JP3052524U - 床清浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部屋の角部分の清浄を可能にする工夫を施し
た、手作業清浄を減らすのに役立つ新規の床清浄機を提
供することを目的とする。 【解決手段】 操作ハンドルを作業者が押してカバー付
き回転ブラシを床面に沿って走行させることにより同床
面の清浄を行う床清浄機において、カバーの外周個所に
張出部を形成し、この張出部の下面に径の小さい補助回
転ブラシを設けて成るものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ハケブラシ、スポンジ製パッド、スポンジに研磨粒子をまぶしたパ ッド、フェルト製パッド、布製パッドまたは其の他のブラシ（パッド）をブラシ 台（パッド台）に固定した床洗浄機、床磨機、床面艶出機等の床清浄機に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の床清浄機は、操作ハンドルを作業者が押してカバー付き回転ブ ラシを床面に沿って走行させることにより同床面の清浄を行う形式であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の技術において述べた床清浄機（図参照）は、カバーの外周に補助回 転ブラシがないものであったために、たとえば部屋１８の隅角部分１９を清浄す るときには、カバー３の両側が同部分１９の両側の壁２１、２２につかえてしま い奥まで入らなく、同部分１９の清浄ができないものであった。 そして、この清浄のできない部分は手作業により清浄していた。

【０００４】 本考案は、部屋の隅角部分の清浄を可能にする工夫を施した、手作業清浄を減 らすのに役立つ新規の床清浄機を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係る床清浄機は、操作ハンドルを作業者が 押してカバー付き回転ブラシを床面に沿って走行させることにより同床面の清浄 を行う床清浄機において、カバーの外周個所に張出部を形成し、この張出部の下 面に径の小さい補助回転ブラシを設けて成るものである。

【０００６】

【実施例】 図１および図２に示す本考案の実施例は、使用時には傾斜状態とし不使用には 直立状態とすることができる操作ハンドル１を後部の上に、全体を他の場所に移 すときに着床させて使う可搬用キャスター２を同後部の下に、またスカート状の 保護カバー３を全周縁にそれぞれ備えた取付台４を構成し、この取付台４の上に バッテリー５および当該バッテリー５により作動する減速機付きモーター６をそ の回転軸７が下向きに貫出した状態として取付けると共に回転軸７の貫出端にバ ヨネット８により着脱自在として回転ブラシ９を取付けて床清浄機本体１０を構 成し、また上記カバー３における前側の中央個所に取付台４およびカバー３の延 長により張出部１１を形成し、この張出部１１の下面に軸受部材１２を介して従 動軸１３を下向きに支承して当該従動軸１３の下端に径の小さい補助回転ブラシ １４を取付けると共に上記回転軸７と従動軸１３とにプーリー１５、１６を介し てベルト１７を掛け廻したものである。

【０００７】 尚、本考案は次のようにして実施する場合がある。すなわち、 補助回転ブラシを上記のモーターとは別のモーターで起動・停止できる単独 駆動別制御方式として使い勝手をよくする。 補助回転ブラシにスプリングで面圧をかけるクッション有り形式とする。 補助回転ブラシの従動軸に対する取付は、マグネットの吸着、コッタの打込 等で任意に着脱できるようにする。 補助回転ブラシをクラッチ機構を介して外したり入れたりできるようにして 、使わないときには停止させておけるようにする。 張出部および補助回転ブラシは着脱自在として設けて、必要としないときや 邪魔となるときには外しておくようにする。 張出部および補助回転ブラシは起伏自在として取付設けて、必要としないと き邪魔となるときには立てておくようにする。 張出部をカバーの前辺の左右両側個所に左右張出部を形成して各張出部の下 面に補助回転ブラシを設けて左角への対応・右角への対応をなし易くする。 一つの補助回転ブラシを左もしくは右に切換えて左角への対応・右角への対 応をできるようにする。

【０００８】

【作用】

図１に示すように、部屋１８の隅角部分１９を清浄する場合においてカバー３ の両側が同部分１９の両側の壁２１、２２につかえた状態となったときでも補助 回転ブラシ１４が同隅角部分１９の奥まで入って清浄機能を果すものである。

【０００９】

【考案の効果】

本考案に係る床清浄機によるときには、補助回転ブラシ１４を同隅角部分の奥 にまで入れた状態の清浄作業をなすことができるものであり、手作業清浄を減ら すのにも役立つものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す一部切截平面図である。

【図２】同じく一部切截断面図である。

【図３】従来例を示す一部切截平面図である。

【符号の説明】

１ 操作ハンドル ２ キャスター ３ カバー ４ 取付台 ５ バッテリー ６ モーター ７ 回転軸 ８ バヨヨネット ９ 回転ブラシ １０ 本体 １１ 張出部 １２ 軸受部材 １３ 従動軸 １４ 補助回転ブラシ １５ 、１６ プーリー １７ ベルト １８ 部屋 １９ 隅角部分 ２１、２２ 壁

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 操作ハンドルを作業者が操作してカバー
   付き回転ブラシを床面に沿って走行させることにより同
   床面の清浄を行う床清浄機において、カバーの外周個所
   に張出部を形成し、この張出部の下面に径の小さい補助
   回転ブラシを設けて成ることを特徴とする床清浄機。