JP3052971U

JP3052971U - 栽培容器用保水棒

Info

Publication number: JP3052971U
Application number: JP1998001642U
Authority: JP
Inventors: 敏夫田谷
Original assignee: 敏夫田谷
Priority date: 1998-02-13
Filing date: 1998-02-13
Publication date: 1998-10-13
Anticipated expiration: 2004-02-13

Abstract

(57)【要約】【課題】保水性があり水やり作業の回数を減らすこと
ができると共に、容器内の土を良好な湿潤状態に維持
し、水と共に栄養分も補給可能な栽培容器用保水棒とす
る。【解決手段】吸水性を有する材料より成る保水棒１を
複数本設ける。保水棒１に肥料５を含有する。保水棒１
を容器２内に収容する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、植木鉢やプランター等の容器内に収容し、植物に供給した水を容器内に保水し、容器内の土を良好な湿潤状態に維持する栽培容器用保水棒に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、栽培容器内に収容し容器内の土を良好な湿潤状態に維持する保水棒は存在しない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

植物を容器で栽培する場合は、水やり作業を欠かすことができないのであるが、容器が多いと大変な労力を要する作業となる。そして、植物によっては、水やり作業を怠ると直ぐに枯れてしまうものもあるため頻繁に行う必要があり、旅行等で留守にする時、誰かに頼まなければならないのが現状である。

【０００４】又、容器内の土は根腐れ防止の観点から容器の底部に比較的粒の粗い土を入れるため、水をやると保水性が悪く土を良好な湿潤状態に維持することは困難である。又、植物の成育には水と共に肥料も欠かせないのであるが、植物によっては、定期的に肥料を与えなければならないものもあるが、失念し植物の成育に支障をきたす場合も生じている。

【０００５】上記点より、本考案は、保水性があり水やり作業の回数を減らすことができると共に、容器内の土を良好な湿潤状態に維持し、且つ水と共に栄養分も補給可能な栽培容器用保水棒を提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案栽培容器用保水棒は、吸水性を有する材料より成る棒状体であることを特徴とするものである。又、本考案は保水棒に肥料を含有することもできる。

【０００７】上記構成を有する本考案は、容器内に保水棒を収容し、上部より土を入れ種又は苗等を植える。そして、水を容器の上方より入れると水は土を通り容器の底部に届く。保水棒は吸水性を有するため、水を吸収して保水棒に留める。

【０００８】保水棒で吸収された水は、毛細管現象で伝わり、再び上方の土に供給され、容器内の土全体を良好な湿潤状態に維持する。又、容器に水抜き孔のない場合も水を底部に留めず再度上方の土へと供給するため根腐れが防止される。

【０００９】又、容器の底部の水抜き孔より保水棒を突出させ、容器を水を入れた水受け皿等の上に置けば、水受け皿の水は保水棒より毛細管現象で伝わり、容器内の土に供給される。

【００１０】又、保水棒に肥料を含有することにより、水と共に栄養分が土中に浸透され植物の成育を促進できる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施の形態を図面に基づき説明する。図１は請求項１の本考案栽培容器用保水棒の一実施の形態を示す斜視図、図２は同上の使用状態を示す断面図、図３は請求項１の本考案栽培容器用保水棒の異なった形状を示す斜視図、図４は同上の使用状態を示す断面図である。

【００１２】而して、図中１は植木鉢等の植物栽培用の容器２の高さに沿う形状に形成された保水棒である。保水棒１は、吸水性を有する紙、布、不織布等により形成されている。

【００１３】又、保水棒は容器２の高さより長くし、その内の１本は容器２の土３上より突出させ、この突出した保水棒の保湿状態を確認することにより土の湿潤状態を知ることができる。

【００１４】又、容器２に水抜き孔４が穿設されている場合に、保水棒１を水抜き孔４から容器２外へ出し、容器２を水を入れた水受け皿６等に置けば、保水棒１から毛細管現象で伝わり容器２の土３に水を供給できる。又、保水棒１に肥料５が含有されている。

【００１５】

【考案の効果】

本考案に依れば、容器内に保水棒を収容することにより、容器内の水は保水棒に吸水され、毛細管現象で伝わり容器内の土に平均して供給でき、土を良好な湿潤状態に維持できる。そして、容器の底部に水抜き孔がある場合は水やり後、水受け皿に留まった水を吸水するので水が無駄にならず、又容器の底部に水抜き孔がない場合も、水が容器の底部に留まることが防止され、根腐れが生じる恐れはない。又、容器の底部に水抜き孔がある場合は、保水棒を水抜き孔より容器外へ出し、容器を水受け皿等に置けば、保水棒を経て容器の土に水を供給できるため、水やり作業の回数を減らすことができ、長期の旅行等で留守にする時、非常に便利である。又、保水棒に肥料を含有することにより、水と共に栄養分が土中に浸透され植物の成育を促進でき、施肥の失念があっても植物の成育に影響を与えることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１記載の本考案栽培容器用保水棒の一
実施の形態を示す斜視図である。

【図２】請求項１記載の本考案栽培容器用保水棒の使
用状態を示す断面図である。

【図３】請求項２記載の本考案栽培容器用保水棒の一
実施の形態を示す斜視図である。

【図４】請求項１記載の本考案栽培容器用保水棒の使
用状態を示す断面図である。

【符号の説明】

１保水棒２容器３土４水抜き孔５肥料６水受け皿

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】吸水性を有する材料より成る棒状体であ
ることを特徴とする栽培容器用保水棒。
【請求項２】保水棒に肥料が含有していることを特徴
とする請求項１記載の栽培容器用保水棒。