JP3052588B2 - 鉛蓄電池の製造法 - Google Patents
鉛蓄電池の製造法Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Description
のストラップの製造法に関するものである。
を目的として、極板の格子体にはPb−Ca−Sn系合
金が用いられている。また、この格子体の耳部を接続す
るストラップを形成するための足し鉛には、Pb−Sb
系合金が用いられている。そして、前記Pb−Ca−S
n系合金を用いた格子体の耳部と、前記Pb−Sb系合
金を用いたストラップ形成用足し鉛とを、次のように溶
接してストラップを形成している。
た格子体の耳部に、くし型のストラップ形成用治具をは
め込み、ついでこの治具によって形成された凹部におい
て前記耳部にPb−Sb系合金を用いたストラップ形成
用足し鉛を加え、これらをガスバーナーなどで溶融して
ストラップを形成している。
の合金を用いてストラップを形成した場合、Caが非常
に酸化され易いことや、格子体の耳部と足し鉛との溶接
部分において腐食し易いCaとSbの化合物が生成され
るなどの理由により、ストラップが早期に腐食して鉛蓄
電池が寿命に達するという問題があった。
特公平3−73985号公報、同3−73986号公報
では、SbとCaの化合物の生成を抑制するためストラ
ップにおけるCaの量をSbに対して一定量以下に規制
するという技術が提案されている。
おいてPb−Ca−Sn系合金の占める割合を小さくし
ているので、これにともなってストラップ中に含まれる
Snの量も少なくなっていた。そして、ストラップに含
まれるSnの量が減少することにより、ストラップの耐
食性が低下して腐食が進行するという問題が生じてい
た。
で、Pb−Ca−Sn系合金を用いた格子体の耳部とP
b−Sb系合金を用いた足し鉛とを溶接してストラップ
を形成する際に、Caに起因したストラップの腐食を防
止するとともに耐食性に優れたストラップを形成するこ
とができる鉛蓄電池の製造法を提供するものである。
めに、本発明の鉛蓄電池の製造法は、カルシウム(C
a)を0.030〜0.065重量%、錫(Sn)を
0.5〜1.8重量%含み、残部が鉛(Pb)からなる
鉛−カルシウム−錫(Pb−Ca−Sn)系合金を用い
た格子体の耳部と、アンチモン(Sb)を2.0〜3.
5重量%含み、残部が鉛(Pb)からなる鉛−アンチモ
ン(Pb−Sb)系合金を用いた足し鉛とを溶接してス
トラップを形成するものである。
aを0.06重量%、Snを0.5重量%含み、前記P
b−Sb系合金はSbを2.7重量%含んでいることが
好ましい。
Pb−Ca−Sn系合金中のCaの量を従来より低減し
ているので、この格子体の耳部を用いてストラップを形
成した場合、ストラップにおけるCaの酸化や腐食し易
いCaとSbの化合物の生成を抑制することができる。
そして、これによってストラップにおいてPb−Ca−
Sn系合金の占める割合を小さくすることなく、ストラ
ップを形成することができ、Snが適当量含まれている
耐食性に優れたストラップを形成することができる。
量を本発明の範囲にすることにより、このSnのもつ合
金としての特性からCaの量を低減したことによる格子
体耳部の機械的強度の低下を防止することができる。
足し鉛を用いることにより、耐食性と強度に優れたスト
ラップを形成することができる。
せたPb−Ca−Sn系合金を用いて所定の鉛合金シー
トを作製し、これをエキスパンド加工して所定の格子体
を作製した。
極板の耳部に、Sbの量を(表1)のように変化させた
Pb−Sb−As合金からなるストラップ形成用足し鉛
を加え、これらをガスバーナーで溶融してストラップを
形成し、極板群を作製した。
sの量は0.3重量%とした。そして、これらの極板群
を用いて、公称仕様12V28Ahの鉛蓄電池を作製し
た。
において14Vの定電圧で連続充電を行い、10週間経
過後のストラップの腐食状態を調べた。
度とともに(表2)に示す。
030〜0.065重量%、Snの量を0.5〜1.8
重量%としたPb−Ca−Sn合金からなる格子体で
は、格子体の耳部の強度を良好に保つことができた。ま
た、この格子体に、Sbの量を2.0〜3.5重量%と
したPb−Sb−As合金からなる足し鉛を加えてスト
ラップを形成した場合、連続充電後においてもストラッ
プに腐食が発生することはなかった。
0.5重量%含むPb−Ca−Sn合金からなる格子体
の耳部と、Sbを2.7重量%含むPb−Sb−As合
金からなる足し鉛を溶接してストラップを形成した場合
には、前記耳部と足し鉛の溶接性が良好であるととも
に、耐食性および強度に優れたストラップを形成するこ
とができた。
aの量が0.07重量%以上で、かつSnの量が0.2
5重量%と少ない場合には、ストラップの耐食性が低下
し、連続充電後に腐食が見られた。また、前記Pb−C
a−Sn合金中のCaの量が0.02重量%と少ない場
合には格子体の耳部の強度が低下したり、前記Pb−S
b合金中のSbの量が4.0重量%と多い場合には、ス
トラップに腐食が発生した。
b−Ca−Sn系合金を用いた格子体の耳部と、Pb−
Sb系合金を用いた足し鉛とを溶接してストラップを形
成する際、前記Pb−Ca−Sn系合金中のCaの量を
従来より低減しているのでCaに起因したストラップの
腐食を防止することができ、Snが適当量含まれている
ことにより耐食性と強度に優れたストラップを形成する
ことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】カルシウム(Ca)を0.030〜0.0
65重量%、錫(Sn)を0.5〜1.8重量%含み、
残部が鉛(Pb)からなる鉛−カルシウム−錫(Pb−
Ca−Sn)系合金を用いた格子体の耳部と、少なくと
もアンチモン(Sb)を2.0〜3.5重量%含む鉛−
アンチモン(Pb−Sb)系合金を用いた足し鉛とを溶
接してストラップを形成する鉛蓄電池の製造法。 - 【請求項2】前記Pb−Ca−Sn系合金は、Caを
0.06重量%とSnを0.5重量%含み、前記Pb−
Sb系合金はSbを2.7重量%、Asを0.3重量%
含む請求項1記載の鉛蓄電池の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203341A JP3052588B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 鉛蓄電池の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4203341A JP3052588B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 鉛蓄電池の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652845A JPH0652845A (ja) | 1994-02-25 |
JP3052588B2 true JP3052588B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=16472421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4203341A Expired - Lifetime JP3052588B2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 鉛蓄電池の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3052588B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3591672B2 (ja) | 1996-02-05 | 2004-11-24 | 富士写真フイルム株式会社 | ポジ型感光性組成物 |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP4203341A patent/JP3052588B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0652845A (ja) | 1994-02-25 |
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