JP3053210U - 釣竿支持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】釣竿から手を離して釣りをするとき、釣竿を容
易に安定させて支持することができる。 【解決手段】２本の基材２が一端を中心として開閉可能
である。回転部材３が基材２の開閉方向に沿った回転軸
を有して基材２に回転可能に取り付けられる。軸部材４
が回転部材３の回転面に沿って伸び、回転部材３に回転
可能かつ軸方向に移動可能に取り付けられる。係合部材
５が基材２に設けられ、回転部材３の回転角度に応じて
軸部材４の一端と係合可能である。角度保持部材が回転
部材３に設けられ、軸部材４を所定の回転角度で保持可
能である。釣竿保持部７が軸部材４の軸方向からずれた
角度で軸部材４に固定される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、釣竿を所定の角度で支持可能な釣竿支持具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、釣竿から手を離したままで釣りをするには、釣竿を岩などで固定する必 要があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、釣竿を岩などで固定する従来の方法では、釣竿を固定するのに 手間がかかるうえ、釣竿が安定しにくいという問題点があった。

【０００４】 本考案は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、釣竿から手を 離して釣りをするとき、釣竿を容易に安定させて支持することができる釣竿支持 具を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案に係る釣竿支持具は、一端を中心として開 閉可能な２本の基材と、前記基材の開閉方向に沿った回転軸を有して前記基材に 回転可能に取り付けられた回転部材と、前記回転部材の回転面に沿って伸び、前 記回転部材に回転可能かつ軸方向に移動可能に取り付けられた軸部材と、前記基 材に設けられ、前記回転部材の回転角度に応じて前記軸部材の一端と係合可能な 係合部材と、前記回転部材に設けられ、前記軸部材を前記回転部材に対し所定の 回転角度で保持可能な角度保持部材と、前記軸部材の軸方向からずれた角度で前 記軸部材に固定された釣竿保持部とを、有することを特徴とする。

【０００６】 ２本の基材は、連結部材で連結されていることが好ましい。回転部材、軸部材 、係合部材、角度保持部材および釣竿保持部は、各基材に設けられていることが 好ましい。係合部材は、軸部材を挿入させる挿入孔を有することが好ましい。釣 竿保持部は、釣竿を挿入させる筒体を有することが好ましい。釣竿保持部は、弾 性部材を介して軸部材に固定されていることが好ましい。軸部材は、弾性部材に より係合部材の方向に付勢されていることが好ましい。

【０００７】 本考案に係る釣竿支持具は、使用の際、２本の基材を開いて設置する。回転部 材を回転させ、釣竿保持部により釣竿を保持する角度に合わせて軸部材の一端を 係合部材に係合させる。このとき、軸部材を回転させ、角度保持部材により軸部 材を所定の回転角度で保持する。釣竿保持部で釣竿を保持すれば、釣竿は安定し 、釣竿から手を離して釣りをすることができる。持ち運ぶ際には、回転部材を回 転させるとともに軸部材を回転させ、釣竿保持部が基材に沿うようにし、２本の 基材を閉じる。これにより、釣竿支持具は、コンパクトになり、持ち運びが容易 になる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。 図１は、本考案の実施の形態を示している。 図１〜図５に示すように、釣竿支持具１は、２本の基材２と、２個の回転部材 ３と、２本の軸部材４と、２個の係合部材５と、２個の角度保持部材６と、２本 の釣竿保持部７とを有している。

【０００９】 図３および図４に示すように、２本の基材２は、一端２ａがボルト８ａで連結 板８ｂに回転可能に連結され、一端２ａを中心として開閉可能となっている。一 方の基材２の両端２ａ，２ｂおよび他方の基材２の他端２ｂには、脚部９が固定 されている。２本の基材２は、他端２ｂおよび中間部で連結部材１０，１１によ り連結されている。各連結部材１０，１１は、２本のリンクを回転可能に連結し て成る。各基材２は、中間部に板材１２を有している。

【００１０】 図１および図２に示すように、各回転部材３は、ボルト１３により各板材１２ に回転可能に取り付けられている。これにより、各回転部材３は、基材２の開閉 方向に沿った回転軸を有して回転可能である。各回転部材３は、閉じた箱体から 成る。

【００１１】 図５に示すように、各軸部材４は、各回転部材３を貫通し、回転部材３の回転 面に沿って伸びる。各回転部材３は、回転部材３に回転可能かつ軸方向に移動可 能に取り付けられる。図１および図２に示す各係合部材５は、各板材１２に固定 されている。各係合部材５は、軸部材４を挿入させる複数の挿入孔を有する。各 挿入孔は、回転部材３の回転角度に応じて軸部材４の一端４ａと係合可能である 。

【００１２】 角度保持部材６は、回転部材３の内部に設けられている。角度保持部材６は、 回転部材固定部６ａと軸部材固定部６ｂとから成り、軸部材固定部６ｂを回転部 材固定部６ａの保持孔６ｃに嵌合させることにより、軸部材４を回転部材３に対 し所定の回転角度で保持可能である。回転部材３の内部には弾性部材１４が収容 され、軸部材４は、弾性部材１４により係合部材５の方向に付勢されている。弾 性部材１４は、コイルバネから成る。

【００１３】 図１および図２に示すように、釣竿保持部７は、釣竿を挿入させる筒体１５を 有する。釣竿保持部７は、折れ曲がった保持板１６および弾性部材１７を介して 、軸部材４の軸方向からずれた角度で軸部材４に固定されている。

【００１４】 次に、作用について説明する。 釣竿支持具１は、使用の際、図３に示すように、２本の基材２を開いて設置す る。軸部材４を係合部材５の挿入孔から外して回転部材３を回転させ、図１に示 すように、釣竿保持部７により釣竿を保持する角度に合わせて軸部材４の一端４ ａを適当な挿入孔に係合させる。このとき、軸部材４を回転させ、角度保持部材 ６により軸部材４を所定の回転角度で保持する。釣竿保持部７に釣竿を差し込ん で釣竿を保持すれば、釣竿は安定し、釣竿から手を離して釣りをすることができ る。

【００１５】 持ち運ぶ際には、軸部材４を挿入孔から外して回転部材３を回転させるととも に軸部材４を回転させ、釣竿保持部７が基材２に沿うようにし、２本の基材２を 閉じる。これにより、釣竿支持具１は、図４に示すように、コンパクトになり、 持ち運びが容易になる。

【００１６】

【考案の効果】

本考案に係る釣竿支持具によれば、釣竿から手を離して釣りをするとき、釣竿 を容易に安定させて支持することができ、持ち運ぶ際にはコンパクトになって容 易に持ち運ぶことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態の釣竿支持具の使用状態を
示す側面図である。

【図２】図１の釣竿支持具の釣竿保持部を下げた状態を
示す側面図である。

【図３】図１の釣竿支持具の使用状態を示す平面図であ
る。

【図４】図１の釣竿支持具の基材を閉じた状態を示す平
面図である。

【図５】図１の釣竿支持具の回転部材の内部構造を示す
部分断面図である。

【符号の説明】

１ 釣竿支持具 ２ 基材 ３ 回転部材 ４ 軸部材 ５ 係合部材 ６ 角度保持部材 ７ 釣竿保持部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】一端を中心として開閉可能な２本の基材
   と、 前記基材の開閉方向に沿った回転軸を有して前記基材に
   回転可能に取り付けられた回転部材と、 前記回転部材の回転面に沿って伸び、前記回転部材に回
   転可能かつ軸方向に移動可能に取り付けられた軸部材
   と、 前記基材に設けられ、前記回転部材の回転角度に応じて
   前記軸部材の一端と係合可能な係合部材と、 前記回転部材に設けられ、前記軸部材を前記回転部材に
   対し所定の回転角度で保持可能な角度保持部材と、 前記軸部材の軸方向からずれた角度で前記軸部材に固定
   された釣竿保持部とを、 有することを特徴とする釣竿支持具。