JP3052650B2 - 連続用紙を用いた記録装置 - Google Patents

連続用紙を用いた記録装置

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JP3052650B2
JP3052650B2 JP5060863A JP6086393A JP3052650B2 JP 3052650 B2 JP3052650 B2 JP 3052650B2 JP 5060863 A JP5060863 A JP 5060863A JP 6086393 A JP6086393 A JP 6086393A JP 3052650 B2 JP3052650 B2 JP 3052650B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録紙として連続用紙
を用いた記録装置、例えば、ロール紙を用いたファクシ
ミリ装置等の記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の記録装置に用いら
れる記録紙は、カット紙と連続用紙との2種類がある。
カット紙は、記録原稿の整理が容易であること、また、
用紙が中途で補給できることなどの面からは有利であ
る。一方、連続用紙は、記録すべき原稿の長さに応じた
記録が可能であり、記録紙を有効に利用でき、用紙の給
送や排出の機構が簡単であり、ジャムも発生しにくいと
いう利点がある。しかし、記録が行なわれた連続用紙
を、垂れ流しにしておくと後からの整理が面倒であると
いう問題がある。このため、記録装置内に自動カッタを
装備しておき、各頁ごとにカットすることが行なわれて
いる。
【0003】ところで、カッタは内部に装備されるか
ら、カットした用紙を排出位置まで送出する必要があ
る。また、記録部の位置とカッタの位置が同じ位置でな
いという問題もある。例えば、ロール状の感熱紙を用い
たファクシミリ装置においては、1頁の受信記録が終了
すると、その終わりの位置をカッタ位置まで送り、カッ
タで切断し、その後、送りローラを反転させて記録紙の
先端をサーマルヘッドの記録位置まで戻すようにしてい
る。複数枚の原稿を連続受信する場合には、1枚ごとに
用紙を戻すことをせずに、1頁の受信記録が終了した
ら、続いて次の頁の受信記録を行ない、頁間の切断位置
がカッタ位置に来たときに、カッタを作動させ、最後の
頁の受信記録が終了すると、その終わりの位置をカッタ
位置まで送り、カッタで切断し、その後、送りローラを
反転させて記録紙の先端をサーマルヘッドの記録位置ま
で戻すようにしているものもある。
【0004】カッタ位置と記録紙排出位置までが短けれ
ば、記録紙は自然に記録紙排出位置からトレイ上に排出
されるが、カッタ位置と記録紙排出位置が長いと、排出
ローラで記録済みの記録紙を送らなければ、トレイ上に
排出することはできない。この排出ローラの回転方向
は、常に、記録済み記録紙を排出する方向である。これ
に対して、記録部における送りローラ、例えば、プラテ
ンローラは、記録の際には、記録紙を順方向に送り、カ
ット後に記録紙を引き戻すときには、記録紙を逆方向に
送るよう、つまり、順方向と逆方向に回転することが要
求される。排出ローラと送りローラとを別個のモータで
駆動すればよいが、コストが嵩むという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、簡単な機構で記
録済みの記録紙の排出とカット後の記録紙の引き戻しが
できる連続用紙を用いた記録装置を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、開閉自在な記
録紙カバーを有する記録紙収容部から繰り出される連続
用紙に、送りローラを有する記録部と、切断部、排出ロ
ーラを有する排出部とを経由して記録が行われる連続用
紙を用いた記録装置において、前記送りローラと前記排
出ローラを同一のモータにより駆動するとともに、前記
排出ローラと前記駆動モータとの間にモータの正逆回転
を一方向の回転とする一方向回転機構を介在させ、前記
送りローラ、排出ローラ及び一方向回転機構を前記記録
紙カバーに設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、送りローラと排出ローラを同
一のモータにより駆動するとともに、排出ローラと駆動
モータとの間にモータの正逆回転を一方向の回転とする
一方向回転機構を介在させたことにより、記録紙をカッ
トした後に、未記録の記録紙を引き戻すために、モータ
を逆転させても、排出ローラはカットされた記録紙を排
出させる方向に回転するから、カットされた記録紙を排
出できる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明を適用したファクシミリ装置
の一実施例の要部の概略構成図である。図中、1はNC
U(網制御部)、2はモデム、3は画像メモリ、4はR
AM、5はROM、6はCPU、7はイメージメモリ、
8はハードCODEC部、9はハードCODEC、10
はプリントデータ制御部、11は周辺機器制御部、12
はセンサドライバ、13は画像処理部、14,15はラ
インメモリ、16はイメージ−RL符号変換部、17は
RL−イメージ符号変換部、18はイメージ出力部、1
9はサーマルヘッド印字制御部、20は送信・受信モー
タドライバ、21はカッタドライバ、SW1〜SW5は
信号切換部である。NCU1は、図示しない回線との接
続制御を行なう。モデム2は、ファクシミリ信号を変調
してNCU1を介して回線に送出し、また、回線から受
信した信号を復調するものであり、ワンチップで構成さ
れ、この実施例では、最高速度が14.4kbpsおよ
び9.6kbpsの通信速度に対応できる。画像メモリ
3は、画像データを符号化した形で記憶するRAMであ
り、符号メモリということができる。RAM4は、ワー
キングRAMであり、一次的なデータをメモリする。R
OM5は、固定データやプログラムを蓄積している。C
PU6は、ROM5のプログラムを実行し、また、図示
しない操作部からの指令等を判別してファクシミリ装置
各部の制御を行なう。
【0009】イメージメモリ7は、ハードCODEC9
により符号化する際のビットイメージデータを蓄積し、
また、ハードCODEC9で復号化したビットイメージ
データを蓄積する。メモリ容量は、順次メモリを更新し
ながら符号化・復号化が行なわれるので、6ライン程度
あれば十分である。しかし、例えば、0番地から256
バイト(2048ビット分)、すなわち、1ライン分
は、全白のデータが蓄積されて、後述する参照ラインと
して利用される。この256バイト分はROMで構成し
てもよく、あるいは、RAMとして構成し、ファクシミ
リ装置の起動時に全白のデータを書き込むようにしても
よい。つまり、1ライン分の全白データが、イメージメ
モリに固定的に記憶されているのである。
【0010】プリントデータ制御部10は、ハードCO
DEC9の復号化動作に対応して、印字データと転送ク
ロックを出力する。ハードCODEC9とプリントデー
タ制御部10よりなるハードCODEC部は、ハードウ
ェア、例えば、DSPとして、ワンチップで構成されて
いる。ハードCODEC9は、14.4kbpsの通信
速度に対応した符号化・復号化が可能な高速CODEC
である。ハードCODEC9では、イメージ出力部18
からの入力データのほか、イメージ−RL符号変換部1
6等からのRLデータをMH,MR,MMRに符号化
し、また、MH,MR,MMRデータをRLデータに復
号化できる。
【0011】周辺機器制御部11は、センサからの読み
取りデータおよびプリンタのための印字データの処理
や、モータ制御を行なうもので、ASICとしてワンチ
ップで構成されている。センサドライバ12は、図示し
ないCCDセンサに駆動信号を送り、画信号を受け取
る。画像処理部13は、センサドライバからの画像デー
タを、2値化処理、あるいは、ディザ中間調処理、ある
いは、誤差拡散法による中間調処理など、適当な画像処
理を行なう。画像処理された1ラインのデータは、信号
切換部SW1とSW2を反転させて、ラインメモリ14
と15とに交互に書き込まれ、交互に読み出されて、1
ラインごとの画像データを得ることができる。画像デー
タは、信号切換部SW3で選択されて、イメージ−RL
符号変換部16で、RL符号に変換され、画像メモリ3
に蓄積できる。また、画像メモリ3に蓄積した画像デー
タを読み出して、イメージ−RL変換部16でイメージ
データに変換して信号切換部SW4を介して、サーマル
ヘッド印字制御部19に加えられ、印字パルス信号を図
示しないサーマルプリンタに出力するとともに、SW5
に印字データと転送クロックを出力して、図示しないサ
ーマルプリンタで印字出力される。送信・受信モータド
ライバ20は、送信の際の原稿の駆動を行なう送信モー
タや、記録紙の駆動を行なう受信モータの制御を行な
う。受信モータは、後述するように、正逆回転して、記
録紙を給送する。カッタドライバ21は、記録紙を頁ご
とにカットするカッタを駆動する。
【0012】信号切換部SW3の選択により、RL符号
変換をすることなく、ラインメモリ14,15の出力
を、直接サーマルヘッド印字制御部19に加えることも
できる。イメージ出力部18に導入されたラインメモリ
14,15の出力をイメージメモリ7に導入しながら、
ハードCODEC9で符号化し、画像メモリ3に蓄積し
たり、モデム2からNCU1を介して回線に送出するこ
とができる。画像メモリ3に蓄積する場合には、MMR
に符号化して蓄積することができる。MMRデータに符
号化する場合には、第1番目のラインは、全白ラインを
仮想してMRデータに符号化される。この場合、全白ラ
インとしては、イメージメモリ7の0番地から256バ
イト分の領域に格納された全白データを参照ラインとし
て符号化される。
【0013】最高通信速度が9.6kbps以下である
場合には、ROM5に格納されたプログラムによって、
符号化・復号化を行なうことができる。これをソフトC
ODECと呼ぶ。ソフトCODECで、RLデータをM
H,MR,MMRデータに符号化し、また、MH,M
R,MMRデータをRLデータに復号化できる。ソフト
CODECに用いるイメージメモリとしては、RAM4
が用いられる。ソフトCODECの起動時には、RAM
4の所定のアドレスに、1ライン分の全白のデータが書
き込まれ、同様に参照ラインとして利用される。
【0014】CODECを2つ設けたことによりデュア
ル処理が容易となる。1つの処理でハードCODECが
使用中であれば、もう1つの処理は、ソフトCODEC
を用いることができる。例えば、画像メモリ3にMMR
で蓄積された画像データをハードCODECを用いて、
14.4kbpsで送信中に、送信原稿を読み込み、ソ
フトCODECを用いて、MMRで画像メモリ3に蓄積
するというように、デュアル処理が可能である。ハード
CODECとソフトCODECを設けたことにより、高
速の処理はハードCODECが担当できる。また、ハー
ドCODECの使用中は、ソフトCODECでデュアル
処理に対処でき、ハードCODECを2つ備える場合に
比較して、装置のコストアップを抑えることができる。
印字処理や蓄積処理でハードCODECの使用中に着信
した場合には、9.6kbpsを通信最高速度としてD
ISで宣言するようにすれば、ソフトCODECを用い
て受信できる。
【0015】図2は、図1で説明したファクシミリ装置
の記録紙の給送を説明するための概略構成図である。図
中、31は装置本体、32は記録紙収容部、33は記録
紙カバー、34は記録紙排出部、35a,35b,36
a,36b,37a,37bはペーパーガイド、38は
プラテンローラ、39は印字ヘッド、40はカッタユニ
ット、41は排出ローラ、42はピンチローラ、43は
原稿読取系、44は原稿セット部である。
【0016】このファクシミリ装置では、装置本体31
の後部の記録紙収容部32と記録紙排出経路の上側を覆
って、記録紙カバー33が支点Oの回りに開閉自在に取
り付けられている。記録紙Pは、記録紙収容部32に内
蔵されるロール紙Rから繰り出され、ペーパーガイド3
5a,35bに案内され、プラテンローラ38、印字ヘ
ッド39を経て、ペーパーガイド36a,36b,37
a,37bに案内されて、排出ローラ41、ピンチロー
ラ42により、記録紙排出部34に向けて排出される。
印字ヘッド39は、サーマルヘッドが用いられ、この印
字ヘッド39とプラテンローラ38とから構成される記
録部で記録された記録紙Pは、各頁の終端で、カッタユ
ニット40によりカットされる。プラテンローラ38
は、記録紙Pを印字ヘッド39に押し付けるとともに、
ロール紙Rからの記録紙を送る送りローラとしても用い
られている。送りローラをプラテンローラとは別個に設
けることも可能である。
【0017】装置本体31の上に記録紙収容部32と記
録紙排出経路の上側を覆って開閉自在に取り付けられて
いる記録紙カバー33は、その内面に、ペーパーガイド
35a、プラテンローラ38、ペーパーガイド37a、
排出ローラ41、ピンチローラ42の各部材が設けら
れ、記録紙カバー33を開放すると、それらの部材が記
録紙カバー33と一体となって上方に分離されるように
なっている。したがって、記録紙カバー33を開放する
と、記録紙排出経路の上側に配置されているペーパーガ
イド35a、プラテンローラ38、ペーパーガイド37
aと、排出ローラ41、ピンチローラ42の各部材が、
記録紙カバー33とともに上方に分離されて本体内の記
録紙排出経路が開放され、記録紙のセットを容易にして
いる。
【0018】装置本体31の前部には、原稿読取系を4
3が設けられ、原稿セット部44にセットされた原稿を
原稿読取系により読み取るように構成されているが、そ
の詳細は省略する。
【0019】図3は、図2のファクシミリ装置の伝動機
構の概略構成図である。図中、31は装置本体、33は
記録紙カバー、45は位置決めガイド、46はロックレ
バー、47は受信モータ、48はアイドラギヤ群、49
は固定側伝動ギヤ、50は可動側伝動ギヤ、51はプラ
テンギヤ、52はエキストギヤ、53,54はアイドラ
ギヤである。受信モータ47、アイドラギヤ群48、固
定側伝動ギヤ49は、装置本体31側に設けられ、可動
側伝動ギヤ50、プラテンギヤ51、エキストギヤ5
2、アイドラギヤ53,54は記録紙カバー33側に設
けられている。
【0020】受信モータ47は、正方向と逆方向の回転
が可能なモータであり、その出力軸は、アイドラギヤ群
48を介して固定側伝動ギヤ49に連結される。したが
って、固定側伝動ギヤ49は、受信モータの回転方向に
応じて正逆回転する。可動側伝動ギヤ50は、記録紙カ
バーの閉止状態で、固定側伝動ギヤ49と噛み合う。図
では、記録紙カバーの閉止状態を点線で図示している。
【0021】プラテンギヤ51は、可動側伝動ギヤ50
と噛み合わされており、受信モータ47の正逆回転に伴
って正逆回転する。排出ローラを駆動するエキストギヤ
52は、排出ローラの軸上にワンウェイギヤを2個連装
して、一方を可動側伝動ギヤ50と噛み合わせるととも
に、他方を2個のアイドラギヤ53,54を介してプラ
テンギヤ51と噛み合わせるようにされており、受信モ
ータ47の回転方向に依存されることなく、常に、記録
紙の排出方向に当たる一方向にのみ回転させる一方向回
転機構とされている。
【0022】図4は、一方向回転機構の他の具体例の説
明図である。図中、61は受信モータ軸、62は送りロ
ーラ軸、63は排出ローラ軸、64,65はワンウェイ
クラッチ、66,67はギヤ列であり、矢印は、各軸の
回転方向を示している。受信モータ軸61は、図3で説
明した実施例においては、可動側伝動ギヤの軸と考えて
もよい。
【0023】図4(A)は、受信モータが正方向に回転
した状態である。受信モータ軸61の正回転は、ギヤ列
66を介して、送りローラ軸62に伝達され、送りロー
ラ軸62を正回転させる。また、受信モータ軸61の回
転は、ワンウェイクラッチ64を介して、排出ローラ軸
63を正回転させる。この場合、ワンウェイクラッチ6
5は、回転を伝達する方向ではないから、ギヤ列66を
介してワンウェイクラッチ65に伝達される回転は、ギ
ヤ列67側には伝達されない。
【0024】図4(B)は、受信モータが逆方向に回転
した状態である。受信モータ軸61の逆回転は、ギヤ列
66を介して、送りローラ軸62に伝達され、送りロー
ラ軸62を逆回転させる。また、ギヤ列66からワンウ
ェイクラッチ65を介して、ギヤ列67に伝達された回
転により、排出ローラ軸63は正回転される。この場
合、ワンウェイクラッチ64は、回転を伝達する方向で
はないから、受信モータ軸61からワンウェイクラッチ
64に加えられる回転は伝達されない。
【0025】このように、ワンウェイクラッチ64,6
5が介在してない送りローラ軸62は、受信モータ軸6
1の正逆回転に応じて、正逆回転する。また、正逆回転
がそれぞれ、ワンウェイクラッチ64,65を介して伝
達される排出ローラ軸63は、受信モータ軸61の正逆
回転にかかわらず、常に一方向に回転する。したがっ
て、ワンウエイクラッチを2個用いることにより、一方
向回転機構が構成できる。
【0026】図5は、上述した伝動機構による記録紙排
出動作の説明図である。図中、図2と同様な部分には同
じ符号を付して説明を省略する。55はセンサである。
図5(A)は、印字ヘッド39で印字記録を行なってい
る状態を示している。記録紙Pは、ペーパーガイド37
a,37bに案内されて、排出ローラー41とピンチロ
ーラ42により排出方向に送られている。この状態で
は、プラテンローラ38と排出ローラー41とは、記録
紙を排出方向に送るように回転されている。
【0027】印字ヘッド39が1頁分の受信原稿の印字
記録動作を終了すると、カッタユニット40で記録紙P
を原稿終端位置で切断し、さらに、一定の長さだけ記録
紙が排出方向に送られる。
【0028】次いで、受信モータが逆方向に回転し、図
5(B)に示すように、プラテンローラ38は逆方向に
回転する。それにより、記録紙Pの引き戻し動作が行な
われる。引き戻し動作により、カットされた未印字時の
記録紙先端は、印字ヘッド39の近傍の待機位置まで引
き戻され、記録紙は点線に示すようになる。センサ55
は、引き戻しの際の停止位置を監視し、それにより記録
紙先端は、一定位置に停止制御される。受信モータの逆
回転の間、排出ローラ41は同じ方向に回転を続け、未
だ本体内の記録紙排出経路に滞留している排出記録紙P
を排出方向に送り、カットされた終端を記録紙排出部の
上に出し切り、受信原稿1枚分の記録紙排出動作を終え
る。
【0029】したがって、記録位置とカッタの位置と排
出完了位置とを勘案して、受信モータを逆回転させると
きを選択すれば、カットされた未印字時の記録紙先端
が、待機位置に引き戻されたときに、カットされた記録
済みの記録紙の排出を完了させることができる。
【0030】なお、一方向回転機構は、上述した実施例
に限られるものではない。適宜の機構が採用できる。ま
た、伝達機構も図3で説明した実施例に限られるもので
はない。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、受信モータを正逆回転させるだけで、記録済
みの記録紙の排出とカット後の記録紙の引き戻しができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したファクシミリ装置の一実施例
の要部の概略構成図である。
【図2】図1で説明したファクシミリ装置の記録紙の給
送を説明するための概略構成図である。
【図3】図2のファクシミリ装置の伝動機構の概略構成
図である。
【図4】一方向回転機構の他の具体例の説明図である。
【図5】本発明の伝動機構による記録紙排出動作の説明
図である。
【符号の説明】
31 装置本体 32 記録紙収容部 33 記録紙カバー 34 記録紙排出部 35a,35b,36a,36b,37a,37b ペ
ーパーガイド 38 プラテンローラ 39 印字ヘッド 40 カッタユニット 41 排出ローラ 42 ピンチローラ 61 受信モータ軸 62 送りローラ軸 63 排出ローラ軸 64,65 ワンウェイクラッチ 66,67 ギヤ列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在な記録紙カバーを有する記録紙
    収容部から繰り出される連続用紙に、送りローラを有す
    る記録部と、切断部、排出ローラを有する排出部とを経
    由して記録が行われる連続用紙を用いた記録装置におい
    て、前記送りローラと前記排出ローラを同一のモータに
    より駆動するとともに、前記排出ローラと前記駆動モー
    タとの間にモータの正逆回転を一方向の回転とする一方
    向回転機構を介在させ、前記送りローラ、排出ローラ及
    び一方向回転機構を前記記録紙カバーに設けたことを特
    徴とする連続用紙を用いた記録装置。
JP5060863A 1993-02-25 1993-02-25 連続用紙を用いた記録装置 Expired - Lifetime JP3052650B2 (ja)

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