JP3054497U - プラスドライバーのビット構造 - Google Patents
プラスドライバーのビット構造Info
- Publication number
- JP3054497U JP3054497U JP1998004237U JP423798U JP3054497U JP 3054497 U JP3054497 U JP 3054497U JP 1998004237 U JP1998004237 U JP 1998004237U JP 423798 U JP423798 U JP 423798U JP 3054497 U JP3054497 U JP 3054497U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bit
- tip
- phillips screwdriver
- grooves
- blades
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本考案は、非常に実用性に秀れ画期的なプラ
スドライバーのビット構造を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 先端に行くに従い先細りとなり、放射状
に突設された4枚の刃1a,1b,1c,1dを有し、
該4枚の刃1a,1b,1c,1dの間に溝2,3,
4,5を有する公知のプラスドライバーのビット1の該
溝2,3,4,5のうち、対向状態に位置する2つの溝
2,3夫々の先端部位のビット軸芯線方向深さを、他の
2つの溝4,5夫々の先端部位のビット軸芯線方向への
深さに比して深く且つビット1先端に向かって徐々に深
くなるように設定したものである。
スドライバーのビット構造を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 先端に行くに従い先細りとなり、放射状
に突設された4枚の刃1a,1b,1c,1dを有し、
該4枚の刃1a,1b,1c,1dの間に溝2,3,
4,5を有する公知のプラスドライバーのビット1の該
溝2,3,4,5のうち、対向状態に位置する2つの溝
2,3夫々の先端部位のビット軸芯線方向深さを、他の
2つの溝4,5夫々の先端部位のビット軸芯線方向への
深さに比して深く且つビット1先端に向かって徐々に深
くなるように設定したものである。
Description
【0001】
本考案は、プラスドライバーのビット構造に関するものである。
【0002】
通常の(公知の)プラスドライバーは、ビットの先端面が図1に図示したよう に面積が広く且つ中央がやや突出する湾曲面であるため、ビット嵌入溝がつぶれ たネジを回動するには不都合があった。
【0003】 そこで、従来から、ビット嵌入溝がつぶれたネジを回動する為のプラスドライ バーとして図2に図示した特許第2588848号に係るプラスドライバー(以 下、従来例という。)が提案されている。
【0004】 ところが、この従来例は、公知のプラスドライバーのビットの放射状に突出す る4枚の刃10a,10b,10c,10dのうち、対向状態に位置する2枚の 刃10b,10dの高さが低い構造故に、使用を重ねるに従い背の高い2枚の刃 10a,10cの方に負担が掛かり擦り減ったり欠けたりてしまうなど、耐久性 が悪く(つぶれたビット嵌入溝に殴打して打ち込む場合もあり、耐久性は極めて 重要である。)、その上、ビット嵌入溝がつぶれていないネジを回動する場合に は大きなトルクが得られないという問題点がある。
【0005】 本考案は、上述の問題点を解決するプラスドライバーのビット構造を提供する ものである。
【0006】
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
【0007】 先端に行くに従い先細りとなり、放射状に突設された4枚の刃1a,1b,1 c,1dを有し、該4枚の刃1a,1b,1c,1dの間に溝2,3,4,5を 有する公知のプラスドライバーのビット1の該溝2,3,4,5のうち、対向状 態に位置する2つの溝2,3夫々の先端部位のビット軸芯線方向深さを、他の2 つの溝4,5夫々の先端部位のビット軸芯線方向への深さに比して深く且つビッ ト1先端に向かって徐々に深くなるように設定したことを特徴とするプラスドラ イバーのビット構造に係るものである。
【0008】 また、先端に行くに従い先細りとなり、放射状に突設された4枚の刃1a,1 b,1c,1dを有し、該4枚の刃1a,1b,1c,1dの間に溝2,3,4 ,5を有し、先端面が図5に示す如く正方形Aの四つの角部A1,A2,A3,A4 を除去した略十字状に設定された公知のプラスドライバーのビット1の改良構造 であって、先端面が図6に示す如く下記の形状に設定されたことを特徴とするプ ラスドライバーのビット構造に係るものである。
【0009】
本考案は、従来例のように公知のプラスドライバーのビットの放射状に突出す る4枚の刃のうちの2枚の刃を削った構成ではなく、公知のプラスドライバーの ビット1の該溝2,3,4,5のうち、対向状態に位置する2つの溝2,3夫々 の先端部位のビット軸芯線方向深さを、他の2つの溝4,5夫々の先端部位のビ ット軸芯線方向への深さに比して深く且つビット1先端に向かって徐々に深くな るように設定したから、例えばビット嵌入溝がつぶれていないネジを回動する場 面においては、公知のプラスドライバーと同様の性能を発揮し、また、ビット嵌 入溝がつぶれたネジを回動させる場面においては、公知のドライバーの先端面の 面積に比し、小さい面積の先端面の為、従来例と同様に、つぶれたビット嵌入溝 に当該ビットを殴打して打ち込むことで該ビットはビット嵌入溝に確実に嵌まり 込み、よって、当該ネジの回動が良好に行えることになる。
【0010】 本考案は上述のように構成したから、ビット嵌入溝のつぶれていないネジの締 め付けは公知のプラスドライバーと略同等のトルクで行え、また、ビット嵌入溝 のつぶれたネジの締め付けも従来例と同様に良好に行え、そして更に、従来例に 比し刃の耐久性が飛躍的に向上することになるなど秀れた効果を発揮するプラス ドライバーのビット構造となる。
【0011】
図3,4,6は本考案の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0012】 本実施例は、常法に従い、先端をテーパー形状に切削した棒状部材を用意し、 続いて、この棒状部材のテーパー部を90°づつ回転させカッターにより切削し て4枚の刃1a,1b,1c,1dを形成し、続いて、上記により形成した4枚 の刃1a,1b,1c,1dの間の溝2,3,4,5のうち、対向状態に位置す る2つの溝2,3夫々の先端部位のビット軸芯線方向深さを、他の2つの溝4, 5夫々の先端部位のビット軸芯線方向への深さに比して深く且つビット1先端に 向かって徐々に深くなるようにカッターで切削形成し、最後に、ビット先端面6 を少し湾曲面にする仕上げ切削加工を施すことになる。
【0013】 詳細には本実施例のビット先端面6の形状は図6に示す通り「正方形Aの四つ の角部A1,A2,A3,A4を除去するとともに残余の突部B,C,D,Eの突部 B,Eの内角部F,Gと中心点Xとを結んだ線で囲まれた部分S1及び突部C, Dの内角部H,Iと中心点Xとを結んだ線で囲まれた部分S2を除去した形状」 の形状である。
【0014】 以上の工程により製造された本実施例に係るビットは、先端面平面視形状が図 3に示す如く対向状態に位置する2つの溝2,3夫々の先端部位が、ビット軸芯 方向先端点に向かって一部くい込んだ形状に設定されることとなる。
【0015】 本実施例は上述のように構成したから、従来例のように公知のプラスドライバ ーのビットの放射状に突出する4枚の刃のうちの2枚の刃を削った構成ではなく 、公知のプラスドライバーのビット1の該溝2,3,4,5のうち、対向状態に 位置する2つの溝2,3夫々の先端部位のビット軸芯線方向深さを、他の2つの 溝4,5夫々の先端部位のビット軸芯線方向への深さに比して深く且つビット1 先端に向かって徐々に深くなるように設定したから、例えばビット嵌入溝がつぶ れていないネジを回動する場面においては、公知のプラスドライバーと同様の性 能を発揮し、また、ビット嵌入溝がつぶれたネジを回動させる場面においては、 公知のドライバーの先端面の面積に比し、小さい面積の先端面の為、従来例と同 様に、つぶれたビット嵌入溝に当該ビットを殴打して打ち込むことで該ビットは ビット嵌入溝に確実に嵌まり込み、よって、当該ネジの回動が良好に行えること になる。
【0016】 よって、本実施例によれば、ビット嵌入溝のつぶれていないネジの締め付けは 公知のプラスドライバーと略同等のトルクで行え、また、ビット嵌入溝のつぶれ たネジの締め付けも従来例と同様に良好に行え、そして更に、従来例に比し刃の 耐久性が飛躍的に向上することになるなど秀れた効果を発揮することとなる。
【図1】公知のプラスドライバーに係るビットの平面図
である。
である。
【図2】従来例に係るビットの平面図である。
【図3】本実施例に係るビットの平面図である。
【図4】本実施例に係るビットの斜視図である。
【図5】公知のプラスドライバーに係るビット先端面の
平面図である。
平面図である。
【図6】本実施例に係るビット先端面の平面図である。
1 ビット 1a 刃 1b 刃 1c 刃 1d 刃 2 溝 3 溝 4 溝 5 溝
Claims (2)
- 【請求項1】 先端に行くに従い先細りとなり、放射状
に突設された4枚の刃を有し、該4枚の刃の間に溝を有
する公知のプラスドライバーのビットの該溝のうち、対
向状態に位置する2つの溝夫々の先端部位のビット軸芯
線方向深さを、他の2つの溝夫々の先端部位のビット軸
芯線方向への深さに比して深く且つビット先端に向かっ
て徐々に深くなるように設定したことを特徴とするプラ
スドライバーのビット構造。 - 【請求項2】 先端に行くに従い先細りとなり、放射状
に突設された4枚の刃を有し、該4枚の刃の間に溝を有
し、先端面が図5に示す如く正方形Aの四つの角部
A1,A2,A3,A4を除去した略十字状に設定された公
知のプラスドライバーのビットの改良構造であって、先
端面が図6に示す如く下記の形状に設定されたことを特
徴とするプラスドライバーのビット構造。 記 正方形Aの四つの角部A1,A2,A3,A4を除去すると
ともに残余の突部B,C,D,Eの突部B,Eの内角部
F,Gと中心点Xとを結んだ線で囲まれた部分S1及び
突部C,Dの内角部H,Iと中心点Xとを結んだ線で囲
まれた部分S2を除去した形状。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998004237U JP3054497U (ja) | 1998-05-30 | 1998-05-30 | プラスドライバーのビット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998004237U JP3054497U (ja) | 1998-05-30 | 1998-05-30 | プラスドライバーのビット構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3054497U true JP3054497U (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=32983817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998004237U Expired - Lifetime JP3054497U (ja) | 1998-05-30 | 1998-05-30 | プラスドライバーのビット構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3054497U (ja) |
-
1998
- 1998-05-30 JP JP1998004237U patent/JP3054497U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |