更に高めるこ ともできる。

【００１４】 このようなスロットマシンにおいて、遊技者は遊技メダルを投入した後、所定 の開始操作によって各リールを回転させ、所定の停止操作によって各リールを停 止させる。表示窓部から表示される各リールの絵柄が図１（ａ）〜（ｈ）及び図 ３（ａ）〜（ｅ）に示すような所定の組合わせ及び重複当たりで並ぶと、入賞と なり、遊技メダルの払い出しが行われる。入賞しないときは、終了し又は遊技メ ダルを投入する。

【００１５】 なお、この考案は上記実施の形態以外に、例えば、リールは４個以上で、表示 窓部から表示される絵柄は２ライン及び４ライン以上あっても実施することがで きる。また、入賞表示ランプを表示窓部の近傍に設けることや、絵柄の組合わせ の並ぶ方向を示す入賞ライン表示ランプをリールの間のフロントパネルに設ける こともできる。

【００１６】

【考案の効果】

上記説明から明らかなように、この考案のスロットマシンによれば、各リール 毎に特定の同一絵柄が表示窓部で表示されると入賞となるゲーム制御が行われる ので、従来の入賞ラインに加えて入賞パターンが増加し、ゲーム性を一層高める ことができるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係るスロットマシンの入賞パターン
を示す概略図である。

【図２】一般的なスロットマシンの概観構成を示す斜視
図である。

【図３】従来のスロットマシンの入賞ラインを示す概略
図である。

【符号の説明】

１ 絵柄 ３ 表示窓部 ４ａ リール ４ｂ リール ４ｃ リール

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外周面に所定間隔で描かれた複数種の絵
   柄のうちの一部が表示窓部から表示されるように並列に
   配置された複数のリールを備え、所定の開始操作によっ
   て各リールが互いに独立に回転を開始するとともに、所
   定の停止操作によって各リールが順次停止し、そのリー
   ルが停止した際に、表示窓部から表示されるリールの絵
   柄が、所定の入賞ライン上で予め定められた所定の組み
   合わせで表示されると入賞となるスロットマシンにおい
   て、 各リール毎に特定の同一絵柄が表示窓部で表示される
   と、入賞ラインに関係なく、入賞となることを特徴とす
   るスロットマシン。