JP4130259B2 - プラスドライバービット - Google Patents

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JP4130259B2
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耕一 兼古
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株式会社兼古製作所
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスドライバービットに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来から提案されている図1に示す先端部に平面視十字形状の刃21,22,23,24を有する公知のプラスドライバービットは、該先端部の刃21,22,23,24はテーパー形状に形成されている。これは、ビス,ネジ等の嵌入溝(十字溝)への挿入を良好にするとともに当該嵌入溝から抜け易くするためである。
【0003】
ところが、公知のプラスドライバーでは、その構造故に、ビットの先端部がビス,ネジ等の嵌入溝から浮き上がらない様(カムアウトしない様)、ある程度の力で押し付けながら回わさないと効率良くトルクを伝えることができず、しかも、浮き上がった状態のまま回すと当該嵌入溝を潰してしまう場合がある。
【0004】
本発明は、このことを前提に、ビス,ネジ等の嵌入溝に嵌入されたビットの先端部が浮き上がることを極力押さえることができ、よって、従来品に比し押し付け力を少なくしてもビス,ネジ等の螺着作業を良好に行うことができるプラスドライバービットを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0006】
平面視十字形状の刃1,2,3,4を有するプラスドライバービットであって、前記刃1,2,3,4の両側面には、前記刃1,2,3,4の長さ方向に延設される一対の凸条5A,5B間に凹溝5が形成された食い込み部が設けられ、この食い込み部は前記刃1,2,3,4の形成と同時に形成されるものであり、また、前記凸条5A,5B及び凹溝5は、前記刃1,2,3,4間の底の長さ方向における湾曲率と同じ湾曲率で形成されていることを特徴とするプラスドライバービットに係るものである。
【0007】
【発明の作用及び効果】
本発明は、例えば刃1,2,3,4をビス,ネジ等の嵌入溝に嵌めて回すと、刃1,2,3,4の側面の長さ方向に設けた一対の凸条5A,5B及び凹溝5からなる食い込み部がビス,ネジ等の嵌入溝の内壁に食い込む状態となり、よって、ビス,ネジ等の嵌入溝から浮き上がることが可及的に防止され、当該嵌入溝に対して確実に嵌まり込んだ状態のまま強いトルクを与え続けることができる。
【0008】
本発明は上述のように構成したから、公知のプラスドライバーに比して、ビス,ネジ等の嵌入溝から浮き上がることを極力押さえることができ、よって、従来品に比し押し付け力を少なくしてもビス,ネジ等の螺着作業が良好に行え、しかも、ビス,ネジ等の嵌入溝を潰してしまうことも可及的に防止することができる画期的なプラスドライバービットとなる。
【0009】
また、本発明は、刃1,2,3,4夫々の両側面に一対の凸条5A,5B及び凹溝5からなる食い込み部を長さ方向に設けたから、より一層ビス,ネジ等の嵌入溝から浮き上がることを極力押さえることができることになる画期的なプラスドライバービットとなる。
【0010】
また、本発明は、一対の凸条5A,5B及び凹溝5は、刃1,2,3,4間の底の長さ方向における湾曲率と同じ湾曲率で形成されているから、単にビット軸芯方向の直線の場合に比し、湾曲する一対の凸条5A,5B及び凹溝5がビス,ネジ等の嵌入溝の内壁にそれだけ食い込む状態となり、この係止作用により刃1,2,3,4が抜けにくくなるため、この点においてもビス,ネジ等の嵌入溝からの浮き上がりを可及的に防止することができる画期的なプラスドライバービットとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図2〜4は本発明の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0012】
本実施例に係るビットは、常法に従い、先端をテーパー形状に切削した棒状部材を用意し、続いて、この棒状部材のテーパー部を90°づつ回転させカッターにより切削して4枚の刃1,2,3,4を形成し、続いて、ビット先端面を少し湾曲面にする仕上げ切削加工を施して製造されることになる。
【0013】
そして、本実施例に係るビットは、前記4枚の刃1,2,3,4を形成する際、同時に、この4枚の刃1,2,3,4夫々の両側面に凹溝5を長さ方向に切削形成する。
【0014】
具体的には、前記棒状部材の先端を切削するカッターとして、凹溝5を形成する凹凸部が設けられたカッターを採用する。
【0015】
図面の凹溝5は、4枚の刃1,2,3,4夫々の両側面に一対の凸条5A,5Bが並設状態に形成された凹溝5であり、この凸条5A,5Bは当該刃1,2,3,4間の底6,7,8,9の湾曲と同じ湾曲率で切削形成されたものである。
【0016】
尚、本実施例に係るビットは、4枚の刃1,2,3,4及び凹溝5を切削形成により形成しているが、プレス加工で形成しても良く、また、凹溝5を4枚の刃1,2,3,4夫々の両側面に複数形成したり、或いは、4枚の刃1,2,3,4夫々の片側面にだけ形成するようにしても良く、また、棒状部材の一端に4枚の刃1,2,3,4を形成して成るプラスドライバービットに採用しても、棒状部材の先後両端に4枚の刃1,2,3,4を形成して成る通称ダブルビットと呼ばれるプラスドライバービットに採用しても良いのは勿論である。
【0017】
本実施例は上述のように構成したから、例えば刃1,2,3,4をビス,ネジ等の嵌入溝に嵌めて回すと、刃1,2,3,4の側面の長さ方向に設けた凹溝5がビス,ネジ等の嵌入溝の内壁に食い込む状態となり、よって、ビス,ネジ等の嵌入溝から浮き上がることが可及的に防止され、当該嵌入溝に対して確実に嵌まり込んだ状態のまま強いトルクを与え続けることができる。
【0018】
よって、本実施例によれば、公知のプラスドライバーに比して、ビス,ネジ等の嵌入溝から浮き上がることを極力押さえることができ、よって、従来品に比し押し付け力を少なくしてもビス,ネジ等の螺着作業が良好に行え、しかも、ビス,ネジ等の嵌入溝を潰してしまうことも可及的に防止することができることになる。
【0019】
また、本実施例は、刃1,2,3,4夫々の両側面に凹溝5を長さ方向に設けたから、より一層ビス,ネジ等の嵌入溝から浮き上がることを極力押さえることができることになる。
【0020】
また、本実施例は、凹溝5を刃1,2,3,4の側面に一対の凸条5A,5Bを並設状態に形成して構成したから、この一対の凸条5A,5Bがビスやネジ等の嵌入溝の内壁にしっかり食い込む状態となり、ビス,ネジ等の嵌入溝から浮き上がることが可及的に防止されることになる。
【0021】
また、本実施例は、凹溝5を刃1,2,3,4間の底6,7,8,9の湾曲と同じ湾曲率で形成したから、単に凹溝5がビット軸芯方向の直線の場合に比し、湾曲する凹溝5がビス,ネジ等の嵌入溝の内壁にそれだけ食い込む状態となり、この係止作用により刃1,2,3,4が抜けにくくなるため、この点においてもビス,ネジ等の嵌入溝からの浮き上がりを可及的に防止することができることになる。
【0022】
また、凹溝5(凸条5A,5B)の形成が、プラスドライバーの先端部の4枚の刃1,2,3,4の形成と同時に行えるから、極めて簡易構造であるが故にコスト安にして量産性に秀れることになる。また、凹溝5の形成は、4枚の刃1,2,3,4の形成の為の切削カッターに設けた凹凸部により行う為、刃1,2,3,4間の底6,7,8,9と同じ湾曲率の凹溝5が容易に形成できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来から提案される公知のプラスドライバービットの平面図である。
【図2】 本実施例の平面図である。
【図3】 本実施例の正面図である。
【図4】 図3のA−A指示線断面図である。
【符号の説明】
1 刃
2 刃
3 刃
4 刃
5 凹溝
5A 凸条
5B 凸条

Claims (1)

  1. 平面視十字形状の刃を有するプラスドライバービットであって、前記刃の両側面には、前記刃の長さ方向に延設される一対の凸条間に凹溝が形成された食い込み部が設けられ、この食い込み部は前記刃の形成と同時に形成されるものであり、また、前記凸条及び凹溝は、前記刃間の底の長さ方向における湾曲率と同じ湾曲率で形成されていることを特徴とするプラスドライバービット。
JP21693098A 1998-07-31 1998-07-31 プラスドライバービット Expired - Lifetime JP4130259B2 (ja)

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