JP3052705U - 瓦成形用型 - Google Patents

瓦成形用型

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JP3052705U
JP3052705U JP1998002387U JP238798U JP3052705U JP 3052705 U JP3052705 U JP 3052705U JP 1998002387 U JP1998002387 U JP 1998002387U JP 238798 U JP238798 U JP 238798U JP 3052705 U JP3052705 U JP 3052705U
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mold
tile
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forming
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JP1998002387U
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Inventor
武大 原口
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株式会社フジックス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉じ合わせ状態で型間に隙間が生じるのを防
いで型内側からの瓦材料の漏れを防止し、成形後の瓦の
形状品質を向上させられる瓦成形用型を提供する。 【解決手段】 裏型3のライナー4との対向位置に弾性
体5を配設し、閉じ合わせ時にライナー4と弾性体5と
を密着させることにより、閉じ合わせ状態でライナー4
と裏型3との間に隙間が生じない状態となり、型間から
瓦材料や水が外部に流出するのを防げ、瓦材料を確実に
型内にとどめて確実な成形が行え、成形後の補修の手間
を低減できると共に、弾性体5がライナー4との密着状
態で弾性変形できることにより、正しい閉じ合わせ状態
を得られる許容範囲が広く、型の組立調整を厳密に行わ
なくても所定の精度が得られ、作業能率が大幅に向上す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は屋根用の瓦を型成形する瓦成形用型に関し、特に閉じ合わせ状態で型 間からの瓦材料や水の漏れを防いで瓦の成形精度を保つ瓦成形用型に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に屋根用瓦は、所定形状に型成形した後、乾燥あるいは焼成して使用に供 されている。瓦の型成形には、従来から金型が用いられ、瓦材料(粘土又はセメ ントに、水を加えたもの)を上下から押型することにより瓦の形状を作り出して いた。こうした従来の瓦用型は、瓦の表側形状を形成する表型と、瓦の裏側形状 を形成する裏型と、前記表型又は裏型から閉じ合わせ方向に突出して一体に配設 され、瓦の側面形状を形成するライナーとから構成されるのが一般的であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の瓦の型成形は以上のように行われていたことから、閉じ合わせた状態で 表裏型間、すなわちライナーと裏型又は表型との間に大きな隙間があると、この 隙間から瓦材料や水が漏れるなどの不具合を起し、成形した瓦に水たれやバリ等 が発生して後で補修を行わなければならなかった。こうした金型間の隙間は、金 型の組立調整の不足や金型自体の精度の粗さ等の原因で起るため、これらを改善 することが必要になるが、金型の組立調整を厳密に行うと手間がかかって作業コ ストが増大し、また、表裏金型の形状精度向上は型が高コストになるので、完全 に隙間を無くすことは困難であり、成形後の瓦に対する修正の手間を省けないと いう課題を有した。
【0004】 本考案は前記課題を解消するためになされたもので、閉じ合わせ状態で型間に 隙間が生じるのを防いで型内側からの瓦材料の漏れを防止し、成形後の瓦の形状 品質を向上させられる瓦成形用型を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る瓦成形用型は、瓦の表側形状を形成する表型と、瓦の裏側形状を 形成する裏型と、前記表型又は裏型から突出して一体に配設され、瓦の側面形状 を形成するライナーとを備え、前記表型及び裏型を閉じ合わせることで表型と裏 型との間に介在させた瓦材料を瓦形状に成形する瓦成形用型において、前記表型 又は裏型の前記ライナー先端との対向位置に、閉じ合わせ状態でライナー先端と 隙間なく密着する所定厚さの略板状の弾性体が配設されるものである。このよう に本考案によれば、裏型又は表型のライナーとの対向位置に弾性体を配設し、閉 じ合わせ時にライナーと弾性体とを密着させることにより、閉じ合わせ状態でラ イナーと裏型又は表型との間に隙間が生じない状態となり、型間から瓦材料や水 が外部に流出するのを防げ、瓦材料を確実に型内にとどめて瓦として確実な成形 が行え、隅部の仕上り不良やバリ等の発生をなくして成形後の補修の手間を低減 できると共に、弾性体がライナーとの密着状態で弾性変形できることにより、正 しい閉じ合わせ状態を得られる許容範囲が広く、型の組立調整を厳密に行わなく ても所定の精度が得られ、作業能率が大幅に向上する。
【0006】 また、本考案に係る瓦成形用型は、瓦の表側形状を形成する表型と、瓦の裏側 形状を形成する裏型と、前記表型又は裏型から突出して一体に配設され、瓦の側 面形状を形成するライナーとを備え、前記表型及び裏型を閉じ合わせることで表 型と裏型との間に介在させた瓦材料を瓦形状に成形する瓦成形用型において、前 記ライナーの先端部に、閉じ合わせ状態で前記裏型又は表型と隙間なく密着する 所定厚さの略板状の弾性体が配設されるものである。このように本考案によれば 、ライナーの先端に弾性体を配設し、閉じ合わせ時に弾性体と裏型又は表型とを 密着させることにより、閉じ合わせ状態でライナーと裏型又は表型との間に隙間 が生じない状態となり、型間から瓦材料や水が外部に流出するのを防げ、瓦材料 を確実に型内にとどめて瓦として確実な成形が行え、隅部の仕上り不良やバリ等 の発生をなくして成形後の補修の手間を低減できると共に、弾性体がライナーと の密着状態で弾性変形できることにより、正しい型合わせ状態を得られる許容範 囲が広く、型の組立調整を厳密に行わなくても所定の精度が得られ、作業能率が 大幅に向上する。
【0007】 また、本考案に係る瓦成形用型は必要に応じて、前記弾性体が、閉じ合わせ状 態で型内側に面する側面を前記ライナーの内側面に一連に連続する位置に配設さ れるものである。このように本考案によれば、弾性体側面をライナーの内側面と 連続させて配設し、ライナー内側面に対する弾性体の突出を無くすことにより、 弾性体の突出部分が原因で瓦に不必要な段差等が生じたりすることもなく、成形 後の補修の手間を著しく低減できる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。この図1は 本実施の形態に係る瓦成形用型の概略構成縦断面図、図2は本実施の形態に係る 瓦成形用型の表型底面図及び裏型平面図である。
【0009】 前記各図において本実施の形態に係る瓦成形用型1は、上下動自在に配設され 、瓦の表側形状を形成する表型2と、表型2に対向させて表型2下方に配設され 、瓦の裏側形状を形成する裏型3と、前記表型2から閉じ合わせ方向に突出して 一体に配設され、瓦の側面形状を形成するライナー4と、前記裏型3の前記ライ ナー4先端との対向位置に配設される略板状の弾性体5とを備える構成である。
【0010】 前記弾性体5は、薄板状のゴム又は樹脂等の弾性材料で形成されてなり、前記 ライナー4との密着側の表面を周囲の裏型3表面と連続させて裏型3に埋込まれ て配設され、型合わせ状態でライナー4先端と隙間なく密着する構成である。
【0011】 次に、前記構成に基づく瓦成形用型を用いた瓦成形動作について説明する。ま ず、型を上下動させて閉じ合わせる加圧装置(図示を省略)に対し、ライナー4 と一体化した表型2を上側、裏型3を下側として互いに正しく閉じ合う位置関係 に調整しつつそれぞれ取付ける。そして、表型2と裏型3とが互いに離れた初期 状態において瓦材料を表型2と裏型3間に載置した後、表型2と裏型3とを互い に近付けていく。表型2とライナー4が裏型3に最も接近する最終的な閉じ合わ せ状態でライナー4先端と弾性体5が隙間なく密着する。表型2、裏型3、及び ライナー4の間の瓦材料は、ライナー4と弾性体5との密着で型外部への流出も なく、均等に圧力が加えられて型の隅々まで行渡り、瓦形状に確実に成形される 。
【0012】 このように本実施の形態に係る瓦成形用型1においては、裏型3のライナー4 との対向位置に弾性体5を配設し、閉じ合わせ状態でライナー4と弾性体5とを 密着させて隙間を生じさせないことから、瓦材料や水の漏れが確実に防げ、押圧 により圧力が高まった瓦材料を型間に全て閉込めて瓦形状に確実に成形でき、隅 部の仕上り不良やバリ等の発生をなくして成形後の補修の手間を大幅に低減させ られると共に、弾性体5がライナー4との密着状態で弾性変形できることにより 、ライナー4が裏型3に対して正しい閉じ合わせ状態を得られる位置関係の許容 範囲が広く、各型の組立調整を厳密に行わなくても所定の精度が得られ、全体の 作業能率向上が図れる。
【0013】 なお、前記実施の形態に係る瓦成形用型においては、裏型3表面に弾性体5を 配設する構成としているが、これとは逆に、図3に示すように、ライナー4先端 に弾性体5を配設し、閉じ合わせ状態で弾性体5と裏型3とを密着させる構成と することもでき、前記同様、瓦材料や水の漏れが確実に防げ、瓦材料を瓦形状に 確実に成形して、成形後の補修の手間を大幅に低減させられることとなる。また 、この構成で、弾性体5側面をライナー4の内側面と連続させて配設して弾性体 5を横に突出させないことにより、成形された瓦に不必要な段差等が生じたりす ることもなく、成形後の補修の手間を省ける。
【0014】 また、前記実施の形態に係る瓦成形用型においては、表型2にライナー4が一 体化し、ライナー4を裏型3表面の弾性体5に密着させる構成としているが、こ の他、図4に示すように、裏型3にライナー4を一体化させ、ライナー4に対向 する表型2の所定位置、又はライナー4先端に弾性体5を配設する構成とするこ ともでき、ライナー4と表型2表面の弾性体5、又はライナー4先端の弾性体5 と表型2が密着して、前記同様、瓦材料や水の漏れを防止できる。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案においては、裏型又は表型のライナーとの対向位置に弾性 体を配設し、閉じ合わせ時にライナーと弾性体とを密着させることにより、閉じ 合わせ状態でライナーと裏型又は表型との間に隙間が生じない状態となり、型間 から瓦材料や水が外部に流出するのを防げ、瓦材料を確実に型内にとどめて瓦と して確実な成形が行え、隅部の仕上り不良やバリ等の発生をなくして成形後の補 修の手間を低減できると共に、弾性体がライナーとの密着状態で弾性変形できる ことにより、正しい閉じ合わせ状態を得られる許容範囲が広く、型の組立調整を 厳密に行わなくても所定の精度が得られ、作業能率が大幅に向上するという効果 を奏する。 また、本考案においては、ライナーの先端に弾性体を配設し、閉じ合わせ時に 弾性体と裏型又は表型とを密着させることにより、閉じ合わせ状態でライナーと 裏型又は表型との間に隙間が生じない状態となり、型間から瓦材料や水が外部に 流出するのを防げ、瓦材料を確実に型内にとどめて瓦として確実な成形が行え、 隅部の仕上り不良やバリ等の発生をなくして成形後の補修の手間を低減できると 共に、弾性体がライナーとの密着状態で弾性変形できることにより、正しい型合 わせ状態を得られる許容範囲が広く、型の組立調整を厳密に行わなくても所定の 精度が得られ、作業能率が大幅に向上するという効果を有する。 また、本考案においては、弾性体側面をライナーの内側面と連続させて配設し 、ライナー内側面に対する弾性体の突出を無くすことにより、弾性体の突出部分 が原因で瓦に不必要な段差等が生じたりすることもなく、成形後の補修の手間を 著しく低減できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態に係る瓦成形用型の概略
構成縦断面図である。
【図2】本考案の一実施の形態に係る瓦成形用型の表型
底面図及び裏型平面図である。
【図3】本考案の他の実施の形態に係る瓦成形用型の概
略構成縦断面図である。
【図4】本考案の別の他の実施の形態に係る瓦成形用型
の概略構成縦断面図である。
【符号の説明】
1 瓦成形用型 2 表型 3 裏型 4 ライナー 5 弾性体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瓦の表側形状を形成する表型と、瓦の裏
    側形状を形成する裏型と、前記表型又は裏型から突出し
    て一体に配設され、瓦の側面形状を形成するライナーと
    を備え、前記表型及び裏型を閉じ合わせることで表型と
    裏型との間に介在させた瓦材料を瓦形状に成形する瓦成
    形用型において、 前記表型又は裏型の前記ライナー先端との対向位置に、
    閉じ合わせ状態でライナー先端と隙間なく密着する所定
    厚さの略板状の弾性体が配設されることを特徴とする瓦
    成形用型。
  2. 【請求項2】 瓦の表側形状を形成する表型と、瓦の裏
    側形状を形成する裏型と、前記表型又は裏型から突出し
    て一体に配設され、瓦の側面形状を形成するライナーと
    を備え、前記表型及び裏型を閉じ合わせることで表型と
    裏型との間に介在させた瓦材料を瓦形状に成形する瓦成
    形用型において、 前記ライナーの先端部に、閉じ合わせ状態で前記裏型又
    は表型と隙間なく密着する所定厚さの略板状の弾性体が
    配設されることを特徴とする瓦成形用型。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の瓦成形用型
    において、 前記弾性体が、閉じ合わせ状態で型内側に面する側面を
    前記ライナーの内側面に一連に連続する位置に配設され
    ることを特徴とする瓦成形用型。
JP1998002387U 1998-03-27 1998-03-27 瓦成形用型 Expired - Lifetime JP3052705U (ja)

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