JP3055525U - 漏洩排オゾン処理可能な水循環処理装置 - Google Patents

漏洩排オゾン処理可能な水循環処理装置

Info

Publication number
JP3055525U
JP3055525U JP1997007187U JP718797U JP3055525U JP 3055525 U JP3055525 U JP 3055525U JP 1997007187 U JP1997007187 U JP 1997007187U JP 718797 U JP718797 U JP 718797U JP 3055525 U JP3055525 U JP 3055525U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ozone
water
decomposed
treatment device
water circulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997007187U
Other languages
English (en)
Inventor
礼二 寺尾
栄 清水
Original Assignee
株式会社テラオ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社テラオ filed Critical 株式会社テラオ
Priority to JP1997007187U priority Critical patent/JP3055525U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3055525U publication Critical patent/JP3055525U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、水循環処理装置の停電時において
も、排出オゾンを分解して外部に放出し、使用者の安全
をまもることを狙いとしている。 【解決手段】 反応塔10から排オゾン処理器14を経
て外部の大気まではすべて排気管9でつながれており、
その内部は気相空間であるからその気相空間内のいずれ
かにテルペノイドを含有する容器21を設置する。この
容器は、通電時には蓋で密閉しているが、停電時には一
部が開いて内部のテルペノイドが揮発するようになって
いる。排出オゾンは揮発したテルペノイドに還元されて
分解し、無害な気体となって自動的に外部に放出され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、風呂、温泉、プール等の温水または冷水を循環浄化する装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
風呂、温泉、プール等の温水または冷水を発生オゾンで浄化する方式では、停 電時でも排出オゾンを分解除去する装置はなかった。このため停電時においては 使用者に対する有害な排出オゾンによる健康影響が心配されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
風呂、温泉、プール等の温水または冷水を殺菌して常時透明状態に保つには一 定量の発生オゾンを水と反応させるのが有効である。しかし反応後、水中から気 泡によって漏洩される排出オゾンは、人体や生物に有害であるため分解除去する 必要がある。通電時においては、400度C以上の発熱体で排出オゾンを分解で きるが、使用者の安全のためには、停電時においても漏洩してくる排出オゾンを 分解できる方法を開発する必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
浄化処理すべき温水または冷水は、水導管によって集毛器、濾過ポンプ、濾過 機を通過して反応塔に入り、そこでオゾン発生器から供給される発生オゾンによ って浄化される。反応塔の水中に含まれる発生オゾンは漸次気泡ととも上昇し、 反応塔の気相空間に排出される。次いで排出オゾンは排オゾン処理器の発熱体に よって分解し、無害化されて大気中に放出される。以上の機能は通電時には作動 しているが、停電時には排出オゾンが分解されず、未分解のオゾンが大気中に放 出されて危険である。本考案では、反応塔から排オゾン処理器を経て外部に通ず る経路内に、オゾン分解機能をもつテルペノイドを含有する容器を設け、停電時 にはその容器の一部が開き、その開口部を経て揮発するテルペノイドとの反応に よって、排出オゾンは分解される。
【0005】
【考案の実施の形態】
反応塔から排オゾン処理器を経て外部の大気まではすべて排気管でつながれて おり、その内部の気相空間内のいずれかにテルペノイドを含有する容器を設置す る。この容器は、通電時には蓋が閉じているが、停電時には一部が開いて内部の テルペノイドが揮発するようになっている。排出オゾンは揮発したテルペノイド に還元分解され、自動的に外部に放出される。
【0006】
【実施例】
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。風呂桶1の中の水2は、5の濾 過ポンプの力により3の水導管によって4の集毛器を経て濾過機6に送り込まれ る。次いで、反応塔10に導入された水2は、オゾン発生装置7によって発生し 8のエジェクター、9のミキサーによって供給された発生オゾンによって浄化処 理される。発生オゾンは、一部は水中に取り込まれるが大部分は11の気泡にな り、13のドレンセパレーターを経て排オゾン処理器(加熱)14によって分解 される。 一方、反応塔10で浄化処理された水2は、16の熱交換器、17のセラミック 活性装置を経て、18の薬注装置の薬注を受けた後に風呂桶1に戻る。
【0007】 停電時もしくは夜間に装置全体を通電しないとき、排オゾン処理器(化学反応 )15のケース20内に固定された容器21の可動蓋23は、一部がスプリング 30の力によって27のストローク幅まで開口し、開口部28を経て容器内部に 充填されているゲル化テルペノイドが揮発して排気管19に進入する。排気管の 右手矢印方向から入ってくる排出オゾン12は、揮発したテルペノイド29によ って分解され、排気管の左手矢印方向の外部に排出される。
【0008】 装置全体が通電されているときは、ケース20内に固定されているソレノイド 24のプランジャー26と連結しているアーム25と可動蓋23が、電磁石の力 によってストーロク幅左手方向に移動するため、容器は密閉状態を保つことがで きる。
【0009】
【考案の効果】
上述のように、本考案の漏洩排出オゾン処理可能な水循環処理装置は、排出オ ゾンを効果的に分解するテルペノイドを内蔵する排オゾン処理器(化学反応)を 新たに設け、停電時においても反応塔から漏洩してくる有毒な排出オゾンを自動 的に分解し、通電時停電時のいづれにおいても、風呂、温泉、プール等を使用中 の人々の安全を保護することに役立つ。
【提出日】平成9年11月21日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】
風呂、温泉、プール等の温水または冷水を連続して全量を一括し循環浄化処理 する装置において、浄化手段の一つに発生オゾンを用い、水と反応後に漏洩する 排オゾンを通電時には400度C以上の発熱体で分解し、停電時にはD−リモネ ンに代表されるテルペノイドで分解することを特徴とした水循環処理装置
【提出日】平成10年4月7日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】
温水または冷水を貯留する貯留部と、当該貯留部の前記の水を導管を通して圧 送するポンプと、導入された前記の水の中の汚物を取り除く濾過機と、濾過後の 温水または冷水を発生オゾンと反応させて浄化する反応塔を有し、且つ当該反応 塔から漏洩するオゾンを通電時に400度C以上の発熱体で分解する排オゾン処 理器と、塩素殺菌のための薬注装置を有する水循環浄化処理装置であって、前記 排オゾンが反応塔から排オゾン処理器を経て外部の大気に出るまでをつなぐ排気 管内に、非通電時に開口部を開口するテルペノイド含有容器を有する水循環処理 装置。
【提出日】平成10年8月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 温水または冷水を貯留する貯留部と、当該貯留部の前記の水を導管を通して圧 送するポンプと、導入された前記の水の中の汚物を取り除く濾過機と、濾過後の 温水または冷水を発生オゾンと反応させて浄化する反応塔を有し、且つ当該反応 塔から漏洩するオゾンを通電時に400度C以上の発熱体で分解する排オゾン処 理器と、塩素殺菌のための薬注装置を有する水循環浄化処理装置であって、前記 排オゾンが反応塔から排オゾン処理器を経て外部の大気に出るまでをつなぐ排気 管内に、非通電時に開口部を開口するデルペノイド含有容器を有する水循環処理 装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全体の装置の一実施例を示す見取り図
である。
【図2】本排オゾン処理器(化学反応)と排気管の一部
で、容器の蓋が開いている状態の断面図である。
【符号の説明】
1 風呂桶 2 水 3 水導管 4 集毛器 5 濾過ポンプ 6 濾過機 7 オゾン発生装置 8 エジェクター 9 ミキサー 10 反応塔 11 発生オゾン気泡 12 排出オゾン 13 ドレンセパレーター 14 排オゾン処理器(加熱) 15 排オゾン処理器(化学反応) 16 熱交換器 17 セラミッック活性装置 18 薬注装置 19 排気管 20 ケース 21 テルペノイド容器 22 ゲル化テルペノイド 23 可動蓋 24 ソレノイド 25 アーム 26 プランジャー 27 ストローク 28 開口部 29 揮発テルペノイド 30 スプリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 風呂、温泉、プール等の温水または冷水
を連続して全量を一括し循環浄化処理する装置におい
て、浄化手段の一つに発生オゾンを用い、水と反応後に
漏洩する排オゾンを通電時には400度C以上の発熱体
で分解し、停電時にはD−リモネンに代表されるテルペ
ノイドで分解することを特徴とした水循環処理装置
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月10日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/50 540 C02F 1/50 550C 550 1/76 A 1/76 B01D 53/34 120B

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風呂、温泉、プール等の温水または冷水
    を連続して全量を一括し循環浄化処理する方式におい
    て、浄化手段の一つに発生オゾンを用い、水と反応後に
    漏洩する排出オゾンを通電時には400度C以上の発熱
    体で分解し、停電時にはD−リモネンに代表されるテル
    ペノイドで分解することを特徴とした水循環処理装置
JP1997007187U 1997-07-10 1997-07-10 漏洩排オゾン処理可能な水循環処理装置 Expired - Lifetime JP3055525U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997007187U JP3055525U (ja) 1997-07-10 1997-07-10 漏洩排オゾン処理可能な水循環処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997007187U JP3055525U (ja) 1997-07-10 1997-07-10 漏洩排オゾン処理可能な水循環処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3055525U true JP3055525U (ja) 1999-01-22

Family

ID=43189533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997007187U Expired - Lifetime JP3055525U (ja) 1997-07-10 1997-07-10 漏洩排オゾン処理可能な水循環処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3055525U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2779580C (en) Disposal and decontamination of radioactive polyvinyl alcohol products
WO1998020910A9 (en) Flowable waste sanitizing process and system
BR0107836A (pt) Sistema e método para tratamento de matéria de refugo infecciosa
NO971241L (no) Fremgangsmåte og anlegg til biologisk nedbrytning av skadelige stoffer i vann
JP3055525U (ja) 漏洩排オゾン処理可能な水循環処理装置
AU678986B2 (en) Treatment device particularly for decontaminating materials, preferably solids such as waste materials
JPS62191095A (ja) 排水処理装置
JPH11300334A (ja) 土壌中のダイオキシン類等の有機塩素化合物の分解除去方法
JP2545946B2 (ja) 廃液の処理方法および処理装置
JP2000051850A (ja) 遠赤外線、マイナスイオン、金属イオンによる pcb、トリクロロエチレン等の塩素系有害化学物 質の常温分解システム。
JPH10337579A (ja) 汚水処理方法および処理装置
JPS608759B2 (ja) 放射性廃液中の有機化合物を除去する方法
ATE227151T1 (de) Verfahren zur dekontamination und behandlung einer flüssigen, gasförmigen oder festen matrix mit oxidativem gegenstrom
JP3499782B2 (ja) 水中微量有機化合物の除去方法と装置
JPH05293167A (ja) 感染性廃棄物の処理方法及びその処理装置
JP2813354B2 (ja) 気体および水溶液中に含有される揮発性有機ハロゲン化化合物の分解
JP2003211143A (ja) 土壌浄化装置
JPH11226582A (ja) ダイオキシン除去方法及びこれに用いるダイオキシン除去装置
JP3556699B2 (ja) 医療用廃棄物溶解装置
JP2003024991A (ja) ホルマリン含有排水の処理システム
JP2004057992A (ja) 汚染土壌の浄化方法及び装置
JP3566143B2 (ja) 汚水中のダイオキシン類除去方法
JP2001157898A (ja) 廃棄物処分場からの排水処理方法
JPH0323358Y2 (ja)
RU4970U1 (ru) Установка для очистки и обеззараживания воды