JP3054789U - 卓上カレンダーの支持脚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持脚の立ち上げ操作と折り畳み操作を容易
にする。 【解決手段】 カレンダー構成葉１１の裏表紙１２に第
２裏表紙１３を隣接して設け、第２裏表紙１３に上下方
向の２本の切り抜き１８，１８を形成し、裏表紙１２の
下端に底板部１５を折り曲げ可能に連設するとともに、
底板部１５に係止部１６を折り曲げ可能に連設し、係止
部１６の先端左右に係止舌片１７，１７をそれぞれ突出
形成し、係止舌片１７，１７を切り抜き１８，１８に上
下方向に移動可能に挿入した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、卓上カレンダーの折り畳みが可能な支持脚に関する。

【０００２】

【従来の技術】

卓上カレンダーの折り畳みが可能な支持脚は、図９に示されるように、複数枚 のカレンダー構成葉の背面支持板１に上部を取付けた脚本体２の下部を、背面支 持板１から離して、脚本体２を起立支持部３に係止し、脚本体２が背面支持板１ 側へ閉じるのを規制して支持脚４を立ち上げる構成や、図１０に示されるように 、左右の脚本体５，５を起こして、脚本体５，５の間に形成した起立支持部６に 係止し、脚本体５，５が閉じるのを規制して支持脚７を立ち上げる構成が知られ ている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、これらの構成では、カレンダー構成葉の日付欄にメモする場合等に 、卓上カレンダーを平らして机上に置く場合等に、脚本体と起立支持部の係止を 解除して支持脚を折り畳まなければならず、その手間が面倒であった。

【０００４】 そこで本考案は、立ち上げ操作及び折り畳み操作が容易な卓上カレンダーの支 持脚を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記した目的を達成するため、本考案は、複数枚のカレンダー構成葉を起立支 持する卓上カレンダーの支持脚において、請求項１の手段では、前記カレンダー 構成葉の背面支持板に第２支持板を隣接して設け、いずれか一方の支持板に上下 方向の２本の切り抜きを形成し、他方の支持板の下端に底板部を折り曲げ可能に 連設するとともに、該底板部に係止部を折り曲げ可能に連設し、該係止部の先端 左右に係止舌片をそれぞれ突出形成し、該係止舌片を前記切り抜きに上下方向に 移動可能に挿入したことを特徴としている。

【０００６】 また、請求項２の手段では、前記カレンダー構成葉の背面支持板に谷折り線上 部を貼着される中央脚部と、該中央脚部の左右にそれぞれ縦方向の山折り線を介 して連設される三角形状の左右脚部と、該左右脚部の外側にそれぞれ谷折り線を 介して連設される係止部と、該係止部に形成される係止舌片とで支持脚を構成し 、前記係止舌片を前記背面支持板に形成した幅方向の切り抜きに移動可能に挿入 したことを特徴としている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を、図面に示す実施形態例に基づいて、さらに詳細に説明する。 図１乃至図４は本考案の第１実施形態例を示すもので、卓上カレンダー１０は、 紙製で、複数枚のカレンダー構成葉１１と、該カレンダー構成葉１１の背面支持 板となる裏表紙１２と、該裏表紙１２に隣接して配置されて第２支持板となる第 ２裏表紙１３とを上部でコイル状の綴り具１４にて綴り合わせている。

【０００８】 前記裏表紙１２は、下端に底板部１５を折り曲げ可能に連設するとともに、該 底板部１５に係止部１６を折り曲げ可能に連設している。該係止部１６は、先端 に向けて幅が狭くなる形状に形成され、先端左右に係止舌片１７，１７を突出形 成している。また、前記第２裏表紙１３は、上下方向の２本の切り抜き１８，１ ８を形成している。前記係止舌片１７，１７は、前記切り抜き１８，１８に上下 方向に移動可能に挿入されて、第２裏表紙１３の背面に露出している。

【０００９】 このように構成することにより、前記係止舌片１７，１７を前記切り抜き１８ ，１８の下部へ下げれば、前記裏表紙１２と前記第２裏表紙１３の下部が前記底 板部１５によって離間し、係止舌片１７，１７が切り抜き１８，１８に係止され て裏表紙１２と第２裏表紙１３とが閉じるのを規制するから、裏表紙１２と第２ 裏表紙１３とが卓上カレンダー１０の支持脚として立ち上がり、卓上カレンダー １０を起立できる。また、前記係止舌片１７，１７を前記切り抜き１８，１８の 上部へ上げれば、前記底板部１５と前記係止部１６とが前記裏表紙１２と前記第 ２裏表紙１３との間に折り畳み込まれて、裏表紙１２と第２裏表紙１３とが閉じ 、卓上カレンダー１０を平らにすることができ、カレンダー構成葉１１の日付欄 にメモする場合等に便利である。したがって、支持脚の立ち上げ操作及び折り畳 み操作が容易に行える。

【００１０】 上記実施形態例では、第２裏表紙１３に切り抜き１８，１８を形成し、裏表紙 １２に底板部１５と係止部１６を連設したもので説明したが、第２裏表紙１３に 底板部１５と係止部１６を連設し、裏表紙１２に切り抜き１８，１８を形成して もよい。また、裏表紙１２と第２裏表紙１３とは合成樹脂製でもよい。さらに、 複数枚のカレンダー構成葉１１を合成樹脂製のケースに保持するものでは、該ケ ースの背面支持板に第２支持板の上部を折り曲げ可能に設ければよい。

【００１１】 図５乃至図８は本考案の第２実施形態例を示すもので、本実施形態例の支持脚 ２０は、中央脚部２１と、該中央脚部２１の左右にそれぞれ縦方向の山折り線２ ２，２２を介して連設される三角形状の左右脚部２３，２３と、該左右脚部２３ ，２３の外側にそれぞれ谷折り線２４，２４を介して連設される係止部２５，２ ５と、該係止部２５，２５の脚部２３側に形成される係止舌片２６，２６とで構 成され，中央脚部２１は、背面支持板２７に谷折り線２１ａ上部を貼着されてい る。

【００１２】 また、前記背面支持板２７には、前記係止舌片２６，２６に対応する位置に、 外側へ向けて上方へ湾曲する円弧状の切り抜き２８，２８が形成されており、該 切り抜き２８，２８に前記係止舌片２６，２６が幅方向に移動可能に挿入されて いる。

【００１３】 このように構成することにより、左右脚部２３，２３を山折り曲げ線２２，２ ２から折り曲げ、左右脚部２３，２３の間隔を狭めると、中央脚部２１の下部が 背面支持板２７から離れる。さらに左右脚部２３，２３の間隔を狭め、左右脚部 ２３，２３が中央脚部２１に対して直角になるまで折り曲げると、係止舌片２６ ，２６が切り抜き２８，２８に係止されて、左右脚部２３，２３が中央脚部２１ と背面支持板２７との間隔を保持して、中央脚部２１及び左右脚部２３，２３が 支持脚２０として立ち上がる。また、左右脚部２３，２３の間隔を広げると、中 央脚部２１及び左右脚部２３，２３は、背面支持板２７に平らになって重なるか ら、カレンダー構成葉１１の日付欄にメモする場合等に便利である。したがって 、支持脚２０の立ち上げ操作及び折り畳み操作が容易に行える。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の卓上カレンダーの支持脚は、請求項１の手段で は、カレンダー構成葉の背面支持板に第２支持板を隣接して設け、いずれか一方 の支持板に上下方向の２本の切り抜きを形成し、他方の支持板の下端に底板部を 折り曲げ可能に連設するとともに、底板部に係止部を折り曲げ可能に連設し、係 止部の先端左右に係止舌片をそれぞれ突出形成し、係止舌片を切り抜きに上下方 向に移動可能に挿入したので、係止舌片を切り抜きの下部へ下げれば、背面支持 板と第２支持板の下部が前記底板部によって離間し、係止舌片が切り抜きに係止 されて背面支持板と第２支持板とが閉じるのを規制するから、背面支持板と第２ 支持板とが卓上カレンダーの支持脚として立ち上がり、卓上カレンダーを起立で きる。また、係止舌片を切り抜きの上部へ上げれば、底板部と係止部とが背面支 持板と第２支持板の間に折り畳まれて、背面支持板と第２支持板とが閉じ、卓上 カレンダーを平らにすることができ、カレンダー構成葉の日付欄にメモする場合 等に便利である。したがって、支持脚の立ち上げ操作及び折り畳み操作が容易に 行える。

【００１５】 また、請求項２の手段では、カレンダー構成葉の背面支持板に谷折り線上部を 貼着される中央脚部と、該中央脚部の左右にそれぞれ縦方向の山折り線を介して 連設される三角形状の左右脚部と、該左右脚部の外側にそれぞれ谷折り線を介し て連設される係止部と、該係止部に形成される係止舌片とで支持脚を構成し、前 記係止舌片を前記背面支持板に形成した幅方向の切り抜きに移動可能に挿入した ので、左右脚部を山折り曲げ線から折り曲げ、左右脚部の間隔を狭めると、中央 脚部の下部が背面支持板から離れる。さらに左右脚部の間隔を狭め、左右脚部が 中央脚部に対して直角になるまで折り曲げると、係止舌片が切り抜きに係止され て、左右脚部が中央脚部と背面支持板との間隔を保持して、中央脚部及び左右脚 部が支持脚として立ち上がる。また、左右脚部の間隔を広げると、中央脚部及び 左右脚部は、背面支持板に平らになって重なるから、カレンダー構成葉の日付欄 にメモする場合等に便利である。したがって、支持脚の立ち上げ操作及び折り畳 み操作が容易に行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の第１実施形態例の卓上カレンダーを
示す背面斜視図である。

【図２】 底板部と係止部とを折り畳んだ状態を示す背
面斜視図である。

【図３】 裏表紙と第２裏表紙とを広げた状態を示す背
面斜視図である。

【図４】 卓上カレンダーを示す斜視図である。

【図５】 本考案の第２実施形態例の支持脚を立ち上げ
た状態を示す背面斜視図である。

【図６】 背面支持板の斜視図である。

【図７】 支持脚を立ち上げた状態を示す斜視図であ
る。

【図８】 支持脚を広げた状態を示す斜視図である。

【図９】 従来の支持脚を示す斜視図である。

【図１０】 従来の支持脚を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０…卓上カレンダー、１１…カレンダー構成葉、１２
…裏表紙、１３…第２裏表紙、１５…底板部、１６，２
５…係止部、１７，２６…係止舌片、１８，２８…切り
抜き、２０…支持脚、２１…中央脚部、２２…山折り
線、２３…左右脚部、２４…谷折り線、２７…背面支持
板

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数枚のカレンダー構成葉を起立支持す
   る卓上カレンダーの支持脚において、前記カレンダー構
   成葉の背面支持板に第２支持板を隣接して設け、いずれ
   か一方の支持板に上下方向の２本の切り抜きを形成し、
   他方の支持板の下端に底板部を折り曲げ可能に連設する
   とともに、該底板部に係止部を折り曲げ可能に連設し、
   該係止部の先端左右に係止舌片をそれぞれ突出形成し、
   該係止舌片を前記切り抜きに上下方向に移動可能に挿入
   したことを特徴とする卓上カレンダーの支持脚。
2. 【請求項２】 複数枚のカレンダー構成葉を起立支持す
   る卓上カレンダーの支持脚において、前記カレンダー構
   成葉の背面支持板に谷折り線上部を貼着される中央脚部
   と、該中央脚部の左右にそれぞれ縦方向の山折り線を介
   して連設される三角形状の左右脚部と、該左右脚部の外
   側にそれぞれ谷折り線を介して連設される係止部と、該
   係止部に形成される係止舌片とで支持脚を構成し、前記
   係止舌片を前記背面支持板に形成した幅方向の切り抜き
   に移動可能に挿入したことを特徴とする卓上カレンダー
   の支持脚。