JP3055805U - チェーン型装身具のための留め具 - Google Patents

チェーン型装身具のための留め具

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JP3055805U
JP3055805U JP1998005179U JP517998U JP3055805U JP 3055805 U JP3055805 U JP 3055805U JP 1998005179 U JP1998005179 U JP 1998005179U JP 517998 U JP517998 U JP 517998U JP 3055805 U JP3055805 U JP 3055805U
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fitting
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JP1998005179U
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敏雄 森口
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株式会社森口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スムーズに取り外しが行えるチェーン装身具
のための留め具を提供する。 【解決手段】 チェーン型装身具のための留め具1は、
L字状のスリット24を側壁22に形成した雌金具2
と、スリット24に係入可能な環34を備えた雄金具3
によって構成される。雄金具3の台座31には磁石32
が取付けられ、雌金具2と雄金具3の密着状態を補助す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ネックレス、ペンダント等のチェーン装身具に関し、特に、首など 装着しにくい部位に対して装身具の着脱を容易にした留め具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネックレス用留め具としては、ボルトリングが一般に知られている。このボル トリングは、一部が切り欠かれたリング状パイプと、パイプ内で移動可能な円弧 状トングとによって構成され、トングはパイプ内のばねによってパイプの切り欠 き端部より他端部に突出し、リングを成す方向に付勢されている。
【0003】 ネックレス装着にあたり、使用者(ネックレス装着者)は、まずパイプより突 出するノブを操作してトングをパイプ内に引き込ませ、パイプに切り欠き部を形 成する。この状態で使用者はネックレスのチェーンの他端に付けられたリング( 環)をパイプの中に通し、この後ノブを解放する。これにより、トングはパイプ の切り欠き端より突出して切り欠き部を閉じ、リングはパイプと鎖状連結し、ネ ックレスの一端が他端と連結される。
【0004】 ネックレス取り外しの際は、上述した装着時と同様にノブを操作してトングを パイプ内に引き込ませ、パイプに切り欠き部を形成し、この状態でリングをパイ プから外すようにする。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このようなボルトリング式留め具は、ネックレス等の着脱の際、パイプに切り 欠き部を形成するべくノブを操作しなければならず、操作しずらく着脱に手間取 ることがある。また、ネックレスの種類にもよるが、この操作は通常、首の後側 やあご下など留め具を直視しにくい所で行われるために、その操作は手探り状態 となり、装着者の器用さによっては着脱に手間取る場合がある。
【0006】 本考案の目的は、スムーズに取り外しが行えるチェーン装身具のための留め具 を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、開口端に開口するスリットが側壁に形成され、チェーン型装身具 の一端に係止されるカップ型の第1の金具と、前記第1の金具内に収納可能な台 座と、前記台座に固定されている磁石と、前記第1の金具の前記スリットに係入 可能な環とを有し、前記環が前記チェーン型装身具の他端に係止される第2の金 具とを有することを特徴とするチェーン型装身具のための留め具によって達成さ れる。
【0008】 上記構成によれば、第1の金具は常時開放型のスリットを有し、ここに単純に 第2の金具の環を係入させることで金具同士を係合させるようにしたので、従来 のボルトリングのようにトングを爪で操作するといったような複雑な操作をしな くとも係合することができる。また、係合状態では永久磁石の磁力により、金具 同士が一体化するため、離脱を有効に防止することができる。
【0009】 上述したチェーン型装身具のための留め具において、前記スリットは、前記側 壁側から見て略L字状又は略J字状に形成されてもよい。これにより、第2の金 具の環をスリットに入れた後、第1の金具と第2の金具を相対的に回転すること で、環はスリットの奥側(終端部)へと移動し、意図しないスリットからの環の 抜けを防止することができる。
【0010】 上述したチェーン型装身具のための留め具において、前記スリットは、前記側 壁側から見て略T字状に形成されていてもよい。この場合、いずれの回転方向で も環をスリットの奥側(終端部)へと至らせることができる。 上述したチェーン型装身具のための留め具において、前記第1の金具内の、前 記開口端を始端とする前記スリットの終端部は、前記チェーン型装身具との係止 部位の直径方向ほぼ反対側に位置してもよい。この場合、第2の金具の環をスリ ットの奥まで移動させた状態で、第2の金具の環と第1の金具の装身具係止位置 とは直径方向で対向することとなり、装身具のチェーンはこの留め具の部分で屈 曲することなくあたかも連続したようになり、見た目も好ましいものとなる。
【0011】 上述したチェーン型装身具のための留め具において、前記第1の金具には、複 数連のチェーン型装身具の各一端が係止され、前記第2の金具には、前記環が複 数個設けられ、前記複数の環が前記複数連のチェーン型装身具の各他端に係止さ れるようにしてもよい。複数連のチェーン型装身具にも本考案の留め具を付ける ことができる。
【0012】 上述したチェーン型装身具のための留め具において、前記チェーン型装身具は 、ネックレス又はペンダントでもよい。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案の一実施形態によるネックレス用留め具について図面を参照して説明す る。図1は、本実施形態による留め具を構成するカップ型雌金具およびこれと係 合関係にある雄金具の拡大斜視図である。 本実施形態による留め具1は、カップ型雌金具2と雄金具3により構成される 。カップ型雌金具2と雄金具3はネックレスのチェーン4により連結されている 。
【0014】 雌金具2は、図示するように、一端が開口したカップ状円筒ケーシングからな り、好ましくは全体、少なくとも底板21が磁石に付く磁性材料により形成され ている。ケーシング周壁22には、開口エッジ23を始端としてL字状に延びる スリット24が形成されている。ネックレスのチェーン部分4の一端41を係止 するため、雌金具2の周壁22には、小さなリング(環)25がろう付けなどに より接合されている。
【0015】 なお、このリング25の接合位置に関しては、後述する雄金具3との位置関係 からスリット24の終端(最奥部分)26に対し、ケーシングの直径方向ほぼ反 対側に位置することが好ましい。 雄金具3は、雌金具2の内径よりも小さな外径を有し、雌金具2内に収容可能 な円柱状台座31と、この円柱状台座31上に固定された永久磁石32とから成 る。台座31の側壁33にはチェーン部分4の他端42を係止するためのリング (環)34がろう付け等により接合されている。この環34は、側壁33との接 合部分35の周方向幅wが、少なくともスリット24の開口幅Wよりも小さく( W>w)、かつ、磁石32表面からの高さ(深さ)hが、雌金具2における底面 21から周方向に延びるスリット部分の中心位置までの高さHにほぼ等しくなる ような位置(h≒H)に接合される。
【0016】 なお、スリット24内での移動を可能にするため、当然ながら環34の雄金具 高さ方向の厚みtは、周方向に延びるスリット部分の雌金具高さ方向幅寸法Tよ り小さく設定される(T>t)。 このように構成された留め具1の使用方法を図2を参照して説明する。 ネックレス装着にあたっては、従来のネックレスと同様に、まず、片方の手、 例えば、右手、にネックレス一端の雄金具3を持ち、もう一方の手、例えば、左 手、にネックレス他端についた雌金具2を持った状態から、双方の金具2、3を 留め具1の係合部位(例えば首の後ろ側)に持っていく。
【0017】 次に、図2(a)に示すように、雄金具3の環34を雌金具2のスリット24 の中に入れながら、雌金具2内に雄金具3を入れる。なおこの時、雌・雄金具2 、3は、磁石32の磁力により互いに引き合い、双方の係合操作が補助される。 このようにして、雄金具3の環34が雌金具2のスリット24の開口部に入っ たならば、次に、装着者は、図2(b)に示すように、雌金具2または雄金具3 のいずれか、又は両方を互いに逆方向に回転させ、周方向に延びるスリット部分 に沿って雄金具3の環24をスライドさせ、スリット終端26に接した時点で回 転を止め、図2(c)に示した状態となる。
【0018】 この結果、雄金具3は雌金具2内でその軸方向移動をケーシング周壁22に干 渉する環34によって阻止されることとなり、さらに磁石32の磁力も手伝って 、双方の金具2、3は容易に分離しない状態で一体化されることとなる。 なお、環34がスリット終端26に接した図2(c)の状態は、図3に示した ように、雌金具2の環25が雄金具3の環34の直径方向ほぼ反対側に位置する ことにもなり、ネックレスのチェーン部分4は留め具1の部分で屈曲することな くスムーズに連続した形となり、見た目も好ましいものとなる。
【0019】 このように本実施形態の留め具1によれば、雌金具2に常時開放型のL型スリ ット24を設けると共に、雄金具3にこれに係入する環34を設け、ネックレス 装着時には、スリット終端26に向けて雄金具3の環34を移動することにより 、容易に分離できない状態で双方の金具2、3を係合することができる。また、 双方の金具2、3は磁石32によって互いに引き合っているため、不意に分離す ることはない。
【0020】 本考案は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。 上記実施形態では、雌金具2にL字型のスリット24を形成したが、本考案に おいて雌金具2に形成されるスリット24の形状は、L字型に限定されるもので はない。例えば、図4に示すような様々なスリット形状が可能である。図4(a )に示す雌金具2ではT字型のスリット27、図4(b)に示す金具2ではJ字 型のスリット28が形成されている。図4(a)に示すT字型のスリット27の 場合、その形に起因して雄金具3をいずれの回転方向に回しても環34をスリッ ト27の奥側(終端部)へ至らせることができる。また、図4(b)に示すJ字 型のスリット28の場合、スリット係入後の環34の軌跡はその形に起因してス ムーズな曲線となり、雌・雄金具の回転操作がスムーズになる。
【0021】 また、上記実施形態では、本考案を1連ネックレスの留め具に適用したが、図 5(a)、(b)に示すように、3連ネックレスや、2連ネックレス等の複数連 の装身具に対しても同様に適用することができる。この場合、雄金具3の環34 は、連の数に対応して複数個設けられ、同様に雌金具2における装身具の係止部 位もまた複数となる。
【0022】 また、上述した各雌金具に共通して、底板21の裏側に装身具としてのデザイ ン性を損なわないように、装飾を施すようにしても良い。 さらに、上記実施形態では、ネックレス用留め具に本考案を適用した実施形態 を説明したが、本考案はこれに限定されず、例えば、ペンダントや、チョーカー 等の装身具に対しても同様に適用することができる。
【0023】
【考案の効果】
以上の通り、本考案によれば、第1の金具に常時開放型のスリットを形成し、 ここに単純に第1の金具の環を係入させることで第1の金具と第2の金具を係合 させるようにしたので、従来のボルトリングのようにトングを爪で操作するとい ったような複雑な操作複雑な操作をしなくとも係合することができ、係合状態で は永久磁石の磁力により、金具同士が一体化するため、離脱を有効に防止するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態によるチェーン型装身具の
ための留め具の外観斜視図である。
【図2】図1の留め具の係合方法を示す図である。
【図3】図1の留め具の完全係合状態における留め具上
視図である。
【図4】本考案の他の実施形態による留め具を構成する
雌金具のスリット形状を示す外観斜視図である。
【図5】本考案による留め具の各種適用例を示すネック
レスの外観図である。
【符号の説明】
1…留め具 2…雌金具 3…雄金具 4…チェーン部分 21…底板 22…側壁 23…開口端 24、27、28…スリット 25、34…環 26…スリット終端 31…台座 32…永久磁石 33…側壁 34…環

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口端に開口するスリットが側壁に形成
    され、チェーン型装身具の一端に係止されるカップ型の
    第1の金具と、 前記第1の金具内に収納可能な台座と、前記台座に固定
    されている磁石と、前記第1の金具の前記スリットに係
    入可能な環とを有し、前記環が前記チェーン型装身具の
    他端に係止される第2の金具とを有することを特徴とす
    るチェーン型装身具のための留め具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチェーン型装身具のため
    の留め具において、 前記スリットは、前記側壁側から見て略L字状又は略J
    字状に形成されていることを特徴とするチェーン型装身
    具のための留め具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のチェーン型装身具のため
    の留め具において、 前記スリットは、前記側壁側から見て略T字状に形成さ
    れていることを特徴とするチェーン型装身具のための留
    め具。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    チェーン型装身具のための留め具において、 前記第1の金具内の、前記開口端を始端とする前記スリ
    ットの終端部は、前記チェーン型装身具との係止部位の
    直径方向ほぼ反対側に位置することを特徴とするチェー
    ン型装身具のための留め具。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    チェーン型装身具のための留め具において、 前記第1の金具には、複数連のチェーン型装身具の各一
    端が係止され、 前記第2の金具には、前記環が複数個設けられ、前記複
    数の環が前記複数連のチェーン型装身具の各他端に係止
    されていることを特徴とするチェーン型装身具のための
    留め具。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    チェーン型装身具のための留め具において、 前記チェーン型装身具は、ネックレス又はペンダントで
    あることを特徴とするチェーン型装身具のための留め
    具。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    チェーン型装身具のための留め具に使用される金具であ
    って、 台座と、前記台座に固定されている磁石と、前記台座の
    外周に設けられた環とを有することを特徴とする金具。
JP1998005179U 1998-07-13 1998-07-13 チェーン型装身具のための留め具 Expired - Lifetime JP3055805U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019088459A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 株式会社ユイクリエイツ ネックレス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019088459A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 株式会社ユイクリエイツ ネックレス

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