JP3054652B2 - 空気噴射式テクスチャード加工機 - Google Patents

空気噴射式テクスチャード加工機

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JP3054652B2
JP3054652B2 JP2504630A JP50463090A JP3054652B2 JP 3054652 B2 JP3054652 B2 JP 3054652B2 JP 2504630 A JP2504630 A JP 2504630A JP 50463090 A JP50463090 A JP 50463090A JP 3054652 B2 JP3054652 B2 JP 3054652B2
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ヒルシュブルゲル・マシインネン・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディトゲゼルシャフト
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    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/16Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics using jets or streams of turbulent gases, e.g. air, steam

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、空気噴射式テクスチャード加工ユニットお
よび給糸機構、加熱ピン等の機素が設けられている作業
板組とを備えた、多数本のモノフイラメントを加工する
ための空気噴射式テクスチャード加工機を基礎としてい
る。
このような空気噴射式テクスチャード加工機はヨーロ
ッパ特許第028,945号から公知である。
空気噴射式テクスチャード加工機は、合成物質を基礎
とした滑らかなかつ立体構造を有していないフイラメン
トをその熱可塑性を利用して恒常的にけん縮を与えるの
に使用される。多数の原糸は異なった供給部から供給さ
れる飾り糸でテクスチャード加工糸に加工される。その
際、糸は給糸機構を経て空気噴射ノズルに供給される。
給糸機構は一般に、色々な交換可能な歯付きベルトプー
リにより選択可能な異なった回転数で作動される。給糸
機構以外に部分的に加熱ピンも設けられており、従って
糸は必要に応じて本来のテクスチャード加工以前に冷間
延伸以外に熱間延伸が可能である。テクスチャード加工
後、糸は巻取られる以前に、もう一度延伸され、固定さ
れ、けん縮され、仕上げ処理される。上記の加工工程は
給糸機構のための公知の様式の多数のケーシングを備え
た機械、或いは給糸機構、加熱ピン等をフロント板組に
備えているいわゆる『板組構造による機械』により行わ
れる。
公知の空気噴射式テクスチャード加工機は、いわゆる
『板組構造による機械』であり、この板組構造による機
械にあっては作業員のための作業野は前面にあり、この
前面から給糸機構、加熱ピン等が突出しており、それら
の端面が作業員の方向を指向している。必要とする給糸
機構および加熱ピンもまた個々に板組上に設けられてい
る。この構造の欠点は、多数本の糸を一本の糸にテクス
チャード加工しなければならない場合、構造単位が大き
くなることである。これに伴いこのような空気噴射式テ
クスチャード加工機の操作も困難となる。
更に、糸通しの際作業員は個々の給糸機構に腕を前方
に真っ直ぐ伸ばした方向に対して横方向で手および腕を
曲げて巻付けなければならない。このような作業は人間
工学的な観点から極めて負担のかかる運動である。更に
歯付きベルトプーリを交換しようとする際、多数の作業
ユニットを遮断しなければならないだけでなく、作業員
はこの作業を実施するために空気噴射式テクスチャード
加工機を後方へと押込まなければならない。これに加え
て、給糸機構のためのトラバース装置を設置するには装
置のための多大な経費を要してのみ可能である。
本発明の根底をなす課題は、装置全体が展望がきく構
造を備えかつ操作および作業が行い易い、冒頭に記載し
た様式の空気噴射式テクスチャード加工機を提供するこ
とである。
この課題は本発明により、作業板組が金属から成るこ
と、作業側方向に開いている機枠が互いに一定の間隔を
もって設けられていてかつ背壁を介して結合されている
二つの側方担持体を備えており、これらの側方担持体の
うち一つの側方担持体が作業板組により、特に給糸機構
と加熱ピンが作業板組から機枠の内部空域内方向に指向
するように形成されていることによって解決される。
従って本発明による空気噴射式テクスチャード加工機
は、その構造に基づいて作業板組に設けられている給糸
機構と加熱ピン並びに他の機素が作業員によりいかなる
時でも見通することが可能であるばかりでなく、作業板
組の上記のような配設により、多数の空気噴射式テクス
チャード加工機をそれらの背壁を互いに背中合わせして
据えつけることができる、と言う本質的な利点を有して
いる。本発明による多数の空気噴射式テクスチャード加
工機の場所を取らない単純な構造が可能であり、かつ重
要なユニットを必要に応じてその都度の空気噴射式テク
スチャード加工機により一緒に利用することが可能であ
る。本発明による空気噴射式テクスチャード加工機をそ
れらの背壁で互いに背中合わせして設置し、他の空気噴
射式テクスチャード加工機を更に側方で直に連ねて設置
した際、更に個々の空気噴射式テクスチャード加工機の
見通しのきく操作、管理および監視が可能となる。作業
板組に設けられている機素に容易に接近することがで
き、また歯付きベルトおよび歯付きベルトプーリの交換
も機械の作業側から行うことができる。本発明による空
気噴射式テクスチャード加工機の一つを改造しようとす
る際、或いは手入れを行うおうとする際、或いはボビン
交換を行うために停止させる際は、直に境を接している
空気噴射式テクスチャード加工機を作動し続けることが
可能である。これにより、異なるテクスチャード加工糸
を製造する際に本発明による機械の作業における高い自
在性が得られ、かつ機械の良好な利用が保証される。
本発明による空気噴射式テクスチャード加工機を少な
くとも二つ設置する場合、機械を互いに直に並列するこ
とが可能であるばかりでなく、機械を欠点なく前方およ
び後方の作業位置が得られるように設けることも可能で
ある。
本発明による空気噴射式テクスチャード加工機は、機
枠の背壁の外側が第二の機枠の背壁の外側に境を接して
いるように構成することが可能である。
この構成は、二つの直径方向の作業面が得られると言
う利点を有している。背壁領域内を走る導管は両方の機
械により利用可能である。歯付きベルトプーリへの接近
は少しも妨げられることがない。
本発明による他の構成により給糸機構は少なくとも二
つの給糸ローラを備えており、これらの給糸ローラは異
なる速度で作動し、かつ同軸状態で設けられている。
この構成の利点は、異なる作業工程段を実施するため
に、作業板組の小さな面に多数の給糸機構を設けること
が可能であることである。糸走行状態の見通しが改善さ
れ、かつ個々の位置を容易に見通すことが可能となる。
従来の様式の二つの給糸機構が新しい構造上の構成を
有する一つの給糸機構で置き換えられるので、作業板組
はその構成が全く見通しがきくような構造となり、かつ
使用に応じて作業板組が他の給糸機構、加熱ピンおよび
保持部のような付加的な機素を問題なく収容することが
可能となり、しかもこの場合隣接している機素はその機
能が阻害されることがなく、作業板組上の機素の見通し
のきく配設が妨げられない。
更に、作業板組にトラバース装置、テクスチャード加
工糸を巻取るための手段および駆動機構が有利に設けら
れる。
この構成の利点は、簡単な構造的な手段により個々の
給糸機構に、乗越えローラおよび軸平行にかつ給糸機構
に沿って駆動機構により摺動可能な、一緒に回転するト
ラバースローラを設けることができることである。これ
らの手段により糸は正確に案内されるばかりでなく、糸
の給糸機構の表面内への走入が妨げられることがない。
本発明による給糸機構は僅かな保守を必要とするに過ぎ
ない。
糸をテクスチャード加工糸に加工するすべての加工段
を作業板組上に設けることにより、本発明による空気噴
射式テクスチャード加工機により既存の装置構成の拡大
も簡単に可能になる。装置を側方で閉じている遮蔽板は
作業板組で置き換えられ、機枠で拡張される。この構成
は、空気噴射式テクスチャード加工機の各々がそれらの
独自の電気的な駆動機構を備えていることにより極めて
容易に可能である。
乗越えローラと回転するトラバースローラとを備えて
いるトラバース装置は、多数の空気噴射式テクスチャー
ド加工機に関して、一つの駆動機構により作動されるこ
とも可能である。
作業板組の背側に歯付きベルトプーリが設けられてお
り、これらの歯付きベルトプーリが軸を介して多数の機
素と、特に歯付きベルトを介して互いに共働する。従っ
て、作業員により簡単な操作により個々の給糸機構相互
の変速比を調べ、加減することが可能となる。歯付きベ
ルトプーリを交換する際、これらの歯付きベルトプーリ
の配設および給糸機構の配設も検分することができる。
本発明による優れた構成により、機枠は垂直方向に指
向していてかつ前方が開いている二つの側方担持体を前
面に備えており、これらの側方担持体間に空気噴射式テ
クスチャード加工ユニットと操作部とスイッチ部とを備
えている監視盤が内蔵されている。
この構成は、機枠がこれらの側方担持体により安定さ
れかつ耐ねじれ剛性が与えられるばかりでなく、これら
の側方担持体を糸走行路として利用することができると
言う利点が得られる。クリールを経て頭部から来る糸は
保護された状態で糸走行路内を通り個々の給糸機構内に
供給される。
本発明による空気噴射式テクスチャード加工機を二つ
の作業領域に分割することが可能なことである。空気噴
射式テクスチャードユニットと操作部とスイッチ部とを
備えている監視盤の下方において個々の糸が処理され、
案内され、空気噴射式テクスチャードユニットと操作部
とスイッチ部とを備えている監視盤の上方においてテク
スチャード加工糸は走過する。このような構成は、全体
を見通すことのできるように機械を構成するのに寄与す
る。
本発明による他の構成により、空気噴射式テクスチャ
ード加工機の下方にはそれぞれ二つの走行ローラと一つ
のトラバース装置およびそれぞれ一つの加熱ピンとを備
えた三つの給糸機構が設けられており、空気噴射式テク
スチャード加工機の上方にはテクスチャード加工された
糸を対流形加熱装置および/または巻取り手段に供給す
る少なくとも一つの他の給糸機構が設けられている。こ
の給糸機構は加熱部材に対して間隔をもって設けられて
いる。
この配設の利点は、本発明による空気噴射式テクスチ
ャード加工機が構造高さに関してもコンパクトに構成す
ることが可能であることである。クリールから空気噴射
式テクスチャード加工機に走る糸は常に、糸の糸通しが
踏み台を必要とすることなく手で行うことができる高さ
で案内される。これは、糸を加工するために多数の給糸
機構を必要とする場合にも可能である。何故なら、本発
明による給糸機構が公知技術による公知の二つの給糸機
構で置き換えることが可能であるからである。
テクスチャード加工糸を冷間延伸する傍らこの糸の安
定化を行い得ることである。テクスチャード加工糸は、
加熱部材に供給され、給糸機構と作業板組の軸によって
展開される面から導出されなければならない。
本発明による他の構成により、機枠組は作業通路を備
えており、この作業通路内に水導管、空気導管、吸気導
管および仕上げ処理剤供給部が案内されている。
この構成の利点は、本発明による空気噴射式テクスチ
ャード加工機がその背壁で互いに背中合わせに設けられ
ている場合、これらの導管類を共通して利用することが
可能であることである。多数の空気噴射式テクスチャー
ド加工機から成る設備の構造は単純であり、かつ不必要
な経費を要することがない。
空気噴射式テクスチャード加工ノズルは、糸を機械に
導入する際に、ケーシングから引出すことが可能であ
る。経験上そう容易に行うことができず困難な狭い空域
内でのズル内への糸の導入は極めて容易になる。糸が空
気噴射式テクスチャード加工ノズルを通過してしまった
後でも糸を作業空域内に押戻すことが可能である。その
際個々の糸はケーシングの上方が開いている切通し内に
挿入され、この切通しは個々の糸を互いに間隔をおいて
確実にかつ配列して空気噴射式テクスチャード加工ノズ
ルに供給する。個々の糸相互の間隔はそれぞれの給糸機
構の直線状の糸走行に相当する。
本発明による空気噴射式テクスチャード加工機は、多
数本の糸を空気噴射によりテクスチャード加工された或
いは空気渦流により処理された一本の糸に加工する技術
分野における機械に課せられた広範囲な要件の全てに適
応する。本発明による空気噴射式テクスチャード加工機
により、多数の側方で互いに並列して設けられている作
業およびこれの作業面に対して直径方向で多数の作業面
を構成することが可能である。個々の空気噴射式テクス
チャード加工機は本発明による給糸機構によりコンパク
トに構成することができ、従って糸を各位置において付
加的な補助手段を使用することなく手で案内することが
可能である。これに加えて糸を各加工行程において十分
に見ることができる。空気噴射式テクスチャード加工ユ
ニットは具合よい作業高さに設けられており、歯付きベ
ルトプーリは作業員の作業位置から交換可能である。
他の利点は、上記の記載および添付した図面に図示し
た実施例から得られる。上記の特徴および以下に詳しく
述べる特徴も本発明により同様にしてそれぞれ単独で或
いは互いに任意に組合わせて使用することが可能であ
る。本発明による構成は上記の列挙にとどまることな
く、多くの例示可能な特徴を有している。
以下に添付した図面に図示した実施例につき本発明を
詳しく説明する。
第1図は四つの本発明による空気噴射式テクスチャー
ド加工機の立体的に例示した図である。
第2図は本発明による空気噴射式テクスチャード加工
機の側方担持体を有する部分と色々な機素を備えた作業
板組の正面図である。
第3図は第1図の切断線III−IIIに沿った側面図であ
る。
第4図は本発明による空気噴射式テクスチャード加工
機の本発明による給糸機構の概略構造を示す図である。
第5図は本発明による空気噴射式テクスチャード加工
機の空気噴射式テクスチャード加工ユニットを著しく概
略して示した側面図である。
個々の図面は本発明の対象物を部分的に著しく概略し
て示しており、従って寸法通り表されていない。個々の
図面の対象物は、構造をより明瞭に示すために、部分的
に互いに相応して著しく拡大されて示されている。
第1図には、参照符号1で本発明による空気噴射式テ
クスチャード加工機が例示されている。この空気噴射式
テクスチャード加工機1は積み木箱様式にまとめられて
おり、四つの作業面を有している。これらの作業面のう
ち二つの作業面は前方向に整向されており、二つの作業
面−第1図では認めることができない−は後方向に整向
されている。個々の空気噴射式テクスチャード加工機1
は機枠2を備えている。この機枠2は、これが作業面方
向に側方担持体3によって区画されるように、設けられ
ている。側方担持体3は特に凹状に形材から成り、手前
が開いている。これらの側方担持体は空気噴射式テクス
チャード加工機1の糸走行路4として働く。第1図には
図示しなかったクリールから頭部を経て来る糸5は上記
の糸走行路4内を案内される。糸5は矢印方向6で作業
高さで空気噴射式テクスチャード加工機1に到達し、糸
走行路4内で適当な保持手段により下方へと案内され
る。
本発明による空気噴射式テクスチャード加工機1は側
方担持体として作業板組7を備えており、この作業板組
に糸5を加工するために必要な機素が固定されている。
糸5は糸走行路8,9,10を経て機素が存在している作業
板組7の表面に供給され、これらの機素は糸5を捉え
る。糸走行路8,9,10は糸走行路4をそれぞれ相応する高
さで作業板組7と結合している。第1図には図面を見易
くするために作業板組7上の糸案内部は示さなかった。
作業板組7上には加熱ピン15,16,17に隣接して給糸機
構12,13,14が設けられている。これらの給糸機構12,13,
14も加熱可能である。トラバース装置19は矢印20の方向
で給糸機構に対して軸平行に−特にセラミック材から成
る−乗越えローラおよび一緒に回転するトラバースロー
ラとを案内している。トラバースローラの軸は乗越えロ
ーラの軸に対して湾曲、しかもトラバースローラ上を走
る糸5がこのトラバースローラの端面を越えて走らない
ように湾曲されている。
糸5は給糸機構12,13,14により送られ、冷間延伸され
る。加熱ピン15,16,17との組合わせにより糸5の熱間延
伸も行うことが可能である。糸5として給糸機構12,13,
14を経て多数本の原糸と飾り糸が案内される。第1図に
例示したように、糸走行路4内には三本の糸5が案内さ
れており、この場合糸5のうちの一本が作業板組7に原
糸として、他方の二本糸5は飾り糸として作業板組7に
供給される。これらの三本の糸5は、給糸機構12,13,14
および必要に応じて加熱ピン15,16,17を通過した後、空
気噴射式テクスチャード加工ユニット22に供給される。
この空気噴射式テクスチャード加工ユニット22は操作
部とスイッチ部とを備えている監視盤23の傍らで垂直指
向している機枠2の側方担持体3間に設けられている。
空気噴射式テクスチャード加工ユニット22内において糸
5は一本の糸にテクスチャード加工される。このテクス
チャード加工された糸は空気噴射式テクスチャード加工
ユニット22から出て次の給糸機構25に供給され、この給
糸機構を経てこのテクスチャード加工された糸は冷間延
伸されるか、或いは図示していない相当する加熱ピンで
熱間延伸されるか、或いはトラバース装置19上で相応す
る乗越えローラおよび一緒に回動するトラバースローラ
が所属している給糸機構25を経てテクスチャード加工さ
れた糸5は対流式加熱装置28に供給される。上記の給糸
機構25の領域内でテクスチャード加工された糸は固定さ
れ、けん縮および/または延伸される。上記の処理の
後、テクスチャード加工された糸は巻取り装置30に供給
される。この巻取り装置30は公知の構造を有する機素で
あり、第1図には詳しく図示しなかった。
給糸機構25に所属している乗越えローラおよび一緒に
回転するトラバースローラはトラバース装置19の一部分
であり、残りの給糸機構12,13,14の乗越えローラおよび
一緒に回転するトラバースローラと同様に本発明による
空気噴射式テクスチャード加工機1が駆動されることに
より矢印20の方向で運動する。
個々の空気噴射式テクスチャード加工機1の背壁間に
は作業通路31が延在しており、この作業通路内を個々の
空気噴射式テクスチャード加工機1のための共通の導管
が案内されている。空気噴射式テクスチャード加工機1
は調節ねじ32を介して整向される。まとめて設置された
空気噴射式テクスチャード加工機1のうち二つは片側に
遮蔽板33備えている。この遮蔽板は必要に応じて作業板
組7と交換可能である。既に多数の空気噴射式テクスチ
ャード加工機1から成る設備を他の機枠2を連ねて任意
に増設することが可能である。この設備の第1図に図示
していない側方担持体に空気噴射式テクスチャード加工
機1の各々のトラバース装置19を運動させるための駆動
機構が設けられている。
第2図は一つの側方担持体3と共に示した空気噴射式
テクスチャード加工機1の正面図の部分領域を示してい
る。
糸5は上方から来て糸走行路4内を下方へと走り、矢
印方向で糸走行路8,9,10を通り給糸機構12,13,14に供給
される。これらの給糸機構12,13,14は異なった速度で回
動される二つの給糸ローラ12′、12″、13′,13″,1
4′,14″を有している。糸5は矢印20の方向で往復摺動
するトラバース装置19により案内され、給糸機構12,13,
14に供給される。糸5はこのトラバース装置19上で不動
の乗越えローラ内および一緒に回動するトラバースロー
ラ上を走る。トラバースローラの軸は乗越えローラの軸
に対して湾曲している。一本の糸或いは多数本の糸5は
案内されて遅い速度を有する走行ローラ12′から早い速
度を有する走行ローラ12″上へと移行されることによ
り、給糸機構12,13,14により冷間延伸される。この冷間
延伸に加えて、加熱ピン15,16,17と給糸機構12,13,14と
を組合わせて糸5を熱間延伸することが可能である。糸
5は給糸機構12,13,14から空気噴射式テクスチャード加
工ユニット22内に案内され、この空気噴射式テクスチャ
ード加工ユニット22内で糸は加湿装置35を通過する。糸
5はこの加湿装置35から空気噴射式テクスチャード加工
ノズル36を経て案内され、この空気噴射式テクスチャー
ド加工ノズル内で糸は圧縮空気、特にP=10バールの圧
力を有する圧縮空気で処理される。テクスチャード加工
された糸38は空気噴射式テクスチャード加工ノズル36を
去り、公知の保持手段により給糸機構25に供給される。
この給糸機構25は第2図において、例えば異なる速度で
駆動される三つの給糸ローラ25′,25″、25を有する
ように構成されている。この給糸機構25には乗越えロー
ラおよび一緒に回動するトラバースローラとが所属して
おり、これらのローラはトラバース装置19を介して給糸
機構12,13,14の乗越えローラおよび一緒に回動するトラ
バースローラと同じ運動経過を辿る。給糸機構25の代わ
りに、それぞれ二つの走行ローラを備えた二つの給糸機
構を使用することも可能である。更に、給糸機構25の領
域内に加熱ピンを設けることも可能である。給糸機構25
は給糸機構12,13,14と同様に加熱することが可能であ
る。テクスチャード加工された糸38は給糸機構25から対
流式加熱装置28内に案内される。このテクスチャード加
工された糸38はこの対流式加熱装置28内で固定され、場
合によっては給糸ローラ25′,25″、25の一つが速度
を増大して回動されることによりによりけん縮される。
テクスチャード加工された糸38は給糸機構25により冷間
延伸或いは熱間延伸処理される。テクスチャード加工さ
れかつ処理された糸38は公知の手段を経て巻取り装置30
に供給される。
給糸機構12,13,14,25は電気的な駆動機構40によって
駆動される。この駆動機構40の駆動軸は作業板組7の他
方の側へと突出している。モータ40′もしくは駆動機構
は矢印20の方向でのトラバース装置19の運動経過を制御
する。
第3図は第1図の切断線III−IIIに沿った空気噴射式
テクスチャード加工機1の断面を示している。両側の作
業面42、43は図面において矢印で示されている。第3図
は空気噴射式テクスチャード加工機1の二つの作業板組
7を示している。糸5は矢印方向で保持手段を介して側
方担持体の糸走行路4供給される。糸5はこの糸走行路
4を経て給糸機構12,13,14の位置内に入る。それぞれ適
当な乗越えローラおよび一緒に回動するトラバースロー
ラとを備えたトラバース装置19を介して、糸5は給糸機
構12,13,14に供給され、必要に応じて加熱ピン15,16,17
にも供給される。糸5は給糸機構12,13,14を経た後、加
湿装置35と空気噴射式テクスチャード加工ノズル36とを
備えた空気噴射式テクスチャード加工ユニット22を通過
する。
空気噴射式テクスチャード加工ユニット22は導管を介
して水導管44、空気導管45および吸気導管46と結合され
ている。水導管44、空気導管45および吸気導管46は二つ
の空気噴射式テクスチャード加工機1の背壁間に延在し
ている作業通路31内を案内されている。作業通路31内の
導管は図面において左方向に並びに右方向に整向されて
いる空気噴射式テクスチャード加工機1によって利用さ
れる。
空気噴射式テクスチャード加工ユニット22内でテクス
チャード加工された糸は乗越えローラおよび/または一
緒に回動するトラバースローラとが所属している給糸機
構25に供給される。給糸機構25の代わりに、二つの本発
明による給糸機構を設けて使用することも可能である。
給糸機構25に隣接して加熱ピンを設けることが可能であ
る。テクスチャード加工された糸は給糸機構25を経て対
流式加熱装置28に供給される。給糸機構25の領域内にお
いても、テクスチャード加工された糸の冷間延伸もしく
は熱間延伸が行われる。テクスチャード加工された糸38
は給糸機構25から巻取り装置30に供給される。空気噴射
式テクスチャード加工機1はそれぞれモータ40により駆
動される。
第4図は本発明による給糸機構12の概略構造を示して
いる。給糸機構13,14,25はこの給糸機構12と同様に構成
されている。この給糸機構12は作業板組7に解離可能な
結合要素で固定されている。軸受48,49上に中空軸50が
軸受されている。この中空軸50は歯付きベルトプーリ51
と結合されている。歯付きベルトプーリ51が回動する
と、走行ローラ12′も回動する。軸受53,54上に給糸機
構12の軸55が軸受されている。この軸55は歯付きベルト
プーリ56と共に回動するように結合されている。歯付き
ベルトプーリ56が回動すると、走行ローラ12″も回動す
る。第4図から、走行ローラ12′,12″が異なる回転数
で駆動可能であることが容易に認められる。しかし、給
糸機構12の構造上の構成は例示に過ぎず、三つの走行ロ
ーラを備えた給糸機構の類似の構造も可能である。
第5図は空気噴射式テクスチャード加工ユニット22の
著しく概略化した形で図で示した側面図である。ケーシ
ング58は加湿装置35を収容しており、この加湿装置は水
導管44に接続されている。ケーシング58内には空気噴射
式テクスチャード加工ノズル36も設けられており、この
空気噴射式テクスチャード加工ノズルは図面の破線で示
した位置に摺動可能である。テクスチャード加工のズル
36のケーシング58から引出されている状態にあって糸5
は容易にこのテクスチャード加工ノズル36内に導入され
る。ケーシング58内の開口を介して吸気導管46と排水導
管(図面では示されていない)が接続されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミューレル・マルティン ドイツ連邦共和国、デー―7412 エニン ゲン、バーンホーフストラーセ、9 (72)発明者 ケック・ヘルムート ドイツ連邦共和国、デー―7415 ヴァン ヴァイル、バウムガルテンストラーセ、 20 (72)発明者 ボック・ゲルハルト ドイツ連邦共和国、デー―7402 キルヒ ェンテルリン スフルト、アム・ゾンネ ンライン、36 (56)参考文献 西独国特許出願公開2206907(DE, A1) 欧州特許出願公開284945(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 1/00 - 1/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気噴射式テクスチャード加工ユニット
    (22)と給糸機構(12,13,14,25)、加熱ピン(15,16,1
    7)等のような機素が設けられている作業板組(7)と
    を備えた多数本のモノフイラメントを加工するための空
    気噴射式テクスチャード加工機において、作業板組
    (7)が金属から成ること、作業側方向に開いている機
    枠(2)が互いに一定の間隔をもって設けられていてか
    つ背壁を介して結合されている二つの側方担持体を備え
    ており、これらの側方担持体のうち一つの側方担持体が
    作業板組(7)により、特に給糸機構(12,13,14,25)
    と加熱ピン(15,16,17)が作業板組(7)から機枠
    (2)の内部空域内方向に指向するように形成されてい
    ることを特徴とする、空気噴射式テクスチャード加工
    機。
  2. 【請求項2】給糸機構(12,13,14,25)が異なった速度
    で駆動されかつ同軸状に設けられている少なくとも二つ
    の走行ローラ(12′,12″,13′,13″,14′,14″,25′,2
    5″)を備えていることを特徴とする請求の範囲1記載
    の空気噴射式テクスチャード加工機。
  3. 【請求項3】作業板組(7)にトラバース装置(19)、
    テクスチャード加工された糸(38)を巻取るための手段
    および駆動機構(40,40′)が設けられていることを特
    徴とする請求の範囲1或いは2に記載の空気噴射式テク
    スチャード加工機。
  4. 【請求項4】機枠(2)が垂直方向に指向していてかつ
    前方が開いている二つの側方担持体(3)を前側に備え
    ており、これらの側方担持体間に空気噴射式テクスチャ
    ード加工ユニット(22)と操作部とスイッチ部とを備え
    ている監視盤(23)が内蔵されていることを特徴とする
    請求の範囲1から3までのいずれか一つに記載の空気噴
    射式テクスチャード加工機。
  5. 【請求項5】それぞれ二つの走行ローラ(12′,12″,1
    3′,13″,14′,14″)と一つのトラバース装置(19)お
    よびそれぞれ一つの加熱ピン(15,16,17)とを備えた特
    に三つの給糸機構(12,13,14)が空気噴射式テクスチャ
    ード加工ノズル(36)の下方に設けられており、この空
    気噴射式テクスチャード加工ノズル(36)の上方には特
    に三つの別個に駆動される同軸に設けられている走行ロ
    ーラ(25′,25″,25)を備えた少なくとも一つの他の
    給糸機構(25)が設けられており、この給糸機構が加熱
    部材に対して間隔をもって設けられており、かつテクス
    チャード加工された糸(38)が対流式加熱装置(29)お
    よび/または巻取る手段に供給するように構成されてい
    ることを特徴とする請求の範囲1から5までのいずれか
    一つに記載の空気噴射式テクスチャード加工機。
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