JP3054082B2 - 自動車衝突模擬体験装置 - Google Patents

自動車衝突模擬体験装置

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JP3054082B2
JP3054082B2 JP8188427A JP18842796A JP3054082B2 JP 3054082 B2 JP3054082 B2 JP 3054082B2 JP 8188427 A JP8188427 A JP 8188427A JP 18842796 A JP18842796 A JP 18842796A JP 3054082 B2 JP3054082 B2 JP 3054082B2
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啓介 橋口
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車衝突模擬体
験装置に関するものであり、特に、自動車衝突の際に、
人間の直前にエアバッグの膨脹状態を模擬体験すること
ができる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からの自動車衝突模擬体験装置は、
おおむね座席に人間が座り、シートベルトのみを締めさ
せ、斜面を設けてその座席を自然落下させ、自動車衝突
の際の衝撃を模擬体験させる装置であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年の自動車
事故の多発によりドライバーの交通安全意識が高まり、
自家用車にエアバッグを装着する場合が急速に増加しつ
つあるし、さらに、自動車メーカー各社もエアバッグを
標準装備化しつつあるため、上記の従来装置では、現実
の自動車衝突を完全にシミュレーションできない場合を
生じている。また、自動車事故が多発するといっても、
通常、実際に自動車衝突事故に遭遇するのは稀と言える
ため、あらかじめ衝突時のエアバッグの膨脹状態を模擬
体験しておき、いざという時にあわてることがないよう
訓練することも必要である。
【0004】そこで、交通安全教育の一環として、自動
車衝突の際の衝撃と、人間の直前に瞬時に膨脹するエア
バッグの状態とを同時に模擬体験可能な自動車衝突模擬
体験装置を提供することを目的とする。なお、エアバッ
グ装置に加えて、人間の側方よりエアバッグを膨脹させ
る、サイドエアバッグ装置を装備する自動車も実際に現
れ、それを模擬体験することができる装置の提供をも目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第一には、自動
車衝突模擬体験装置であって、架台に設けた軌道と、座
席と、シートベルト装置と、エアバッグを有するハンド
ルで構成される自動車運転模擬装置と、該自動車運転模
擬装置を弾性材料の変形伸縮作用を利用して該軌道上を
滑走させる移送装置と、該弾性材料の伸張を抑止する抑
止装置と、該移送装置を原位置にまで復帰させる駆動装
置と、原位置にまで復帰した上記移送装置を保持させる
安全保持装置と、該エアバッグの膨脹収縮を反復可能と
するエア装置とを有することを特徴とするものである。
【0006】この第一の構成の自動車衝突模擬体験装置
においては、架台に設けられた軌道上の原位置に配置さ
れた移送装置上に設けられた自動車運転模擬装置の座席
に、人間が着席し、シートベルトを締着して、始動スイ
ッチをオンにすると、変形収縮状態となっていた弾性材
料が伸張し、該移送装置が該軌道上を前進滑走する。そ
して、該弾性材料の先端が抑止装置と当接すると、上記
移送装置は急停止するとと同時に、エア装置が作動し、
該自動車運転模擬装置のハンドルに有するエアバッグが
瞬時に膨脹する。人間が該座席から離脱した後、駆動装
置が作動し、上記移送装置が原位置に復帰するととも
に、エア装置が作動し、一旦膨脹した該エアバッグは収
縮収納する。さらに、上記移送装置が原位置に復帰する
と同時に、安全保持装置が働き、上記移送装置は原位置
に確実に保持される。
【0007】本構成の自動車衝突模擬体験装置では、あ
らかじめ自動車衝突の際の衝撃と同時に、人間の直前
に、瞬時に膨脹するエアバッグの状態を模擬体験するこ
とができるので、万一の自動車衝突事故の際にも周章狼
狽することなく、沈着冷静に行動することができるよう
になる。そして、ドライバーの交通安全意識の高揚にも
つながる。
【0008】また、第二には、上記第一の構成の自動車
衝突模擬体験装置において、エア装置が、外部から取り
入れたエアを蓄えるエアタンクと、バキューム装置と、
自動車運転模擬装置のハンドルに有するエアバッグと、
切換弁とを順次接続し、移送装置が滑走する軌道に配設
した自動制御機器に反応して、該エアバッグの膨脹収縮
を反復可能としたことを特徴とするものである。
【0009】この第二の構成の自動車衝突模擬体験装置
においては、移送装置の通過を軌道に配設した自動制御
機器が検知し、それに反応して該自動制御機器が発した
信号を受けて、切換弁がスイッチし、外部から取り入れ
蓄えたエアタンクのエアが、自動車運転模擬装置のハン
ドルに有するエアバッグへ送給され、該エアバッグが瞬
時に膨脹する。そして、一旦膨脹した上記エアバッグ内
のエアは、さらに、該切換弁のスイッチングにより、バ
キューム装置が作動し吸引され、上記エアバッグが収縮
収納する。本構成の自動車衝突模擬体験装置では、エア
装置が上記のような構成を有しているので、エアバッグ
の膨脹収縮を何度も反復して実施することができる。
【0010】さらに、第三には、上記第一又は第二の構
成の自動車衝突模擬体験装置において、自動車運転模擬
装置が、サイドエアバッグ装置を有することを特徴とす
るものである。この第三の構成の自動車衝突模擬体験装
置においては、移送装置が急停止するとと同時に、エア
装置が作動し、自動車運転模擬装置のハンドルに有する
エアバッグ又はサイドエアバッグ装置に有するサイドエ
アバッグが瞬時に膨脹する。また、該エア装置が作動
し、一旦膨脹した該エアバッグ又は該サイドエアバッグ
が収縮収納する。
【0011】本構成の自動車衝突模擬体験装置では、あ
らかじめ自動車衝突の際の衝撃と同時に、人間の直前
に、瞬時に膨脹するエアバッグ又はサイドエアバッグの
状態を模擬体験することができるので、万一の自動車衝
突事故の際にも周章狼狽することなく、沈着冷静に行動
することができるようになる。そして、ドライバーの交
通安全意識の高揚にもつながる。また、エアバッグ又は
サイドエアバッグの膨脹収縮を何度も反復して実施する
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態とした一具体
例を図面を利用して説明する。まず、第一具体例を図1
から図7を利用して説明する。本第一具体例の自動車衝
突模擬体験装置A1は、架台10と、自動車運転模擬装
置20と、移送装置40と、抑止装置52と、駆動装置
60と、安全保持装置100と、エア装置140と、図
示しない制御装置とを有している。ここで、架台10
は、フレーム12と、軌道でなるレール14と、ベース
16とから構成されている。
【0013】フレーム12は、形鋼材を組み合わせて使
用し、箱形形状に形成されている。すなわち、下部縦枠
材125、126と、下部横枠材127、128とから
長方形に枠組みを形成し、その四隅に同一の長さの支柱
131、132、133、134を立設し、その支柱上
に、図2に示すように、上部縦枠材121、122と上
部横枠材123、124とより長方形に枠組みを形成す
る。
【0014】レール14は、I形鋼であって、かつ、そ
の断面が、後記する移送装置40のスライドベース42
の下面の四隅に配設された移動部材44が嵌合可能の形
状を呈し、図4に示すように、該フレーム12の上部縦
枠材121及び122上に、平行して2本設けられてい
る。ベース16は、板状を呈し、上記フレーム12の下
部縦枠材125、126、下部横枠材127、128上
に、載設されている。なお、後記する各種装置は、この
架台10にすべて取り付けられる。
【0015】次に、自動車運転模擬装置20は、図1に
示すように、後記する移送装置40のスライドベース4
2の上面にすべて取り付けられている。ハンドル支柱2
6は、中空状であって、上記スライドベース42の上面
の前端部近傍の中央に立設し、エアバッグ30を収納し
たハンドル28は、該ハンドル支柱26の先端部に取り
付けられている。ハンドル28は、上記ハンドル支柱2
6の中空部と連通した孔部を有し、エアの送給により該
エアバッグ30が膨脹する構造となっている。上記エア
バッグ30は、該ハンドル28に取り付けられ、図7に
示すように、円形の袋状を呈している。
【0016】座席22は、後記する移送装置40のスラ
イドベース42の上面の略中央に設置され、その座席上
をたすき掛けに締着するシートベルト装置24が配設さ
れている。また、自動車衝突模擬体験装置A1全体を始
動させる始動スイッチ32は、該座席22の座部の左側
部近傍に設けられている。そして、この始動スイッチ3
2は図示しない制御装置と接続している。なお、上記座
席22と上記ハンドル28との配置関係(座席22とハ
ンドル28間の距離や座席22に人間が座った場合のハ
ンドル28の高さ等)は、実際の自動車のこれらの配置
と略同一となっている。
【0017】次に、移送装置40は、スライドベース4
2と、移動部材44と、スプリングガイド46と、弾性
材料でなるコイルスプリング48と、スプリングブラケ
ット50とから構成されている。ここで、スライドベー
ス42は、板状を呈し、図2及び図3に示す位置を原位
置として配置されている。そして、移動部材44が、そ
のスライドベース42の下面の四隅であって、上記フレ
ーム12に敷設された2本のレール14に嵌合可能に配
設されている。また、後記するスプリングブラケット5
0が、該スライドベース42の前端部中央に固着されて
いる。移動部材44は、図4に示すように、断面が逆凹
状であって、その内溝の両側面にはボールベアリングが
多数配設され、単なるローラと異なり、移送の際、レー
ル14との摩擦がほとんどない構造を有している。
【0018】スプリングガイド46は、棒状を呈し、図
2及び図3に示すように、上記フレーム12の上部横枠
材123と124間で、その各横枠材の中央部にブラケ
ットを介して架設されている。コイルスプリング48
は、該スプリングガイド46に嵌入され、その末端部が
上記上部横枠材124上に取り付けられたブラケットに
固定され、その先端部は後記するスプリングブラケット
50に取り付けられている。なお、荷重をかけない該コ
イルスプリング48の通常の長さは、上記スプリングガ
イド46の長さと略同一の長さを有している。
【0019】スプリングブラケット50は、短冊状の板
状を呈し、上記スプリングガイド46の直径よりも若干
大径の孔部を一つ有し、上記スライドベース42の前端
部中央で懸吊状に配設され、その孔部を上記スプリング
ガイド46が貫通している。また、図3に示すように、
後記する駆動装置60のクラッチ部Cに配設されたドラ
ム96に巻き付けられたワイヤー98の先端は、該スプ
リングブラケット50の下端部と接続されている。
【0020】次に、抑止装置52は、図2及び図3に示
すように、コイルスプリングで形成されている。すなわ
ち、上記スプリングガイド46に嵌入され、その末端部
は上記上部横枠材123上に取り付けられたブラケット
に固定されている。その先端部は、上記コイルスプリン
グ48が最大伸張したときに、上記スプリングブラケッ
ト50と当接する。
【0021】次に、駆動装置60は、駆動部Dと、クラ
ッチ部Cと、シリンダ部CLとを有している。ここで、
駆動部Dは、図2及び図3に示すように、上記ベース1
6上を幅方向に載設され、駆動モータ62と、スプロケ
ット64と、チェーン66とから構成されている。駆動
モータ62は、その回転軸にスプロケット64が配設さ
れ、後記するクラッチ部Cに有するスプロケット84
と、チェーン66を介して連結されている。
【0022】シリンダ部CLは、図2に示すように、上
記ベース16上を幅方向に載設され、シリンダブラケッ
ト68と、シリンダ70と、フローティングジョイント
72とから構成されている。シリンダ70は、幅方向へ
上記ベース16に対し平行に配設され、図5(b)に示
すように、シリンダケースがシリンダブラケット68で
固定され、その他端は、ピストンが往復直線運動をする
べく配置され、そのピストンの中央部に円筒状のフロー
ティングジョイント72が嵌入されている。さらに、該
ピストンの先端は、後記するクラッチ部Cのシリンダ取
付プレート78の一端側に有するブラケットと固着して
いる。なお、該シリンダ70は、後記するセンサー14
2からの信号を受けて、後記する電磁弁144のスイッ
チングにより、ピストンが往復直線運動を行うように設
定されている。
【0023】次に、クラッチ部Cは、該駆動部D及び該
シリンダ部CLと連動させるべく、図2に示すように、
上記ベース16上を幅方向に載設され、シリンダ取付プ
レート78と、移動部材80と、レール82と、スプロ
ケット84と、固定ホルダー86と、駆動シャフト88
と、クラッチ90(駆動側のクラッチを90a、被動側
のクラッチを90bと称する)と、変動ホルダー92
と、従動シャフト94と、ドラム96と、ワイヤー98
とから構成されている。ここで、シリンダ取付プレート
78は、長方形の板状を呈し、上記シリンダ70のピス
トンの先端にブラケットを介して取り付けられ、該ピス
トンの往復直線運動と連動して作動する。
【0024】すなわち、図5(b)に示すように、該シ
リンダ取付プレート78は、その下面に4個の移動部材
80(上記に説明した移動部材44参照)が取り付けら
れ、敷設された2本のレール82上を上記ピストンの往
復直線運動に応じて移動することができる。なお、該レ
ール82は、上記シリンダ取付プレート78の往復移動
により、後記するクラッチ90を切ったり繋いだりする
ことができる長さを有している。
【0025】変動ホルダー92は、図5(a)、(b)
に示すように、上記シリンダ取付プレート78の上面の
略中央の位置に、支柱状に立設され、その略中央部を従
動シャフト94が貫通している。そして、該従動シャフ
ト94の両端に、ドラム96と被動側のクラッチ90b
とが嵌合されている。なお、上述したように、ドラム9
6は、ワイヤー98が巻回されており、その先端は、上
記スプリングブラケット50の下端部と接続している。
固定ホルダー86は、変動ホルダー92と同様、図5
(a)、(b)に示すように、支柱状を呈し、上記シリ
ンダ部CLが配設された位置と反対側で、上記レール8
2の延長線上の位置に、上記ベース16上に立設され、
その略中央部を駆動シャフト88が貫通している。そし
て、該駆動シャフト88の両端に、駆動側のクラッチ9
0aとスプロケット84とが嵌合されている。なお、上
記駆動シャフト88と上記従動シャフト94は、同一軸
心上に配設されている。また、図5(a)に示すよう
に、該スプロケット84は、駆動部Dの駆動モータ62
に配設されたスプロケット64と、チェーン66を介し
て連結するべく、該スプロケット64と同一線上に配設
されている。
【0026】次に、安全保持装置100は、ストッパー
部Sと、安全保持部Hとから構成されている。ここで、
ストッパー部Sは、ストッパーブラケット116と、ス
トッパー118とを有している。ストッパーブラケット
116は、図3に示すように、L字状であって、上記ス
ライドベース42の下面後端部で、かつ、図4に示すよ
うに、配設されている上記移動部材44よりも内側に一
対並設されている。ストッパー118は、図3及び図4
に示すように、ボルト状を呈し、一端側にゴム等の緩衝
部材が取り付けられている。そして、該ストッパーブラ
ケット116を貫通して設けられている。
【0027】安全保持部Hは、保持部ブラケット102
と、スライドガイド104と、シリンダ106と、フロ
ーティングジョイント108と、軸受部110と、シャ
フト112と、ローラフォロア114とを有している。
保持部ブラケット102は、図2及び図3に示すよう
に、L字状であって、かつ、後背側にはリブ板を有し、
その前側上部にはシリンダ106のピストンの往復直線
運動をガイドするコ字状の外枠でなるスライドガイド1
04が取り付けられている。そして、上記スライドベー
ス42が原位置にある場合において、該保持部ブラケッ
ト102は、上記ベース16上で、該ストッパー118
の緩衝部材のすぐ手前の位置に、載設されている。
【0028】シリンダ106は、図3に示すように、上
記スライドベース42が原位置にある場合において、上
記保持部ブラケット102と上記ストッパー118の緩
衝部材との間で、シリンダケース側が上記ベース16上
に配設され、そのピストンが鉛直方向に往復直線運動を
する。該ピストンは、その中間部に円筒状のフローティ
ングジョイント108が嵌入され、さらに、その先端に
コ字状の軸受部110が配設されている。そして、シャ
フト112がローラフォロア114を貫通し、該軸受部
110に配設されている。上記ストッパー118と該ロ
ーラフォロア114とは、該シリンダ106のピストン
がトップにある場合において、当接可能となる高さレベ
ルで、かつ、上記スライドベース42の移動に従って移
動する上記ストッパー118の軌跡上に、上記ローラフ
ォロア114が配置されている。なお、上記シリンダ1
06は、後記するセンサー142からの信号を受けて、
後記する電磁弁144のスイッチングにより、ピストン
が往復直線運動を行うように設定されている。
【0029】次に、エア装置140は、図6に示すよう
に、自動制御機器でなるセンサー142と、切換弁でな
る電磁弁144と、エアタンク146と、シリンダを有
する切換弁148と、バキューム装置150と、エア取
入れ口152と、フィルタレギュレータ154と、圧力
スイッチ156と、接続管158、160とから構成さ
れている。ここで、センサー142は、上記フレーム1
2の上部縦枠材122の内側面で、図2に示すように、
上記上部横枠材123から上記上部横枠材124に向か
って、142a、142b、142cの順に3箇所設け
られている。すなわち、センサー142aは、原位置に
ある上記スライドベース42の前端部よりも前方の位置
に配設されている。また、センサー142b及び142
cは、上記スライドベース42の原位置を検知可能な位
置に、それぞれ配設されている。
【0030】電磁弁144は、該センサー142と接続
され、かつ、上記駆動装置60のシリンダ部CLのシリ
ンダ70、上記安全保持装置100の安全保持部Hのシ
リンダ106及び後記する切換弁148を作動させるシ
リンダを作動させるべく、各シリンダと接続されてい
る。エアタンク146は、略円柱形状を呈し、図2及び
図3に示すように、上記安全保持部Hの配設位置と上記
下部横枠材128との間の上記ベース16上に、載設さ
れている。該エアタンク146が、一時的にエアを蓄
え、後記する切換弁148の作動に応じて、その蓄えら
れたエアが、パイプ状の接続管160及び上記自動車運
転模擬装置20のハンドル支柱26を介して、ハンドル
28に収納したエアバッグ30へ送給され、これを瞬時
に膨脹させる。また、エア取入れ口152、フィルタレ
ギュレータ154、圧力スイッチ156及び上記エアタ
ンク146は、パイプ状の接続管158で、順次接続さ
れている。
【0031】ここで、フィルタレギュレータ154は、
該エア取入れ口152から取り入れたエアに含まれてい
る不純物を除去するためのものである。また、圧力スイ
ッチ156は、取り入れたエアの圧力を調整するための
ものである。また、上記エアタンク146、切換弁14
8、バキューム装置150及び上記自動車運転模擬装置
20のハンドル支柱26は、該接続管160で、順次接
続されている。切換弁148は、エアの流れを制御する
べく、上記エアタンク146に蓄えられたエアを上記エ
アバッグ30へ送給させたり、上記エアバッグ30内の
エアを後記するバキューム装置150により吸引させた
りするための切換えスイッチである。該切換弁148
は、シリンダの作動でスイッチングを行う。
【0032】バキューム装置150は、図2及び図3に
示すように、上記駆動装置60の配設位置と上記下部横
枠材127との間の上記ベース16上に、載設されてい
る。該バキューム装置150は、上述したように、一旦
膨脹したエアバッグ30内のエアを上記接続管160等
を介して吸引するものである。なお、この自動車衝突模
擬体験装置A1全体をコントロールする制御装置は、上
記架台10の任意の場所に設置されている。
【0033】次に、上記第一具体例の自動車衝突模擬体
験装置A1の使用状態について図面を利用して説明す
る。自動車衝突模擬体験装置A1は、使用される前(初
期状態)においては、移送装置40のスライドベース4
2が、図1に示す原位置に置かれている。従って、該ス
ライドベース42の上面に配設されている自動車運転模
擬装置20も原位置に存在する。この場合において、コ
イルスプリング48は、最大収縮状態となっている。ま
た、安全保持装置100の安全保持部Hのシリンダ10
6のピストンは、トップの状態であり、上記スライドベ
ース42が原位置から前進しないように安全保持をして
いる。これは、センサー142bからの信号を受けて、
電磁弁144が切り換えられ、該シリンダ106を作動
させた結果である。
【0034】人間34が、自動車運転模擬装置20の座
席22に着席し、シートベルト装置24を締着して、始
動スイッチ32をオンにすると、まず、該安全保持部H
のシリンダ106のピストンがトップから下動して安全
保持の状態が解除される。すると同時に、該電磁弁14
4がスイッチし、駆動装置60のシリンダ部CLのシリ
ンダ70を作動させ、そのピストンの先端に配設されて
いる駆動装置60のクラッチ部Cのシリンダ取付プレー
ト78が後退移動して、噛み合っている被動側のクラッ
チ90bと駆動側のクラッチ90aとが離れる。従っ
て、該クラッチ部Cは遊動状態となり、該コイルスプリ
ング48が最大収縮状態から解放され、伸張する。これ
に伴って、上記スライドベース42は、レール14に従
って、前進滑走する。
【0035】そして、上記スライドベース42のスプリ
ングブラケット50が、抑止装置52に当接すると、上
記スライドベース42が急停止する。この場合、上記ス
ライドベース42の前端部がセンサー142a上を通過
すると、通過の認識信号が上記電磁弁144へ送られ、
その急停止の際に、自動車運転模擬装置20のハンドル
28に収納したエアバッグ30を瞬時に膨脹させるべ
く、上記電磁弁144がスイッチし、切換弁148のシ
リンダを作動させて、該切換弁148のスイッチが行わ
れて、エア装置140のエアタンク146から、蓄えら
れているエアが、該エアバッグ30へ流れるようになっ
ている。
【0036】そして、上記スライドベース42の急停止
と同時に、図7に示すように、人間34の直前で、上記
エアバッグ30へエアが入り、瞬時に膨脹する。次に、
人間34は、該シートベルト装置24を外し、該座席2
2から立ち上がって、自動車衝突模擬体験装置A1から
離れる。人間34の自動車衝突模擬体験装置A1からの
離脱を確認した後、図示しない制御装置を操作する。す
ると、まず、上記電磁弁144がスイッチし、上記シリ
ンダ部CLのシリンダ70が作動し、そのピストンの先
端に配設されている上記クラッチ部Cのシリンダ取付プ
レート78が前進移動して、上記被動側のクラッチ90
bと上記駆動側のクラッチ90aとを噛み合わせる。
【0037】次に、上記駆動装置60の駆動部Dの駆動
モータ62が回動し、チェーン66を介して連動してい
るクラッチ90も回転する。従って、上記クラッチ部C
の従動シャフト94に嵌合しているドラム96も回転す
るため、上記スライドベース42の前進滑走に追従して
延びたワイヤー98が巻き取られてゆく。よって、上記
スライドベース42は、該ワイヤー98の巻き取りに応
じて、ゆっくり後退し、原位置まで復帰する。また、後
退しながら、一旦膨脹した上記エアバッグ30は、上記
切換弁148がスイッチし、バキューム装置150の作
動により上記エアバッグ30内のエアが吸引されて、収
縮収納される。後退する上記スライドベース42の後端
部が、上記センサー142b上を通過すると、通過の認
識信号が上記電磁弁144へ送られる。そして、上記ス
ライドベース42が原位置に復帰した際に、上記電磁弁
144がスイッチして、上記駆動装置60の駆動部Dの
駆動モータ62の回動は停止し、さらに、上記安全保持
部Hのシリンダ106のピストンが上動してトップの状
態となる。また、上記コイルスプリング48も最大収縮
状態に戻る。
【0038】なお、センサー142cは、上記センサー
142bと同様な機能を有しており、すなわち、上記ス
ライドベース42の後端部が通過すると、通過の認識信
号を発する。従って、上記スライドベース42が原位置
に復帰した際に、上記電磁弁144の作動により、上記
駆動装置60の駆動部Dの駆動モータ62の回動は停止
し、上記安全保持部Hのシリンダ106のピストンは上
動してトップの状態となる。但し、該センサー142c
は、上記センサー142bが何らか故障により作動しな
かった場合に作動するものであって、つまり、予備装置
(緊急安全用装置)としての役割を果たすものである。
以上の使用状態を、反復して連続的に実施する。
【0039】上記の自動車衝突模擬体験装置A1によれ
ば、あらかじめ自動車衝突の際の衝撃と同時に、人間の
直前に、瞬時に膨脹するエアバッグの状態を模擬体験す
ることができるので、万一の自動車衝突事故の際にも周
章狼狽することなく、沈着冷静に行動することができる
ようになる。そして、ドライバーの交通安全意識の高揚
にもつながる。また、このエア装置140により、エア
バッグの膨脹収縮を何度も反復して実施することができ
る。
【0040】次に、第二具体例を図8を利用して説明す
る。本第二具体例の自動車衝突模擬体験装置A2は、上
記第一具体例の自動車衝突模擬体験装置A1の構成に、
サイドエアバッグ装置200を追加したものである。従
って、上記第一具体例の自動車衝突模擬体験装置A1の
架台10と、自動車運転模擬装置20と、移送装置40
と、抑止装置52と、駆動装置60と、安全保持装置1
00と、エア装置140と、図示しない制御装置を備え
ている。
【0041】ここでは、サイドエアバッグ装置200に
ついてのみ説明をする。サイドエアバッグ装置200
は、支柱202と、収納部204と、サイドエアバッグ
206とを有している。支柱202は、中空状であっ
て、移送装置40のスライドベース42の上面に設置さ
れた自動車運転模擬装置20の座席22の座部の右側部
近傍に立設されている。収納部204は、横長の箱形形
状を呈し、該支柱202の先端部に取り付けられ、その
中にサイドエアバッグ206が収納されている。そし
て、該収納部204は、上記支柱202の中空部と連通
した孔部を有し、エアの送給により該サイドエアバッグ
206が膨脹する構造となっている。上記サイドエアバ
ッグ206は、横長の袋状を呈している。
【0042】なお、該座席22又はハンドル28と、サ
イドエアバッグ装置200との配置関係(座席22又は
ハンドル28と、サイドエアバッグ装置200との間の
距離や座席22に人間34が座った場合のサイドエアバ
ッグ装置200の高さ等)は、実際の自動車のこれらの
配置と略同一となっている。サイドエアバッグ装置20
0は、エア装置140に接続されている。従って、サイ
ドエアバッグ206の膨脹収縮は、エアバッグ30と同
様に行われる。すなわち、上記第一具体例と同様に、該
スライドベース42は、レール14に従って、前進滑走
する。そして、上記スライドベース42のスプリングブ
ラケット50が、抑止装置52に当接すると、上記スラ
イドベース42が急停止する。
【0043】この場合、上記スライドベース42の前端
部がセンサー142a上を通過すると、通過の認識信号
が電磁弁144へ送られ、その急停止の際に、自動車運
転模擬装置20のハンドル28に収納したエアバッグ3
0及びサイドエアバッグ装置200の収納部204に収
納したサイドエアバッグ206を瞬時に膨脹させるべ
く、該電磁弁144がスイッチし、切換弁148のシリ
ンダを作動させて、該切換弁148のスイッチが行われ
て、エア装置140のエアタンク146から、蓄えられ
ているエアが、該エアバッグ30及び該サイドエアバッ
グ206へ流れるようになっている。
【0044】そして、上記スライドベース42の急停止
と同時に、図8に示すように、人間34の直前で、上記
エアバッグ30及び上記サイドエアバッグ206へエア
が入り、瞬時に膨脹する。次に、人間34は、シートベ
ルト装置24を外し、上記座席22から立ち上がって、
自動車衝突模擬体験装置A2から離れる。人間34の自
動車衝突模擬体験装置A2からの離脱を確認した後、図
示しない制御装置を操作する。上記第一具体例と同様
に、上記スライドベース42が原位置に復帰するが、そ
の際に、一旦膨脹した上記エアバッグ30及び上記サイ
ドエアバッグ206は、上記切換弁148がスイッチ
し、バキューム装置150の作動により、上記エアバッ
グ30及び上記サイドエアバッグ206内のエアが吸引
され、それぞれ収縮収納される。なお、上記エアバッグ
30と上記サイドエアバッグ206の膨脹は、どちらか
一方のみを実施できるものとしてもよい。
【0045】上記の自動車衝突模擬体験装置A2によれ
ば、あらかじめ自動車衝突の際の衝撃と同時に、人間の
直前に、瞬時に膨脹するエアバッグ又はサイドエアバッ
グの状態を模擬体験することができるので、万一の自動
車衝突事故の際にも周章狼狽することなく、沈着冷静に
行動することができるようになる。そして、ドライバー
の交通安全意識の高揚にもつながる。また、このエア装
置140により、エアバッグ又はサイドエアバッグの膨
脹収縮を何度も反復して実施することができる。
【0046】なお、本具体例では、移送装置にコイルス
プリングを使用しているが、そのコイルスプリングの種
類を適宜変えてもよい。従って、移送装置の前進滑走速
度を任意に変えることができる。また、本具体例では、
搭載する各装置を所定の場所に設置しているが、作用が
変わらない限り、任意の場所へ設置してもよい。さら
に、本具体例では説明していないが、各装置の作動に伴
う危険が生じないようにするため、適当な安全カバー、
目隠し等の部材を付設してもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明に基づく請求項1に記載の自動車
衝突模擬体験装置によれば、あらかじめ自動車衝突の際
の衝撃と同時に、人間の直前に、瞬時に膨脹するエアバ
ッグの状態を模擬体験することができるので、万一の自
動車衝突事故の際にも周章狼狽することなく、沈着冷静
に行動することができるようになる。そして、ドライバ
ーの交通安全意識の高揚にもつながる。また、特に、請
求項2に記載の自動車衝突模擬体験装置によれば、エア
バッグの膨脹収縮を何度も反復して実施することができ
る。
【0048】さらに、請求項3に記載の自動車衝突模擬
体験装置によれば、あらかじめ自動車衝突の際の衝撃と
同時に、人間の直前に、瞬時に膨脹するエアバッグ又は
サイドエアバッグの状態を模擬体験することができるの
で、万一の自動車衝突事故の際にも周章狼狽することな
く、沈着冷静に行動することができるようになる。そし
て、ドライバーの交通安全意識の高揚にもつながる。ま
た、エアバッグ又はサイドエアバッグの膨脹収縮を何度
も反復して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第一具体例の自動車衝突模擬体
験装置を示す斜視図である。
【図2】本発明に基づく第一具体例の、自動車運転模擬
装置及びスライドベースを除く自動車衝突模擬体験装置
を示す平面の説明図である。
【図3】本発明に基づく第一具体例の、自動車運転模擬
装置を除く自動車衝突模擬体験装置を一部破断して示す
側面の説明図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】本発明に基づく第一具体例の、(a)は駆動装
置を一部破断して示す平面図、(b)は駆動装置を一部
破断して示す側面図である。
【図6】本発明に基づく第一具体例のエア装置の接続関
係図である。
【図7】本発明に基づく第一具体例の自動車衝突模擬体
験装置の使用状態を示す説明図である。
【図8】本発明に基づく第二具体例の自動車衝突模擬体
験装置の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 架台 14 レール 20 自動車運転模擬装置 22 座席 24 シートベルト装置 28 ハンドル 30 エアバッグ 40 移送装置 48 コイルスプリング 52 抑止装置 60 駆動装置 100 安全保持装置 140 エア装置 142 センサー 144 電磁弁 146 エアタンク 148 切換弁 150 バキューム装置 200 サイドエアバッグ装置 A1、A2 自動車衝突模擬体験装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09B 9/058 B60R 21/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台に設けた軌道と、 座席と、シートベルト装置と、エアバッグを有するハン
    ドルで構成される自動車運転模擬装置と、 該自動車運転模擬装置を弾性材料の変形伸縮作用を利用
    して該軌道上を滑走させる移送装置と、 該弾性材料の伸張を抑止する抑止装置と、 該移送装置を原位置にまで復帰させる駆動装置と、 原位置にまで復帰した上記移送装置を保持させる安全保
    持装置と、 該エアバッグの膨脹収縮を反復可能とするエア装置とを
    有することを特徴とする自動車衝突模擬体験装置。
  2. 【請求項2】 エア装置が、 外部から取り入れたエアを蓄えるエアタンクと、 バキューム装置と、 自動車運転模擬装置のハンドルに有するエアバッグと、 切換弁とを順次接続し、 移送装置が滑走する軌道に配設した自動制御機器に反応
    して、該エアバッグの膨脹収縮を反復可能としたことを
    特徴とする請求項1記載の自動車衝突模擬体験装置。
  3. 【請求項3】 自動車運転模擬装置が、 サイドエアバッグ装置を有することを特徴とする請求項
    1又は2記載の自動車衝突模擬体験装置。 【0001】
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