JP3053176U - ブラインドを内装した網戸 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サッシ構造の引き戸外位に装設する網戸の網
戸枠内にブラインドを架設して垂下状に収容し、網戸側
枠には同ブラインドの垂下位の内外両側位に沿ってリブ
を溝状に凸設して同ブラインドの風による煽りを抑制す
るとともに、予めブラインドを網戸枠内に装設すること
により、従来の引き戸工事後に行われるブラインドの別
途付設工事を省き、ブラインド装設及び収容に係る仕舞
い勝手を改善するとともに、引き戸開閉・施錠等の操作
をブラインド操作と無関係に行うよう使い勝手を改善す
るブラインドを内装した網戸を提供しようとするもので
ある。 【構成】 サッシ構造の引き戸の外位に装設する網戸枠
１内にブラインド５を架設して垂下状に収容し、網戸側
枠８には同ブラインドの内外両側に沿ってリブ９，９を
溝状に凸設している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、サッシ構造の引き戸の外位に装設する網戸及びブラインド併装工事 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、サッシ構造の引き戸においては、引き戸の敷居と鴨居の最外位の網戸レ ールに受けて網戸を外装することが普及していて、網戸だけを閉めて、引き戸を 解放するとき、採光・遮光又は外部からの覗き見遮蔽のため、引き戸の内側位の 屋内にブラインド及びカーテンをそれぞれ別途後付け装設するのが普通である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたように、網戸、引き戸、ブラインド及びカーテンを併用す るには、引き戸の内側位の屋内にブラインドユニット架設具及びカーテンレール を別途後付け装設することとなり、それぞれの装設位置と収容する時の相互の干 渉など仕舞い勝手が煩雑になり、引き戸の開閉、施錠などの操作には、カーテン 及びブラインドを解放する必要があって使い勝手にも難点があった。また、垂下 状のブラインドが風に煽られる煩わしさがあった。

【０００４】 本考案は、従来の技術におけるこのような問題点に鑑みてなされものであり、 その目的とすするところは、サッシ構造の引き戸外位に外装する網戸枠の枠内に ブララインドを架設して垂下状に収容し、網戸側枠には同ブラインドの垂下位内 外両側に沿ってリブを溝状に凸設しており、同ブラインドの風による煽り抑制を 可能とするとともに、予め網戸枠内にブラインドを内装することにより、通常、 引き戸工事後に行われるブラインドの別途付設工事を省き、ブラインドの装設場 所及び収容状態に係る仕舞い勝手を改善するとともに、引き戸開閉及び施錠等の 操作をブラインド操作に関係なく行うよう使い勝手を改善するブラインドを内装 した網戸を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案におけるブラインドを内装した網戸は、サ ッシ構造の引き戸の外位に装設する網戸枠内において、防虫網を張設するモール 溝付近と同枠内縁との間にブラインドを架設して垂下状に収容し、網戸側枠には 同ブラインドの垂下位内外両側に沿ってリブを溝状に凸設しており、同ブライン ドの風による煽り抑制を可能としている。

【０００６】

【作用】

サッシ構造の引き戸の外位に装設する網戸枠の防虫網部と網戸枠内縁との間の 枠内に、ブラインドを内装しているので、網戸を閉め、引き戸を開放して通風を 促し、且つ垂下状のブラインドの上下操作及び角度調節を行って採光・遮光なら びに覗き見の遮蔽がなされるとともに、引き戸の外側位にブラインドと、さらに ブラインドの外側位に網戸の防虫網が装設されているため、ブラインドの使用状 態に関係なく屋内から引き戸の開閉・施錠操作が自由になされる。

【０００７】 また、網戸側枠には同ブラインドの垂下位内外両側に沿ってリブを溝型に凸設 しており、同ブラインドの風による煽りを抑制し、ブラインドの煽りによる騒音 及び採光のちらつきを防止している。

【０００８】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１ないし図３において、サッシ構造の引き戸１３の外位に装設する網戸枠１ 内において、防虫網２を張設するモール溝３付近と同網戸枠内縁４との間にブラ インド５の操作ユニット６を網戸上枠７に架設して同ブラインドを垂下状に収容 し、網戸側枠８には同ブラインドの垂下位内外両側に沿ってリブ９，９を溝状に 凸設しており、同ブラインドの風による煽り抑制を可能としている。

【０００９】 ここに、リブ９，９のうち、一方のモール溝３付近のものは、押し出し材で一 体成型とし、他方の内側のものは他の部材により後付けするものを図示したが、 双方とも押し出し材で一体成型、又は、双方とも他の部材により後付けするもの としてもよい。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は、上述のように構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１１】 サッシ構造の引き戸の外位に装設する網戸の網戸枠内に、予めブラインドを内 装することにより、従来引き戸工事後屋内において行われているブラインドの別 途付設工事を省くことができるため、工事の手間と費用が節減される。

【００１２】 また、ブラインドを網戸枠内に内装することにより、従来屋内に別途装設した ブラインド及びカーテンそれぞれの装設位置ならびに収容状態における相互の干 渉などの煩雑さを解消するよう仕舞い勝手を改善するとともに、網戸及びブライ ンドの使用状態に関係なく引き戸の開閉・施錠操作などを可能とするよう使い勝 手を改善することが出来る。

【００１３】 また、網戸を閉め、引き戸を開放した状態で、垂下状のブラインドの上下操作 及び角度調節を行って採光・遮光並びに覗き見の遮蔽を自由に行うことが出来る 。

【００１４】 また、網戸側枠に溝状に配設したリブ内位において、垂下状のブラインドの風 による煽りを抑制することにより、煽りによる騒音及び採光のちらつきを防止す ることができる。

【００１５】 さらに、網戸及びブラインドの補修ならびに清掃を行うとき、要すれば網戸枠 ごと網戸レールより取り外して行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】ブラインドを内装した網戸の防虫網を破断して
示す立面図である。

【図２】図１のＡ−Ａにおける詳細断面図であって、中
途を破断して図示する。

【図３】図２のＢ−Ｂにおける詳細断面図である。

【符号の説明】

１ 網戸枠 ２ 防虫網 ３ モール溝 ４ 網戸枠内縁 ５ ブラインド ６ 操作ユニット（ブラインドの） ７ 網戸上枠 ８ 網戸側枠 ９ リブ １０ モール １１ 敷居サッシ １２ 網戸レール １３ 引き戸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 サッシ構造の引き戸の外位に併設する網
   戸枠（１）内において、防虫網（２）を張設するモール
   溝（３）付近と同枠内縁（４）との間にブラインド
   （５）を、網戸上枠（７）に架設して垂下状に収容し、
   網戸側枠（８）には同ブラインドの垂下位内外両側に沿
   ってリブ（９），（９）を溝状に凸設して成り、同ブラ
   インドの風による煽り抑制を可能とするブラインドを内
   装した網戸。