JP3054165U - 漉し網内蔵の蓋付きカップ及び漉し網 - Google Patents

漉し網内蔵の蓋付きカップ及び漉し網

Info

Publication number
JP3054165U
JP3054165U JP1998000324U JP32498U JP3054165U JP 3054165 U JP3054165 U JP 3054165U JP 1998000324 U JP1998000324 U JP 1998000324U JP 32498 U JP32498 U JP 32498U JP 3054165 U JP3054165 U JP 3054165U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
net
strainer
flange
built
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998000324U
Other languages
English (en)
Inventor
孝司 荻野
Original Assignee
セレック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セレック株式会社 filed Critical セレック株式会社
Priority to JP1998000324U priority Critical patent/JP3054165U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3054165U publication Critical patent/JP3054165U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カップに入れる湯が開口縁近くまで入り、し
かも高温であった場合においても、カップの開口縁周辺
から湯がもれることのない漉し網内蔵の蓋付きカップ及
び漉し網を提供すること。 【解決手段】 漉し網上部の鍔附近においては、カップ
に漉し網を装着し、蓋を被せ着けた状態で、漉し網の胴
部の外周上部の空気と内部の上部の空気とを連通させる
為の通気用欠損部を備えさせて、漉し網の胴部の外周上
方から熱湯が上記カップの開口縁上方を通って外方にあ
ふれるのを防止するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は茶等の熱湯を入れて飲む場合に用いられる漉し網内蔵の蓋付きカップ 及び漉し網に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7、8に示されるように、上側に開口縁4を有する茶液飲用のカップ1と、漉 し網7と、蓋13とから成り、上記漉し網7の胴部7'は、上下が夫々開口した円筒状 でかつその胴部の外形は、上記カップ1の開口部からカップ内6に挿入した状態で 上記のカップの内周面1aと胴部外周面7aとの間に微小な間隙Gが残る程度の大き な太径に形成してあると共に上記胴部7'における下側には、網体8が張設してあ り、しかも上記胴部7'における上端の周囲には上記カップ1における開口部の周 囲の上縁に乗載できるようにした鍔10を張出状に形成してあり、一方、上記蓋13 は、上記漉し網7の胴部7'における上部の開口部を塞ぎかつ外周部14が上記の鍔1 0の上に乗載可能な大きさにしてある漉し網内蔵の蓋付きカップは知られている (例えば実開昭60−91129号・実開昭58−13186号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この従来の漉し網内蔵の蓋付きカップでは、机上3に置かれたカップ1内に熱湯 6を入れて茶を抽出する場合、一般的には図7のように蓋13を被せてしばらく待つ のであるが、その間、湯面6aの上方空間1bの空気が熱膨張して湯面6aを押し下げ 、図8にみられるように漉し網7の周囲の湯の湯面6bを押し上げ、その湯を上縁4 と鍔10の下面10aとの間から外部(矢印6c方向)に押し出し、机上3上に置かれる 書類を濡らす問題点があった。
【0004】 本件出願の漉し網内蔵の蓋付きカップは上記従来技術の問題点(技術的課題) を解決する為に提供するものである。 本件出願の目的は、カップの内に茶の葉と熱湯を入れて蓋をし、熱湯中に茶を 抽出させて、茶の湯を楽しみたい場合に利用することができる漉し網内蔵の蓋付 きカップを提供するものであり、 他の目的は、上記の場合、カップに入れる湯が開口縁近くまで入り、しかも高 温であった場合においても、カップの開口縁周辺から湯がもれることのない漉し 網内蔵の蓋付きカップを提供しようとするものである。 他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明、例えば効果欄記載事 項により容易に明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本願考案における漉し網内蔵の蓋付きカップは、上 側に開口縁を有する茶液飲用のカップと、漉し網と、蓋とから成り、上記漉し網 の胴部は、円筒状でかつその胴部の外形は、上記カップの開口部からカップ内に 挿入した状態で上記のカップの内周面と胴部外周面との問に微小な間隙が残る程 度の大きな太径に形成してあると共に上記胴部における下側には、網体が張設し てあり、しかも上記胴部における上端の周囲には上記カップにおける開口縁の周 囲に乗載できるようにした鍔を張出状に形成してあり、一方、上記蓋は、上記漉 し綱の胴部における上部の開口部を塞ぎかつ外周縁が上記の鍔の上に乗載可能な 大きさにしてある漉し網内蔵の蓋付きカップにおいて、上記漉し網上部の鍔附近 においては、カップに漉し網を装着し、蓋を被せ着けた状態で、漉し網の胴部の 外周上部の空気と内部の上部の空気とを連通させる為の通気用欠損部を備えさせ て、漉し網の胴部の外周上方から熱湯が上記カップの開口縁上方を通って外方に あふれるのを防止するようにしてある。 また、漉し網は、例えば、胴部はセラミック材でもって筒状に形成され、さら に一体材でもって胴部における上端の周囲にはカップにおける開口縁の周囲に乗 載できるようにした鍔を張出状に形成し、胴部の下方は、一体材でもって、茶葉 は通過させないが、液体は流通できるような小透孔多数を具備させて成る底板で 形成し、さらに上記の胴部の周囲に茶葉は通過させないが、液体は流通できるよ うな小透孔多数を穿設状具備させてある。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下本願考案の実施の形態を示す図面について説明する。図1乃至図6は、図 7、8に示す従来の漉し網内蔵の蓋付きカップと多くの部材、構成において共通 するので、共通すると考え得る部分には同一符号を付した。 なお、図において、1は容器として例示する周知のカップを示し、陶磁器ある いは耐熱性の合成樹脂で形成される。これの本体は内部6にコーヒー液又は紅茶 の液等の茶液を貯え得るようにしてある。2は机3の上に置く為の底部、5は柄、4 aは上方の開口部、4は上縁を示す。 次に漉し網7において、7'は中空の胴部を示し、10aは上方の開口部を示す。10 は胴部7'の上端に一体材で周設された上縁の鍔を示す。通常これらの材料として は金属、プラスチック、セラミック等が用いられる。プラスチックの場合は耐煮 沸性であつて、しかも食用具として使える周知のプラスチック材料を用いて成形 される。8は胴部における下方の開口面に張設した網体である。この網体は、胴 部の材質によって、例えばセラミックスの場合は、この開口面を胴部と一体材、 例えば、1.0〜1.5〜2.0mm厚の板材素材でもって塞ぐように形成し、その塞いだ 底面に網と同機能を持たせるように1.0〜2.0mmの多数の小透孔8cを穿ち、網体を 構成する。或いは開口面にプラスチック製の極めて微細なネット、即ちコーヒー 豆をひいて形成した粉(茶葉)の通過を阻止する一方、コーヒー液のみを通過さ せるような細かい網体を張設して用いられている。次に漉し網上部の鍔10附近、 例えば鍔10においては、カップ1に漉し網7を装着し、蓋13を被せ着けた状態で、 漉し網の胴部7'の外周の上部の空気20と内部の上部の空気21とを連通させる為の 通気用欠損部11を備えさせて、漉し網の胴部7'の外周上方から熱湯が上記カップ 1の開口縁4上方を通って外方にあふれるのを防止するようにしてある。通気用欠 損部11における谷部11aと、カップ上縁4の内径との間隔は1〜2mm以上が望ましい 。 13は蓋で、その本体は開口部10aを塞ぐと共に外周部14が鍔10の上に乗載する 大きさに形成してあり、また本体の周縁に対し垂下状に付設(一体形成)された 環状の垂れ部15はカップの本体1aにおける上端開口縁4の外周側を取り囲むよう に形成してある。 次に茶を入れる操作を説明する。先ずカップ1に対し漉し網7を図1の如く装着 する。次に好みの茶葉(コーヒー、紅茶、緑茶、ハーブティーなど)を漉し網7 の内9に入れる。尚先に茶葉を入れた漉し網7をカップ1に装置してもよい。 次に上方の開口部10aから茶葉に向け熱湯を注ぐ。この場合、湯は茶葉をぬら すと共に網体8を通ってカップ内に入る。上記湯の量は用いる茶葉に応じた量に する。この状態を、用いる茶葉に応じた時間だけ持続させて、茶葉に含まれる茶 成分を湯6に抽出させる。 この場合、カップ1の上方空間の空気21が熱膨張しても、通気用欠損部11の存 在で、カップ1の外周にある空気20とは同気圧になるので、図8に示すように湯が 外部に漏れるようなことは予め防止される。
【0007】 次に図4及至図6に示す漉し網7の構成は、胴部7'はセラミック材でもって、 例えば、1.0〜1.5〜2.0mm厚の板材素材で筒状に形成され、さらに胴部7'と一体 材でもって胴部7'における上端の周囲7bにはカップにおける開口縁4の周囲に乗 載できるようにした鍔10を張出状に形成し、胴部7'の下方は、胴部と一体材でも って、茶葉は通過させないが、液体は流通できるような1.0〜2.0mmの小透孔8c多 数を全域に具備させて成る底板8で形成し、さらに上記の胴部の下方の全周囲に も茶葉は通過させないが、液体は流通できるような小透孔7c多数を穿設状具備さ せて成る。また、4〜7mmの張出状に形成した鍔10に対して、夫々中心方向に向 かって切込状に欠除させた部分11多数を周方向に略等分に配設することにより、 図4の如く、花びら形状に美しく形成し、上記各欠除した部分の鍔の厚み分及び 谷部11aを夫々通気用欠損部としている。また、胴部7'における外周面の、夫々 上方位置で、かつ鍔10の下方位置において、放射方向に突出する3個以上の突片 25を周方向に略等分に配設し、しかも突出長さは、1.5〜2.5mmとし、上記鍔10よ りも短かくし、欠除した谷部分11aよりも長く形成している。26は下方に突出し た足片で、底板8が机面に接しないようにしてある。
【0008】
【考案の効果】
以上のように本願考案は、第1点として、茶葉から茶成分を湯に抽出したい場 合、漉し網7の鍔10をカップ1の上縁4に乗せて漉し網7の胴部7'をカップ1内に吊 下位置させると共に漉し網7内に茶葉を入れ、そこに湯を注ぐことにより、茶葉 を湯6にひたらせて茶成分を抽出できる特長がある。 その場合、熱湯をカップ1に多く入れた条件下にあっても、漉し網7の上部の空 気21は漉し網7の胴部7'の外周上部20に対して通気用欠損部11を通して同気圧と なる為、従来のように熱湯がカップ1の開口縁4を乗り越えて机上3にこぼれるよ うな事故は予め防止される効果がある。 また突片26の存在により、漉し網の胴部の上部7bがカップの内面に接しての毛 細管現象の発生を防止する効果がある。 また鍔の周囲に切れ目11を入れるだけで通気用欠損部が形成できるので、漉し 網を、粘土状の素材を造形して造る場合を含め、通気用欠損部の成形が容易にな る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】カップと、漉し網と、蓋の位置関係を示す横断
面図。
【図2】図1の部分拡大断面図。
【図3】カップ、蓋、漉し網の分離斜視図。
【図4】漉し網の一部破断平面図。
【図5】漉し網のA−A断面図。
【図6】図5のB部分拡大断面図。
【図7】従来のカップと、漉し網と、蓋の位置関係を示
す縦断面図。
【図8】図7の部分拡大図。
【符号の説明】
1 カップ 1b 上方空間 4 開口縁 6b 湯面 7 漉し網 10 鍔 11 通気孔(通気用欠損部) 13 蓋
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側に開口縁を有する茶液飲用のカップ
    と、漉し網と、蓋とから成り、上記漉し網の胴部は、円
    筒状でかつその胴部の外形は、上記カップの開口部から
    カップ内に挿入した状態で上記のカップの内周面と胴部
    外周面との問に微小な間隙が残る程度の大きな太径に形
    成してあると共に上記胴部における下側には、網体が張
    設してあり、しかも上記胴部における上端の周囲には上
    記カップにおける開口縁の周囲に乗載できるようにした
    鍔を張出状に形成してあり、一方、上記蓋は、上記漉し
    綱の胴部における上部の開口部を塞ぎかつ外周縁が上記
    の鍔の上に乗載可能な大きさにしてある漉し網内蔵の蓋
    付きカップにおいて、上記漉し網上部の鍔附近において
    は、カップに漉し網を装着し、蓋を被せ着けた状態で、
    漉し網の胴部の外周上部の空気と内部の上部の空気とを
    連通させる為の通気用欠損部を備えさせて、漉し網の胴
    部の外周上方から熱湯が上記カップの開口縁上方を通っ
    て外方にあふれるのを防止するようにしてあることを特
    徴とする漉し網内蔵の蓋付きカップ。
  2. 【請求項2】 通気用欠損部を、上記カップ内で漉し網
    が偏在的に横方向に移動した場合においても、胴部の外
    周上部の空気と内部の上部の空気とを連通させ得るよう
    に漉し網上部の鍔の複数個所に配設した請求項1記載の
    漉し網内蔵の蓋付きカップ。
  3. 【請求項3】 胴部はセラミック材でもって筒状に形成
    され、さらに一体材でもって胴部における上端の周囲に
    はカップにおける開口縁の周囲に乗載できるようにした
    鍔を張出状に形成し、胴部の下方は、一体材でもって、
    茶葉は通過させないが、液体は流通できるような小透孔
    多数を具備させて成る底板で形成し、さらに上記の胴部
    の周囲に茶葉は通過させないが、液体は流通できるよう
    な小透孔多数を穿設状具備させて成る漉し網。
  4. 【請求項4】 張出状に形成した鍔に対して、夫々中心
    方向に向かって欠除した部分多数を周方向に略等分に配
    設することにより、上記各欠除した部分を通気用欠損部
    としている請求項1、2又は3記載の漉し網内蔵の蓋付
    きカップ。
  5. 【請求項5】 胴部における外周面の、夫々上方位置
    で、かつ鍔の下方位置において、放射方向に突出する3
    個以上の突片を周方向に略等分に配設し、しかも突出長
    さは、上記鍔よりも短かくしていることを特徴とする請
    求項1、2、3又は4の漉し網内蔵の蓋付きカップ又は
    漉し網。
JP1998000324U 1998-01-15 1998-01-15 漉し網内蔵の蓋付きカップ及び漉し網 Expired - Lifetime JP3054165U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998000324U JP3054165U (ja) 1998-01-15 1998-01-15 漉し網内蔵の蓋付きカップ及び漉し網

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998000324U JP3054165U (ja) 1998-01-15 1998-01-15 漉し網内蔵の蓋付きカップ及び漉し網

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3054165U true JP3054165U (ja) 1998-11-24

Family

ID=43188217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998000324U Expired - Lifetime JP3054165U (ja) 1998-01-15 1998-01-15 漉し網内蔵の蓋付きカップ及び漉し網

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3054165U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6797304B2 (en) French press coffee maker with assembly to selectively reduce contact of grounds with liquid coffee
JP3054165U (ja) 漉し網内蔵の蓋付きカップ及び漉し網
JPH10137127A (ja) 漉し網内蔵の蓋付きカップ
US3166003A (en) Drip type coffee maker
US20030185949A1 (en) French press coffee maker with secondary filter
JPH11266988A (ja) 抽出手段を有する飲料用カップ
JPH0111110Y2 (ja)
JPH0711709Y2 (ja) こし網
JP3117163U (ja) 電子レンジ用炊飯茶碗
JPH0331240Y2 (ja)
CA3162871C (en) Filter for preparing coffee or infusion
US2313237A (en) Filtering strainer
JP7448765B2 (ja) コーヒードリッパー
JPH036263Y2 (ja)
KR200342877Y1 (ko) 찻잎 거름장치가 있는 찻잔
US3410196A (en) Disposable coffee basket liner
CN217743885U (zh) 一种泡茶保温杯
JPS5812670Y2 (ja) コ−ヒ−沸し器
JP3010582U (ja) 茶漉付きティーメーカー
JPS5841515A (ja) コ−ヒ−ポツト用装置ならびにコ−ヒ−ポツト
JPS62566Y2 (ja)
JPS6219313Y2 (ja)
JP3056016U (ja) 一人用茶こし
KR200318353Y1 (ko) 차잎 거름대
JPH0711710Y2 (ja) こし網