JP3052797U - 墨 壺 - Google Patents

墨 壺

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JP3052797U
JP3052797U JP1998001974U JP197498U JP3052797U JP 3052797 U JP3052797 U JP 3052797U JP 1998001974 U JP1998001974 U JP 1998001974U JP 197498 U JP197498 U JP 197498U JP 3052797 U JP3052797 U JP 3052797U
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JP1998001974U
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Inventor
廸弘 藤本
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株式会社藤本撚糸製造所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個で異なる色や異なる太さの墨線を形成で
きる墨壺を提供する。 【解決手段】 ケーシング1の前部にリール収容室a
を、リール収容室aの後に左右一対の墨汁保持材収容室
bを、後端面に左右一対のかるこ保持凹部1aをそれぞ
れ設ける。リール収容室aに一対のリール2を左右に並
んで設ける。リール2はケーシング1に対して回転自在
に取り付けられている。各リール2にそれぞれ墨糸5を
巻き付ける。墨糸5は、各リール2から墨汁保持材収容
室bを経てかるこ保持凹部1aに至り、墨糸5の先端に
非使用時にかるこ保持凹部1aに保持されるかるこ4を
取り付ける。各墨汁保持材収容室bに墨糸5と接触する
ように2個の墨汁保持材3を収める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建設工事や家屋の構築ないし内装などにおいて板材や柱材などに直 線を形成するために使用される墨壺に関する。
【0002】 なお、本明細書において、前後左右は、図1を基準にするものとし、前とは図 1の左を、後とは右を、左とは図1の下を、右とは上をいうものとする。
【0003】
【従来の技術】
従来の墨壺として、前部にリール収容室が、リール収容室の後に墨汁保持材収 容室が、後端にかるこ保持凹部がそれぞれ設けられたケーシングと、リール収容 室に設けられかつケーシングに対して回転自在に取り付けられたリールと、リー ルに巻き付けられた墨糸と、リールから墨汁保持材収容室を経てかるこ保持凹部 に至る墨糸の先端に取り付けられて非使用時にかるこ保持凹部に保持されるかる こと、墨汁保持材収容室に墨糸と接触するように収められた墨汁保持材と、リー ルとその軸との間に設けられたリールを巻き取り方向に付勢する渦巻きばねとを 備えているものがある(実公平7−37823号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記、従来の墨壺において、異なる色の墨線や異なる太さの墨線を形成するに は、当然のことながら、墨壺を2つ用意しておかなければならないという問題が あった。
【0005】 本考案の目的は、1個で異なる色や異なる太さの墨線を形成できる墨壺を提供 することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の墨壺は、 前部にリール収容室が、リール収容室の後に左右一対の墨汁保持材収容室が、後 端面に左右一対のかるこ保持凹部がそれぞれ設けられたケーシングと、リール収 容室に左右に並んで設けられかつケーシングに対して回転自在に取り付けられた 一対のリールと、各リールに巻き付けられた2本の墨糸と、各リールから墨汁保 持材収容室を経てかるこ保持凹部に至る墨糸の先端に取り付けられて非使用時に かるこ保持凹部に保持される左右一対のかること、各墨汁保持材収容室に墨糸と 接触するように収められた2個の墨汁保持材とを備えている ものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図1〜図3を参照して本考案の1実施形態の墨壺について説明する。
【0008】 墨壺は、ケーシング(1) とこれに収められた左右一対のリール(2) と、これら に巻き付けられかつ先端にかるこ(4) を有する墨糸(5) と、リール(2) の後でケ ーシング(1) に収められた墨汁保持材(3) とから主として構成されている。
【0009】 ケーシング(1) は、前部にリール収容室(a) が、リール収容室(a) の後に左右 一対の墨汁保持材収容室(b) が、後端面に左右一対のかるこ保持凹部(1a)がそれ ぞれ設けられたものであり、リール収容室(a) は、上部半体(12)と下部半体(11) とからなる。下部半体(11)は、その後の墨汁保持材収容室(b) および保持凹部(1 a)と一体に形成されている。上部半体(12)は、下部半体(11)の蓋体であって、下 部半体(11)の前端部に枢着され、開閉自在となされている。
【0010】 リール収容室(a) には、後に詳しく述べるように、一対のリール(2) が左右に 並んで設けられかつケーシング(1) に対して回転自在に取り付けられている。各 リール(2) には、各リール(2) から墨汁保持材収容室(b) を経てかるこ保持凹部 (1a)に至る墨糸(5) が1本ずつ巻き付けられている。各墨糸(5) の先端には、非 使用時にかるこ保持凹部(1a)に保持されるかるこ(4) が取り付けられている。各 墨汁保持材収容室(b) には、真綿やスポンジからなる2個の墨汁保持材(3) が、 墨糸(5) と接触するように墨糸(5) の下方に収められている。
【0011】 なお、ケーシング(1) の下後部には、後方に突出した水平板状部材(9) が固定 されている。この板状部材(9) は、墨壺使用時に墨壺から引き出された墨糸(5) を押さえるためのものである。
【0012】 ケーシング(1) の左右一対の墨汁保持材収容室(b) には、各上端開口を開閉す る閉鎖部材(6) がそれぞれ取り付けられている。各閉鎖部材(6) の中央部には、 これを貫通して墨糸押さえ部材(7) が上下動自在に取り付けられている。
【0013】 そして、墨糸押さえ部材(7) は、押ばね(8) により上方に付勢されており、指 で墨糸押さえ部材(7) を下方に押さえるとばね(8) に抗して下方に移動し、墨糸 (5) を墨汁保持材(3) に押さえつけて墨糸(5) に墨汁を染み込ませ、指をはなす とばね(8) の付勢力により上方に戻されるものである。
【0014】 リール(2) は、以下のようにしてケーシング(1) に取り付けられている。
【0015】 下部半体(11)の中央にリール支持部(11a) が立設されている。リール支持部(1 1a) の左側面および右側面にはそれぞれ中央軸支承部材(11b) が設けられている 。他方、下部半体(11)の左右側壁内面にそれぞれ側部軸支承部材(11c) が、中央 軸支承部材(11b) に対向状に設けられている。
【0016】 リール(2) は、リール本体(2a)と、リール本体(2a)の中央を回転自在に貫通し ている支持軸(2b)と、支持軸(2b)の外端部に固定されたつまみ(2e)とを備えてい る。
【0017】 リール本体(2a)は、中心に支持軸(2b)を通す円筒状部材(2f)を有し、同円筒状 部材(2f)は、リール本体(2a)および支持軸(2b)に対して回転自在である。円筒状 部材(2f)にリール本体(2a)を墨糸(5) を巻き取る方向に付勢する渦巻きばね(図 示略)が固定されている。
【0018】 そして、中央軸支承部材(11b) と側部軸支承部材(11c) との間に配されたリー ル本体(2a)の外側からすなわち側部軸支承部材(11c) 側から、支持軸(2b)が、側 部軸支承部材(11c) およびリール本体(2a)の円筒状部材(2f)に挿通され、支持軸 (2b)の内端に形成された雄ねじ部が、中央軸支承部材(11b) に形成された雌ねじ にねじ入れられてリール(2) がケーシング(1) に取り付けられている。この状態 においてはつまみ(2e)は、ケーシング(1) の外部に位置している。
【0019】 また、上部半体(12)の下面中央に下方突出板状部(12a) が設けられており、こ れの下端をリール支持部(11a) の上端に当接させることにより中央軸支承部材(1 1b) が、リール支持部(11a) から外れないようになされている。
【0020】 リール(2) が下部半体(11)に取り付けられた状態においては、円筒状部材(2f) は、中央軸支承部材(11b) と側部軸支承部材(11c) とによって狭持されて支持軸 (2b)に対する回転が規制されている。
【0021】 このようにして下部半体(11)に取り付けられたリール(2) は、渦巻きばねの付 勢力より大きい力で墨糸(5) を引っ張ると回転し、力が与えられなくなると渦巻 きばねにより墨糸(5) を巻き取る方向に回転させられる。なお、渦巻きばねがリ ール(2) を回転させる力の調整は、つまみ(2e)を回転させて支持軸(2b)の中央軸 支承部材(11b) に対するねじ込み量を変化させ、中央軸支承部材(11b) と側部軸 支承部材(11c) とにより円筒状部材(2f)を狭持する力すなわち円筒状部材(2f)の 回転を規制する力を変化させることにより行われる。
【0022】 上記のようにして構成された墨壺においては、閉鎖部材(6) を引いて墨汁保持 材収容室(b) を開けて左右の墨汁保持材(3) に異なる色の墨汁を染み込ませて保 持させてから閉鎖部材(6) で墨汁保持材収容室(b) を閉じる。そして、墨打ち時 に使用する墨糸(5) をリール(2) から引き出しながら、墨糸押さえ部材(7) を押 さえて墨糸(5) を墨汁保持材(3) に接触させて墨汁を墨糸(5) に付着 に付着さ せる。そして、対象物に墨線を形成した後、リール(2) に墨糸(5) を巻き戻す。
【0023】 また、必要に応じて左右のリール(2) に太さの異なる墨糸(5) を巻き付けてお いてもよい。
【0024】
【考案の効果】
本考案の墨壺においては、ケーシングの前部にリール収容室が、リール収容室 の後に左右一対の墨汁保持材収容室が設けられ、一対のリールがリール収容室に 左右に並んで設けられかつケーシングに対して回転自在に取り付けられ、各リー ルに1本ずつの墨糸が巻き付けられ、各墨汁保持材収容室に墨糸と接触するよう に収められた2個の墨汁保持材とを備えているので、各墨汁保持材に異なる色の 墨を保持させ、墨汁保持材の前方に位置するリールに巻き付けられた墨糸ごとに 異なる色の墨を含ませて1個の墨壺で異なる色の墨を使用することができる。
【0025】 また、各リールに異なる太さの墨糸を巻き付ければ異なる太さの墨線を形成で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施形態における墨壺の一部切欠平
面図である。
【図2】同墨壺の側面図である。
【図3】同墨壺の横断面図である。
【符号の説明】
(1) ケーシング (1a) かるこ保持凹部 (2) リール (3) 墨汁保持材 (4) かるこ (5) 墨糸 (a) リール収容室 (b) 墨汁保持材収容室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部にリール収容室が、リール収容室の
    後に左右一対の墨汁保持材収容室が、後端面に左右一対
    のかるこ保持凹部がそれぞれ設けられたケーシングと、
    リール収容室に左右に並んで設けられかつケーシングに
    対して回転自在に取り付けられた一対のリールと、各リ
    ールに巻き付けられた2本の墨糸と、各リールから墨汁
    保持材収容室を経てかるこ保持凹部に至る墨糸の先端に
    取り付けられて非使用時にかるこ保持凹部に保持される
    左右一対のかること、各墨汁保持材収容室に墨糸と接触
    するように収められた2個の墨汁保持材とを備えている
    ことを特徴とする墨壺。
JP1998001974U 1998-03-31 1998-03-31 墨 壺 Expired - Lifetime JP3052797U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107351052A (zh) * 2017-09-04 2017-11-17 中建四局第三建筑工程有限公司 一种砌筑墙体放线墨斗装置及其使用方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107351052A (zh) * 2017-09-04 2017-11-17 中建四局第三建筑工程有限公司 一种砌筑墙体放线墨斗装置及其使用方法
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