JP3052588B2 - 鉛蓄電池の製造法 - Google Patents

鉛蓄電池の製造法

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JP3052588B2
JP3052588B2 JP4203341A JP20334192A JP3052588B2 JP 3052588 B2 JP3052588 B2 JP 3052588B2 JP 4203341 A JP4203341 A JP 4203341A JP 20334192 A JP20334192 A JP 20334192A JP 3052588 B2 JP3052588 B2 JP 3052588B2
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康彦 鈴井
和吉 米津
宣行 高見
勝弘 ▲高▼橋
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉛蓄電池の、とくにそ
のストラップの製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、鉛蓄電池のメンテナンスフリー化
を目的として、極板の格子体にはPb−Ca−Sn系合
金が用いられている。また、この格子体の耳部を接続す
るストラップを形成するための足し鉛には、Pb−Sb
系合金が用いられている。そして、前記Pb−Ca−S
n系合金を用いた格子体の耳部と、前記Pb−Sb系合
金を用いたストラップ形成用足し鉛とを、次のように溶
接してストラップを形成している。
【0003】すなわち、Pb−Ca−Sn系合金を用い
た格子体の耳部に、くし型のストラップ形成用治具をは
め込み、ついでこの治具によって形成された凹部におい
て前記耳部にPb−Sb系合金を用いたストラップ形成
用足し鉛を加え、これらをガスバーナーなどで溶融して
ストラップを形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の合金を用いてストラップを形成した場合、Caが非常
に酸化され易いことや、格子体の耳部と足し鉛との溶接
部分において腐食し易いCaとSbの化合物が生成され
るなどの理由により、ストラップが早期に腐食して鉛蓄
電池が寿命に達するという問題があった。
【0005】そこで、これらの課題を解決するために、
特公平3−73985号公報、同3−73986号公報
では、SbとCaの化合物の生成を抑制するためストラ
ップにおけるCaの量をSbに対して一定量以下に規制
するという技術が提案されている。
【0006】しかし、これらの方法では、ストラップに
おいてPb−Ca−Sn系合金の占める割合を小さくし
ているので、これにともなってストラップ中に含まれる
Snの量も少なくなっていた。そして、ストラップに含
まれるSnの量が減少することにより、ストラップの耐
食性が低下して腐食が進行するという問題が生じてい
た。
【0007】本発明は、このような課題を解決するもの
で、Pb−Ca−Sn系合金を用いた格子体の耳部とP
b−Sb系合金を用いた足し鉛とを溶接してストラップ
を形成する際に、Caに起因したストラップの腐食を防
止するとともに耐食性に優れたストラップを形成するこ
とができる鉛蓄電池の製造法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の鉛蓄電池の製造法は、カルシウム(C
a)を0.030〜0.065重量%、錫(Sn)を
0.5〜1.8重量%含み、残部が鉛(Pb)からなる
鉛−カルシウム−錫(Pb−Ca−Sn)系合金を用い
た格子体の耳部と、アンチモン(Sb)を2.0〜3.
5重量%含み、残部が鉛(Pb)からなる鉛−アンチモ
ン(Pb−Sb)系合金を用いた足し鉛とを溶接してス
トラップを形成するものである。
【0009】ここで、前記Pb−Ca−Sn系合金はC
aを0.06重量%、Snを0.5重量%含み、前記P
b−Sb系合金はSbを2.7重量%含んでいることが
好ましい。
【0010】
【作用】本発明の製造法では、格子体に用いられている
Pb−Ca−Sn系合金中のCaの量を従来より低減し
ているので、この格子体の耳部を用いてストラップを形
成した場合、ストラップにおけるCaの酸化や腐食し易
いCaとSbの化合物の生成を抑制することができる。
そして、これによってストラップにおいてPb−Ca−
Sn系合金の占める割合を小さくすることなく、ストラ
ップを形成することができ、Snが適当量含まれている
耐食性に優れたストラップを形成することができる。
【0011】また、Pb−Ca−Sn系合金中のSnの
量を本発明の範囲にすることにより、このSnのもつ合
金としての特性からCaの量を低減したことによる格子
体耳部の機械的強度の低下を防止することができる。
【0012】したがって、本発明の合金組成の格子体と
足し鉛を用いることにより、耐食性と強度に優れたスト
ラップを形成することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0014】CaとSnの量を(表1)のように変化さ
せたPb−Ca−Sn系合金を用いて所定の鉛合金シー
トを作製し、これをエキスパンド加工して所定の格子体
を作製した。
【0015】
【表1】
【0016】ついで、これらの格子体を用いた複数枚の
極板の耳部に、Sbの量を(表1)のように変化させた
Pb−Sb−As合金からなるストラップ形成用足し鉛
を加え、これらをガスバーナーで溶融してストラップを
形成し、極板群を作製した。
【0017】ここで、前記Pb−Sb−As合金中のA
sの量は0.3重量%とした。そして、これらの極板群
を用いて、公称仕様12V28Ahの鉛蓄電池を作製し
た。
【0018】次に、これらの鉛蓄電池を用いて、75℃
において14Vの定電圧で連続充電を行い、10週間経
過後のストラップの腐食状態を調べた。
【0019】この結果を、前記格子体の耳部の機械的強
度とともに(表2)に示す。
【0020】
【表2】
【0021】(表2)に示したように、Caの量を0.
030〜0.065重量%、Snの量を0.5〜1.8
重量%としたPb−Ca−Sn合金からなる格子体で
は、格子体の耳部の強度を良好に保つことができた。ま
た、この格子体に、Sbの量を2.0〜3.5重量%と
したPb−Sb−As合金からなる足し鉛を加えてスト
ラップを形成した場合、連続充電後においてもストラッ
プに腐食が発生することはなかった。
【0022】とくに、Caを0.06重量%、Snを
0.5重量%含むPb−Ca−Sn合金からなる格子体
の耳部と、Sbを2.7重量%含むPb−Sb−As合
金からなる足し鉛を溶接してストラップを形成した場合
には、前記耳部と足し鉛の溶接性が良好であるととも
に、耐食性および強度に優れたストラップを形成するこ
とができた。
【0023】しかし、前記Pb−Ca−Sn合金中のC
aの量が0.07重量%以上で、かつSnの量が0.2
5重量%と少ない場合には、ストラップの耐食性が低下
し、連続充電後に腐食が見られた。また、前記Pb−C
a−Sn合金中のCaの量が0.02重量%と少ない場
合には格子体の耳部の強度が低下したり、前記Pb−S
b合金中のSbの量が4.0重量%と多い場合には、ス
トラップに腐食が発生した。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の製造法では、P
b−Ca−Sn系合金を用いた格子体の耳部と、Pb−
Sb系合金を用いた足し鉛とを溶接してストラップを形
成する際、前記Pb−Ca−Sn系合金中のCaの量を
従来より低減しているのでCaに起因したストラップの
腐食を防止することができ、Snが適当量含まれている
ことにより耐食性と強度に優れたストラップを形成する
ことができる。
フロントページの続き (72)発明者 高見 宣行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 ▲高▼橋 勝弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−335009(JP,A) 特開 昭59−90355(JP,A) 特開 昭59−90354(JP,A) 特開 昭63−239767(JP,A) 特開 平5−307951(JP,A) 特開 平5−275074(JP,A) 特開 平4−292858(JP,A) 特開 平4−206458(JP,A) 特開 平1−117269(JP,A) 特開 昭58−157065(JP,A) 特開 昭57−118366(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 2/20 - 2/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルシウム(Ca)を0.030〜0.0
    65重量%、錫(Sn)を0.5〜1.8重量%含み、
    残部が鉛(Pb)からなる鉛−カルシウム−錫(Pb−
    Ca−Sn)系合金を用いた格子体の耳部と、少なくと
    もアンチモン(Sb)を2.0〜3.5重量%含む鉛−
    アンチモン(Pb−Sb)系合金を用いた足し鉛とを溶
    接してストラップを形成する鉛蓄電池の製造法。
  2. 【請求項2】前記Pb−Ca−Sn系合金は、Caを
    0.06重量%とSnを0.5重量%含み、前記Pb−
    Sb系合金はSbを2.7重量%、Asを0.3重量%
    含む請求項1記載の鉛蓄電池の製造法。
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