JP3056251U - 香料及び殺虫剤等拡散ピン - Google Patents

香料及び殺虫剤等拡散ピン

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JP3056251U
JP3056251U JP1998006722U JP672298U JP3056251U JP 3056251 U JP3056251 U JP 3056251U JP 1998006722 U JP1998006722 U JP 1998006722U JP 672298 U JP672298 U JP 672298U JP 3056251 U JP3056251 U JP 3056251U
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JP
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fragrance
container
insecticide
repellent
pin
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JP1998006722U
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芳邦 山本
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YAMAMOTO PERFUMERY CO., LTD.
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YAMAMOTO PERFUMERY CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】本考案になる香料及び殺虫剤等拡散ピンを、求
める香料や香料と蚊・蠅・ダニ・ノミ・ゴキブリなどの
殺虫剤又は忌避剤を入れた容器の蓋の穴に設けた穴に差
し込むと、容器内部の香料や殺虫剤又は忌避剤をピンの
軸部が吸引し、容器外部で空気に触れているピンの頭部
と軸部より、容器内部の香料や殺虫剤又は忌避剤などを
空気中に徐々に放出拡散するため、香りを楽しみつつ併
せて殺虫や防虫効果が得られるものである。用できるし
外観上も美しく、僅かな経費で長時間にわたる効果が得
られる。 【解決手段】容器の蓋にあらかじめ設けてある穴に差し
込み、容器内部に入れらた香料や殺虫剤又は忌避剤を吸
引し、容器外部で空気に触れる頭部や軸部より徐々に放
出拡散させるための軸4と頭部5を設けた香料及び殺虫
剤等拡散ピン3。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、室内等で香料の香りを楽しむ場合、本考案の香料及び殺虫剤等 拡散ピンを香料のみ又は香料を、ジエチレングリコールモノエチルエーテル 等の揮発性溶剤を入れた容器の蓋に設けた差し込み穴に差し込むと、容器内 部の香料が徐々にピン軸部に触れた部分より吸引され、空気に触れている頭 部と軸部より空気中に内部の香料等を拡散放出するため、求める香料の香り を長時間安定して得ることができる。 さらに容器に香料と蚊、蠅、ダニ、ノミ、ゴキブリなどを駆除する殺虫剤 を揮発性溶剤に溶解した溶液を入れることにより、香りと殺虫効果を同時に 得ることができるし、又、忌避作用を有する香料や薬剤を揮発性の溶剤に溶 解した溶液を容器に入れ使用すると、これらの虫が寄ってこないので、快く 香りを長時間安定して楽める香料及び殺虫剤等拡散ピンに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、香料を室内で楽しむ方法としては、香に火をつけて焚いたり、香料 の入った容器の蓋をわずかに開けておくとか、噴霧器などの散布器具を使用 して香料を噴霧するとか、フェルト等を軸に使用し内部の香料を吸引し拡散 する方法などがとられていた。又、殺虫剤や忌避剤は噴霧器を使用し散布し たり、線香を燃やして煙を出すなどしていた。 又、燻煙でジクロルボスを使用するものがあるが、これは人間が吸い込ん だり、皮膚に付着すると危険であり、使用時には人間がその部屋に立ち入り できないという欠点があり、然も、これらのいずれもが殺虫や忌避効果がご く限られた短時間しか有効に作用しないという欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の方法は、香料や殺虫剤等を噴霧器などにより一時的な効果を狙って 散布するとか、または、フェルト等を軸に使用し拡散するものは時間の経過 より軸部のフェルト等が硬化するため、その吸収機能を喪失し長時間に渡り 安定した効果を得ることは困難であった。又、線香など火をつけて燃やすも のは火災の危険性がともない、燻煙を使用するものは人体に危険を及ぼすた め、その取扱いには慎重な注意が要求されていた。 本考案による香料及び殺虫剤等拡散ピンは、これらの欠点をなくし、安心 して長時間にわたり室内で安定した香りを楽しむことができるし、さらに殺 虫や忌避効果も併せて得ることを可能にしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案が目的とするのは、求める香料の香りを大気に触れているピンの頭 部と軸部より長時間に渡り安定した香料の香りを空気中に放出拡散、その香 りを保持すると共に、さらに蚊、蠅、ダニ、ノミ、ゴキブリなどの衛生害虫 も同時に殺虫剤又は忌避剤を使用することにより、殺虫や忌避効果を併せて 長時間安定して得ることができ、しかも安全で効果の高いものを安価に提供 することにある。 この目的を達成するために、本考案における香料及び殺虫剤等拡散ピンに 使用する木材は、ブナなどのブナ科に属する落葉喬木が最適であるが、その 他、檜や杉のような常緑高木や針葉樹等の木質が良く、さらに水分等の吸収 性や保水性が高いものを香料及び殺虫剤等拡散ピンの頭部と軸部に使用する 。 この香料及び殺虫剤等拡散ピンの軸部を容器の蓋に設けた穴に差込み、容 器内部の香料や殺虫剤又は忌避剤を揮発性溶剤に溶解した溶液に、軸が触れ ると直ちに触れた部分より溶液の吸引作用が開始される。吸引された溶液は 軸上部で空気に触れている頭部と軸部分より、絶えず空気中に容器内部に入 れられた香料や殺虫剤又は忌避剤を、長時間にわたり安定して放出拡散し続 けることになる。 このため求める香料の香りが常に空気中に拡散放出されるため、香りを長 時間安定し得て楽しむという当初の目的を達成することができるし、併せて 蚊、蠅、ダニ、ノミ、アブラムシなどの衛生害虫の駆除を同時に求める場合 は、香料に殺虫剤を混合したものを揮発性溶剤に溶解した溶液を使用すれば 、香りと殺虫効果を同時に得ることができ、又、殺虫剤或いは忌避剤だけを 単独に使用する場合は、揮発性溶剤に溶解した殺虫剤又は忌避剤をを入れて 使用すると、防虫効果を長時間安定して安全に得ることができる。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案による香料及び殺虫剤等拡散ピンを、香料または香料と殺虫剤又は 忌避剤を揮発性の溶剤に溶解した溶液を入れた容器の蓋に、あらかじめ設け てある穴に差込むと、香料及び殺虫剤等拡散ピンの軸部の容器に入れられた 香料や殺虫剤又は忌避剤の溶液と触れた部分より溶液を吸引する作用を開始 する。やがて吸引された溶液は軸部を通って容器外で空気に触れている頭部 と軸部より、容器内の溶液を、徐々に空気中に長時間にわたり安定して拡散 放出する作用を継続して行なうことになる。
【0006】
【実施例】
実施例については図面を参照して説明する。 図1に示したのは、香料及び殺虫剤等拡散ピンが軸部(4)と頭部(5) により構成されているのを示した香料及び殺虫剤等拡散ピンの正面図である 。 図2.に示したのは、香料及び殺虫剤等拡散ピン(3)を、香料や殺虫剤 又は忌避剤を揮発性溶剤に溶解したものを入れた容器(1)の蓋(2)の香 料及び殺虫剤等拡散ピン差込み穴(6)に差込み、使用している状態の概略 を示す断面図である。
【0007】 香料のみを使用する場合には、求める香料を100%、又は使用する香料 をジエチレングリコールモノエチルエーテル等の揮発性溶剤により、好みの 濃度に希釈した溶液を使用することになる。 求める香料の香りを、例えば天然精油を使用した場合、5mlの容器に入 れたものは約二週間、10mlの容器に入れたものを使用すれば約一月間と いう長時間にわたり安定した香りを常に得ることができる。 なお、使用する香料により揮発性溶剤との混合率は、わずかづつではある が異なってくる。
【0008】 蚊、蠅、ダニ、ノミ、ゴキブリ等を駆除する殺虫剤だけを、又は殺虫剤を 香料に混合し揮発性の溶剤に溶解したものを容器に入れて使用すると、香り と共に殺虫効果も同時に得られる。 殺虫剤には種々あるが、香料と殺虫剤を混合したものを使用する場合の混 合率について一例をあげると、香料50%に対して5%の割合で殺虫剤合成 ビレトリンを混入したものに、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等 の揮発性溶剤45%を入れて溶解した溶液を使用すると、尤も効果的な求め る香りと殺虫効果が、例えば10mlを容器に入れたものを使用した場合は 約一カ月間にわたり長時間安定した香りと殺虫効果を得ることができる。 また、殺虫剤だけを使用する場合には、例えば殺虫剤10%、揮発性溶剤 90%の割合で混合したものを使用するのが尤も効果的である。 なお、殺虫剤の混合率は、通常の室温であれば0,3%〜10%の範囲内 であれば適当な濃度として使用できる。
【0009】 蚊、蠅、ダニ、ノミ、ゴキブリ等の忌避剤を香料と忌避剤又は忌避剤のみ を揮発性性溶剤に溶解したものを容器に入れて使用する場合とがある。 香料と忌避剤を混合して使用する時の混合率の例をあげると、香料50% 、忌避剤0,5%、揮発性溶剤49,5%の割合のものを使用するのが尤も 効果が大きい。また、忌避剤のみを使用する場合の混合率は、忌避剤7%に 対して揮発性溶剤93%の混合率のものを使用するのが効果的であり、例え ばこれらの溶液10mlを容器に入れて使用すると一カ月間にわたる長時間 安定した効果を得ることができる。 忌避剤として天然素材であるシトロネラ油、ナツメグ油、クローブ油、ラ ベンダー油等を使用することになるが、これらの天然素材は、それぞれ独自 に固有の香りを持っているため、香料を添加しなくても、そのまま揮発性溶 剤に溶解して忌避剤兼香料して使用することができる。 さらに犬や猫の忌避剤としてはメントール又はレモングラスを、鳩に対す る忌避剤としてはシス−3−ヘキサノール、シンナミックアルデヒドやロー ズ系香料、ムスク系香料などを、ネズミの忌避剤としてはカプサイシンやク レオソート等を使用するとよい忌避効果が得られる。
【0010】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成されているが、次にその効果を記載する。 本考案にかかる香料及び殺虫剤等拡散ピンを、香料や香料と殺虫剤又は忌 避剤を入れた容器に差し込むという単純な作業により、容器内の溶液が、ピ ンの軸部に沁み込み吸引され、やがて容器の外に出ていて空気に触れている ピンの頭部と軸部より、容器内の香りや殺虫剤又は忌避剤を空気中に長時間 、例えば10mlを容器に入れたものであれば、約一ヵ月間にわたり安定し た香りを常に拡散放出する作用を続けるという大きな特徴を有する。 本考案による香料及び殺虫剤等拡散ピンを使用することにより、長時間に わたり安定した香料の香りを楽しむことができるし、殺虫剤を混入したのを 使用すると香りと殺虫効果を併せて得られ、又、忌避剤を使用すると虫に煩 わされることがないという優れた効果と高い安全性を有する。 また、何らかの事情により容器が倒れても、ピンのため容器内部の液が外 部に流出する恐れが無く火災の怖れもないので安全であり、安心して使用を することができる。 本考案によるピンの頭部を多孔性にした合成樹脂、金属・セラミックなど 種々な材質を用いると、それぞれ異なった持味が楽しめる。さらに本考案の 香料及び殺虫剤等拡散ピンの頭部を、さまざまな形に造形すると、それぞれ に装飾品として充分に鑑賞できる程度の美観を持たせることができるから、 需要者の目と鼻を同時に楽しませることも可能となる。又、ピン頭部に温度 計・湿度計・オルゴール・照明などの装置を付加すると、装飾品プラス実用 品としての役割を合わせ持たせることができる優れた特徴を持っている。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】 香料及び殺虫剤等拡散ピンの正面図で
ある。
【図2】 香料及び殺虫剤等拡散ピンの使用状態
の概要を示す断面図である。
【符合の説明】
1.香料や殺虫剤又は忌避剤を入れた容器 2.香料や殺虫剤又は忌避剤を入れた容器の蓋 3.香料及び殺虫剤等拡散ピン 4.香料及び殺虫剤等拡散ピンの軸部 5.香料及び殺虫剤等拡散ピンの頭部 6.容器の蓋に設けた香料及び殺虫剤等拡散ピン差込み

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項 1】求める香料のみ又は香料と揮発性溶剤で
    好みの濃度に希釈した溶液を入れた容器(1)の蓋
    (2)に設けた差し込み穴(6)に、香料及び殺虫剤等
    拡散ピン(3)の頭部(5)を押してピン軸部(4)を
    差し込み、容器内の香料を軸部より吸引させ、ピン頭部
    (5)及び容器の外で空気に触れている軸部より空気中
    に放出拡散する香料及び殺虫剤等拡散ピン。
  2. 【請求項 2】求める香料と殺虫剤を混合したもの又は
    殺虫剤のみを、揮発性溶剤に溶解して容器(1)に入
    れ、容器外で空気に触れているピンの頭部と軸部より香
    料と殺虫剤又は殺虫剤を、同時に空気中に拡散放出する
    請求項1記載の香料及び殺虫剤等拡散ピン。
  3. 【請求項 3】香料と忌避剤又は忌避剤のみを揮発性溶
    剤に溶解した溶液を容器(1)に入れ、容器外に出てい
    るピンの頭部及び軸部より容器内の香料や忌避剤又は忌
    避剤を空気中に拡散放出する請求項1記載の香料及び殺
    虫剤等拡散ピン。
JP1998006722U 1998-07-28 1998-07-28 香料及び殺虫剤等拡散ピン Expired - Lifetime JP3056251U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003510133A (ja) * 1999-09-29 2003-03-18 ジボーダン ソシエテ アノニム 液体の移送兼分配ユニットおよびユニットの製造方法
JP2018083865A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 株式会社グリーンブレス 試香方法、展示用試香体及び試香体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003510133A (ja) * 1999-09-29 2003-03-18 ジボーダン ソシエテ アノニム 液体の移送兼分配ユニットおよびユニットの製造方法
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