JP3055027B2 - ハイブリッド車制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車制御装置

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JP3055027B2 JP23938096A JP23938096A JP3055027B2 JP 3055027 B2 JP3055027 B2 JP 3055027B2 JP 23938096 A JP23938096 A JP 23938096A JP 23938096 A JP23938096 A JP 23938096A JP 3055027 B2 JP3055027 B2 JP 3055027B2
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  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの回転数
を決定する第1の回転電機および車両の駆動力を決定す
る第2の回転電機とを含み、前記エンジンの出力軸に連
結される動力変換手段とからなるハイブリッド機関を搭
載したハイブリッド車の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平7ー135701号公報で
は、エンジンと第1モータと第2モータおよび第1、第
2、第3の回転要素からなるギヤユニットを備え、第1
モータか第2モータのいずれかを回転数制御してエンジ
ン回転数を決定し、他方をトルク制御して車両の駆動力
を決定することで、エンジンを最高効率点で運転でき、
しかもエンジンの発生トルクをそのまま車両の駆動力と
して使用でき、エンジンの発生エネルギを効率良く伝達
できる。
【0003】また、ドイツ国第4407666号明細書
では、第1モータの内側ロータと第2モータのロータを
直結し、エンジンにより第1モータの外側ロータを駆動
し、第1モータの内側ロータと外側ロータを電磁的に結
合して発電することで、エンジンの出力トルクを電磁伝
達でき、第1モータの発電エネルギを利用してさらに第
2モータでトルクをアシストできるため、エンジンの発
生エネルギを効率良く伝達できる構成が開示されてい
る。 これらのハイブリッド車は、エンジンと駆動系と
の間に、2個の回転電機を有する動力伝達手段を設ける
ことにより、エンジンを最大効率点で運転し、エンジン
の発生エネルギを電気伝達のみでなく、機械伝達あるい
は電磁伝達によるエネルギ伝達を兼ね備えることによ
り、走行状態が変わっても、エネルギ伝達効率を高くす
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のハイブリッド型車両においては、特定の動作モー
ドで、第1お回転電機の回転数をゼロになるように制御
しているが、第1の回転電機として同期機を用いると、
特定の相に電流が流れ続けることになる。これにより、
回転電機を制御するインバータの特定アームに電流が集
中し、インバータの素子が熱により破壊してしまうとい
う問題がある。
【0005】そこで、本発明は、インバータヘの電流集
中を防止することのできるハイブリッド制御装置を実現
することにある。
【0006】
【課題を達成しようとする手段】本発明は上記目的を達
成するために、請求項1の発明においては、ハイブリッ
ド制御装置は、少なくともアクセルペダルやブレーキペ
ダルおよびシフトレバーの操作情報に基づいて、ハイブ
リッド車の車両駆動トルク指令値を演算し、エンジン制
御装置へ出力する。エンジン制御装置は、エンジン回転
数指令値の演算をする。ハイブリッド制御装置は、この
エンジン回転数指令値に基づいて第1の回転電機に発生
させる第1のトルク指令値の演算をし、この第1のトル
ク指令値と車両駆動トルク指令値とに基づいて第2の回
転電機に発生させる第2のトルク指令値を演算し、第1
および第2の回転電機をトルク制御する。また、第1の
回転電機の回転数がゼロ近傍である状態の時に、第1の
回転電機ヘの第1のトルク指令値を変化させ、インバー
タ装置を介して第1の回転電機の回転数を微小変化させ
ることで、インバータ装置の特定の相への電流の集中を
防止することができる。
【0007】また、請求項2および3記載の構成におい
ては、第1の回転電機ヘの第1のトルク指令値の変化量
に起因するトルクを第2の回転電機で補償することで、
第1の回転電機によるトルク変動によるハイブリッド車
ヘの駆動トルク変動を抑制することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1から図23を用いて説明する。図1は本発明ハ
イブリッド車制御装置の構成の概略を示すものであり、
1は4気筒4サイクルのガソリン内燃機関(エンジン)
で、2はエンジン1の出力軸、3はエンジン1の吸気
管、4は吸気管3に設けた公知の燃料噴射電磁弁で、各
気筒毎にそれぞれ独立して設けてある。5は吸気管3に
設けてあるスロットル弁、6はスロットル弁5の開閉駆
動を行う吸入空気量調節手段で、モータにより作動す
る。7はアクセルセンサで、運転者により操作されるア
クセルペダルに連動する公知のもので、アクセル開度信
号を電圧信号で出力する。8はブレーキセンサで、運転
者により操作されるブレーキペダルに連動し、ブレーキ
信号をON/OFF信号で出力する。9はシフトスイッ
チで、本実施例では、駐車(P)、後退(R)、中立
(N)、前進(D)などのシフト信号をON/OFF信
号でパラレル出力する。10は始動スイッチで、図示し
ない公知のIGキースイッチに内蔵されており、ON/
OFF信号で出力する。12は動力伝達手段で、第1の
回転電機2000および第2の回転電機3000を有し
ているもので、詳細は後述する。20は公知の差動ギヤ
装置、30は駆動輪である。
【0009】13はエンジン制御装置で、エンジン1が
発生するパワー要求値を外部より入力し、この入力値に
基づいて吸入空気量調節手段6を駆動するとともに、エ
ンジンに搭載された図示しないエンジン運転状態センサ
の信号に基づいて燃料噴射電磁弁4の開弁時間を制御す
るとともに、図示しない点火装置の点火タイミングを決
定して点火装置を駆動することによりエンジン1の燃焼
を制御する。さらに、エンジン制御装置13は、車両駆
動パワー要求値通りにエンジン1が運転されるようエン
ジン回転数指令値Ne*を外部に出力する。
【0010】14は第1の回転電機2000および第2
の回転電機3000を駆動するインバータ装置で、外部
から入力される第1の回転電機2000および第2の回
転電機3000のそれぞれのトルク指令値である第1お
よび第2のトルク指令値Mm1* ,Mm2* に基づき、第1
の回転電機2000および第2の回転電機3000のそ
れぞれの出力トルクMm1,Mm2を制御するとともに、第
1の回転電機2000および第2の回転電機3000の
それぞれの回転情報Nm1,Nm2を外部に出力する。
【0011】15は電池よりなる蓄電装置で、インバー
タ装置14と接続されている。16はハイブリッド車を
制御するハイブリッド制御装置で、アクセルセンサ7と
ブレーキセンサ8とシフトスイッチ9および始動スイッ
チ10とに接続され、アクセル開度信号とブレーキ信号
とシフト信号および始動信号が入力され、車両駆動パワ
ー要求値Pv*を演算してエンジン制御装置13に送信す
るとともに、エンジン制御装置13からエンジン回転数
指令値Ne*を受信する。さらに、ハイブリッド制御装置
16はインバータ装置14と接続され、第1の回転電機
2000および第2の回転電機3000のそれぞれのト
ルク指令値である第1および第2のトルク指令値Mm1*
,Mm2* を演算してインバータ装置14へ送信すると
ともに、インバータ装置14から第1の回転電機200
0および第2の回転電機3000のそれぞれの回転情報
Nm1,Nm2を受信する構成となっている。
【0012】次に、図2を用いて動力伝達手段12の詳
細な構成を説明する。動力伝達手段12はエンジン1に
接続されており、本実施例では差動装置20と一体化さ
れている。動力伝達手段12は内部に入出力の回転数を
調整する第1の回転電機2000と、入出力のトルクを
調整する第2の回転電機3000および出力を減速伝達
する減速伝達部4000とを有する。ここでエンジン1
と動力伝達手段12間のジョイントおよび差動装置20
と駆動輪30間のジョイント等は省略している。エンジ
ン1の出力軸2はエンジン1の駆動とともに回転駆動
し、図示されないジョイント等を介して、動力伝達手段
12の入力軸2001へ出力を伝える。
【0013】そして、動力伝達手段12は入力軸200
1に一体的に設けられた第1の回転子2010と、第2
の回転子2310および固定子に相当するステータ30
10を有する。ここで、ステータ3010は回転磁界を
作る巻線3011およびステータコア3012より構成
されている。また、第1の回転子2010も回転磁界を
作る巻線2011およびロータコア2012を有してお
り、ブラシホルダ2610、ブラシ2620、スリップ
リング2630およびシャフト2213内部にモールド
等の絶縁部2650を介して設けられているリード部2
660を介して外部から給電を受けている。さらに、第
2の回転子2310は中空のロータヨーク2311とそ
の内周面にN,S極を作るべく等間隔に配置された磁石
2220が設けられており、ロータコア2012および
巻線2011とで第1の回転電機2000を構成する。
また、第2の回転子2310には、中空ロータヨーク2
311の外周面上にN、S極を作るべく等間隔に配置さ
れた磁石2420も設けられており、前記ステータコア
3012および巻線3011と共に第2の回転電機30
00を構成する。ここで、ロータ2311の内面或いは
外面に設けられた磁石2220および2420は、それ
ぞれリング2225および2425等で必要により第2
の回転子2310に固定されている。
【0014】また、第2の回転子2310のロータヨー
ク2311は、ロータフレーム2331、2332およ
びベアリング2510、2511を介してハウジング1
710、1720に回転可能に設けられている。そし
て、第1の回転子2010は、シャフト2213および
ベアリング2512、2513を介して第2の回転子2
310のロータフレーム2331、2332に回転可能
に設けられている。ここで、第2の回転子2310の一
端は、ロータフレーム2332を介してハウジング27
10よりエンジン1側へ向けて外部へ延出しており、そ
の先端部にはセレーション1332aが形成されてお
り、減速伝達部4000の小ギヤ4010と噛合してい
る。さらに、小ギヤ4010はその軸部がエンジン等の
固定部に固着されたギヤ4020を介して差動ギヤ装置
11に連結されている。ギヤ4020は、差動ギヤ装置
11内に設けられている差動ギヤボックス4110に形
成されている大ギヤ4100に噛合して、動力伝達手段
12からの回転力を減速して差動ギヤ4120、413
0を介して駆動輪30へ伝達する。これら一連の歯車
は、図2に示すように、エンジン1と動力伝達手段12
のハウジング1710の側面との間の隙間に配置される
ように構成されている。すなわち、エンジン1より動力
伝達手段12へ向けて回転力が入力されるシャフト22
13と、動力伝達手段12より負荷出力側へ出力する出
力軸に相当するロータフレーム2332の先端部とは、
同一の側に配置される構成となっている。
【0015】2911、2912は公知のレゾルバで構
成された回転センサであり、第1の回転電機2000お
よび第2の回転電機3000のそれぞれの回転情報とし
て、第1の回転子2010、第2の回転子2310のそ
れぞれの回転位置θ1 ,θ2および回転数Nm1,Nm2を
固定子3010を基準として検出している。1730は
ブラシホルダ2610および回転センサ2911を収納
するカバーケースである。
【0016】次に、図3を用いてエンジン制御装置13
の構成を説明する。図3において、1301はエンジン
1の回転検出器で、詳細は図示しないが公知のもので、
エンジン1の図示しないクランク軸が1回転する毎に1
2パルスの角度信号と1パルスの基準信号が出力され
る。1302は公知の吸入空気量センサで、詳細は図示
しないが、吸気管3に設けられ、エンジン1が吸入する
空気量によりベーン開度が変化し、その変化量をポテン
ショメータで検出するもので、エンジン1が吸入する空
気量を単位時間あたりの体積で空気量信号として検出す
るものである。
【0017】1303は冷却水温センサで、サーミスタ
型の公知のもので、エンジン1に取付けられ、エンジン
1の冷却水の温度を抵抗変化として検出して冷却水温信
号を出力する。1304は吸気温センサで、サーミスタ
型の公知のもので、吸入空気量センサ1302に設けら
れ、エンジン1に吸入される空気の温度を抵抗変化とし
て検出し吸気温信号として出力する。1305は公知の
空燃比センサで、エンジン1の図示しない排気管集合部
に設けられ、排気の空燃比を空燃比信号として電圧で出
力する。これらのセンサの各信号および始動スイッチ1
0の始動信号は、エンジン制御装置13に接続される。
1306は公知のエンジン制御装置と同一の構成の制御
ユニットで、マイクロコンピュータや燃料噴射電磁弁4
の駆動回路などから構成され、エンジン回転検出器13
01の角度信号および基準信号や吸入空気量センサ13
02の空気量信号や冷却水温センサ1303の冷却水温
信号や吸気温センサ1304の吸気温信号および空燃比
センサ1305の空燃比信号に基づき、燃料噴射電磁弁
4の開弁信号を発生する。1307は通信回路で、例え
ば調歩同期式通信が構成できる公知の回路で、制御ユニ
ット1306と接続されている。
【0018】1308は公知のスロットルアクチュエー
タ用駆動回路で、制御ユニット1306と接続され、端
子1314,1315を介して吸入空気量調節手段6と
接続される。1309,1310,1311,1312
はエンジン制御装置13の出力端子で、制御ユニット1
306の開弁信号の出力と接続されており、さらに燃料
噴射電磁弁4に接続される。1313はエンジン制御装
置13の通信端子で、ハイブリッド制御装置16と接続
されている。
【0019】次に、エンジン制御装置13の制御ユニッ
ト1306に記憶されている制御プログラムの構成につ
いて図4および図5を用いて説明する。図4に示すプロ
グラムはメインプログラムで、IGキースイッチが投入
されることで起動される。図4において、ステップS5
000は、制御ユニット内蔵の入出力ポートの初期化や
RAMの変数領域の設定およびスタックポインタの初期
化を行う。
【0020】ステップS5001では、エンジン回転数
Ne を取り込み、制御ユニット1306内蔵のRAMの
変数領域に格納する。次に、ステップS5002では、
吸入空気量Qを取り込み、制御ユニット1306内蔵の
RAMの変数領域に格納する。次に、ステップS500
3では、冷却水温Tw を取り込み、制御ユニット130
6内蔵のRAMの変数領域に格納する。次に、ステップ
S5004では、吸気温Ta を取り込み、制御ユニット
1306内蔵のRAMの変数領域に格納する。ステップ
S5005では、空燃比A/F を取り込み、制御ユニット
1306内蔵のRAMの変数領域に格納する。ステップ
S5006では、ステップS5001で取り込んだエン
ジン回転数Ne およびステップS5002で取り込んだ
吸入空気量Qとから回転当たりの吸気量Qo を演算し、
内蔵RAMの変数領域に格納する。ステップS5007
では、ステップS5004で取り込んだ吸気温Ta に基
づき、制御ユニット1306に内蔵のROMのテーブル
領域に記憶してある吸気温補正係数マップを検索して、
吸気温補正係数fTHAを求める。吸気温補正係数マップは
図5に示す公知のもので、吸入空気量センサ1302に
て検出した吸入空気量を単位時間当たりの質量として変
換する係数が一次元マップとして備えてある。
【0021】次に、ステップS5008ではステップS
5003にて取り込んだ冷却水温Tw に基づき、暖機補
正係数マップを検索して、暖機補正係数fWL を求める。
暖機補正係数マップは図7に示す公知のもので、エンジ
ン1の冷却水温度Tw に対する暖機補正係数fWL が一次
元マップとして備えてある。ステップS5009では、
ステップS5005にて取り込んだ空燃比A/F に基づ
き、A/Fフィードバック補正係数fA/Fを演算する。演
算は公知のものであり、詳細な説明は省略する。ステッ
プS5010では、ステップS5006で求めた回転当
たりの吸気量QoとステップS5007にて求めた吸気
温補正係数fTHAとから基本噴射時間Tp を演算する。演
算の際の係数Kは、燃料噴射電磁弁4の開弁時間と燃料
噴射量との関係を決定する定数である。次に、ステップ
S5011では、上記ステップにて求めた基本噴射時間
Tp と暖機補正係数fWL およびA/Fフィードバック補
正係数fA/Fとに基づき、燃料噴射電磁弁4の開弁時間で
ある噴射時間TAUを演算する。なお、Tv は無効噴射時
間で、燃料噴射電磁弁4の時定数による遅れ時間であっ
て燃料量に寄与しない時間である。ステップS5012
では、燃料カットをすべきかどうかを示すフラグfCUTの
状態を判断し、燃料カットすべき(fCUT=1)であれば(YE
S) 燃料噴射時間TAUをゼロにクリアし、燃料カットを
しない(fCUT=0)ならば(N0)ステップS5014にプログ
ラムの実行を移す。ステップS5014では、ステップ
S5011にて求めた噴射時間TAUに基づき、燃料噴射
電磁弁3 を駆動する噴射信号を発生して出力する。ステ
ップS5015では、IGキースイッチの状態をチェッ
クし、投入されていれば(NO)、ステップS5001に戻
り、上述の作動を繰り返し、OFFされていれば(YES)
、プログラムが終了する構成としてある。
【0022】図5に示すプログラムは割り込みプログラ
ムで、通信回路1307に通信データが受信されると起
動される。ステップS5100では、通信端子1313
を介して接続されているハイブリッド制御装置16から
送信される車両駆動パワー要求値Pv*を読み込む。次の
ステップS5102では、ハイブリッド制御装置16か
ら送信された車両駆動パワー要求値Pv*を判断し、デー
タが0FFFFHであれば、始動中と判断してプログラ
ムの実行をステップS5110に移す。ステップS51
10では、エンジン回転数Ne が所定のアイドル回転数
Neidlより上かどうかによりエンジン1が燃焼によりア
イドル回転しているかどうかを判断し、アイドル回転し
ていなければ(NO)、プログラムの実行をステップS51
12とし、エンジン回転数指令値Ne*を始動回転数NeS
TAにセットする。ステップS5110でアイドル回転し
ている(YES) と判断されれば、ステップS5116にて
エンジン回転数指令値Ne*に0FFFFHのデータをセ
ットしたのち、プログラムの実行をS5114とする。
ステップS5114では、エンジン始動時のスロットル
開度θTHをアイドル状態にするためにゼロとし、吸入空
気量調節手段6の調節量THをゼロとし、プログラムの実
行をステップS5122に移す。
【0023】ステップS5102で判断されてデータが
0FFFFHでなければ(NO)、始動中でないと判断さ
れ、ステップS5104にプログラムは進む。ステップ
S5104では、車両駆動パワー要求値Pv*がゼロであ
るかどうかを判断し、ゼロであれば(YES) ステップS5
118に進みエンジン回転数指令値Ne*に0FFFFH
のデータをセットし、ステップS5120にてスロット
ル開度θTHをゼロとしたのちステップS5122に進
む。ステップS5104により否定判定されると、次の
ステップS5106では、あらかじめ記憶してあるエン
ジン1の燃費率マップによりエンジン1の動作点を決定
し、エンジン回転数指令値Ne*を演算する。燃費率マッ
プは、図8に示す特性に基づき、エンジン出力トルクM
e とエンジン回転数Ne をパラメータとしてエンジン1
の燃費率(g/kWh )が二次元マップとして記憶してあ
る。すなわち、エンジン出力トルクMe*が決定されれ
ば、燃費率が最も最良となるエンジン動作点(図8のC
点)を求めてこの回転数をエンジン回転数指令値Ne*と
して求めることができる。
【0024】さらに、ステップS5108では、上記エ
ンジン動作点とするスロットル開度θTHをスロットル開
度マップにより求め、あらかじめ決定されている吸入空
気量調節手段6の調節量THを演算する。スロットル開度
マップは、図9に示すエンジン1の特性に基づき作成さ
れる。図9において、横軸のエンジン回転数はエンジン
1の最大回転数で正規化されており、縦軸のエンジン出
力トルクはエンジン1の最大出力トルクで正規化されて
いる。なお、エンジン出力トルクMe とエンジン回転数
Ne をパラメータとしてエンジン1のスロットル開度θ
THが二次元マップとして記憶してある。したがって、ス
テップS5108では、ステップS5106にて求めた
エンジン回転数指令値Ne*とエンジン出力トルク指令値
Me*とに基づき、スロットル開度目標値θTH* を求め、
このスロットル開度目標値θTH*から吸入空気量調節量T
Hを演算する。スロットル開度目標値θTH* から吸入空
気量調節量THの変換は、あらかじめ求めた吸入空気量調
節手段6の特性が記憶され、この特性によりなされてい
る。
【0025】次に、ステップS5122では、ステップ
S5106あるいはステップS5114で求めた吸入空
気量調節量THに基づいて吸入空気量調節手段6を制御す
る。さらに、次のステップS5124では、ステップS
5106あるいはステップS5112で求めたエンジン
回転数指令値Ne*を通信回路1307に出力すること
で、ハイブリッド制御装置16に送信する。以上の処理
をした後、プログラムの実行は、割り込みプログラムが
起動する前のメインプログラムに戻る。
【0026】次に、インバータ装置14の構成について
図10を用いて説明する。図10において、1401お
よび1402は蓄電装置15のプラス端子およびマイナ
ス端子と接続される主電源入力端子であり、1403,
1404,1405はインバータ装置14からの出力端
子で、第1の回転電機2000に内蔵されたU、V,W
各相の巻線に接続される。また、1406,1407,
1408はインバータ装置14からの出力端子で、第2
の回転電機3000に内蔵されたU、V,W各相の巻線
に接続される。1409は動力伝達手段12に内蔵され
た回転センサ2911との接続端子であり、また、14
10は動力伝達手段12に内蔵された回転センサ291
2との接続端子で、それぞれ、励磁信号および回転子位
置信号(sin信号,cos信号)用に使用し、差動構
成となっている。1411は車両用動力源制御装置12と
の通信端子で、公知のシリアル通信接続ができる構成と
なっている。1412は入力コンデンサで、入力端子1
401, 1402間に接続されている。
【0027】1413、1414、1415、141
9、1420、1421はIGBT素子とフライホイー
ルダイオードが各2ケ内蔵された公知のIGBTモジュ
ールである。IGBTモジュール1413の端子C1は入
力端子1401に接続され、端子E2は入力端子1402
に接続され、端子C2および端子E1は出力端子1403に
接続されており、第1の回転電機2000のU相巻線の
駆動をする構成となっている。
【0028】IGBTモジュール1413と同様に、I
GBTモジュール1414, 1415はそれぞれ図示の
通り、第1の回転電機2000のV相巻線およびW相巻
線を駆動する構成となっている。また、IGBTモジュ
ール1419, 1420、1421はそれぞれ図示の通
り、第2の回転電機3000のU相巻線、V相巻線およ
びW相巻線を駆動する構成となっている。1416、1
417、1422、1423は公知の電流センサで、例
えばクランプ型でホール素子を用いた非接触タイプのも
のを用い、それぞれ端子1403、端子1405、端子
1406、端子1408を流れる電流を検出して電圧信
号で出力する。1418はIGBTモジュール141
3、1414、1415に内蔵のIGBT素子のゲート
を駆動する公知のゲート駆動部である。また、1424
はIGBTモジュール1419、1420、1421に
内蔵のIGBT素子のゲートを駆動する公知のゲート駆
動部である。 1425は動力伝達手段12に内蔵され
た回転センサ2911の信号処理部で、詳細は示さない
が、約7kHzの正弦波の励磁信号を端子1409から出力
し、回転センサ2911からの回転子位置信号(sin
信号,cos信号)を端子1409より入力して、回転
子位置を求め、10ビットパラレルで出力する。142
6も同様に動力伝達手段12に内蔵された回転センサ2
912の信号処理部で、回転センサ2912からの回転
子位置信号(sin信号,cos信号)を端子1410
より入力して、回転子位置を求め、10ビットパラレル
で出力する。
【0029】1427は制御ユニットで、例えば公知の
シングルチップのマイクロコンピュータを使用するもの
で、端子1411から入力される第1の回転電機200
0のトルク指令値である第1のトルク指令値Mm1* と、
信号処理部1425の出力である第1の回転電機200
0の回転子位置および、電流センサ1416、1417
の出力である第1の回転電機2000のU相巻線および
W相巻線を流れる電流とに基づき、内蔵のROMに記憶
してあるプログラムにより公知のベクトル制御をして第
1の回転電機2000を第1のトルク指令値Mm1* 通り
に制御し、また第2の回転電機3000のトルク指令値
である第2のトルク指令値Mm2* と、信号処理部142
6の出力である第2の回転電機3000の回転子位置お
よび、電流センサ1422、1423の出力である第2
の回転電機3000のU相巻線およびW相巻線を流れる
電流とに基づき、内蔵のROMに記憶してあるプログラ
ムにより公知のベクトル制御をして第2の回転電機30
00を第2のトルク指令値Mm2* 通りに制御する構成で
ある。
【0030】図11および図12は、制御ユニット14
27の内蔵ROMに記憶してある制御プログラムの構成
を示したフローチャートで、それぞれメインプログラム
と割り込みプログラムである。図11図示のメインプロ
グラムにおいて、車両のiGキースイッチがONされる
ことでスタートする。ステップS5200は、制御ユニ
ット1427に内蔵されたRAMに割り付けた変数やス
タックおよび入出力ポートなどの汎用レジスタを初期化
する。とくに、後述の第1の回転電機2000のd軸電
流指令値im1d*、q軸電流指令値im1q*および第2の回
転電機2000のd軸電流指令値im2d*、q軸電流指令
値im2q*をゼロに初期化する。
【0031】ステップS5202は、制御ユニット14
27に内蔵された通信ポートのステータスを読み込み、
通信ポートにデータが受信されたかどうかのフラグを取
り込む。ステップS5204は、データが受信されたか
どうか判断し、データが受信されていなければステップ
S5212に進む。データが受信されていれば、ステッ
プS5206に進み、受信したデータである第1のトル
ク指令値Mm1* および第2のトルク指令値Mm2* を取り
込み、内蔵RAMの変数領域に格納する。次に、ステッ
プS5208では、ステップS5206にて記憶した第
1のトルク指令値Mm1* に基づき、第1の回転電機20
00の各相巻線に流す電流の指令値として、図示してな
い公知の回転子の界磁方向とそれに直交する方向に座標
を設定したd−q軸座標系におけるそれぞれの電流成分
であるd軸電流指令値im1d*およびq軸電流指令値im1
q*を演算する。
【0032】次に、ステップS5210では、ステップ
S5206にて記憶した第2のトルク指令値Mm2* に基
づき、第2の回転電機3000の各相巻線に流す電流の
指令値として、図示していない公知の回転子の界磁方向
とそれに直交する方向に座標を設定したd−q軸座標系
におけるそれぞれの電流成分であるd軸電流指令値im2
d*およびq軸電流指令値im2q*を演算する。次に、ステ
ップS5212では第1の回転電機2000の回転情報
である第1の回転子2010の回転数Nm1を信号処理部
1425より取り込みデータを内蔵メモリに格納する。
ステップS5214では、第2の回転電機3000の回
転情報である第2の回転子2310の回転数Nm2を信号
処理部1426より取り込みデータを格納する。ステッ
プS5216では、第1の回転電機の回転数を演算す
る。第1の回転電機は第1の回転子2010と第2の回
転子2310とで構成されており、ステップS5212
で取り込んだ第1の回転子の回転数Nm1は固定子301
0を基準とした回転数であることから、数式1により第
1の回転電機の回転数が求まる。
【0033】
【数1】Nm1=Nm1−Nm2 ステップS5218では、ステップS5216で演算し
た第1の回転電機2000の回転数Nm1およびステップ
S5214で取り込んだ第2の回転電機3000の回転
数Nm2を出力端子1411よりハイブリッド制御装置1
6へ送信する。次にステップS5220では、車両のi
GキースイッチがOFFされたかどうかを判定し、OF
FされていなければステップS5202に戻り、逆に、
OFFされていれば、プログラムはストップする構成と
なっている。
【0034】次に、図12に示すフローチャートにて、
割り込みプログラムの構成を説明する。割り込みプログ
ラムは、所定の時間間隔のタイマ割り込みで起動する構
成となっており、ステップS5300にて電流センサ1
416、1417、1422、1423の出力である第
1の回転電機2000のU相線電流i1uおよびW相線電
流i1wおよび、第2の回転電機3000のU相線電流i
2uおよびW相線電流i2wを読み込み、制御ユニット14
27の内蔵RAMの変数領域に格納する。次に、ステッ
プS5302では第1の回転電機2000における第1
の回転子2010の回転子位置θ1 および第2の回転電
機3000における第2の回転子2310の回転子位置
θ2 を読み込んで、制御ユニット1427の内蔵RAM
の変数領域に格納する。このとき、第2の回転子231
0の回転子位置θ2 は第2の回転電機3000の回転子
位置と同一である。
【0035】次に,ステップS5304では、第1の回
転子2010と第2の回転子2310の相対回転位置を
演算し、第1の回転電機2000の回転子位置θ1 とす
る。ステップS5306では、上記U相線電流i1uおよ
びW相線電流i1wと回転子位置θ1 とに基づき、第1の
回転電機2000の巻線に流れる三相交流電流を、図示
しない公知の回転子の界磁方向とそれに直交する方向に
座標を設定したd−q軸座標系におけるそれぞれの電流
成分であるd軸電流i1dおよびq軸電流i1qに変換す
る。上記U相線電流i2uおよびW相線電流i2wと回転子
位置θ2 とに基づき、第2の回転電機3000の巻線に
ながれる三相交流電流を、図示しない公知の回転子の界
磁方向とそれに直交する方向に座標を設定したd−q軸
座標系におけるそれぞれの電流成分であるd軸電流i2d
およびq軸電流i2qに変換する。
【0036】次に、ステップS5308では、制御ユニ
ット1427の内蔵RAMの変数領域に格納してあるd
軸電流指令値im1d*、im2d*およびq軸電流指令値im1
q*、im2q*とd軸電流i1d、i2dとq軸電流i1q、i2q
に基づきd軸成分とq軸成分毎にそれぞれの電流偏差ε
1d,ε2d,ε1q,ε2qを演算する。次に,ステップS5
310では、ステップS5306にて演算した電流偏差
ε1d,ε1qと第1の回転電機2000の電気的定数に基
づき第1の回転電機2000に印可する電圧のd−q軸
成分であるd軸電圧指令値V1d* およびq軸電圧指令値
V1q* を演算する。また、ステップS5308にて演算
した電流偏差ε2d,ε2qと第2の回転電機3000の電
気的定数に基づき第2の回転電機3000に印可する電
圧のd−q軸成分であるd軸電圧指令値V2d* およびq
軸電圧指令値V2q* を演算する。ステップS5312で
は、第1の回転電機2000のd軸電圧指令値V1d* お
よびq軸電圧指令値V1q* から三相交流の相電圧指令値
V1u*,V1v* ,V1w* を演算し、第2の回転電機30
00のd軸電圧指令値V2d* およびq軸電圧指令値V2q
* から三相交流の相電圧指令値V2u* ,V2v* ,V2w*
を演算する。ステップS5314では、この相電圧指令
値V1u* ,V1v* ,V1w* ,V2u* ,V2v* ,V2w* を
例えば10kHz を変調周波数とするパルス幅変調(PW
M)の演算を行う。 そして、ステップS5316で、
制御ユニット1427に内蔵のPWMレジスタに、ステ
ップS5314での演算結果を出力してルーチン処理を
終了する構成としてある。
【0037】次に、ハイブリッド制御装置16の構成に
ついて図13を用いて説明する。1600、1601、
1602、1603はハイブリッド制御装置16の入力
端子である。入力端子1600はアクセルセンサ7と接
続されてアクセル信号が入力され、入力端子1601は
ブレーキセンサ8と接続されてブレーキ信号が入力さ
れ、入力端子1602はシフトスイッチ9と接続されて
シフト信号が入力され、入力端子1603は始動スイッ
チ10と接続されて始動信号が入力される。1604、
1605はハイブリッド制御装置16の通信端子で、そ
れぞれエンジン制御装置13およびインバータ装置14
と接続されて、制御に必要な情報を通信できる構成とし
ている。1610は演算増幅器からなる公知の電圧増幅
回路より構成されるアナログ信号入力部で、入力端子1
600から入力されるアクセル信号を所定の電圧レベル
に増幅する。1620は比較器あるいはトランジスタよ
りなる公知のデジタル信号入力回路がより構成されるデ
ジタル信号入力部で、入力端子1601から入力される
ブレーキ信号と入力端子1602より入力されるシフト
信号および入力端子1603から入力される始動信号を
TTLレベルの信号に変換する。1630はハイブリッ
ド制御装置16の制御を実行する制御ユニットで、公知
のシングルチップマイクロコントローラより構成され、
制御プログラムやデータが格納されているROMや、演
算に必要なRAMや、アナログ信号を取り込むA/Dコ
ンバータや、シリアル通信機能などが内蔵されている。
制御ユニット1630は、アナログ信号入力部1610
およびデジタル信号入力部1620と接続されて、アク
セル開度ACC とブレーキ状態BRK とシフト位置SFT およ
び始動状態STA を取り込む。1640、1650は通信
バッファ回路よりなる通信部で、同一の構成であり、通
信部1640は制御ユニット1630と通信端子160
4間に設けられ、通信部1650は制御ユニット163
0と通信端子1605間に設けられる。
【0038】次に、制御ユニット1630に内蔵のRO
Mに格納されている制御プログラムの構成について、図
14から図19を用いて説明する。図14はメインプロ
グラムで、iGキースイッチが投入されると起動する。
起動後まずステップS5400で初期化が行われる。初
期化では、制御ユニットに内蔵の入出力ポートや通信ポ
ートの初期状態の設定と、制御ユニットに内蔵のRAM
に割り付けられた変数領域のデータの初期設定と、スタ
ックポインタの初期設定などが行われる。
【0039】次に、ステップS5402ではアナログ信
号入力部1610から入力されるアクセル信号をA/D
変換して、アクセル開度ACC を取り込む。次のステップ
S5404では、デジタル信号入力部1620から入力
されるブレーキ信号からブレーキ状態BRK を取り込む。
ブレーキ状態BRK は、ブレーキが操作されると”1”で
あり、ブレーキが操作されなければ”0”となるよう論
理が構成されている。次のステップS5406では、デ
ジタル信号入力部1620から入力されるシフト信号か
らシフト位置SFT を取り込む。シフト位置SFT は、4ビ
ットパラレル信号であり、駐車(P)、後退(R)、中
立(N)、前進(D)などにシフトスイッチ9が操作さ
れれば、それぞれ”1”、”2”、”4”、”8”とな
るよう論理が構成されている。
【0040】次のステップS5408では、デジタル信
号入力部1620から入力される始動信号から始動状態
STA を取り込む。始動状態STA は、iGキースイッチの
操作により始動操作されると”1”であり、始動操作が
されなければ”0”となるよう論理が構成されている。
次のステップS5410では、インバータ装置14から
第1の回転電機2000の回転数Nm1を通信バッファ1
650を介して受信する。さらに次のステップS541
2では、インバータ装置14から第2の回転電機300
0の回転数Nm2を通信バッファ1640を介して受信す
る。ステップS5414では、回転数Nm2に基づき数式
2により車速Vを演算する。
【0041】
【数2】V=C1 ×Nm2 C1 は係数 次のステップS5416では、始動状態STA が”1”か
どうか判断し、”1”であれば(YES) 始動状態であるた
め、ステップS5418にてエンジン始動処理を行いス
テップS5434に進む。ステップS5416で、始動
状態STA が”0”であれば(NO)、ステップS5420に
進む。ステップS5420では、シフト位置SFT が”
P”かどうか判断し、”P”であれば(YES) ステップS
5422にてPレンジの処理を行いステップS5434
に進む。ステップS5420で”P”でなければ(NO)、
ステップS5424に進む。
【0042】ステップS5424では、シフト位置SFT
が”R”かどうか判断し、”R”であれば(YES) ステッ
プS5426にてRレンジの処理を行いステップS54
34に進む。ステップS5424で”R”でなければ(N
O)ステップS5428に進む。ステップS5428で
は、シフト位置SFT が”N”かどうか判断し、”N”で
あれば(YES) ステップS5430にてNレンジの処理を
行いステップS5434に進む。ステップS5424
で”N”でなければ(NO)ステップS5432に進む。ス
テップS5432では、シフト位置SFT が”D”である
のでDレンジ処理を実行し、ステップS5434に進
む。ステップS5434では、IGキースイッチがOF
Fされているかどうか判断し、OFFされていなければ
(NO)プログラムはステップS5402に戻り、上述の処
理を繰り返す。IGキースイッチがOFFされていれば
(YES) プログラムは終了する。
【0043】次に、図14に示すプログラムにおけるス
テップS5418のエンジン始動処理について、図15
を用いて説明する。始動処理は、ステップS5500に
て、車両駆動トルク指令値MV*を0にセットする。次の
ステップS5502にて、車両駆動パワー要求値PV*を
0FFFFH(16進数)にセットする。次のステップ
S5504では、ステップS5502にてセットした車
両駆動パワー要求値Pv*をエンジン制御装置13に送信
する。次のステップS5506ではエンジン制御装置1
3と接続されている通信ポートからエンジン回転数指令
値Ne*を受信する。
【0044】次のステップS5508では、第1および
第2の回転電機2000,3000のトルク指令値であ
る第1および第2のトルク指令値Mm1* ,Mm2* を演算
する。この演算は、図16に示すサブルーチンを呼び出
すことで実行される。さらに、次のステップS5510
では、ステップS5508にて演算された第1および第
2の回転電機2000,3000のトルク指令値である
第1および第2のトルク指令値Mm1* ,Mm2* を制御ユ
ニット1630内蔵の通信ポート、通信バッファ165
0を介してインバータ装置14に送信する構成である。
【0045】ステップS5508で呼び出されるサブル
ーチンの説明を図16を用いて説明する。ステップS5
600では、エンジン制御装置13から受信したエンジ
ン回転数指令値Ne*が0FFFFHかどうか判断する。
この判断で肯定されればステップS5606に進み、第
1のトルク指令値Mm1* をゼロに設定し、ステップS5
608にプログラムの実行を移す。 ステップS560
0で否定判定されれば、ステップS5602に進み、ス
テップS5602ではエンジン回転数指令値Ne*と現在
のエンジン回転数Ne の回転数偏差εi を数式3により
演算する。
【0046】
【数3】εi =((Ne*−Ne )+C2 ×εi-1 )/
(1+C2 )+ΔNe 但しC2は係数 ここで現在のエンジン回転数Ne は図2に示す第1の回
転子2010とエンジン1の出力軸2と同一回転数であ
るので、インバータ装置14より受信した第1および第
2の回転電機2000,3000のそれぞれの回転数N
m1およびNm2から数式4により求める。
【0047】
【数4】Ne =Nm1+Nm2 次のステップS5604では、第1の回転電機2000
に指令する第1のトルク指令値Mm1* を数式5により演
算する。
【0048】
【数5】Mm1* =Mm1* +K1 ×εi +K2 ×εi-1 +
K3 ×εi-2 数式5において、K1 、K2 、K3 は係数である。さら
にステップS5608にて、第2の回転電機3000に
指令するトルク指令値Mm2* を数式6により演算して、
このサブルーチンを呼び出したもとのプログラムに戻る
構成である。
【0049】
【数6】Mm2* =Mv*−Mm1* −ΔMm2 ここで、ステップS5610の偏差設定方法を図23を
用いて説明する。偏差設定サブルーチンに入ると、先ず
ステップS6100で、第1の回転電機の回転数がゼロ
近傍かどうかを判断する。この判断で否定されると、ス
テップS6102で、指令値の偏差をゼロに設定し、サ
ブルーチンから抜ける。前記ステップS6100の判断
で肯定されると、ステップS6104で回転数偏差を設
定する。ここでは、第1の回転電機の回転数がゼロにな
らない様に回転偏差をゼロ近傍で正弦波状に設定してい
る。次にステップS6106で、前記回転数偏差を生じ
させるためのトルク変化分を演算する。具体的に示す
と、第1の回転電機に接続されているイナーシャJと回
転数指令値の変化分ないし実際の回転数変化分dω1/dt
との積により数式11で推定することができる。
【0050】
【数11】ΔMm1=J×dω/dt 次に、ステップS6108で、第1の回転電機によるト
ルク変化分を第2の回転機で補償するように、第2の回
転電機の指令値偏差を設定し、サブルーチンから抜け
る。
【0051】なお、このサブルーチンにおいて、回転数
偏差の設定を正弦波状に設定する他、任意の値をオフセ
ットする場合もある。また、トルク変化分の他の推定方
法に関しては、式12に示すように、第1の回転電機の
電流値からモータ定数を用いてトルク変化を推定するこ
とも可能である。ここでトルクMm1はd,q軸電流の
関数として標記しており、*の添字は、指令値を、*の
ないものは実際の値を示している。
【0052】
【数12】ΔMm1=Mm1* (imld* ,iml
q)−Mm1(im1d,im1g) さらに、トルク変化分の他の推定方法として、式13に
示すように、第1の回転電機の回転数フィードバック制
御による電流補償量から推定することも可能である。
【0053】
【数13】ΔMml=∂Mml/∂idl×Δidl+
∂Mml/∂iql×Δiql 次に、図14に示すプログラムにおけるステップS54
22のPレンジ処理について、図17を用いて説明す
る。Pレンジ処理は、ステップS5700にて車両駆動
トルク指令値Mv*を0にセットする。次のステップS5
702にて、車両駆動パワー要求値Pv*を0FFFFH
(16進数)にセットする。次のステップS5704で
は、ステップS5702にてセットした車両駆動パワー
要求値Pv*をエンジン制御装置13に送信する。次のス
テップS5706ではエンジン制御装置13と接続され
ている通信ポートからエンジン回転数指令値Ne*を受信
する。次のステップS5708では、第1および第2の
回転電機2000,3000の各トルク指令値である第
1および第2のトルク指令値Mm1* ,Mm2* をゼロにセ
ットし、次のステップS5710にて第1および第2の
トルク指令値Mm1* ,Mm2* を通信ポート、通信バッフ
ァ1650を介してインバータ装置14に送信する構成
である。
【0054】次に、図14に示すプログラムにおけるス
テップS5426のRレンジ処理について、図18を用
いて説明する。Rレンジ処理は、まずステップS580
0にて車両駆動トルク指令値Mv*を演算する。この演算
は、車速Vとアクセル開度ACC とブレーキ状態BRK およ
びシフト位置SFT を入力パラメータとしてマップ検索に
より行う構成としている。制御ユニット1630に内蔵
のROMにマップは記憶してあり、図21に示す特性に
基づいてマップは構成されている。図21の特性は、シ
フト位置SFT が”R”レンジの場合の特性で、車速Vと
アクセル開度ACC およびブレーキ状態BRK をパラメータ
とした車両駆動トルク指令値Mv*の特性である。なお、
車速Vは図21においては、車両の最高車速で正規化し
たものであるが、記憶するマップは車速Vの絶対値で検
索するようにしてある。
【0055】次のステップS5802にて、車両駆動パ
ワー要求値Pv*を演算する。次のステップS5804で
は、ステップS5802にてセットした車両駆動パワー
要求値Pv*をエンジン制御装置13に送信する。次のス
テップS5806ではエンジン制御装置13と接続され
ている通信ポートからエンジン回転数指令値Ne*を受信
する。次のステップS5808では、第1および第2の
回転電機2000,3000の各トルク指令値である第
1および第2のトルク指令値Mm1* ,Mm2* を演算す
る。この演算は始動処理ルーチンと同様に、図16のサ
ブルーチンを呼び出すことで行う。次のステップS58
10にて第1および第2のトルク指令値Mm1* ,Mm2*
を制御ユニット1630内蔵の通信ポート、通信バッフ
ァ1650を介してインバータ装置14に送信する構成
である。
【0056】次に、図14に示すプログラムにおけるス
テップS5430のNレンジ処理について、図19を用
いて説明する。Nレンジ処理は、まずステップS590
0にて車両駆動トルク指令値MV*を0にセットする。次
のステップS5902にて、車両駆動パワー要求値PV*
を0FFFFH(16進数)にセットする。次のステッ
プS5904では、ステップS5902にてセットした
車両駆動パワー要求値Pv*をエンジン制御装置13に送
信する。次のステップS5906ではエンジン制御装置
13と接続されている通信ポートからエンジン回転数指
令値Ne*を受信する。ステップS5908では、第1お
よび第2の回転電機2000,3000の各トルク指令
値である第1および第2のトルク指令値Mm1* ,Mm2*
をゼロにセットし、次のステップS5910にて第1お
よび第2のトルク指令値Mm1* ,Mm2* を通信ポート、
通信バッファ1650を介してインバータ装置14に送
信する構成である。
【0057】次に、図14に示すプログラムにおけるス
テップS5432のDレンジ処理について、図20を用
いて説明する。Dレンジ処理は、まずステップS600
0にて車両駆動トルク指令値MV*を演算する。この演算
は、車速Vとアクセル開度ACC とブレーキ状態BRK およ
びシフト位置SFT を入力パラメータとしてマップ検索に
より行う構成としている。制御ユニット1630に内蔵
のROMにマップは記憶してあり、図22に示す特性に
基づいてマップは構成されている。図22の特性は、シ
フト位置SFT が”D”レンジの場合の特性で、車速Vと
アクセル開度ACC およびブレーキ状態BRK をパラメータ
とした車両駆動トルク指令値Mv*の特性で、図21と同
様の構造である。次のステップS6002にて、車両駆
動パワー要求値PV*を演算する。次のステップS600
4では、ステップS6002にてセットした車両駆動パ
ワー要求値PV*をエンジン制御装置13に送信する。ス
テップS6006ではエンジン制御装置13と接続され
ている通信ポートからエンジン回転数指令値Ne*を受信
する。
【0058】ステップS6008では、第1および第2
の回転電機2000,3000の各トルク指令値である
第1および第2のトルク指令値Mm1* ,Mm2* を演算す
る。この演算はRレンジルーチンと同様に、図16のサ
ブルーチンを呼び出すことで行われる。次のステップS
5810にて第1および第2のトルク指令値Mm1* ,M
m2* を制御ユニット1630内蔵の通信ポート、通信バ
ッファ1650を介してインバータ装置14に送信する
構成である。
【0059】以上の構成による本発明の作動について説
明する。作動状態として、始動状態、前進走行状態、後
退走行状態について説明する。まず、始動状態について
説明する。図示しないiGキースイッチが投入される
と、エンジン制御装置13とインバータ装置14および
ハイブリッド制御装置16に、図示しない12Vの補機
電池より電源が供給され、エンジン制御装置13内の制
御ユニット1306とインバータ装置14内の制御ユニ
ット1427およびハイブリッド制御装置16内の制御
ユニット1630はそれぞれ内蔵したROMに格納され
ているプログラムが起動する。 エンジン制御装置13
においては、エンジンが回転していないので、空気は吸
入されないためにステップS5002で取り込まれる吸
入空気量Qはゼロであるので、ステップS5006で演
算される回転当たりの吸気量Q0 はゼロとなる。したが
って、ステップS5011で演算される噴射時間TAUは
無効噴射時間Tv のみとなり、ステップS5014で噴
射信号TAUを出力しても、エンジン1には燃料が供給さ
れずエンジン1は停止している。
【0060】インバータ装置14においては、iGキー
スイッチの投入により、図11のプログラムが起動され
てステップS5200にて、第1および第2のトルク指
令値Mm1* 、Mm2* や電流指令値im1d*、im2d*、im1
q*、im2q*がゼロに初期化される。iGキースイッチ投
入直後は外部機器との通信行われないため、ステップS
5204で否定判定され(NO)、ステップS5206から
ステップS5210は実行されず、図12のフローチャ
ートで実行される第1および第2の回転電機のトルク制
御はトルクがゼロで制御されることになる。また、図1
1のプログラムでは、ステップS5212、S5214
で取り込まれる回転数Nm1、Nm2もまたゼロであり、ス
テップS5218で外部に送信される第1および第2の
回転電機の回転数Nm1、Nm2はゼロである。
【0061】一方、ハイブリッド制御装置16では図1
4のプログラムが起動され、実行される。iGキースイ
ッチ投入後に始動スイッチ10が投入されると、ステッ
プS5408にて取り込まれる始動状態STA が”0”か
ら”1”となる。この時点では、エンジン1は回転して
いないし、第1および第2の回転電機2000、300
0もまた回転していないので、ステップS5410、S
5412でインバータ制御装置より受信する第1および
第2の回転電機の回転数Nm1、Nm2はゼロである。しか
し、ステップS5416にて始動状態STA が”1”と肯
定判定され、ステップS5418の始動処理が実行され
る。ステップS5418の始動処理の詳細を示した図1
5のプログラムにより、車両駆動トルク指令値Mv*はゼ
ロに設定され、車両駆動パワー要求値Pv*を0FFFFH(1
6進数表記)に設定してエンジン制御装置13に送信す
る。0FFFFHは、エンジン1を始動する情報で車両駆動パ
ワー要求値そのものの絶対値ではない。一方エンジン制
御装置13では、図5の受信割込が発生して、ステップ
S5100にて車両駆動パワー要求値Pv*を受信し、ス
テップS5102で肯定判定され、エンジンが燃焼回転
するまではステップS5110にてエンジン回転数Ne
が所定のアイドル回転数Neidl以下かどうか判断され、
始動開始ではエンジン1は回転していないのでステップ
S5112に進み、エンジン回転数指令値Ne*をあらか
じめROMに記憶されているエンジン始動回転数NeSTA
に設定し、吸入空気量調節量THをゼロに設定し、ステッ
プS5122にて吸入空気量調節手段6を制御してスロ
ットル弁5を全閉制御する。さらに、エンジン始動回転
数NeSTAをハイブリッド制御装置16に送信する。
【0062】ハイブリッド制御装置16では、図15の
プログラムにおいて、ステップS5506でエンジン始
動回転数NeSTAをエンジン回転数指令値Ne*として受信
し、このエンジン回転数指令値Ne*およびゼロに設定さ
れた車両駆動トルク指令値Mv*および図14のステップ
S5410で受信した第1の回転電機の回転数Nm1とに
基づき、ステップS5508にて第1および第2の回転
電機のトルク指令値である第1および第2のトルク指令
値Mm1* 、Mm2* を演算する。この演算は、図16に示
すサブプログラムが呼び出されて演算され、求めた第1
および第2のトルク指令値Mm1* 、Mm2* は、インバー
タ制御装置14に送信される。
【0063】インバータ制御装置14においては、図1
1のプログラムのステップS5204でデータ受信が肯
定判定され、ステップS5206で第1および第2のト
ルク指令値Mm1* 、Mm2* を取り込みメモリに格納す
る。さらに、ステップS5208にて第1のトルク指令
値Mm1* と前回のプログラム実行によりステップS52
16で演算した第1の回転電機の回転数Nm1とROMに
記憶してある第1の回転電機のインダクタンスLや一次
抵抗Rなどのモータ定数により公知のベクトル演算をし
て、第1の回転電機2000に通電する電流指令値とし
てd軸およびq軸電流指令値im1d*、im1q*を演算して
メモリに格納する。
【0064】さらに、ステップS5210にて第2の回
転電機3000に通電する電流指令値としてd軸および
q軸電流指令値im2d*、im2q*を演算してメモリに格納
する。この電流指令値im1d*、im1q*、im2d*、im2q*
に基づき、インバータ制御装置は第1の回転電機200
0および第2の回転電機3000は制御される。この制
御は図12に示すプログラムにより行われる。さらに、
インバータ装置14はステップS5212からS521
6により第1の回転電機2000および第2の回転電機
3000の回転数Nm1、Nm2をハイブリッド制御装置に
送信する。
【0065】以上の動作により、エンジン1は第1の回
転電機2000および第2の回転電機3000を制御す
ることで始動されてエンジンが燃焼回転すると、エンジ
ン制御装置13において図5のプログラムにおけるステ
ップS5110で肯定判定されて、エンジン回転数指令
値Ne*は0FFFFHがハイブリッド制御装置16に送信され
る。ハイブリッド制御装置16では、図6のプログラム
のステップS5600にて肯定判定されて、第1のトル
ク指令値Mm1* はゼロに設定される。したがって、この
状態でIGキースイッチの始動スイッチがOFFする
と、エンジンはアイドル状態で回転し、車両は停止して
いることとなる。
【0066】次に、前進走行状態について説明する。シ
フトレバーを”D”レンジに操作することで前進走行状
態となる。シフトレバーを”D”レンジに操作すると、
ハイブリッド制御装置16が取り込んだシフト位置SFT
は”8”となり、図14のプログラムのステップS54
32においてDレンジの処理が実行される。Dレンジの
処理の詳細は図20に示すプログラムが適用される。こ
のとき、アクセル開度ACC がゼロであれば始動後の状態
と同じであるが、アクセルペダルが踏み込まれることに
より、Dレンジの処理におけるステップS6000で演
算される車両駆動トルク指令値Mv*は、アクセル開度AC
C に応じて増大する。この演算は、制御ユニット163
0内蔵のROMのデータ領域に記憶されている図22に
示す特性に基づいて演算される。例えば、車両が停止し
ている状態からアクセル開度ACCが20%になると、車
両駆動トルク指令値Mv*は最大トルクの20%となる。
Dレンジの処理におけるステップS6002で車両駆動
パワー要求値Pv*が演算されるが、車両が停止している
状態では車速Vはゼロであるので車両駆動パワー要求値
Pv*はゼロとなる。この車両駆動要求値Pv*がエンジン
制御装置13に送信される。
【0067】一方、エンジン制御装置13は、この車両
駆動要求値Pv*を図5のステップS5100で受信し、
ステップS5102にて否定判定されステップS510
4にて肯定判定される。そのため、エンジン制御装置1
3で決定されるエンジン回転数指令値Ne*は0FFFFHであ
り、吸入空気量調節量THはゼロとなる。吸入空気量調節
量THはゼロで制御されるため、エンジン1はアイドル状
態のままである。一方、ハイブリッド制御装置16にお
いては、車両が停止していて、エンジン1はアイドル回
転数Neidlで回転しているので、ステップS5410で
受信する第1の回転電機2000の回転数Nm1はエンジ
ン回転数と同一の回転数Neidlであり、ステップS54
12で受信する第2の回転電機3000の回転数Nm2は
車両が停止しているのでゼロである。
【0068】さらに、エンジン制御装置13より受信し
たエンジン回転数指令値Ne*は0FFFFHであるので、ステ
ップS5432におけるDレンジの詳細プログラムであ
る図20のプログラムにおけるステップS6008で呼
び出される図16のサブルーチンにおいて、ステップS
5600で肯定判定されて、ステップS5606にて第
1のトルク指令値Mm1* はゼロに設定され、ステップS
5608にて第2のトルク指令値Mm2* は車両駆動トル
ク指令値Mv*と同一となる。この両トルク指令値Mm1*
、Mm2* がインバータ制御装置14に送信されてイン
バータ制御装置14にて第1および第2の回転電機20
00、3000がトルク制御されるので、車両はエンジ
ン1がアイドルのまま第2の回転電機3000の出力ト
ルクのみで発進加速する。車両が発進して車速Vが生じ
ると、図20図示のプログラムにおいて、ステップS6
002で演算される車両駆動パワー要求値Pv*がゼロで
なくなり、この要求値がステップS6004でエンジン
制御装置13に送信される。
【0069】エンジン制御装置13は、受信割込みによ
り図5図示の割込みプログラムが起動する。そして、車
両駆動パワー要求値Pv*をステップS5100にて読み
込みメモリに格納する。さらにステップS5102とス
テップS5104にて否定判定されるため、ステップS
5106に進む。ステップS5106において、図8図
示のエンジン特性マップを検索して、車両駆動パワー要
求値Pv*(図5曲線B)をエンジン1が出力するに最も
効率の良い動作点(図5点C)を決定し、エンジン回転
数指令値Ne*を決定してメモリ記憶データを更新する。
さらに、ステップS5108において、図9図示のエン
ジン特性マップを検索して動作点(図5点C)を維持す
るスロットル弁5の開度であるスロットル開度目標値θ
TH* を決定し、このスロットル開度目標値θTH* に基づ
き吸入空気量調節量THを演算してメモリ記憶データを更
新する。さらに、ステップS5122にて吸入空気量調
節量THを吸入空気量調節手段6を制御するので、エンジ
ン1は車両駆動パワー要求値Pv*通りの出力が発生す
る。
【0070】エンジンの出力発生と同時に、ステップS
5124にてエンジン回転数指令値Ne*はハイブリッド
制御装置16に送信され、ハイブリッド制御装置16に
て受信されたエンジン回転数指令値Ne*に基づき図20
図示のプログラムのステップS6008にて第1および
第2の回転電機のトルク指令値である第1および第2の
トルク指令値Mm1* 、Mm2* を演算し、この第1および
第2のトルク指令値Mm1* 、Mm2* がインバータ制御装
置14に送信されてインバータ制御装置14にて第1お
よび第2の回転電機2000、3000がトルク制御さ
れる。このとき、第1のトルク指令値Mm1* は図16図
示のプログラムで演算される。すなわち、エンジン制御
装置13から送信されメモリに記憶しているエンジン回
転数指令値Ne*とインバータ制御装置14より受信した
第1および第2の回転電機の各回転数Nm1、Nm2より求
めたエンジン回転数Ne との偏差εi をステップS56
02で演算し、前回の偏差εi-1 および前々回の偏差ε
i-2 共に公知の演算を用いステップS5604にて第1
の回転電機2000のトルク指令値である第1のトルク
指令値Mm1* を演算する。この第1のトルク指令値Mm1
* をインバータ制御装置14に送信し、インバータ制御
装置14においてトルク制御されるため、エンジン1は
第1の回転電機2000を負荷として回転することにな
り、エンジン1が車両駆動パワー要求値Pv*を出力して
いるので、このパワー要求値にバランスするように第1
の回転電機2000は発電をする。
【0071】第1の回転電機2000が発電をすると
き、第1の回転子2010はエンジン1の負荷として第
2の回転子2310と電磁力Mm1を作用しているので、
エンジン1の発生トルクの反作用トルクMm1が第2の回
転子2310に伝達され、さらに減速伝達部4000に
トルク伝達される。この反作用トルクは第1の回転電機
のトルク指令値である第1のトルク指令値Mm1* に等し
く制御される。
【0072】一方、第2の回転電機のトルク指令である
第2のトルク指令値Mm2* は数式6を用いて、車両駆動
トルク指令値Mv*から第1のトルク指令値Mm1* を差し
引いたトルクを演算してインバータ装置14に指令し、
インバータ制御装置14で第2の回転電機をトルク制御
する。このとき、ステータ3010と第2の回転子23
10とで作用するトルクを第2のトルク指令Mm2* とし
て指令しトルク制御するので、第2の回転子2310に
は第1の回転電機のトルク指令値である第1のトルク指
令値Mm1* と第2の回転電機のトルク指令である第2の
トルク指令値Mm2* との合成トルクが発生する。すなわ
ち、車両駆動トルク指令値Mv*と同じトルクが第2の回
転子2310に伝達され、さらに減速伝達部4000に
トルク伝達される。したがって、車両駆動トルク指令値
Mv*通りに車両が駆動されることになる。
【0073】このときの電力収支を考える。エンジン1
により発生しているトルクMe と第1の回転電機200
0の発生トルクMm1が釣り合っている。 (数式7)
【0074】
【数7】Me =Mm1 エンジン1が発生している電力Pe は、エンジン回転数
Ne とトルクMe とから数式8となる。
【0075】
【数8】Pe =C×Ne ×Me ただし、Cは係数 第1の回転電機2000の発生電力Pm1は、第1の回転
電機2000の回転数と発生トルクMm1とから数式9と
なる。
【0076】
【数9】Pm1=C×Nm1×Mm1 ただし、Cは係数 第1の回転電機2000における第1の回転子2010
と第2の回転子2310は互いに作用、反作用の関係に
より、第1の回転子2010第1に発生するトルクMm1
と同一のトルクが第2の回転子2310に発生する。第
2の回転子2310に発生するトルクとエンジン回転数
Ne により求められる電力は、エンジン1の発生電力P
e と第1の回転電機2000の発生電力Pm1の差である
ことと、数式4および数式7を用いて数式10となる。
【0077】
【数10】Pe −Pm1=C×(Ne −Nm1)×Me 数式10の電力は、エンジン1が出力するパワーの一部
を第1の回転電機2000により発電をしてエネルギを
電気変換すると同時にエンジン1の発生トルクMe が第
1の回転電機2000を構成する第1の回転子2010
と第2の回転子2310間で電磁伝達されることを意味
する。さらに第2の回転電機3000を電動作動させ、
数式6で演算されるトルクを発生させることで、エンジ
ン1の回転数とは無関係に走行に要求される車両駆動ト
ルク指令値Mv*を発生する。このとき、第1および第2
の回転電機およびそれを駆動するインバータ装置14の
エネルギ変換効率を無視すると、第1の回転電機200
0で発電した電力を第2の回転電機3000に供給する
ことで、蓄電装置15から電力を持ち出さずに、エンジ
ン1の発生したエネルギを走行駆動系に伝達され、これ
により前進走行をする。
【0078】つぎに、後退走行について説明する。シフ
トレバーを”R”レンジに操作することで後退走行状態
となる。シフトレバーを”R”レンジに操作すると、ハ
イブリッド制御装置16が取り込んだシフト位置SFT
は”2”となり、図14のプログラムのステップS54
24において肯定判定され、ステップS5426のRレ
ンジの処理が実行される。Rレンジの処理の詳細は図1
8に示すプログラムが適用されるもので、図20のDレ
ンジ処理と同一のプログラムであり、第2の回転電機3
000の回転方向が逆となることと、車両駆動トルク指
令値Mv*の検索マップの特性がDレンジとは異なる図2
1を用いる点が異なる作動以外はDレンジと同一作動で
あるので説明は省略する。
【0079】以上の実施態様において、動力伝達手段1
2として図2に示す構成を説明したが、ドイツ第440
7666号明細書のものであっても、また特開平7ー1
35701号公報であっても本発明は適用できる。ま
た、エンジン制御装置13に吸入空気量調節手段6の駆
動機能を内蔵したが、エンジン制御装置13と分離して
も本発明の主旨は変わるものではない。
【0080】また、蓄電装置15として公知の電池を用
いたが、フライホイールバッテリなどでもよいし、ある
いは電気二重層キヤパシタでもよいし、あるいはそれら
の併用であってもよい。さらに、エンジン1として直列
4気筒のガソリン内燃機関を用いたが、気筒数は本発明
とは無関係であるし、他の内燃機関であっても良い。
【0081】また、エンジン制御装置13とインバータ
装置14およびハイブリッド制御装置16間の情報伝達
の方法として、公知の調歩同期式の通信手段を用いた
が、他の方法であっても本発明の主旨は変わるものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるハイブリッド車の全
体構成図である。
【図2】本発明における動力伝達手段12の構成図であ
る。
【図3】本発明におけるエンジン制御装置13の構成図
である。
【図4】エンジン制御装置13の制御のメインプログラ
ムのフローチャートである。
【図5】エンジン制御装置13の制御の割り込みプログ
ラムのフローチャートである。
【図6】エンジン制御装置13に内蔵の吸気温補正係数
fTHAの特性図である。
【図7】エンジン制御装置13に内蔵の暖機補正係数f
WLの特性図である。
【図8】エンジン制御装置13が決定するエンジン動作
点を示す特性図である。
【図9】エンジン制御装置13が決定するスロットル開
度目標値を示す特性図である。
【図10】本発明におけるインバータ装置14の構成図
である。
【図11】インバータ装置14の制御のメインプログラ
ムのフローチャートである。
【図12】インバータ装置14の制御の割り込みプログ
ラムのフローチャートである。
【図13】本発明におけるハイブリッド制御装置16の
構成図である。
【図14】ハイブリッド制御装置16の制御のメインプ
ログラムのフローチャートである。
【図15】ハイブリッド制御装置16の始動処理プログ
ラムのフローチャートである。
【図16】ハイブリッド制御装置16のサブプログラム
のフローチャートである。
【図17】ハイブリッド制御装置16のPレンジプログ
ラムのフローチャートである。
【図18】ハイブリッド制御装置16のRレンジプログ
ラムのフローチャートである。
【図19】ハイブリッド制御装置16のNレンジプログ
ラムのフローチャートである。
【図20】ハイブリッド制御装置16のDレンジプログ
ラムのフローチャートである。
【図21】ハイブリッド制御装置16が決定する車両駆
動トルク指令値の特性図である。
【図22】ハイブリッド制御装置16が決定する車両駆
動トルク指令値の特性図である。
【図23】回転電機の偏差設定のサブプログラムのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 エンジンの出力軸 3 吸気管 4 燃料噴射電磁弁 5 スロットル弁 6 スロットルアクチュエータ 7 アクセルセンサ 8 ブレーキセンサ 9 シフトスイッチ 10 始動スイッチ 12 動力伝達手段 13 エンジン制御装置 14 インバータ装置 15 蓄電装置 16 ハイブリッド制御装置 17 蓄電状態検出器 20 差動ギヤ装置 30 駆動輪 2000 第1の回転電機 3000 第2の回転電機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−253202(JP,A) 特開 平9−201005(JP,A) 特開 平9−47092(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 11/14 B60K 6/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室を有するエンジンと、 前記燃焼室内に吸入される空気量を調節する吸入空気量
    調節手段および燃料噴射量を制御する電子制御燃料噴射
    装置をそれぞれ制御するエンジン制御装置と、 前記エンジンに連結され、該エンジンの回転数を決定す
    る第1の回転電機および車両の駆動力を決定する第2の
    回転電機とを有する動力変換手段と、 前記第1および第2の回転電機を駆動するインバータ装
    置と、 このインバータ装置に電気的に接続された蓄電手段と、 を有するハイブリッド車制御装置において、 少なくともアクセルペダルやブレーキペダルおよびシフ
    トレバーの操作情報に基づいて前記ハイブリッド車の車
    両駆動トルク指令値を演算する車両駆動トルク指令値演
    算手段と、 前記演算された車両駆動トルク指令値からエンジン回転
    数指令値を演算するエンジン回転数指令値演算手段と、 前記エンジン回転数指令値および前記エンジンの回転
    報に基づいて、前記第1の回転電機に発生させる第1
    のトルク指令値の演算と、該第1のトルク指令値と前記
    車両駆動トルク指令値とに基づいて前記第2の回転電機
    に発生させる第2のトルク指令値の演算を行い、前記第
    1および第2のトルク指令値の前記インバータ装置への
    出力とを実行し、前記第1および第2のトルク指令値に
    基づき、前記第1および第2の回転電機をトルク制御す
    るトルク制御手段とを備え、 前記第1の回転電機の回転数がゼロ近傍である状態の時
    に、前記第1の回転電機ヘの第1のトルク指令値を変化
    させ、前記インバータ装置を介して前記第1の回転電機
    の回転数を微小変化させることを特徴とするハイブリッ
    ド車制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の回転電機ヘの第1のトルク指
    令値の変化量に起因するトルクを前記第2の回転電機で
    補償することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッ
    ド車制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の回転電機ヘの第1のトルク指
    令値の変化量に起因するトルクを演算するトルク演算手
    段と、このトルク演算手段で演算されたトルクを打ち消
    すべく、前記第2の回転電機ヘの第2のトルク指令値を
    決定する第2のトルク指令値決定手段とを有しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記トルク演算手段は、前記トルクを前
    記第1の回転電機に接続されているイナーシャと第1の
    回転電機の回転数変化量から演算することを特徴とする
    請求項3に記載のハイブリッド車制御装置。
  5. 【請求項5】 前記トルク演算手段は、前記トルクを前
    記第1の回転電機の電流値変化から演算することを特徴
    とする請求項3に記載のハイブリッド車制御装置。
  6. 【請求項6】 前記トルク演算手段は、前記トルクを前
    記第1の回転電機の回転数フィードバックによる補償量
    から演算することを特徴とする請求項3に記載のハイブ
    リッド車制御装置。
  7. 【請求項7】 燃焼室を有するエンジンと、 前記燃焼室内に吸入される空気量を調節する収入空気量
    調節手段および燃料噴射量を制御する電子制御燃料噴射
    装置をそれぞれ制御するエンジン制御装置と、 前記エンジンに連結され、該エンジンの回転数を決定す
    る第1の回転電機および車両の駆動力を決定する第2の
    回転電機とを有する動力変換手段と、 前記第1および第2の回転電機を駆動するインバータ装
    置と、 このインバータ装置に電気的に接続された蓄電手段と、 を有するハイブリッド車制御装置において、 少なくともアクセルペダルやブレーキペダルおよびシフ
    トレバーの操作情報およびハイブリッド車の車速に基づ
    いて前記ハイブリッド車の車両駆動トルク指令値を演算
    する車両駆動トルク指令値演算手段と、 前記演算された車両駆動トルク指令値および車速に基づ
    いて車両駆動パワー要求値を演算する車両駆動パワー要
    求値演算手段と、 前記演算された車両駆動のパワー要求値からエンジン回
    転数指令値を演算するエンジン回転数指令値演算手段
    と、 前記エンジン回転数指令値および前記エンジンの回転
    報に基づいて、前記第1の回転電機に発生させる第1
    のトルク指令の演算と、該第1のトルク指令値と前記車
    両駆動トルク指令値とに基づいて前記第2の回転電機に
    発生させる第2のトルク指令値の演算を行い、前記第1
    および第2のトルク指令値の前記インバータ装置への出
    力とを実行し、前記第1及び第2のトルク指令差に基づ
    き、前記第1および第2の回転電機をトルク制御するト
    ルク制御手段とを備え、 前記第1の回転電機の回転数
    がゼロ近傍である状態の時に、前記第1の回転電機への
    第1のトルク指令値を変化させ、前記インバータ装置を
    介して前記第1の回転電機の回転数を微小変化させるこ
    とを特徴とするハイブリッド車制御装置。
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