JP3054252B2 - 記憶回路 - Google Patents
記憶回路Info
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Description
路中に組み込まれる記憶回路に関し、詳細にはいわゆる
スキャンテスト法を用いた半導体集積回路のテストに適
した構成をそなえた記憶回路に関する。
の機能が搭載される傾向にあり、これに伴ってチップサ
イズも増々大型化する傾向にあり、このように増々複雑
化する半導体集積回路のテストを如何にして行うかが非
常に重要になりつつある。ここで、チップサイズが大型
化するとこの内部に組み込まれる回路規模はチップの一
辺の長さdの2乗に比例して増えることとなるが、外部
回路との間で信号の授受を行うための入出力端子(パッ
ド)の数はチップの一辺の長さdに比例する数しか増や
すことができず、したがって半導体集積回路中に多くの
機能を搭載するほど入出力端子数が不足する傾向にあ
り、したがってテストのために占有する入出力端子の数
はできる限り減らす必要がある。
ト手法の1つであるスキャンテスト法が多用される。図
5、図6はスキャンテスト法を説明するための図であ
り、図5は半導体集積回路中にテスト用に配線されたシ
フトレジスタ回路を概念的に表わした図、図6は、その
シフトレジスタ回路を構成するフリップロップ回路を1
つだけ取り出して示した図である。図5および後述する
他の図において、簡単のため、例えばデータ入力信号D
がデータ入力端子Dから入力される等、入力又は出力さ
れる信号と、該信号を入力又は出力する端子とに同一の
符号が付されている。
路10には、そのD入力端子にマルチプレクサ12の出
力端子が接続されている。各フリップフロップ回路10
には、マルチプレクサ12に入力される、通常モードに
おけるデータ入力信号Dとテストモードにおけるテスト
用信号SIが、テストイネーブル信号TEによって切換
えて入力される。
各フリップフロップ回路10を例えばこの図6に示すよ
うに構成し、これらのフリップフロップ回路10により
シフトレジスタが構成されるように、図5に示すような
テスト用の配線を半導体集積回路に組み込んでおき、テ
スト時にそのシフトレジスタ回路にシリカアル信号Sc
anINとクロック信号CLKとを入力して内部ロジッ
クにテストパターンを印加し、その最終段の出力信号S
canOUTを観測し、これにより内部のロジックが正
しく動作するか否かのテストを行う手法である。
集積回路中に多数のフリップフロップ回路が組み込まれ
ていても少数の入出力端子を用いるだけでテストを行う
ことができる。
スト法のために半導体集積回路中に組み込まれる各フリ
ップフロップ回路は、本来はテスト用に配線されたシフ
トレジスタ回路以外の用途をもって組み込まれているも
のであり、したがって半導体チップ上のばらばらな位置
に配置されることも多い。この場合、テスト用に配線さ
れたシフトレジスタ回路を構成する各フリップフロップ
回路へのクロック信号の到達時間が配線経路の違いや負
荷容量等の違いによりばらつく、いわゆるクロックスキ
ューが生じることとなり、このクロックスキューを十分
に考慮しておかないと1つのクロックパルスで次段へシ
フトするはずのデータが次々段へシフトしてしまう等の
誤動作が生じ、正しいテストを行うことができないこと
となる。
中に組み込まれた各フリップフロップ回路は本来はテス
ト用のシフトレジスタ回路とは異なる用途をもって組み
込まれているものであり、本来の各用途を満足させるこ
とが主眼であってこれを満足するとともにシフトレジス
タ回路としても正しく機能するようにクロックスキュー
等にも十分な考慮を払って設計するのは非常に大変であ
るという問題がある。特に近年のように半導体集積回路
の高速化が進むとわずかなクロックスキューでも誤動作
を生じる可能性が増加し、スキャンテスト法を用いて如
何にして信頼度の高いテストを行うかが問題となる。
ックスキューについて特に考慮を払うことなくスキャン
テスト法による信頼度の高いテストを行うことのできる
記憶回路を提供することを目的とする。
の本発明の記憶回路は、入力されたクロック信号の立ち
上がりもしくは立ち下がりのうちの一方のタイミングで
データを取り込むフリップフロップと、該フリップフロ
ップの入力端子に出力端子が接続された、動作モード用
信号とテストモード用信号とを切換えるマルチプレクサ
と、該フリップフロップの出力端子に接続された、前記
一方のタイミングで遮断し、該一方のタイミングとは逆
の他方のタイミングで導通するスイッチ回路とを備えた
ことを特徴とするものである。
端子に上記他方のタイミングで導通するスイッチが接続
されているため、前段側の記憶回路のスイッチの出力側
を次段の記憶回路のマルチプレクサの入力側に接続する
ようにしてテスト用シフトレジスタ回路を構成した場合
に、クロスキューにより前段側のフリップフロップの状
態が早く変化してもその変化はクロック信号の半周期分
だけ遅れたタイミングでしか次段のフリップフロップに
伝達されず、したがってクロックスキューによる誤動作
の生じないスキャンテスト用のシフトレジスタが構成さ
れ、信頼度の高いテストを行うことが可能となる。
1は、本発明の一実施例の記憶回路を表わした回路ブロ
ック図である。この図において、前述した図5に示した
回路の各要素と対応する要素には図5において付した番
号と同一の番号を付して示し重複説明は省略する。
ロップ回路10の出力端子Qにトランスファーゲート1
4が接続されている。ここで、立上がりエッジで動作す
るフリップフロップ回路の場合、テストイネーブル信号
TEをテスト用信号SIを導通させるテストモードに切
換えた状態において、クロック信号CKが立ち上がると
テスト用信号SIがフリップフロップ回路10に取り込
まれ、その出力端子Qにクロック信号CKの立ち上がり
時におけるテスト用信号SIと同一論理の信号が出力さ
れる。しかしトランスファーゲート14はクロック信号
CKの立ち上がり時に非導通状態に変化するため、この
時点では出力信号Qはテスト用出力端子SOには伝達さ
れず、クロック信号CKが次に立ち下がるとトランスフ
ァーゲート14が導通状態に変化し、出力信号Qがテス
ト用出力端子SOに伝達される。
した図である。この図において、フリップフロップ回路
10’は、図1に示すフリップフロップ回路10とトラ
ンスファーゲート14とを合せて1つのブロックで表わ
したものである。通常の動作モードにおいては、クロッ
クイネーブル信号TEにより、データ入力信号Dを導通
させるようにマルチプレクサ12が切り換えられてお
り、したがってこの図2に示す2つのフリップフロップ
回路10’は互いに独立したフリップフロップ回路とし
て動作する。
ーブル信号TEにより、テスト用信号TEを導通させる
ようにマルチプレクサ12が切り換えられ、この図に示
す2つのフリップフロップ回路10’がシフトレジスタ
回路として動作する。図3は、このテストモードにおけ
る動作タイミングを表わしたタイミングチャートであ
る。
グで図2に示す前段側のフリップフロップ回路10’に
テスト用信号SIが取り込まれ、その出力信号Qは変化
するが、出力信号SOはクロック信号CKの次の立ち下
がりのタイミングを持って変化し、さらに次の立ち上が
りのタイミングで前段側の出力信号SOが後段側のフリ
ップフロップ10’に取り込まれてその後段側の出力信
号Qが変化する。このように前段側のフリップフロップ
10’にテスト用信号SIが取り込まれてもその取り込
まれた信号が次段のフリップフロップ10’に伝達され
るのはクロック信号CKに関し半周期遅れたタイミング
であるため、クロックスキューによる誤動作の生じない
テスト用シフトレジスタ回路が構成され、信頼度の高い
テストを行うことができる。
表わした回路ブロック図である。この図において、図1
に示す各要素と対応する要素には図1に付した番号と同
一の番号を付し重複説明は省略する。図1に示す実施例
では通常の動作モード時に使用される出力端子Qとテス
トモード時に使用される出力端子SOとが分かれている
が、図4に示す実施例では、トランスファーゲート16
を付加することにより図1の2つの出力端子Q,SOが
1つにまとめられている。
は、入力信号Dを導通するようにテストイネーブル信号
TEによってマルチプレクサ12がデータ切り換えられ
ると共にトランスファーゲート16が導通状態となるよ
うに切り換えられる。またテストモード時にはがテスト
用信号SIを導通するようにテストイネーブル信号TE
によってマルチプレクサ12切り換えられるとともにト
ランスファーゲート16が非導通状態に切り換えられ、
トランスファーゲート14は図1に示す実施例と同様
に、立上がりエッジで動作するフリップフロップ回路の
場合、クロック信号CKの立ち下がりで導通、立ち上が
りで非導通となる。
チの例としてトランスファゲート14を備えたものであ
るが、本発明にいうスイッチは図1、図4に示されるよ
うなトランスファーゲート14に限られるものではな
く、例えばトランジスタ1個で構成したトランスファー
ゲートあるいはトライステートバッファ等であってもよ
く本発明にいうスイッチは種々に構成されるものであ
る。
は、フリップフロップの出力端子に、該フリップフロッ
プが、クロック信号の立ち上がり(立ち下がり)でデー
タを取り込むフリップフロップである場合に、該クロッ
ク信号の立ち上がり(立ち下がり)で非導通状態に変化
し立ち下がり(立ち上がり)で導通状態に変化するスイ
ッチを備えたものであるため、この記憶回路を複数接続
してシフトレジスタ回路を構成した場合に、クロスキュ
ーにより前段側のフリップフロップの状態が早く変化し
てもその変化はクロック信号の半周期分だけ遅れたタイ
ミングでしか次段のフリップフロップに伝達されず、し
たがってクロックスキューによる誤動作の生じないスキ
ャンテスト用のシフトレジスタが構成され、信頼度の高
いテストを行うことが可能となる。
ロック図である。
る。
たタイミングチャートである。
ブロック図である。
トレジスタ回路を概念的に表わした図である。
ップロップ回路を1つだけ取り出して示した図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 入力されたクロック信号の立ち上がりも
しくは立ち下がりのうちの一方のタイミングでデータを
取り込むフリップフロップと、該フリップフロップの入
力端子に出力端子が接続された動作モード用信号とテス
トモード用信号とを切換えるマルチプレクサと、該フリ
ップフロップの出力端子に接続された、前記一方のタイ
ミングで遮断し、該一方のタイミングとは逆の他方のタ
イミングで導通するスイッチ回路とを備えたことを特徴
とする記憶回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3320554A JP3054252B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 記憶回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3320554A JP3054252B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 記憶回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05157807A JPH05157807A (ja) | 1993-06-25 |
JP3054252B2 true JP3054252B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=18122728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3320554A Expired - Fee Related JP3054252B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 記憶回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3054252B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100564451C (zh) * | 2004-01-07 | 2009-12-02 | 伊塔尔麦奇化学股份公司 | 用次磷酸铝阻燃剂处理过的聚酰胺组合物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003344500A (ja) | 2002-05-29 | 2003-12-03 | Nec Electronics Corp | マクロテスト回路 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP3320554A patent/JP3054252B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN100564451C (zh) * | 2004-01-07 | 2009-12-02 | 伊塔尔麦奇化学股份公司 | 用次磷酸铝阻燃剂处理过的聚酰胺组合物 |
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JPH05157807A (ja) | 1993-06-25 |
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